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「大した艦隊だ」
「ここまでにするのに長い時間がかかった。ほとんどは帝国から奪った船よ」
―ディン・ジャリンとボ=カターン・クライズ[出典]

マンダロリアン艦隊(Mandalorian fleet)はマンダロアの大粛清を生き延びたマンダロリアンたちによる艦隊である。マンダロリアンのスターファイターに加え、銀河帝国から奪い取った軍艦も戦力に含まれていた。この艦隊はもともとレディボ=カターン・クライズ惑星マンダロアを奪回するために集めたものだったが、彼女は9 ABY頃にいちどリーダーとしての権威を失い、アックス・ウォーヴスが新しい指揮官となった。ウォーヴスと彼のクルーは傭兵プライヴァティアとなり、惑星プラジール15政府に自衛部隊として雇われた。しかしボ=カターンはウォーヴスを決闘で倒し、さらにダークセーバーを正統に継承したことで再び指揮権を認められ、艦隊およびマンダロリアン・レジスタンスの指導者に返り咲いた。間もなく艦隊はチルドレン・オブ・ザ・ウォッチのマンダロリアンと合流し、母星マンダロアの奪回に乗り出した。

概要[]

「あれは元・帝国の船だ。あの紋章を見ろ」
グリーフ・カルガ[出典]

マンダロリアン艦隊”はレディボ=カターン・クライズによって率いられたマンダロリアン・レジスタンスの艦隊であり、一時はキャプテンアックス・ウォーヴス率いるプライヴァティア(私掠船団)としても活動した。艦隊は数種類のスターシップによって構成され[1]旗艦であるクラス546アーキテンス級司令クルーザーはもともと銀河帝国残存勢力モフギデオン所有していたものだった。[3] また5隻のゴザンティ級アサルト・キャリアーには[2]クライズのチーム衛星トラスクでギデオンの残存勢力から奪い取った1隻が含まれていた。[4] さらに艦隊はマンダロリアンのコムルク級ファイター/トランスポート8機と、ファング・ファイターおよそ30機を有した。[2] 惑星プラジール15に配備されていた頃、この艦隊は“マンダロリアン駐屯部隊”の主力を構成し、惑星の防衛軍として機能していた。[1]

歴史[]

艦隊の拡大[]

「俺たちは帝国でもない。マンダロリアンだ」
―アックス・ウォーヴス[出典]
MissionGozanti

マンダロリアン艦隊の戦力にはトラスクなどで帝国から奪取した軍艦も含まれていた

この艦隊は新共和国時代にボ=カターン・クライズによって組織され、帝国とマンダロリアンの軍艦で構成された。[1] 9 ABY頃、ボ=カターンとアックス・ウォーヴスコスカ・リーヴスはマンダロリアンのカルト組織“チルドレン・オブ・ザ・ウォッチ”に属すディン・ジャリンと協力し、衛星トラスクでギデオンの残存勢力に属すゴザンティ級アサルト・キャリアーに襲撃を仕掛けた。彼女たちの目的はマンダロア奪還に必要な武器を奪取することだったが、結果的にクルーを制圧して軍艦を丸ごと手に入れることに成功した。[4] またのちにボ=カターンとリーヴスはジャリンに力を貸し、マンダロリアンの孤児であるグローグー救出するため、ギデオンのクラス546アーキテンス級クルーザーに乗り込んだ。ジャリンはモフを倒してグローグーを救い出し[5]、またクライズたちは軽クルーザーを獲得することに成功した。[1]

しかしクライズは、マンダロリアンの指導者の象徴であるダークセーバーをギデオンから取り戻すという当初の目的を達成することができなかった。ダークセーバーの正当な所有者になるには戦いで勝ち取る必要があるとされており、ギデオンを倒したのがジャリンだったため、ボ=カターンには所有権が発生しなかったのである。[5] ダークセーバーの再獲得に失敗したボ=カターンは威厳を失い[6]キャプテン・アックス・ウォーヴスが彼女の艦隊の新しい指導者となった。ウォーヴスの指揮のもと、マンダロリアン・レジスタンスは傭兵としての活動に手を染め、艦隊はプライヴァティアとなった。やがて彼らは、正規軍を持つことを禁じられているアウター・リムの惑星プラジール15の政府に雇われ、自衛部隊“マンダロリアン駐屯部隊”となった。[1]

