- 「正直戦争が終わるなんて考えてなかった……終わるまではな」
- ―メーデー[出典]
メーデー(Mayday)は銀河共和国と銀河帝国に仕えたクローン・コマンダーのニックネーム。共和国グランド・アーミーの兵士として惑星カミーノで生み出されたメーデーは、分離主義勢力との紛争であるクローン戦争を生き延びた。帝国の設立に伴い、メーデーを始めとするクローン・トルーパーは帝国地上軍のストームトルーパーとして新政府に仕えることになった。やがてコマンダー・メーデーの部隊は氷の惑星バートンIVにある“前哨基地”こと帝国軍補給基地に配属され、貨物の防衛を命じられた。彼らは過酷な環境でろくな装備もないまま地元の盗賊と戦い続け、やがてメーデーの部下はヘックスとヴィーチの2人だけになった。しかしそれでも彼らは物資の補給を受けられず、また自分たちが守っている貨物コンテナの中身すら知らされなかった。
18 BBY頃、非クローンの帝国軍将校であるノーラン中尉と、クローン・コマンドーCT-9904“クロスヘアー”たちが増援としてバートンIVに派遣されてきた。その直後、盗賊の襲撃でヘックスとヴィーチが戦死し、ふたつのコンテナが奪われてしまった。メーデーとクロスヘアーはノーランの命令で盗賊を追跡することになり、襲撃者の血痕を辿って氷の洞窟を進んだ。道中、メーデーは地雷を踏んでしまったクロスヘアーを救い、帝国におけるクローンの扱いについて不満を打ち明けた。その後2人は盗賊の隠れ家を襲撃して貨物を奪還したが、その際にコンテナの中身が散らばり、メーデーはこれまで必死に守ってきたものがTKトルーパーの装備品だったことにショックを受けた。間もなく2人は雪崩に巻き込まれ、クロスヘアーは瀕死のメーデーを連れて何とか基地に戻った。しかしノーランが手当てを拒否したため、メーデーは力尽きて命を落とした。クロスヘアーはその場でノーランを射殺し、メーデーの仇をとった。