ラジィ・シンジケート(Razzi Syndicate)は賞金稼ぎの犯罪王ラッツ・ラジィが帝国時代に率いていた犯罪シンジケート、ファミリーである。エソーミアンの喧嘩屋バンブルサンクが“プローリング・サグ36”、ライベットの泥棒スティッキー・フィンガーズが“ピックポケット8”といった具合に、シンジケートの構成員はそれぞれの役割と番号からなるコードネームを与えられていた。またアダリアンのトワームがサブミスターとしてラジィを補佐していた。
歴史[]
帝国時代、情報ネットワーク「シナバーズ・インフォネット」は、パイク・シンジケートが銀河系単独のスパイス・ディーラーとなるべく小規模な競合犯罪勢力を潰しにかかっていると報じ、次にピンチに立たされるのはラッツ・ラジィだろうと推測した。シナバーのアナリストは、ラジィの組織がこの試練を生き延びることができるか懐疑的だった。この報道を受け、ラジィは権力の座についたあかつきは手始めにシナバーズ・インフォネットを皆殺しにすると誓った。[1]
10 BBY以前[2]、ラジィ・シンジケートの構成員であるエソーミアンの喧嘩屋バンブルサンクがギャンブラーのランド・カルリジアンと殴り合いを繰り広げた際、同じく構成員でライベットの泥棒“スティッキー・フィンガーズ”がカルリジアンから『スマグラーズ・ガイド』を盗み取った。かつて海賊女王マズ・カナタが所有した日誌に起源を持つこの本には、裏社会の様々な情報が記載されており、ラジィはサブミスター・トワームに本の来歴と有用性について説明を求めた。しかしトワームはシンジケートがカルリジアンから本を手に入れた方法を説明するだけで、ラジィの求めている答えを持ち合わせていなかった。そのうえ、トワームはラジィの犯罪王としての振る舞いにまで口を出したため、ラジィはこの部下をアンダークラブの餌にして処刑してしまった。また、のちに『スマグラーズ・ガイド』は別の勢力の手に渡った。[1]
13 BBY~10 BBY頃[2]、ドライデン・ヴォス率いる犯罪組織クリムゾン・ドーンはラジィ・シンジケートが所有する倉庫に襲撃を仕掛け、様々な品を押収した。ヴォスの副官キーラは押収品の目録を作り、そこから得られるラジィ・シンジケートの情報を分析した。彼女はキテル・ファードの花瓶と一緒にホワイト・ワームズのタブレットが見つかったことに目を付け、ホワイト・ワームズがクリムゾン・ドーンとの協定を破ってラジィの組織と取り引きをしている可能性に気付いた。また大量生産前のHK8ソートゥースが押収されたため、キーラはラジィ・シンジケートが武器業者とのあいだに安定した供給ラインを保持しているのではないかと推測した。さらにまた、低品質のアンドリス・スパイスが発見されたことを受け、キーラはラジィがスパイス・トライアングル領域に手を出しているのではないかと疑い、ゾルバ・ザ・ハットに事情を聴くことを提案した。[1]
制作の舞台裏[]
ラジィ・シンジケートは2018年に発売された正史の設定資料集『スター・ウォーズ:スマグラーズ・ガイド』(ダニエル・ウォーレス著)で初めて紹介された。[1]
参考資料[]
脚注[]
- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 スター・ウォーズ:スマグラーズ・ガイド
- ↑ 2.0 2.1 『スター・ウォーズ:スマグラーズ・ガイド』に収録されているラジィ・シンジケートの記事の内容は、キーラとドライデン・ヴォスについて言及があるクリムゾン・ドーンの記事より以前に位置付けられている。キーラがヴォスに仕えていたのは映画『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』までであり、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー オフィシャルガイド』によれば同作の時系列は10 BBYであることから、ラジィ・シンジケートの記事は10 BBY以前のできごとということになる。またキーラがヴォスの部下になったのは13 BBY以降であるため、クリムゾン・ドーンの記事の部分は13 BBY~10 BBYのできごととなる。