マンダロリアンの入団の儀式

「わたしは我が名と祖先たちの名にかけて誓う。マンダロアの道を歩み続けると。そして教義の言葉を永遠に我が胸に刻むと。我らの道。今この瞬間からわたしはヘルメットを脱がない」

マンダロリアンの入団の儀式（Mandalorian initiation ritual）^[1] はマンダロリアンの教義に基づいて行われる儀式である。“マンダロアの道”を遵守する伝統的なマンダロリアンの場合、儀式以降は二度とヘルメットを脱いではならない決まりになっていた。入団者は水辺に立ち、進行役のマンダロリアンからヘルメットを与えられ、教義の文言を復唱することになっていた。^[2]

惑星マンダロアの鉱山にある“生ける泉”は、かつて儀式に用いられていた。マンダロアの王族、クライズ家のプリンセスであるボ＝カターン・クライズは幼い頃に泉で儀式に参加した。彼女は人々が見守る中で教義を暗唱し、父親^[3] アドナイ^[4] を喜ばせた。しかしボ＝カターンによるとこの儀式は人々に向けた芝居のようなものに過ぎなかったという。^[3]

新共和国時代、“道”を遵守するカルト組織チルドレン・オブ・ザ・ウォッチの“民族”が洞窟のアジトの外にある泉で若きラグナー・ヴィズラの入団の儀式を執り行った。しかしラグナーが二度とヘルメットを脱がない誓いを立てようとした時、水中から現れたダイナソー・タートルが儀式の参加者たちを襲撃した。^[2] またチルドレン・オブ・ザ・ウォッチのメンバーであるディン・ジャリンはヘルメットを脱いだため背教者となったが、生ける泉で沐浴をすることで追放命令を解かれ、再び民族に迎え入れられた。^[5]