ライオット・マー

類似した名称の記事はマーを参照

「生きたまま行くか、冷たくなって行くか」
「俺の台詞だ」

―ライオット・マーと“マンダロリアン”^[出典]

ライオット・マー（Riot Mar）は人間の男性で、賞金稼ぎギルドに所属した賞金稼ぎ、パイロットである。新共和国時代の9 ABY、マーはフォース感応者の幼児グローグーの首にかかった賞金を手に入れるため、マンダロリアンの同業者ディン・ジャリンのガンシップ＜レイザー・クレスト＞を追跡した。賞金稼ぎギルドの裏切り者であるジャリンは、ギルドの規約を破ってグローグーを勝手に連れ出し、逃亡中だった。マーはヘリックスJ-104スターファイターに乗り込み、惑星タトゥイーン付近の宇宙空間で＜クレスト＞を攻撃した。彼は敵船にいくばくかのダメージを与えることに成功したが、ジャリンの反撃で戦闘機を破壊され、命を落とした。

経歴[]

「子どもを渡せ、マンドー」

―ライオット・マー^[出典]

人間の男性、ライオット・マーは新共和国時代に賞金稼ぎとして活動した。^[2] 9 ABY当時^[1]、マーは賞金稼ぎギルドに所属していた。^[4] この年^[1]、マンダロリアンの賞金稼ぎ^[2] ディン・ジャリン^[5] がギルドの規約を破り、一度は依頼人に引き渡したフォース感応者の幼児^[6] グローグー^[7] の身柄を強奪し、グリーフ・カルガや同業者たちとの衝突を生き延びて、ギルドの拠点がある惑星ネヴァロから逃亡する事件が起きた。^[6] その後、ライオット・マーはエイリアンの幼児の首に懸けられた多額の賞金を我がものにすべく、マンダロリアンの同業者の後を追った。^[2]

ライオット・マーは自身のスターシップである^[2] 改造型ヘリックスJ-104スターファイター^[8] を操縦し、マンダロリアンのガンシップ＜レイザー・クレスト＞を執拗に追跡した。^[2] アケニス宙域のタトゥ星系に属す^[9] 惑星タトゥイーン付近の^[3] 宇宙空間にて、マーは＜レイザー・クレスト＞の後方をとり、照準コンピューターで補足することに成功した。マーはザ・チャイルドを引き渡すようマンダロリアンに通信装置で呼びかけつつ、レーザー砲で＜クレスト＞のエンジンにダメージを負わせた。マンダロリアンはなんとかスターファイターを振り切ろうとしたが上手く行かなかったため、代わりにガンシップのエンジンを急停止させた。ガンシップとの衝突はなんとか回避したものの、マーのファイターは勢いのまま敵船の前方に躍り出てしまった。マンダロリアンは、マーが優勢だった時に発した「生きたまま行くか、冷たくなって行くか」という言葉に対し「俺の台詞だ」と答え、ヘリックスJ-104スターファイターをその操縦者もろとも銃撃で破壊した。マーの死後、マンダロリアンは船の燃料漏れを直すためモス・アイズリーのハンガー3-5に着陸した。^[2]

人物[]

「死に急ぐな」

―ライオット・マー^[出典]

ライオット・マーは白色人種の人間男性で、目は灰色、毛は白髪交じりでひげを生やしていた。身長は1.93メートル（6フィート4インチ）。マーは獲物を捕らえるために情けをかけることもあったが、一方で捕獲が楽になるなら構わず撃ち殺してしまうこともあった。^[3] グローグーを捕まえるためディン・ジャリンを追跡した際、マーは獲物を差し出せば見逃してやると同業者に呼びかけた。^[2] しかし彼はジャリンより優勢に立ったと思い込んだ直後^[3]、＜レイザー・クレスト＞の反撃でファイターを撃墜され、雄叫びを上げながら命を落とすことになった。^[2]

技術と能力[]

マーは熟練の追跡者にして経験豊富なパイロットであり、射撃の技術に長けていた。しかしディン・ジャリンの操縦技術と火力は、マーのそれを上回っていた。^[3]

装備[]

ライオット・マーは黄色の与圧Gスーツを着用していた。スーツの胸のライフ・サポート・ユニットには空気供給ホースが付属しており、白い牙の模様が施された黒い呼吸マスクに繋がっていた。また彼は茶色のパンツとグローブ、ベルトを着用し、黄色いブラスト・シールドがついた白のヘルメットを被っていた。ヘルメットにも牙の模様が描かれており、赤いイヤフォンが付属していた。^[3] マーは改造型のヘリックスJ-104スターファイターに搭乗した。^[4]

制作の舞台裏[]

ライオット・マーは2019年 12月6日に動画配信サービス Disney+ で配信開始した実写TVシリーズ『マンダロリアン』シーズン1のチャプター5で初登場を果たした。俳優はリオ・ハックフォード。^[2] ハックフォードは同シリーズでIGシリーズ・アサシン・ドロイドIG-11のモーション＝キャプチャーも担当した。^[10]