- 「ラムダ級シャトルは独りでも操縦できるが、副操縦士がいるに越した事はない」
- ―ルーク・スカイウォーカー[出典]
ラムダ級T-4aシャトル(Lambda-class T-4a shuttle)はインペリアル・シャトル(Imperial Shuttle)という別名でも知られたサイナー・フリート・システムズ社製のシャトル。3つの翼を持つ輸送船で、銀河内戦中に銀河帝国の政府高官や軍の上級将校の移動用に使用されていた。
特徴
サイナー・フリート・システムズ社製ラムダ級T-4aシャトルは、3つの翼を持つ全長20メートルの宇宙船である。[1] 同社が製造したセンチネル級着陸船とは近縁関係にあった。[6]宇宙空間だけでなく大気圏内もスムーズに移動でき、人員輸送船として利用された。安全な航行を保証するため分厚い船体を持ち、コックピット部分は救命艇として分離することができた。最大収容人数は20人で、最大積載量は8万キログラムを誇り、貨物船や兵員輸送機に改造することも可能だった。短距離用の亜光速エンジン2基と長距離用ハイパードライブ1基を搭載し[1]、前部に2門、両翼に2門、後部の1門のダブル・レーザー砲を搭載していた。[3] また、軍用シャトルには火器を追加することができた。[1]
歴史
銀河帝国はラムダ級T-4aシャトルを重要人物の移送に使用した。レイ・スローネ艦長のような上級将校や、デネトリアス・ヴィディアン伯爵のような貴族、グランドモフ・ウィルハフ・ターキンのような政府高官、さらにはダース・ヴェイダーや皇帝シーヴ・パルパティーンもこのシャトルを使っていた。やがてこの宇宙船は「インペリアル・シャトル」という呼び名で知られるようになった。[1]
ヤヴィンの戦いの4年後、ダース・ヴェイダーがラムダ級シャトルに乗って建造中の第2デス・スターを訪れた。モフのティアン・ジャージャロッドが第2デス・スターのハンガーでシス卿を出迎えた。それから間もなく、皇帝パルパティーンのラムダ級シャトルもデス・スターにやってきた。彼のシャトルは、皇帝用に改良が施されていた。ジェイナス・グリージェイタスやシム・アローといった皇帝の顧問やロイヤル・ガードがシャトルに同乗していた。[1][5]

<エグゼクター>のドッキング・ベイに到着したヴェイダーのラムダ級シャトル
その頃、反乱同盟軍はインペリアル・シャトル<タイディリアム>を盗み出した。その後のエンドアの戦いで、ハン・ソロ将軍率いる地上攻撃チームが<タイディリアム>に乗り込み、第2デス・スターのシールド発生装置を破壊するため森の月エンドアへ向かった。ヴェイダーはこのシャトルに反乱分子が乗り込んでいることに気付いたが、同盟軍艦隊を罠に嵌めるため、シャトルがエンドアへ降下するのを許可した。また、エンドアの戦いの最後には、ルーク・スカイウォーカーがヴェイダーのインペリアル・シャトルを使って第2デス・スターから脱出した。[1][5]
知られている機体
- CZ-246
- ST 321
- <インヴィクタス>
- <タイディリアム>
- 皇帝パルパティーンのシャトル
登場作品
参考資料
Imperial shuttle - エンサイクロペディア (バックアップ・リンク - Archive.org)
- アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科
- きみは、知っているか!? スター・ウォーズ はやわかりデータブック
- スター・ウォーズ ギャラクティック アトラス
- きみは、知っているか!? スター・ウォーズ はやわかりデータブック 増補改訂版
- スター・ウォーズ/フォースの覚醒 コンプリートガイド
- スター・ウォーズ ビジュアル・エンサイクロペディア
- スター・ウォーズ ビークルのすべて
- Star Wars THE GALACTIC EXPLORER’S GUIDE
- スター・ウォーズ クローン・ウォーズ キャラクター事典 (ビジュアルのみ)
- スター・ウォーズ:マンダロリアン ハンドブック
Imperial Shuttle - 公式データバンク
脚注
帝国軍 | |
---|---|
司令部 | ダース・シディアス - ダース・ヴェイダー - 帝国軍最高司令部 - 統合本部 |
帝国地上軍 | 帝国地上軍長官 - ストームトルーパー兵団 - 第501軍団 - 第224帝国軍機甲師団 (スワンプ・トルーパー) - ブリザード・フォース - 帝国軍地上クルー - 帝国軍コンバット・ドライバー(AT-ATパイロット - AT-STドライバー - タンク・ドライバー) |
帝国宇宙軍 | 帝国宇宙軍長官 - 艦隊司令部 - 帝国軍スターファイター隊 - TIEファイター・パイロット - 第7艦隊 - デス小艦隊 - 帝国宇宙軍トルーパー(デス・スター・トルーパー) - 帝国軍兵器技術者 |
その他の組織 | 帝国情報部 - 帝国軍特殊部隊 - 帝国アカデミー - 帝国軍士官候補生 - 帝国軍衛生兵 - インフェルノ分隊 |
主なビークル | AT-AT - AT-ACT - AT-DP - AT-DT - AT-ST - AT-MP - 614-AvA - 74-Z - TIE/d - TIE/ln - TIE/sa - TIE/sk - TIE/in - TX-225 GAVw - アークワイテンズ級司令クルーザー - インペリアル級スター・デストロイヤー - エグゼクター級スター・ドレッドノート - クエーサー・ファイア級クルーザー=キャリアー - ゴザンティ級クルーザー - センチネル級着陸船 - ラムダ級T-4aシャトル - レイダー級コルベット - DS-1デス・スター - DS-2デス・スターII |
ストームトルーパー | インペリアル・ショック・トルーパー - サンドトルーパー - シャドウ・トルーパー - ジャンプトルーパー - ショアトルーパー - スカウト・トルーパー - スナイパー - スノートルーパー - デス・トルーパー - パトロール・ストームトルーパー - マグマ・トルーパー - ミンバン・ストームトルーパー - レンジ・トルーパー |
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