クローン戦争の終結が目前に迫っていた頃、シスの暗黒卿ダース・シディアスは弟子のダース・ヴェイダーに分離主義評議会のメンバーを暗殺する任務を与えた。独立星系連合の指導者たちが抹殺され、ドロイド軍が機能を停止したことで、クローン戦争に終止符が打たれた。
背景[]
クローン戦争の末期、コルサントの戦いで独立星系連合の指導者であるドゥークー伯爵がジェダイ・ナイトのアナキン・スカイウォーカーに殺害された。伯爵の穴を埋めるため、分離主義勢力ドロイド軍のグリーヴァス将軍が独立星系連合の臨時的な指導者となった。当時、連合の幹部によって構成される分離主義評議会はアウター・リム・テリトリーの惑星ウータパウに拠点を置いていた。ドゥークーのシス・マスターで、独立星系連合の影の指導者であるダース・シディアスの命令に従い、グリーヴァスは評議会を惑星ムスタファーへ移動させた。その直後、共和国グランド・アーミーがウータパウを襲撃し、グリーヴァスはジェダイ・マスターのオビ=ワン・ケノービによって殺害された。
一方、ダース・シディアスはスカイウォーカーをフォースのダークサイドに誘惑し、彼を新しいシス・アプレンティスに迎えた。スカイウォーカーはダース・ヴェイダーという名前を与えられ、ムスタファーで分離主義評議会を皆殺しにするよう命じられた。シディアスは銀河共和国の元老院で大きな権力を手に入れており、その上新しい弟子も手に入れたとあって、いまや独立星系連合は既に用無しになっていたのである。シディアスはトレード・フェデレーションのヴァイスロイ・ヌート・ガンレイに連絡を取り、ヴェイダーがそちらへ向かったと告げた。
暗殺[]
- 「戦争は終わったのだ。シディアス卿はわれわれに平和を約束した!」
- ―ヌート・ガンレイ[出典]
ダース・シディアスが共和国を解体し銀河帝国の誕生を宣言した頃、ダース・ヴェイダーはムスタファーに到着し、マスターの命令を実行に移した。シディアスから見捨てられたことを知らないヌート・ガンレイやサン・ヒルたちは、ムスタファーに到着したシス卿を歓迎した。ヴェイダーはすぐに施設の扉を閉め、分離主義者たちの逃げ道を塞いだ。ヴェイダーは一切の情けを見せず、ジェダイとして学んだ技術とシスの力を利用し、分離主義勢力の指導者たちをひとりひとり殺害していった。
ヴェイダーは逃げ回る者たちを追い詰め、バトル・ドロイドも残らず破壊した。ヌート・ガンレイは会議室に逃げ込んだがすぐに追い詰められ、ヴェイダーに命乞いをした。しかし、ヴェイダーはガンレイの言葉を聞き入れず、ジェダイ・ナイトになる以前からの敵対者であったこのニモーディアンをライトセーバーで切り殺した。
その後[]
ムスタファーの虐殺が終わった後、シディアスはヴェイダーに分離主義勢力ドロイド軍と宇宙軍を停止させるための信号を送った。連合軍が機能を停止したことで、銀河系の他の戦場で戦う分離主義勢力も降伏を強いられ、クローン戦争は共和国/帝国の勝利に終わった。しかし、分離主義者の一部は抵抗勢力を形成してシディアスの銀河帝国に抵抗した。
虐殺の直後、ヴェイダーはムスタファーにやって来た妻パドメ・アミダラと対面した。アミダラの宇宙船には密かにジェダイ・マスター・オビ=ワン・ケノービが乗り込んでいた。アミダラがケノービを連れて来たと勘違いしたヴェイダーは、妻の首をフォースで絞めた。その後、ヴェイダーはケノービと対決して敗北し、重傷を負った。
登場作品[]
参考資料[]
- アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科
- きみは、知っているか!? スター・ウォーズ はやわかりデータブック 増補改訂版
- スター・ウォーズ:オン・ザ・フロントライン
- スター・ウォーズ クローン・ウォーズ キャラクター事典
- Mustafar - 公式データバンク
脚注[]
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