Axe woves fleet

プラジール15に配備されたマンダロリアン艦隊

ウォーヴスは腹面にミソソーの頭蓋の紋章が描き加えられた軽クルーザーを指揮し、モン・カラマリ女総督から引き受けた任務を遂行するため、シャガス船長のクオレン貨物船を追跡した。シャガスの船には、彼女と恋仲になったモン・カラマリ総督息子が乗り込んでいた。総督の息子を無理やりシャガスから引き離して任務をやり遂げた後、マンダロリアン艦隊はプラジール15の着陸場3に戻った。[1] 一方、孤立していたボ=カターンはジャリンとの再会や“民族”のマンダロリアンとの合流を経て[7]、再び艦隊の指揮権を手に入れるべくプラジール15へ旅した。政府の依頼で当地のドロイド暴走問題を解決した後、ボ=カターンは自衛部隊との接触を許可され、ジャリンとともに着陸場を訪れた。ウォーヴスを一対一の決闘で破ったこと、そしてマンダロアにおける一件でダークセーバーの正当な所有者となったことを理由に、ボ=カターンは艦隊の指導者に返り咲いた。[1]

マンダロアの奪還[]

「偵察隊が帝国の残党に待ち伏せされた。艦隊を破壊するためファイターが向かっている」
「了解。どう対応する?」
「ガントレットを投入しろ。行ける奴は全員援軍に回す。主力艦は囮として残すんだ」
―アックス・ウォーヴスと艦隊指揮官[出典]

ボ=カターンの指揮のもと、マンダロリアン艦隊は惑星ネヴァロにあるチルドレン・オブ・ザ・ウォッチの領土へ旅し、民族のマンダロリアンたちと合流した。ふたつのマンダロリアン派閥は母星の奪回に向けて力を合わせることになり、“アーマラー”によって宴が催された。当初、二派閥のあいだには緊張が走っていたが、マンダロアを偵察する先遣チームへの立候補者を募った際には、両勢力から名乗りを上げる者が現れた。マンダロリアンの艦隊はネヴァロから出発してマンダロア星系ハイパースペース・ジャンプし、まず偵察チームがボ=カターンのガントレット・スターファイターで大気圏へ降下した。艦隊が軌道で待機するなか、偵察チームは地上でサバイバル生活を送っていたマンダロリアンの生存者を発見した。その後チームはグレート・フォージを目指したが、アーマラーは衰弱している生存者をガントレットに乗せ、艦隊へ戻った。[2]

地上の偵察チームはグレート・フォージを拠点としていたギデオンの残存勢力による待ち伏せを受け、インペリアル・アーマード・コマンドーとの戦いが始まった。チームは犠牲を出しつつ退避し、ウォーヴスは仲間に状況を知らせるためジェットパックで単身艦隊に戻った。マンダロリアンは囮として軽クルーザーを軌道に残し、残りの全戦力を地上の仲間の支援に送り出すことに決めた。ウォーヴスはブリッジのクルーを含む全員をコムルク級ファイター/トランスポートへ移動させ、1人で軽クルーザーを操縦し、帝国軍のTIEインターセプターTIEボマーを迎え撃った。最終的に軽クルーザーは深刻なダメージを負ったが、ウォーヴスはこの船を大気圏に突入させ、ギデオンの基地に向かって落下させた。クライズに撤退を呼びかけた後、ウォーヴスもブリッジの窓を破って軽クルーザーから退避した。クルーザーは目標に墜落して大爆発を起こし、ギデオンもろとも基地を破壊した。この戦いにより、マンダロリアンは長年の悲願だった母星の奪還に成功した。[8]

登場作品[]

脚注[]

他言語版
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