『マンダロリアン』（原題：The Mandalorian）はルーカスフィルム製作のスター・ウォーズの実写テレビ・シリーズである。『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』の5年後の銀河系が舞台。アメリカでは2019年11月12日に動画配信サービス Disney+ で公開開始。日本では同年12月26日にディズニーデラックスで配信が始まった。2020年6月11日、日本でも Disney+ のサービスがスタートしたため、ディズニーデラックスは終了し、『マンダロリアン』の配信もこちらへ移行した。
ジョン・ファヴローが脚本兼、シリーズ全体のエグゼクティブ・プロデューサーを担当。製作は2018年10月に開始。シーズン1第1話を監督したデイヴ・フィローニに加え、デボラ・チョウ、リック・ファミュイワ、ブライス・ダラス・ハワード、タイカ・ワイティティらがエピソード監督としてシリーズの製作に参加した。シーズン1完結後、その制作風景のドキュメンタリー番組である『ディズニー・ギャラリー/スター・ウォーズ：マンダロリアン』の配信がスタートした。またシーズン2は2020年10月30日に日米同時に配信が始まった。
あらすじ[]
ジャンゴやボバ・フェットの物語の後、新しい戦士がスター・ウォーズ世界に現れた。『ザ・マンダロリアン』は帝国が凋落した後、ファースト・オーダーが台頭する以前の時代を描く。新共和国の威光が届かない銀河系の辺境領域にて、一匹狼のガンファイターの苦闘を追う。[1]
公式による作品紹介[]
ディスニーデラックス[]
帝国が崩壊した後の物語。 銀河には中央政府が存在せず、始まったばかりの新共和国の法も銀河の辺境の開拓星には届かない。人々は自分の身は自分で守るしかなく、無法者たちは誰からも干渉されずに独自のルールで生きていた。そんな時代にバウンティハンター（賞金稼ぎ）として生き、苦闘する一匹狼の凄腕ガンファイター、マンダロリアンの姿を描く。[2]
公式サイト[]
スター・ウォーズの魂がここに―― 「スター・ウォーズ」シリーズを深く愛する製作陣が、「ジョージ・ルーカスがもし今続編を作るとしたら」という発想のもと、丁寧に作り上げた「スター・ウォーズ」の息吹が感じられる世界観とストーリー。 本作のシリーズ脚本を書き、製作総指揮も務めるのは、『ライオン・キング』『アイアンマン』などを手掛けたジョン・ファヴロー。彼は「本作では、毎週観るたびに何か発見があるようにサプライズを大切にしたい。我々が用意するものを観たら、人々は本当に興奮すると思います。毎週プレゼントを開けるように、喜びを感じてもらえたらと思うよ」と語る。 まさに「スター・ウォーズ」ファンによる、ファンのための実写ドラマシリーズである。[3]
製作経緯[]
背景[]
2005年、ジョージ・ルーカスはスター・ウォーズの犯罪社会について掘り下げる実写アクションTVシリーズの企画を開始した（スター・ウォーズ：アンダーワールド）。プロデューサーのリック・マッカラムは本企画との比較として『デッドウッド ～銃とSEXとワイルドタウン』や『ゴッドファーザー』を挙げ、賞金稼ぎたちが登場することを仄めかした。2007年の Toy Fair イベントにて公開された、今後のスター・ウォーズ・プロジェクトを紹介するポスターでは、“2009年 実写アクションTVシリーズ”という文章とともにボバ・フェットの画像が掲載されていた。しかし50本の原稿が完成した後、ルーカスとマッカラムは本作が当時の技術で造るには予算がかかりすぎると感じ、企画は保留となった。そして2012年、ルーカスはルーカスフィルムをウォルト・ディズニー・カンパニーに売却した。ルーカス自身によるTVシリーズの企画は立ち消えとなったが、ディズニーのもとでも、ボバ・フェットを描く映画作品がアンソロジー・シリーズの一貫として制作されると報道された。
2017年11月9日、ディズニーの CEO であるボブ・アイガーにより、新作TVシリーズのアナウンスが行われた。2018年5月10日、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』のプレミア・イベントでアンソニー・カルボーニからインタビューを受けたジョン・ファヴローは、自分が新作実写スター・ウォーズ・シリーズの脚本作業を途中まで終えていることを明かした。キャスリーン・ケネディは当時を振り返り、「ジョン・ファヴローが相当な『スター・ウォーズ』ファンであることは知っていた。私たちは数年に渡って何度も会話した。彼がこのストーリーを抱えてきて、私たち2人共が突然ある理解に達したの。本作がTV空間で描かれるべき作品であることに加え、テクノロジーを推し進める作品になるということが」と語っている。また Nerdist の取材に対しファヴローは、本作がヤヴィンの戦いの7年後を描くこと、登場人物が全員新キャラクターであることを認めた。またファヴローは、ルーカスフィルムに本作の展望を示して自分のヴィジョンをスクリーンで実現させることを目的に、この仕事を得る以前から、すでに4本の脚本を書き上げていたことを明かした。またファヴローはジョージ・ルーカスとも会話を交わしており、GQ Middle East に対して次のように語っている；「（ルーカスが）僕にこう言ってくれた、『ジョン、忘れてはいけないよ。あらゆる物語、あらゆる神話の真の観客は、大人になりかけている子供たちなんだ』とね。彼はジョーゼフ・キャンベルの大ファンだからね」 またファヴローはあらゆる種類のスター・ウォーズ・ファンに本作をアピールすることに意欲を燃やし、「旧3部作と新3部作、続3部作、クローン・ウォーズ、その他の現在正史とみなされているものから、レジェンズとみなされているものまで、複数の世界を融合させることが楽しみのひとつだ」とエンターテインメント・ウィークリーに語っている。
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エピソード[]
| シーズン | ロゴ | 話数 | 放送開始 | 放送終了 |
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| シーズン1 | 
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8話 |  2019年11月12日 2019年12月26日
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2019年12月27日 2020年2月14日
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| シーズン2 | 
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8話 | 2020年10月30日 | 2020年12月18日 |
| シーズン3 | 
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8話 | 2023年3月1日 | 2023年4月19日 |
| シーズン4 |
脚注[]
プロモーション・イメージ
