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この記事のタイトルはニックネームやコールサイン、別名、偽名です。

公式設定で正式名称が明らかになっていない事柄を扱っています。

「リース、お前はいつも敵のことばかり気にしておるようだな。自分のこと、傍らにいる仲間にも目を向けるのだ」
―ヨーダ[出典]

リース(Rys)はクローン戦争の時代に外交サービスの一員として活躍した共和国グランド・アーミークローン・ショック・トルーパーのニックネームである。22 BBYコルサント・ガードのメンバーであったリースは、分隊の仲間であるジェッククローン・ルテナントサイアとともにジェダイグランド・マスターヨーダに付き従い、衛星ルゴサで行われるトイダリアカトゥーンコ大王との交渉任務に参加した。しかしリースたちの乗るリパブリック・クルーザーはルゴサに到着してすぐ分離主義勢力の待ち伏せを受けた。ヨーダとクローントルーパーたちは脱出ポッドに乗り込み、宇宙空間での戦いを逃れてルゴサの地表へ退避した。

分離主義者のエージェントであるアサージ・ヴェントレスは、指揮下のバトル・ドロイド部隊をヨーダの討伐に向かわせ、自分が戦いに勝利したあかつきには分離主義者の側と同盟を結ぶようカトゥーンコに提案した。ヨーダとクローン・トルーパーたちはドロイドとの交戦を迫られ、サイアが負傷したため洞窟へ一時避難した。その後、リースと仲間たちは再びドロイド軍に戦いを仕掛けて勝利を勝ち取り、カトゥーンコが待つ場所までたどり着いた。ヨーダはヴェントレスからカトゥーンコの命を救い、トイダリアンの民衆を味方につけるという任務の当初の目的を達成した。その後、リースたちは共和国軍によってルゴサから回収された。

経歴[]

ルゴサ到着[]

「一個大隊は積み込んでいるぞ。戦車も一緒のはずだ」
「目にもの見せてやるぜ」
―分離主義者の着陸船を見て、リースとジェック[出典]

“リース”というニックネームで知られた[2] 外交サービス所属の[3] クローン・トルーパーは、独立星系連合ドロイド軍とのあいだに繰り広げられたクローン戦争で、共和国グランド・アーミー兵士として活躍した。[2] 他のすべてのクローントルーパーと同様、彼も賞金稼ぎジャンゴ・フェット遺伝子をもとに生み出されたクローンであり、惑星カミーノで訓練を受けた。[1] やがてリースは銀河共和国の首都である[4] 惑星コルサントに駐在するクローン・トルーパー部隊、“コルサント・ガード”を構成する隊員[5] クローン・ショック・トルーパーのメンバーとなった。[2]

Rugosa Republic Squad

リースとジェック、サイアは共和国の任務でマスター・ヨーダに随行した

22 BBY[6]、リースは同じくショック・トルーパーのクローン・ルテナントサイアジェックとともに衛星ルゴサでの任務を割り当てられ、ジェダイ[2] グランド・マスター[7] ヨーダに随行することになった。[2] ルゴサは惑星トイダリアの近くに位置し[8]、ヨーダはこの星でトイダリアンの民とトイダリア星系を率いるカトゥーンコ大王と密会し、共和国軍の補給基地を作るための交渉を行う予定になっていた。ヨーダと3人のトルーパーはリパブリック・クルーザーに乗り込んで衛星へ向かったが、ルゴサに到着した直後、クルーザーの通信は妨害され、2隻の分離主義勢力フリゲートによる待ち伏せが始まった。クルーザーが甚大なダメージを被った後、ヨーダは船を後退させるため、クローン・トルーパーたちとともに脱出ポッドでルゴサの地表へ降りることに決めた。[2]

地上に降りた後、部隊の中で最高位のクローンであるサイアがホログラムでカトゥーンコ大王に連絡を取ったが、すでに分離主義勢力のエージェントであるアサージ・ヴェントレスが先に大王に接触し、連合の指導者であるドゥークー伯爵と同盟関係を結ばないかと交渉を持ちかけていることが発覚した。最終的に共和国と分離主義者、カトゥーンコ大王の3勢力は、ヨーダとクローン・トルーパーがバトル・ドロイドの攻撃を逃れてカトゥーンコのもとにたどり着くことができればトイダリアが共和国の側に付き、できなければ分離主義者の側につくという取り引きで合意に至った。話し合いが終わった後、リースは分離主義者の兵士を運ぶ着陸船がさっそく現れたことに気づいた。ヨーダは必要最低限のものだけを持って行くようクローンたちに命じ、バトル・ドロイドに出くわさないよう、遠回りのルートを選んでカトゥーンコのもとを目指した。[2]

バトル・ドロイドとの戦い[]

