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「ランコアは社会階層を重んじる。権力をかけて挑戦するんだ」
テク[出典]

ランコア(Rancor)は惑星ダソミアに起源を持つ不格好な見た目の巨大な爬虫類動物である。ある程度の知性を備えた準知覚種族で、ブラスターも通用しない丈夫な皮膚を備えた。もともとランコアは獰猛な生き物ではなかったが、犯罪王や、道徳観念を持ち合わせない富裕層たちからトロフィーとして重んじられた。タトゥイーンに住むジャバ・ザ・ハット宮殿の中でランコアを飼育し、気に入らない相手の処刑に使っていた。

生態と特徴

「なんと! ランコアだ!」
C-3PO[出典]

ジャバのランコア

ランコアは筋肉質で不格好な体格の爬虫類動物である。短く太い2本のと比較すると、腕は不釣り合いなほど長かった。ランコアは平均体高5メートル(16フィート[4]、平均体重1,650キログラム(3,638ポンド)で[5]洞窟や平原に棲息した。[1] ランコアはもともと獰猛な気性ではなかったが[4]銀河系で最も恐れられる猛獣のひとつだった。[3] また、彼らはある程度の知性を備えていた。[1] 顔のほとんどを大きなが占めており、びっしりと生えたの隙間からよだれを垂らした。ランコアの皮膚は非常に丈夫で、ブラスターの弾が当たっても少し不快に感じる程度だった。[4]

習性

ランコアは社会階層を重んじる生き物であり、優れた個体が別の個体に敗北するまで上位に立った。[9] 極めて威圧的な外見とは裏腹に、ランコアは本来善良な生き物で、実際にダソミア魔女はこの生き物を飼育していた。しかし飼育の仕方によっては、獰猛な一面が刺激されて狂暴化することもあった。[10]

亜種

ランコアには多くの亜種が存在した。[3][7] 惑星フェルーシアに住むジャングル・ランコアは明るい色の肌を持ち、手足に水かきのようなヒレを備え、体中に小さな突起があった。彼らは穏やかな性格で、フェルーシアンの農民と平和的に共存していた。[4][7] 黒い肌のシャドウ・ランコアは破壊好きとして悪名高く、手の届く距離にあるあらゆる物を攻撃した。薄茶色のハンター・ランコアは嗅覚が鋭く、同じくらいの大きさの生き物と比較して機敏だった。彼らもまた獰猛な性格で、運動能力を活かして別の生き物を追い回すことを好んだ。褐色のレイジ・ランコアは珍しい亜種で、一般的なランコアより邪悪な気性の生き物だった。[3]

ランコアと文化

共和国軍のBARCスピーダーに描かれたイラスト

ランコアの母星はダソミアだったが[1]犯罪王や道徳観念を持たない富裕層たちに気に入られ、さまざまな惑星へ持ち出されていた。[4] また、ランコアのは衣類の素材に用いられることもあった。優雅な服を好んだドゥークー伯爵は、珍しいランコア革のブーツベルトを着用していた。[5] また、ランコアは大物狙いのビッグ・ゲーム・ハンターたちにとって格好の標的となった。[3][11]

クローン戦争中、共和国グランド・アーミーにはアドバンスト・レコン・コマンドーコルトが指揮官を務める“ランコア大隊”という名の部隊があった。[12] また、共和国軍が使用したBARCスピーダーのサイドカーの1つに、ランコアの顔のイラストが描かれていた。惑星キロスの任務に赴いた際、ジェダイ・コマンダーアソーカ・タノがこのサイドカーに乗り込んで砲手を務め、彼女の師匠であるアナキン・スカイウォーカーがBARCを操縦した。[13] また、ノートランジェダイパダワンザットは、惑星フローラム海賊たちを相手にサーカスを披露することになった時、ランコアの衣装に身を包んだ。[14]

銀河系におけるランコア

《お前の死にざまを見物するとしよう》
―ジャバ・ザ・ハット[出典]

トランドーシャンの狩人ガーナックユブリキアン浮遊要塞の戦利品室にランコアの頭部を飾っていた。[11] また、帝国時代に惑星ダンドラン元老院議員を務めたジョハール・ケッセンは、ハンターとしてダソミアを訪れた経験があり、ランコアについても詳しかった。銀河内戦期、アウター・リム・テリトリーの惑星タトゥイーンにおいて、ランコア(およびその亜種)が銀河帝国反乱同盟軍の基地を襲撃する事件が起きた。[3]

銀河帝国の設立直後、“バッド・バッチ”の通称で知られるクローン・フォース99の隊員たちは、情報屋シドからの依頼で、ザイゲリアン奴隷商人に囚われているランコアの子どもムチ救出することになった。彼らは奴隷商人の隠れ家であるオールド・オード・マンテル・シティへ旅し、シドから“子ども”としか聞いていなかったムチが実はランコアであることを初めて知った。ザイゲリアンから解放されたムチは暴れまわり、奴隷商人やブリザックを圧倒した。しかしバッド・バッチの隊員レッカーが殴り合いでムチを圧倒し、自分の方がヒエラルキーが上であることを示し、この雌のランコアをおとなしくさせた。ムチはオード・マンテル・シティへ連れていかれ、本来の依頼主である犯罪王ジャバ・ザ・ハット執事ビブ・フォーチュナに返された。[9]

犯罪王ジャバ・ザ・ハットはタトゥイーンにある宮殿パティーサという名のランコアを飼っていた。[8] このランコアは執事のビブ・フォーチュナがジャバにプレゼントしたもので、マラキリが飼育係を務めた。[1] ジャバを不愉快にさせた者たちは謁見室に仕掛けられた落とし穴から地下へ落とされ、ランコアの餌食となった。エンドアの戦いの直前にも、ジャバの命令を拒否したトワイレックの踊り子ウーラがランコアに食べられてしまった。それからしばらくして、ジャバはルーク・スカイウォーカーをウーラと同じ方法で処刑しようとしたが、この若きジェダイ・ナイトは獰猛なペットを返り討ちにする。[6]

登場エピソード

参考資料

脚注