- 「テイラス隊は帝国軍のスター・デストロイヤー<ヴィクトラム>を惑星ヤヴィン上空に追い詰めた。彼らは苦しい状況だが、俺達が戦闘に加わって、スター・デストロイヤーの破壊どころか奪い取れるチャンスだ」
- ―ウェッジ・アンティリーズ[出典]
ヤヴィン・プライムの戦い(Battle of Yavin Prime)は4 ABYのエンドアの戦いの後にガス巨星ヤヴィン・プライム上空で発生した、新共和国と銀河帝国の戦闘。新共和国のテイラス隊がインペリアルII級スター・デストロイヤー<ヴィクトラム>をヤヴィンの大気圏内へ追い詰めた後、この主力艦の鹵獲作戦が実行された。新共和国はスターホーク計画の新型戦艦を造るため、スター・デストロイヤーを必要としていたのである。ヴァンガード中隊は乗船部隊のために突破口を開き、<ヴィクトラム>を奪うまでのあいだ帝国の増援部隊を退けた。
戦闘[]
テイラス隊の活躍[]
- 「我々はスターホーク計画のために鹵獲したスター・デストロイヤーを必要としている。ヴァンガードの力が試されるな。ウェッジ、説明を頼む」
- ―リンドン・ジェイヴス[出典]
銀河内戦の終盤、新共和国はスターホーク級バトルシップを造るために“スターホーク計画”と呼ばれるプロジェクトを実施し、建材として銀河帝国のスター・デストロイヤーを再利用した。そんな中、テイラス隊がインペリアルII級スター・デストロイヤー<ヴィクトラム>と交戦し、多くの犠牲を払いながらもガス巨星ヤヴィン・プライムへ追い詰めることに成功した。ヘラ・シンドゥーラ将軍の要請でスターホーク計画に参加していたウェッジ・アンティリーズは、<ヴィクトラム>を破壊するのではなく強奪し、建造プロジェクトに役立てることに決めた。[1]
アンティリーズ自身が所属するローグ中隊は別の機密任務に出ていたため、ボーメア宙域の通信回復任務から戻ったばかりのヴァンガード中隊が、テイラス隊の支援に送り出されることになった。アンティリーズはリンドン・ジェイヴスが指揮官を務める<テンペランス>でヴァンガード中隊と合流し、作戦を説明した。またアンティリーズはヤヴィンの戦いを生き残った経験があるため、ジェイヴスはヤヴィン星系に関する情報を事前に彼から聞いておくよう、ヴァンガード5に助言した。[1]
ヴァンガード中隊の到着[]
- 「ヤヴィン・プライム…ここに来ると思い出す。今日もスカイウォーカーの幸運があることを願っておけ」
- ―ウェッジ・アンティリーズ[出典]
ヴァンガード中隊はアンティリーズのT-65B Xウイング・スターファイターとともにヤヴィン・プライムへハイパースペース・ジャンプし、テイラス隊が<ヴィクトラム>やTIEファイターと戦っている現場に到着した。ヴァンガード中隊はダメージを負ったスター・デストロイヤーに襲いかかり、この主力艦の照準システムを破壊した。続けてヴァンガード5が<ヴィクトラム>のブリッジ・タワー後方を攻撃し、Uウイング・スターファイターの乗船部隊が突入するための突破口を開いた。その直後、帝国宇宙軍のクエーサー・ファイア級クルーザー=キャリアーが大気圏内に現れ、TIE/ln制宙スターファイターの増援部隊を展開した。ヴァンガードは増援部隊を撃退し、クエーサー・ファイアを破壊したが、間もなくさらに3隻のキャリアーが出現した。しかし乗船部隊が<ヴィクトラム>を制圧することに成功し、キャリアーはスター・デストロイヤーからの砲撃で始末された。[1]
その後[]
- 「よくやったぞ。シンドゥーラ将軍が喜ぶ」
- ―ウェッジ・アンティリーズ[出典]
戦いが終わった後、ヴァンガード中隊は<テンペランス>へ戻り、アンティリーズはテイラス隊をエスコートするため彼らと別れた。その後<ヴィクトラム>はボーメア宙域のナディリ造船所へ送られることになったが、満足にジャンプを行うことができず、途中でハイパースペースを脱してしまった。帝国の脅威にさらされながらも修理を必要としていた<ヴィクトラム>は、再びヴァンガード中隊に支援を求めることになった。[1]
制作の舞台裏[]
ヤヴィン・プライムにおける戦闘は、2020年発売のゲーム『Star Wars:スコードロン』で初めて描かれた。プレイヤーはストーリー・モードの「ミッション2:ヤヴィンの空」で新共和国のパイロットとして本戦闘に参加する。[1]
登場作品[]
- Star Wars:スコードロン (初登場)
参考資料[]
脚注[]
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