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ムウニリンスト[2](Muunilinst)はマネーレンド金貸し(Moneylend)の異名を持つ、温暖なアウター・リム・テリトリー惑星。鉱物によって富を集めたムウンたちの出身惑星であり、インターギャラクティック銀行グループの本拠地が置かれていた。この惑星はブラクサント・ラン上に位置した。銀行グループの会長サン・ヒルのもと、ムウニリンストは独立星系連合に加わっていた。

環境

ムウニリンストは森林や平原、そして高くとがった山頂を持つ山々がそびえていた緑豊かな惑星だった。惑星には強い磁場を持つ液状の鋼核があり、惑星の歴史上、火山活動は活発だった。そのため、海洋の浅瀬には強力な噴出孔を持つ円錐型の火山によって作られた、“スモーカー(排煙物)”が含まれていた。スモーカーの全てがそうだったわけではないが、これらの多くは、惑星の核から来た純粋な貴金属を豊富に含む、超高温ガスを吐き出した。噴出口を囲む火山は貴金属の層によって形成され、軟体動物や管状の虫、熱と水で育った生物発光性のシダ類が生息していた。こうして自然が形成していった要素は、銀河系全域でクレジットの担保とされ、惑星のエイリアン種族ムウンに尽きないほどの富を保証する存在となっていた。

文化

長身で細身な種族ムウンは、その経済的な洞察力、数学の能力(彼らの出身地ムウニリンストがマネーレンド、金貸しの異名を得た由来)、そして強欲さで有名だった。ムウンの子供たちは、他のほとんどの種族の大人たちと同じぐらいの速さで複雑な公式を計算することが出来た。ムウンは一般的に他の種族を怒りっぽく、未熟なものと見做しており、彼らを利用することにほとんど罪の意識を感じていなかった。彼らには他の種族との競争心を持っており、ムウンどうしでもその傾向があった。ムウンは原則的に公正さに対して敬意を払っており、契約についてはほとんど聖なる義務として考えていた。そして彼らは彼らの精神ではなく、いつも法律の条文に従うことで知られていた。ムウンたちの社会は厳しいカースト制の構造で成り立っていた。高い階級は金融家、弁護士、エンジニア、そして外交官である。また、一般的なムウンはめったに外出しない。向上していく志向は才能に恵まれた一般の子供たちにしか許されず、彼らは厳しいテストを受け、才能が照明されることでより高い階級への仲間入りを果たすのである。

惑星の都市ピラーンの郊外にはポッドレースのコースがあった。

地理

HarnaidanEntrance

ハーナイダン

惑星で最も大きなムウンの都市はハーナイダンである。ここは、銀行グループIGBCの本拠地でもあった。4キロメートルにも達する壮大な一連の尖塔が周囲に立てられたハーナイダンには、5000万人以上の人々が暮らしていた。惑星には自然に温まった湖や排熱マグマが暖めた温泉を含む巨大な洞窟があった。カースト制の上位に位置していた市民たちは毎日のビジネスに取り組んでいたが、低い階級のものは豊かな水域を泳ぎ、軟体動物や藻類を採集していたのである。ムウンにとって悪いことに、ハーナイダンはクローン戦争で大部分が平地になってしまった。

スカイフックがハーナイダンと軌道都市のハイ・ポートを繋いでいた。ここからはきらめく惑星の景観と共に、ムウニリンストを守っているゴラン宇宙防衛プラットフォームを見下ろすことが出来た。マリウンハスは特に豊かな都市であり、金やプラチナその他のメタルが豊富なスモーカーの周囲に建てられていた。マリウンハスは富の山を実際に安全に保つ“金属貯蔵塔”のひとつの例であり、銀河のどこでもクレジットの担保となるよう、金属の採掘を行うことが出来た。他のスモーカーも産業用のメタルで知られ、“鉱山塔”として知られた。

歴史

ラカタ無限帝国時代、彼らの領民だったムウンは、やがて自分たちの独立を達成する。銀河共和国の統治期の間、ムウニリンストでは倫理や忠誠を気にしない宙域の企業たちが利益を上げるという特徴ができる。ムウニリンストは近隣の人間入植地である惑星サーティネイニアンに充分な基金を提供していた。だが、皮肉にもこの惑星は反エイリアン思想のために共和国から独立していたのである。ムウニリンストの銀行グループはこうした偏見に無関心であり、彼らの興味はクレジットに向けられていた。彼らは入植地や商業ギルド、ブラクサント・ラン沿いの企業のすべてに基金を提供していた。また、歴史上のあるとき、ムウンは惑星マイギートーへの植民を行った。この星はムウニリンストのように裕福な金融の中心地となる。

やがて、ムウニリンストとサーティネイニアンの両方が銀河共和国のメンバーとなり、ムウニリンストは銀河系で最も優れた金融機関のひとつとなる。共和国がギャラクティック・クレジット・スタンダード通貨を設立したとき、インターギャラクティック銀行グループはその保証人兼配給業者となった。共和国が衰退し法と秩序が迫りくる脅威に晒されていたとき、銀行グループの不正もたいてい野放しにされていた。銀行グループはローンを滞納する顧客への対策として何千台ものヘルファイア・ドロイドへの投資を行っていたのである。

クローン戦争

Muunilinst10

ムウニリンスト10

両陣営で活動するという評判どおり、クローン戦争のときもムウニリンストは銀河共和国と独立星系連合のどちらの通貨も支援していた。独立星系連合と同盟を組んでいたため、原住民たちのムウンの大半が反対したにもかかわらず、ムウニリンストには分離主義勢力のバトル・ドロイド工場と弾薬庫が置かれることになった。サン・ヒルとIGBCは分離主義勢力に協力していたが、ムウンたちはこの状況に絶望的になり、密かに共和国の支援に回っていた。こうした動きが一連の破壊的な戦いを招くことになる。

ムウニリンストの戦い22 BBYに勃発し、オビ=ワン・ケノービアナキン・スカイウォーカーヴールヴィフ・モンが共和国側へと惑星を奪い戻す。しかし、彼らは大きな犠牲を払った。分離主義勢力は惑星を守りきるために獰猛に戦い、ジェダイ・ハンターのダージ率いるIGランサー・ドロイドの特殊部隊が共和国に対抗した。連合側は都市の中心で巨大な砲塔を使用し、共和国には都市を強襲する以外の選択が残されていなかった。戦いはムウンのインフラ社会基盤を崩壊させ、銀河を経済的破滅への淵に追いやることになる。

クローン戦争後

クローン戦争が終結し、帝国によって新秩序が樹立されると、ムウニリンストは帝国の最重要惑星のひとつとなる。また、帝国のエイリアン種族差別の中、ムウンは高い能力が評価され、迫害を免れていた。エンドアの戦いで帝国軍が敗北した後も、この惑星はインペリアル・レムナントの財政の要となったのである。そのため、インペリアル・レムナントの高官はゴラン防衛プラットフォームを新たに二機設置したのだった。だが、やがてユージャン・ヴォング戦争が勃発すると、侵略者達の攻撃によって壊滅的な被害を被ってしまう。そして大戦が終結すると、ムウン達によって復興がすすめられたのだった。

参考資料

脚注

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