リシ・ステーション(Rishi Station)、別名リシ・ムーン前哨基地(Rishi moon outpost)はアブリオン宙域のリシ・ムーンに設置されていた銀河共和国の前哨基地。アウター・リム・テリトリーにおける重要拠点で、独立星系連合によるカミーノ侵攻を警戒した。連合軍のバトル・ドロイドがリシ・ステーションを制圧した時、クローン・トルーパー・ヘヴィーは共和国軍に警告を発するため自らの命を犠牲にして基地を爆破した。
歴史[]
クローン戦争中、クローン・サージェント・オナイナーと数名の新人クローン・トルーパーがリシ・ステーションに配属された。惑星カミーノにある銀河共和国のクローン施設破壊を目論んでいた独立星系連合のグリーヴァス将軍は、リシ・ステーションを制圧するため新型のBXシリーズ・ドロイド・コマンドーを派遣した。ドロイドはオナイナーを殺して基地を乗っ取り、生き残った新人トルーパーのヘヴィー、ファイヴス、エコー、カタップは基地の外に逃げた。カタップがリシ・イールに食い殺された後、クローン・キャプテン・レックスとクローン・コマンダー・コーディが視察のためリシ・ステーションにやってきた。トルーパーの生き残りはドロイド奇襲照明弾を放って基地がドロイド・コマンドーの制御下にあることを警告した。
コーディ、レックス、新人クローンはドロイド・コマンドーを倒して基地を取り戻したが、基地の司令センターは「異常なし」の信号を送り続けるよう細工されており、再設定する時間的余裕は残されていなかった。クローンは暖房用液体ティバナを爆弾として利用し、基地そのものを吹っ飛ばすことで信号を止めることにした。一方、グリーヴァスはドロイド・コマンドーからの応答がないことを不審に思い、バトル・ドロイドの増援をリシ・ムーンに派遣した。クローンは爆弾を並べて基地から逃げ出したが、遠隔起爆装置の設定に失敗したヘヴィーは1人でステーションに残った。他のクローンが安全な場所へ逃れた後、ヘヴィーは自らを犠牲にてドロイドもろとも基地を破壊した。