ライドニウム(Rhydonium)は揮発性の高い物質で、スターシップの燃料として利用された。ライドニウムは爆発しやすいため慎重に取り扱う必要があり、素手で触ると人体に悪影響を及ぼした。この燃料物質はアバファーやモラックをはじめとする一部の惑星で採取可能であり、高い価値があった。クローン戦争中、独立星系連合は鹵獲したヴェネター級スター・デストロイヤーに大量のライドニウムを積み込み宇宙ステーション<ヴァーラー>へ送り込むことで、共和国戦略会議に集まった要人たちを一網打尽にしようとしたが、失敗に終わった。
特徴[]
スターシップの燃料に使用されたライドニウムは、安定性があり高価だった。ライドニウムは輝く銀白色だったため、他の物質と容易に区別することができた。また、ライドニウムに直接触るのは危険な行為だった。
歴史[]
- 「紹介するわ。我が古き良き友、すぐに火が付く怒りん坊、ライドニウムよ」
- ―サビーヌ・レン[出典]
帝国時代、放棄された旧共和国グランド・アーミーの軍事施設フォート・アナクセスにはライドニウムが残されていた。ヤヴィンの戦いの数年前、この施設を訪れた反乱者ヘラ・シンドゥーラとサビーヌ・レンは、フィアノックを倒すためにライドニウムのコンテナを利用した。
ジャクーの戦いで多数の艦船が墜落した宇宙船の墓場には、他の燃料物質と共にライドニウムが残されていた。ジャクーの砂漠で働く廃品回収業者にとってライドニウムは危険な存在だった。廃品回収業者のレイは燃料物質の特徴を日記に記録していた。
登場作品[]
- クローン・ウォーズ – 生きていた兵士 (初登場)
- クローン・ウォーズ – 惨劇へのカウントダウン
- クローン・ウォーズ – 再結束
- クローン・ウォーズ – エコーの呼ぶ声
- クローン・ウォーズ – やり残した仕事
- クローン・ウォーズ – 崩壊
- バッド・バッチ – 脱出
- スター・ウォーズ:シスの暗黒卿 潰えた遺産 (言及のみ)
- 反乱者たち – 闇に光る目
- 反乱者たち – 反乱の呼びかけ
- 反乱者たち – 父と娘
- マンダロリアン – チャプター15:信奉者
- スター・ウォーズ:ポー・ダメロン レジェンド・ロスト (言及のみ)
- スター・ウォーズ エピソード7/フォースの覚醒
参考資料[]
- サビーヌ マイ・レベル・スケッチブック
- アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科
- スター・ウォーズ フォースの覚醒 レイのサバイバル日記
- スター・ウォーズ/フォースの覚醒 ビジュアル・ディクショナリー (表記はリドニウム)
- スター・ウォーズ ギャラクティック アトラス
- THE STAR WARS BOOK はるかなる銀河のサーガ 全記録
- Abafar - エンサイクロペディア (バックアップ・リンク - Archive.org)
- Rhydonium - 公式データバンク