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「非公開のサバック大会がカジノ・クルーザーの<モレニア>号で開かれる。優勝賞品は、別格の価値がある衛星だ。勝ち取って来てくれ」
ケイ・ヴェスに対し、ソーデン総督[出典]

<モレニア>(Morenia)は帝国時代に運航していたカジノ・クルーザーである。元の船長カジノとしての運用に反対だったが、船の収益を増やせという命令に忠実に従ったプロトコル・ドロイドEY-E9が元船長をエアロックから放り出し、<モレニア>を裏社会の一大カジノ施設として発展させた。

特徴[]

「船体は二重装甲で、航行中の98%は光速で移動し、当然ながら、帝国の乗船は固く禁じられています」
―ウェルカム・エージェント[出典]

<モレニア>はギャロフリー・ヤード社によって製造されたクルーザーであり、ギャロフリーが廃業する前に建造した最後の船のひとつだった。船内には多数の客室と、ケッセル・サバックなどの賭博ができるカジノ・フロアがあった。カジノ・フロアの上階にはグランド・コイル・ステージと呼ばれる会場があり、大規模な大会はここで開催された。プロトコル・ドロイドEY-E9のリーダーシップのもと、<モレニア>の警備や乗客サービスといった大部分の職務は主にドロイドによって担われたが、接客および清掃要員として有機体のクルーも引き続き勤務していた。[1]

歴史[]

《聞いてないのか? EY-E9はカジノが欲しかった。でも船長は反対だった。だからEYは船長をエアロックから放り出して今じゃ自分がオーナーってわけだ》
《賢いドロイドだな》
《バカな船長だよな》
―<モレニア>の乗客の会話[出典]

プロトコル・ドロイドのEY-E9は、<モレニア>の元の船長から利益率の向上を命じられた。EY-E9は<モレニア>をカジノ・クルーザーとして運用するアイデアを思いつき、反対する船長をエアロックから放り出して、自らが船長となった。<モレニア>は大規模なサバック大会が定期的に開かれる地下カジノとして発展し、大物犯罪者たちがゲストに迎えられ、賞金総額はアウター・リム・テリトリーのいくつかの星系を買えるほどの規模となった。また<モレニア>は海賊銀河帝国のパトロールを避けるため常に移動を続け、ハイパースペースに留まっている時間が航行の98%を占めた。[1]

3 ABY、70万クレジットもの参加費が必要な非公開のケッセル・サバック・トーナメントが<モレニア>で開催された。この大会の優勝賞品は、貴重なサイフライトが豊富に眠るオカラ5の座標だった。大会の情報を聞きつけた帝国のソーデン総督は、オカラ5の座標を強奪する計画を立て、無法者ケイ・ヴェスに大会への潜入を依頼した。ケイはドロイドND-5とともに<モレニア>のシャトルを追跡し、アノート宙域で<モレニア>に乗り込むことに成功した。しかしソーデンはケイの勝利には最初から期待しておらず、彼女に持たせたクレジット・ケースに爆弾を仕込んでいた。大会中にケースが爆発すると、ソーデンに雇われたアクサリ・ノール率いるスターフォーラー星図を力ずくで奪い、逃亡した。その後、ケイもランド・カルリジアンと協力して<モレニア>から脱出した。[1]

登場作品[]

脚注[]

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