- 「帝国の兵士が取った方法は尊敬できなくても、彼らの夢は、少なくとも尊敬に値するものですよ」
- ―ランソム・カスタルフォ[出典]
ランソム・カスタルフォ(Ransolm Casterfo)は人間の男性で、銀河内戦の約20年後に新共和国銀河元老院に仕えた議員。帝国時代末期にインナー・リムの惑星ライオサで育ったカスタルフォは、幼児期に数多くの困難と悲劇を経験した。彼の両親は初代デス・スターで無理やり働かされ、厳しい労働環境のもとで命を落とした。辛い幼年時代を過ごした後、カスタルフォは別の惑星の裕福な一族の養子になった。ダース・ヴェイダーや皇帝パルパティーンを嫌悪していたにも関わらず、カスタルフォは銀河帝国の集権主義を評価しており、国旗、装甲服の残骸、ヘルメットといった帝国期の遺物を収集していた。
カスタルフォはやがてライオサ代表の元老院議員になり、強い政府による法と秩序の徹底を求めるセントリスト派閥に加わった。セントリストとポピュリストは激しい対立関係にあったが、カスタルフォは旧反乱軍の英雄として有名なポピュリストの代表的存在、レイア・オーガナ議員と親しくなった。2人ははじめ互いを嫌悪していたが、犯罪王リンリヴィン・ダイのカルテルやアマクシン戦士団に関する調査任務で協力し合った際、元老院の現状に不満を抱く者どうし仲良くなった。
その後、カスタルフォはセントリストの盟友であるレディ・カリース・シンディアン議員からオーガナの血筋にまつわる真実を聞いた。彼の友人は、彼が心から嫌悪するダース・ヴェイダーの娘だったのである。友人に裏切られたと感じたカスタルフォは、レディ・カリースの思惑通り、元老院の議場でオーガナを告発した。オーガナは新共和国内での信用を失い、主席議員の選挙から降りることになる。しかしカスタルフォは友人を失脚させたことに罪の意識を感じ、のちにオーガナがアマクシン戦士団の脅威についてスピーチを行った際に彼女の主張を支持した。カスタルフォはオーガナとの友情を取り戻したが、レディ・カリースから元老院会議ビル爆破事件やタイ=リン・ガー議員暗殺の濡れ衣を着せられ、反逆罪で政界から追放された。