メルナ(Melna)は新共和国時代に海賊港ポート・ボーゴのダンス・クラブでダンサーとして働いていたシーリンの女性。9 ABY頃、クラブの入り口に立っていたメルナは、ポート・ボーゴには似つかわしくない子どもたちが店の近くにいることに気付いた。子どもたちの身を案じたメルナは、とっさに職場を離れてファーンとKBの後を追った。
メルナはファーンとKBを物陰に連れ込むと、輸送船を手配してすぐにボーゴから出て行くよう助言し、彼女たちの家はどこかと尋ねた。ファーンはアト・アティンから来たと正直に答えたが、世間ではアト・アティンは伝説上の“宝の尽きない失われた星”として知られていたため、メルナは子どもたちが嘘をついていると思い込んだ。結局、ファーンとKBは海賊に追われていたウィムとニールを助けるためメルナのもとを去っていき、そのまま海賊団に捕まってしまった。
経歴[]
- 「お嬢ちゃんたち、おうちはアト・アティンだって? そんなの誰も信じないよ」
「でも本当なの」
「あっそう? あんたたちリンダリングが“宝の尽きない失われた星”から来たって?」 - ―メルナとファーン[出典]

ダンス・クラブで働くメルナ
シーリンの[1] 女性[2]、メルナは新共和国時代に海賊の港ポート・ボーゴの海賊市場にある[1] キャバレー[3]・ダンス・クラブで[1] ドア・ガール[2] およびダンサーとして働いていた。[3] 9 ABY頃、惑星アト・アティンからやって来た子どもたちがポート・ボーゴに姿を現した時、メルナはアスカジアンのドア・ガールと一緒にクラブの入り口に立っていた。子どもたちは銀河系で迷子になっており、母星に帰る方法を誰かに聞こうとしていたところだった。彼らはダンス・クラブに入ってみるべきかしばらく話し合ったが、結局ファーンの意見で別の場所で聞くことに決めた。[1]
その後、子どもたちはダンス・クラブから離れて行き、その際にファーンは他の3人とはぐれた。この時、メルナは[1] ポート・ボーゴには似つかわしくない[3] 子どもたちの存在に気づき[1]、彼らを助けるため[4] ファーンの後を追いかけた。ファーンが友人のKBと再会した直後、メルナは2人に背後から駆けよって肩に手を触れ、彼女たちが子どもであることを確かめた。メルナは人目につかないようペット屋の物陰に2人を移動させると、誰に連れてこられたのかと尋ねた。彼女らが自分たちの意思でポート・ボーゴに来たことを知ったメルナは、この港が海賊だらけの危険な場所であることを説明し、すぐに輸送船を手配するよう助言した。しかしファーンは宇宙船は持っていると語り、知りたいのは家への帰り方だと答えた。メルナが家はどこかと尋ねると、ファーンは正直にアト・アティンと答えたが、アト・アティンは世間一般では伝説上の星として知られていたため、メルナはファーンがふざけていると思い込んだ。[1]

ファーンとKBを助けようとするメルナ
メルナはファーンとKBを助けたいと語り、手を引いて別の場所へ連れて行こうとしたが、ファーンは彼女が自分を誘拐しようとしているのではないかと疑い、KBは手が痛いと訴えた。メルナはいったん立ち止まると、アト・アティンから来たなんて話は誰も信じないと言ったが、ファーンは本当だと食い下がった。会話の中で、メルナはアト・アティンを“宝の尽きない失われた星”と表現したが、これはアト・アティン出身のファーンとKBすら知らない情報だった。その直後、残りの2人の子ども、ウィムとニールが海賊のグループに追われながらメルナたちの近くに現れた。ファーンとKBは彼らを助けるためにメルナのもとを離れて行ったが、結局海賊に捕まり、監獄に入れられることになってしまった。[1]
人物[]
- 「誰に連れてこられたの?」
「自分たちで来た。なんで?」
「ボーゴにはこの宙域で最悪の海賊たちが集まってるの。子どもが来るようなところじゃない」 - ―メルナとファーン[出典]

子どもたちに気付いたメルナ
メルナは女性のシーリンで、白い肌に青い斑点模様が入っており、目は茶色で、髪は青色だった。メルナはポート・ボーゴでたまたま見かけた子どもたちの身の安全を案じ[1]、彼女たちを助けるために[4] 仕事場を離れた。メルナは子どもたちから警戒され、誘拐犯と疑われても、彼女たちを助けるために懸命に説得しようとした。一方で、メルナは子どもたちがアト・アティン出身と名乗っても信じず、嘘をついていると思い込んだ。またメルナは会話の中でファーンとKBを“リンダリング”と表現した。[1]
装備[]
ダンス・クラブで働いていた時、メルナは暗いターコイズ色の衣装とグローブを身に着けていた。[1]
制作の舞台裏[]
メルナは2024年12月2日に動画配信サービス Disney+ で公開された『スター・ウォーズ:スケルトン・クルー』第2話『バリアを越えてはるか遠くへ』で初登場を果たした。俳優はパロマ・ガーシア・リー。[1]
登場作品[]
スケルトン・クルー – バリアを越えてはるか遠くへ (初登場)