ミートラ・サリック(Meetra Surik)は人間の女性のジェダイ・マスターで、マンダロリアン戦争以降にジェダイ・エグザイル(Jedi Exile)という呼び名で知られた。パダワンだった頃、彼女はジェダイ最高評議会の命令に逆らい、マンダロリアン・ネオ=クルセイダーの侵略者と戦う銀河共和国を手助けした。戦争中にジェダイ・ナイトに昇格したサリックは、レヴァンやマラックが率いる派閥で優れた功績を残し、やがて共和国軍の将軍に任命された。戦争の終盤、サリックはマンダロリアンを破る上で重要な役割を果たしたが、壊滅的なマラコアVの戦いで起こした行動の結果として、彼女はフォースとのつながりを失ってしまった。マンダロリアン戦争に加担したジェダイの中で唯一、彼女はダークサイドの誘惑を退け、ジェダイ評議会のもとに戻って戦争の罪を裁かれることになった。ジェダイ・オーダーから追放された彼女は、10年近く既知領域をさ迷い歩き、暗黒大戦の時代、第一次ジェダイの粛清のさなかに共和国に戻った。
彼女は様々な謎の派閥の策略に巻き込まれ、進行中の紛争に関わることになり、ダース・ナイアリスとダース・サイオン、ダース・トラヤによって構成されるシス三頭政治打倒のため戦うことになった。フォースの感応能力を取り戻したサリックは、シス卿たちとの戦いに勝利し、長い間行方不明になっていたジェダイ、レヴァンを探す旅に出ることになった。彼女は、1000年前に滅びたと信じられていたシス帝国の首都、惑星ドロマンド・カスで囚われの身となっていたレヴァンを発見する。帝国のシス皇帝は、何世紀もかけて共和国に対する侵略計画を練っており、サリックは皇帝打倒を企むレヴァンに力を貸すことになった。彼女とレヴァンはシス卿スカージと協力してシス皇帝を攻撃したが、結局スカージはジェダイを裏切り、サリックを背後から刺し殺した。しかし彼女の死は、皇帝を足止めしようとするレヴァンの試みに貢献した。
サリックは、死んだ瞬間にフォースと一体化しなかった。彼女の精神は、シスに捕えられて仮死休眠状態で閉じ込められることになったレヴァンのもとに留まり、彼を支えた。サリックの肉体的な死から数年後、彼女が旅の途中に訓練したジェダイたちは、ジェダイ・オーダー(当時、シスの策略でほぼ壊滅状態にあった)を再建する上で、重要な役割を果たした。3世紀もの時が流れた後、シス皇帝はついに共和国に対する侵略を開始した。サリックの精神は、ジェダイ・マスターのオーテッグに、タラルVで閉じ込められているレヴァンを救出するためのチームを派遣するよう指示した。解放されたレヴァンに、目的をやり遂げてシス皇帝を倒すよう告げた後、サリックの精神は姿を消し、おそらくはフォースとひとつになった。
登場作品[]
- The Old Republic: Revan
- Star Wars: Knights of the Old Republic II: The Sith Lords (初登場)
- Star Wars: The Old Republic (霊体での登場)
参考資料[]
- スター・ウォーズ 全史 (上巻、55ページ)
- Meetra_Surik ‐ Wookieepedia