リン(Rinn)は銀河共和国時代の後期に活動したギャンドの賞金稼ぎである。チャドラ=ファンのティヴァーと組んで仕事を行った。22 BBY以前、リンとティヴァー、ローディアンのニールダは同業者のジャンゴ・フェットに雇われ、ブラック・サンに加わろうとしているトワイレック女性を生け捕りにして父親の元へ連れ戻す任務を手伝った。仕事が終わった後、リンとティヴァーは報酬を横取りするためジャンゴを裏切り、彼の“息子”のボバを人質にとった。しかしボバは隠しておいた小型ブラスターで2人の賞金稼ぎをあっという間に返り討ちにした。
経歴[]

ジャンゴ・フェットと対面したリンたち
賞金稼ぎリンは銀河共和国時代の末期にチャドラ=ファンのティヴァーと組んで活動していた。また2人はローディアンのニールダと一緒に何度か仕事をこなしたことがあった。[1] 22 BBY以前[2]、この3人の賞金稼ぎは同業者のジャンゴ・フェットに雇われ、ブラック・サンに加わろうとしている女性トワイレックを捕まえて父親のもとへ連れ戻す任務を手伝うことになった。惑星テレラスのカンティーナでジャンゴと対面した際、リンたちはジャンゴが“息子”のボバ・フェットを連れてきたことに驚いた。しかし3人は訓練の一環としてボバを任務に参加させるというジャンゴの意向に従った。[1]
賞金稼ぎのチームは惑星オード・マンテルへ旅し、この星のカンティーナで標的のトワイレックの動きを監視した。トワイレックがファリーンの恋人グリフと合流したとき、リンたちは彼女を取り囲み、バルコニーへ追い詰めた。ニールダに脅されたグリフが恋人を見捨てて逃げ出した後、トワイレックは自暴自棄になってバルコニーから飛び降りたが、下で待機していたジャンゴがジェットパックで飛翔し、彼女を空中でキャッチしてスタンさせた。任務は成功したが、リンとティヴァーは賞金を総取りするため、フェット親子への裏切りを企てる。ティヴァーが背後からボバを押さえつけた後、リンはジャンゴにブラスターを向け、トワイレックの身柄を引き渡すよう脅迫した。またリンは協力するか死ぬかの選択をニールダに迫ったが、このローディアンは協力も妨害もせず、静観を決め込んだ。その直後、ボバは隠していた小型ブラスターでティヴァーを仕留め、続けざまにリンの手足を撃ち抜いた。この攻撃でブラスター・ピストルを取り落としたリンは、一言も発せないうちに止めを刺されて息絶えた。[1]
人物[]

リン
リンは茶色の肌と緑の目を持つギャンドである。オード・マンテルでトワイレック生け捕りの任務を行った際、ジャンゴ・フェットの鮮やかな手並みに感嘆したニールダとは対象的に、リンとティヴァーはジャンゴのスタンドプレーに不満げだった。この仕事が終わった後、リンとその相棒は賞金の分け前を増やすために裏切りを企てた。[1]
装備[]
ギャンド種族は酸素ではなくアンモニアを呼吸するため[3]、リンは呼吸用パックにチューブで接続されたマスクを着用していた。リンはブラスター・ライフルを携帯していたが、ジャンゴを脅迫した際には、ボバが落としたブラスター・ピストルを拾って使用した。[1]
制作の舞台裏[]
ニールダは2019年1月9日に発売されたコミック『エイジ・オブ・リパブリック ジャンゴ・フェット』(ジョディー・ハウザー作、ルーク・ロス画)に登場するキャラクターである。
登場作品[]
- エイジ・オブ・リパブリック ジャンゴ・フェット (初登場)
脚注[]
- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 1.6 1.7 1.8 エイジ・オブ・リパブリック ジャンゴ・フェット
- ↑ 2.0 2.1 『エイジ・オブ・リパブリック ジャンゴ・フェット』が『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』(22 BBY)以前の物語であるため。
- ↑ アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科