ライオット・レース（Riot Racing）は惑星セロロニスの街サファ・トーマで開催されていた危険なレーシング・スポーツ。スピーダーを用いて行われるレースだが、出場者が互いを武器で攻撃することが認められており、勝者にはスピードと優れた操縦技術が求められた。また会場であるサファ・トーマ・スピードウェイ自体にも致命的なトラップが多数仕掛けられていた。帝国時代初頭、遺伝子欠陥クローンのテクは情報屋シダリン・スケールバックのレーサーであるテイ＝オーの代わりにライオット・レースに出場し、優勝した。
概要[]
惑星セロロニスの街サファ・トーマで開催されるライオット・レースはほぼルール無用のスピーダー・レースであり、レーサーたちは各々の機体にブラスター砲などの武器を搭載してライバル機を攻撃することを認められていた。必然的に、多くのレーサーが対抗手段として機体にシールドを装備し、標準的なスピーダーよりもスピードと機動力が出るよう大幅な改造を施していた。レーサーによる撃ち合いが日常茶飯事であるため、流れ弾に当たった観客が死ぬこともあったが、レース会場であるサファ・トーマ・スピードウェイの運営当局は観客に怪我人や死人、はたまた“解体”者が出ても一切の責任を負わないと宣言していた。ライオット・レースには生きたパイロットだけでなく、ドロイドのレーサーが参加することもできた。[1]
互いの武器による攻撃に加え、サファ・トーマ・スピードウェイの随所に配置されたトラップもレーサーにとって致命的な障害物となった。スピードウェイはサーキットになっており、各所にトンネルのコースが配置されていた。トンネルには障害物や電気ショック・アークが内壁から突然せりあがってくるトラップが仕掛けられており、レーサーは素早く機体を回転させてこうした危険を回避する必要があった。ゴールの直前にある3つのトンネルは“ギャンブラー渓谷”と呼ばれ、レーサーは好きなトンネルを選んで通過することができたが、左のトンネルは内部が崩壊しているため“死の罠”と呼ばれた。またトンネルの各所に色とりどりのビルボード広告パネルが設置されていた。[1]
制作の舞台裏[]
ライオット・レースはTVアニメ・シリーズ『スター・ウォーズ：バッド・バッチ』の同名のエピソード（原題は“Faster”）で初めて描かれた。『ライオット・レース』は2023年1月11日に動画配信サービス Disney+ で配信された。[1]