「戦車だ。まさかたったあれだけとはな」
―リース[出典]
Clones fight on Rugosa

分離主義勢力と戦うリースたち

移動の途中、リースとその戦友たちは分離主義勢力に見つかってしまい、装甲型強襲用戦車による銃撃が始まった。クローン・トルーパーたちは応戦しようと身構えたが、ヨーダはまだ敵の射程に入っていないことを理由に、しばらく待つよう命じた。すると敵の戦車はルゴサの地表を覆う巨大なサンゴに道を塞がれ、それより先へ進めなくなった。ドロイドの司令官である224は仕方なく部下の歩兵たちに徒歩での前進を命じた。クローンたちは迫り来るドロイドを待ち受けるため側面に回り、敵が充分な距離まで近づいてくるのをサンゴの陰で待ってから銃撃を開始した。[2]

リースとジェックはB1バトル・ドロイドからなる最初の分隊を撃破したが、サイアのもとへ戻ると、ヨーダが姿を消していた。3人のショック・トルーパーは新たに現れたB2スーパー・バトル・ドロイドの銃撃で退却を強いられ、その際重火器スーパー・バトル・ドロイドミサイルで生じた爆発に巻き込まれたサイアが地面に叩きつけられた。リースはジェックに援護射撃をしてもらいながらサイアのもとへ駆け戻り、負傷した上官を助け出そうとした。スーパー・バトル・ドロイドはクローンにとどめを刺そうと歩みを続けたが、駆けつけたヨーダがフォースを使ってドロイドを始末した。しかし安心したのも束の間、3体のドロイデカが出現したため、4人は一時退却して態勢を立て直すことにした。[2]

Yoda confronts Ventress

アサージ・ヴェントレスと対峙するリースたち

サイアが負傷したため、ヨーダのチームは洞窟に隠れて一息つき、残りわずかとなった弾薬を確認した。リースがこの戦いは負けだと漏らすと、ヨーダはクローンひとりひとりに対して激励の言葉を与えていった。この老ジェダイはリースに、敵ばかりに注意を向けるのでなく、仲間にも目をやることでインスピレーションを得るよう助言した。その後4人は分離主義勢力の戦車の音を聞き、洞窟の外に出て、敵を見渡すことができる渓谷の上に立った。するとヨーダは渓谷から飛び降りていき、たったひとりでそこにいたバトル・ドロイドと戦車を制圧した。[2]

戦闘中、クローンたちはドロイデカがヨーダに迫っていることに気づいた。ドロイドの銃撃が始まった直後、ジェックがロケットの最後の1発を頭上の岩に向けて発射し、落下した瓦礫で敵を潰すことに成功した。敵を排除し終えて会合地点にたどり着いた一行は、トイダリアンが共和国の側に回るくらいならばと、ヴェントレスがドゥークーの指示でカトゥーンコを殺害しようとしている現場に遭遇した。ヨーダはトイダリアンの大王の命を救い、戦いに敗れたヴェントレスは、逃走のチャンスを作るため岩崩を引き起こしてクローン・トルーパーの命を脅かした。ヴェントレスには逃げられたものの、ヨーダはフォースを使って瓦礫から仲間たちを守った。その後カトゥーンコは共和国に対するトイダリアンの民衆の忠誠を誓い、ルゴサにおけるリースたちの任務は成功に終わった。間もなくヴェネター級スター・デストロイヤーがルゴサの上空に姿を現し、カトゥーンコとヨーダ、3人のクローン・トルーパーは低空強襲トランスポート/兵員用によって回収された。[2]

人物[]

「あの、お前ら、将軍の言っていることの意味分かってるか?」
「分かるもんかよ。ジェダイ・マスターの考えることは深すぎる」
―ジェックとリース[出典]
Jek Rys and Thire cave

ヨーダから助言を受けるリースと仲間たち

リースは人間男性のジャンゴ・フェットから作り出されたクローンであり、身長は1.83メートル[1]く、は茶色で、肌は褐色だった。リースは首から両頬の後ろ側にかけて黒いタトゥーを入れていた。ルゴサにおける任務の途中、リースは仲間の兵士よりも敵にばかり注意を向けていたため、のちにそのことをジェダイ・マスター・ヨーダから指摘された。[2]

リースはヨーダが発する奇妙な言い回しや知恵に満ちた助言を理解するのに苦労し、ジェダイ・マスターと会話するにはこうした苦労がつきものだと諦めていた。またバトル・ドロイドから逃げて洞窟の中へ避難した際、リースはルゴサでの任務は失敗に終わったと早々に言い切ったが、ヨーダの励ましの言葉を聞いた後に考えを改め、敵の戦車を見ても戦意を失わずに戦い続けた。[2]

装備[]

リースはコルサント・ガードの赤いマーキングが施されたフェーズIクローン・トルーパー・アーマーを装着した。彼はルゴサの待ち伏せでDC-15Aブラスター・カービンバックパックを携帯していた。[2]

制作の舞台裏[]

Rys-TCW

リースの3Dモデル

リースは2008年10月3日に放送されたTVシリーズ『スター・ウォーズ クローン・ウォーズシーズン1の最初のエピソード、『待ち伏せ』で初登場を果たした。他のクローン・トルーパーと同様、ディー・ブラッドリー・ベイカーが声優を担当している。

登場作品[]

参考資料[]

脚注[]

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