『ラスト・ショット』(原題:Last Shot)はダニエル・ホセ・オールダーによる正史のスピンオフ小説。映画『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』とのタイアップ作品で、原書は映画公開に先立つ2018年4月17日に、翻訳版は日本での公開日に合わせて6月29日に発売された。
出版社による作品紹介[]
上巻[]
映画『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』番外編!
帝国との戦いを勝利に導いた反乱軍の英雄の一人、ハン・ソロの平穏な日々に突如として現れた旧友ランド。彼は十年前〈ミレニアム・ファルコン〉の持ち主によって盗まれた謎の装置を探している人物から逃れてきたという。友を助けるため、かつて共和国一の悪党として名を馳せた伝説の男が動き出す!
旧三部作の前後を舞台にした『ハン・ソロ』番外編。
下巻[]
ついに明らかになった、銀河滅亡級の危機!
ハンとランドが追う謎の装置は、銀河の歴史を変えてしまうほどの強大な力を秘めた危険な物だった。二人はチューバッカら仲間たちと、その装置が発している暗号化された通信をたどって、ある場所へと向かう。だが、そこで彼らは不気味なドロイドを操るファイゼン・ゴアという人物の恐るべき計画に巻き込まれてしまう……。
矛盾[]
若きランドとL3-37が<ミレニアム・ファルコン>に乗る章の時系列が「現在」から約15年前と記述されている。本書でいう「現在」はジャクーの戦いの2年後(7 ABY)であるため、その15年前は8 BBYということになる。しかしランドがL3と一緒に<ファルコン>に乗っていた時期は『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(10 BBY)以前でなくてはならず、矛盾が生じている。同様に、若い頃のハン・ソロとサナ・スタロスに焦点を当てた章は「現在」の10年前とされており、時系列は3 BBYでハンは29歳ということになるが、ハンはマズ・カナタから年齢を尋ねられ "well into early twenties." (翻訳版では「もうとっくに二十歳を過ぎた」と訳されているが、厳密には「とっくに20代前半だ」)と答えている。
ルーカスフィルム ストーリー・グループのマット・マーティンは Twitter 上で、本作の時系列に矛盾が出たのは、当時製作中だった映画『ハン・ソロ』の時系列の設定がまだ明確に定まっていなかったため、整合性をとることができなかったからだと説明している。マーティンは過去編の時系列を「昔」や「それより昔」などとアバウトに表現するよりは、矛盾が出るリスクを冒してでも、厳密に指定したほうが良いと判断した。[2][3]
カバー・ギャラリー[]
登場人物・用語[]
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人物 |
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動物
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ドロイドの機種
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出来事
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地名
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組織と称号
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種族
乗物
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技術と武器
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その他
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脚注[]
- ↑ スター・ウォーズ タイムライン
- ↑ @missingwords(マット・マーティン) - X (旧Twitter). “It's actually less about it being hard to track and more because the timeline of the film (which was still in production) kept moving slightly. I actually didn't even want to go with the "About" thing and wanted something even MORE vague, but that was just confusing.”
- ↑ @missingwords(マット・マーティン) - X (旧Twitter). “Yeah, it would be hard to be like "a long time ago, a longer time ago, an even longer time ago" and still have it clear which part of the story it's referencing. I don't remember specifically what you're referring to (been a while since I read it). Maybe ask Older that one.”