モン・カラマリ脱出艦隊(Mon Calamari Exodus Fleet)[7] は銀河帝国による惑星モン・カラの侵略を逃れたモン・カラマリたちの艦隊である。[4] 18 BBYに帝国軍がモン・カラを侵略した際、ラダス提督はモン・カラ貿易艦隊の商船であるスター・クルーザー数隻を率いて南極からの脱出を試みた。一部のクルーザーは軌道上でインペリアル級スター・デストロイヤーに破壊されたが、ラダスの指揮艦を含む3隻が脱出に成功した。[1]
またクローン戦争の経験から学習して侵略に備えていたモン・カラマリは、帝国によるモン・カラ征服に際し、宇宙航行能力を備えた“シティ=シップ”でも脱出を果たした。帝国はこれらの船を単なる都市建造物と誤解していたため、彼らの大量脱出を許した。その中には、もともと水中都市ニスタラムの市民統治タワーだったMC75スター・クルーザー<プロファンディティ>も含まれていた。ニスタラムの市長だった経歴を持つラダスは、やがてこの艦隊の指揮官となった。[4]
2 BBY頃[2]、モン・カラマリの艦隊は反乱同盟と合流し、帝国宇宙軍のパトロールが及ばない深宇宙の施設で戦闘用の改造が行われた。[4] テラリス星系の彗星雲では、シティ=シップ自体が軍事製造拠点として作り替えられ、モン・カラマリ・スター・クルーザーを軍艦に改修するドックとして活用された。[3] <プロファンディティ>は最初に戦闘準備が完了したクルーザーとなり[4]、その後に<ホーム・ワン>や<ノーティリアン>も続いた。[3]
制作の舞台裏[]
『スター・ウォーズ ローグ・ワン アルティメット・ビジュアル・ガイド』(2016年)によると、帝国はモン・カラマリのシティ=シップに飛行能力があることを知らず、彼らの大量脱出を防ぐことができなかった。[4] のちにコミック『スター・ウォーズ:シスの暗黒卿 燃える海原』(2018年)でモン・カラ侵略とラダス提督の脱出が描かれたが、本作で脱出に成功した船は3隻だけであり、シティ=シップではなくモン・カラマリ造船所から発進した商船とされている。[1] そのため『ビジュアル・ガイド』で解説されている“大量脱出”は『燃える海原』とはまた別の出来事であると判断できる。
登場作品[]
- スター・ウォーズ:シスの暗黒卿 燃える海原 (初登場)
参考資料[]
- スター・ウォーズ ローグ・ワン アルティメット・ビジュアル・ガイド
- Profundity - ファンタジー・フライト・ゲームズ 公式サイト
- Star Wars: Armada – Profundity Expansion Pack (Card: Mon Calamari Exodus Fleet)
- THE STAR WARS BOOK はるかなる銀河のサーガ 全記録
- スター・ウォーズ タイムライン
- Mon Calamari - 公式データバンク (間接的に言及)
- Mon Calamari star cruiser - 公式データバンク (初言及)
脚注[]
- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 1.6 1.7 1.8 スター・ウォーズ:シスの暗黒卿 燃える海原
- ↑ 2.0 2.1 スター・ウォーズ タイムライン
- ↑ 3.0 3.1 3.2 3.3 3.4 スター・ウォーズ:レベル・ファイルズ
- ↑ 4.0 4.1 4.2 4.3 4.4 4.5 4.6 スター・ウォーズ ローグ・ワン アルティメット・ビジュアル・ガイド
- ↑ Star Wars: Armada – Profundity Expansion Pack (Card: Aspiration)
- ↑ 6.0 6.1 Star Wars: Armada – Profundity Expansion Pack (Card: Mon Calamari Exodus Fleet)
- ↑ Profundity - ファンタジー・フライト・ゲームズ 公式サイト