リシャ・シナタ(Risha Synata)はフレンクの女性で、クローン戦争の時代に伝説的な知名度を誇った女優。シナタの宇宙船には劇場やパーティ会場、彼女の輝かしい経歴を紹介する展示場、そして“マダム・シナタの、千の顔を持つ天才博物館”があった。[1] 密かに分離主義勢力を支持していたシナタは、自身の演劇や展示品を通してドゥークー伯爵のためにプロパガンダ活動を行い、分離主義者にとって都合の良い事実の捻じ曲げや歴史修正を試みた。[2]
経歴[]
21 BBY[3]、シナタはシリアス星系の惑星カーマスの軌道でパーティを開き、分離主義勢力への勧誘に応じなかった銀河共和国の元老院議員たちを宇宙船に招待した。[2] ゲストにはナブーのパドメ・アミダラ議員とジェダイ・ナイトのアナキン・スカイウォーカーも含まれていた。シナタは船内の劇場でダース・クリスト=オヴと戦うジェダイを演じた後、パーティ会場でゲストたちにあいさつした。シナタは遅刻してきたパドメとアナキンに、明日の公演の前に船内の博物館を見学するよう言い、2人のためだけに博物館をオープンさせておくよう部下のガスタムに指示した。翌日、アナキンとパドメは博物館の展示品の機械人形たちに襲撃されたが、何とか生きのび、シナタがドゥークーのエージェントである証拠をつかんだ。[1]
シナタが次の公演の準備をしていた頃、アナキンとパドメは船内のLEPシリーズ・サービス・ドロイドに見つかり、ドロイドの大群と戦闘を始めた。船の乗組員たちはシナタに報告を入れたが、彼女は対応を部下たちに任せ、舞台へ向かった。彼女はこの公演に集まった共和国議員たちを毒ガスのダイオキシスで皆殺しにするつもりだった。しかし間一髪でパドメが会場に到着し、観客の議員たちを外に逃がした。またアナキンは悪役俳優から衣装を奪い、舞台の上でシナタとライトセーバーの対決を繰り広げた。演劇においてヒーローは常に勝利すると語るシナタに、アナキンは今回の劇では彼女が悪役だと告げ、彼女を打ち負かして決着をつけた。その後、シナタはコルサントにある共和国司法局中央拘留センターに収監されることになった。[2]
制作の舞台裏[]
リシャ・シナタは『スター・ウォーズ アドベンチャーズ』シリーズのコミック『幕間 パート1』(エルザ・シャレティエ&ピエリック・コリネ作)で初登場を果たした。本作は2018年7月25日発売の『アドベンチャーズ 12』に収録されている。[1] 『スター・ウォーズ タイムライン』の翻訳版ではリシャ・サイナータとシナタの表記が混在している。[3]