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「命令に従って行動するのだ。グダグダ言わず戦い抜け」
―ルック・カスト[出典]

ルック・カスト(Rook Kast)は惑星マンダロア出身の人間女性で、シス卿ダース・モール率いるシャドウ・コレクティヴに所属したマンダロリアン戦士である。彼女はマンダロリアン・スーパー・コマンドーと呼ばれる部隊のリーダーを任されていた。クローン戦争中、モールがシスの暗黒卿ダース・シディアスによって誘拐されると、ルック・カストとコマンダーガー・サクソンアルメク首相の命令でシディアスの後をつけ、スティジョン・プライムスパイア刑務所からモールを救い出した。モールは衛星ザンバーデス・ウォッチ戦士と合流したが、すぐにグリーヴァス将軍率いる分離主義勢力ドロイド軍襲撃を受ける。この戦いでは両軍ともに甚大な被害を出し、カストはモールとともにガントレット・ファイターで脱出を果たした。

惑星オード・マンテルブラック・サンパイク・シンジケートの兵力と合流した後、カストはモールのガントレット・ファイターナイトブラザー>に乗り込み、グリーヴァスの旗艦であるプロヴィデンス級キャリアー/デストロイヤーの待ち伏せに参加した。コレクティヴはこの戦いで逆転勝利を収め、ドゥークー伯爵とグリーヴァスを捕虜にとることに成功した。その後、ジェダイ率いる共和国グランド・アーミーがマンダロリアンの小惑星基地を襲撃した際、カストはジェダイ・マスターメイス・ウィンドゥアイラ・セキュラミサイルで狙撃し、モールが退却するチャンスを作った。

モールがマザータルジンを復活させるためダソミアへ戻った際、カストは<ナイトブラザー>で待機し、シャドウ・コレクティヴの幹部であるジットン・モジファイフと連絡をとった。カストはモールへの不信感を隠そうとしない犯罪王たちを無理やり従えようとしたが、両勢力のコレクティヴ脱退をとめることはできなかった。分離主義勢力宇宙軍がダソミアに到着すると、カストは手遅れになる前に脱出するためモールのもとへ急いだ。タルジンはこの戦いでグリーヴァスの手にかかって殺され、カストは母親のに衝撃を受けるモールを無理やり<ナイトブラザー>に乗せ、ダソミアから撤退した。

経歴

救出と敗走

「分離主義者のドロップ・シップが多数来襲! 攻撃されています!」
「奴らにシャドウ・コレクティヴの力を見せつけてやれ!」
―ルック・カストとダース・モール[出典]
Kast Shoots Zipline

カストはスパイアからモールを救出した

人間女性[2]、ルック・カストはアウター・リム・テリトリーに属す惑星マンダロアに生まれた。[1] クローン戦争終盤の19 BBY[3]、犯罪同盟“シャドウ・コレクティヴ”を率いる[4] シス卿ダース・モール新マンダロリアン政権を倒してマンダロアの支配権を掌握すると[5]、カストはモールに忠実なマンダロリアン・スーパー・コマンドーの一員となり、そのリーダーを任された。[1] しかしモールはマンダロアの実権を握ってからしばらくして、かつてのシス・マスターであるダース・シディアスとの対決に敗れて生け捕りにされ、連れ去られてしまった。[5] モールからマンダロアの表向きの指導者に任命されていたアルメク首相[6]、カストとコマンダーガー・サクソンにモールの救出任務を託した。[2]

カストとサクソンはダース・シディアスのシャトルを追跡し、惑星スティジョン・プライムにある独立星系連合刑務所スパイアにたどり着く。2人は施設のバルコニーでBXシリーズ・ドロイド・コマンドーの見張りを素早く始末し、アルメクに任務の進捗を報告した。モールが囚われてるレベル7に入り込むため、カストはレベル3で陽動用の爆弾を起動した。しかしドゥークー伯爵は彼女たちの意図に気づき、ドロイデカB2スーパー・バトル・ドロイドのチームをレベル7に送り込んだ。2人はドロイドを停止させる装置やミサイルを駆使してモールの独房にたどりつき、このダソミリアンザブラクを自由の身にした。通路にはまだドロイドがいたが、サクソンがミサイルで壁に穴をあけ、カストはモールが外に降りるためのケーブルを発射した。彼女たちは外に泊めておいたガントレット・ファイターに乗り込み、刑務所のドロイドを銃撃した後、スティジョン・プライムから脱出した。[2]

Maul returns to Nightbrother

ザンバーの戦場からモールを回収したカスト

アルメクの命令通り、カストはモールを連れて衛星ザンバーへ向かい、モールに忠実なデス・ウォッチマンダロリアン戦士たちと合流した。しかしドゥークーはモールの行き先を突き止め、グリーヴァス将軍率いる分離主義勢力ドロイド軍をザンバーへ送り込んだ。カストが敵のC-9979着陸船の出現を報告した後、マンダロリアンとバトル・ドロイドの熾烈な戦いが始まり、両軍ともに大きな犠牲を出した。戦闘中、カストはモールのガントレット・ファイター[2]ナイトブラザー[7] に乗り込み、グリーヴァスとライトセーバー対決を繰り広げていたモールを戦場から回収した。[2]

オード・マンテルの戦い

「敵に乗り込まれました! ハンガー3にジェダイを2名確認しています!」
―ルック・カスト[出典]
Kast pilots Gauntlet

カストはオード・マンテルの戦いでガントレット・ファイター<ナイトブラザー>を操縦した

モールはマザータルジンの導きで惑星オード・マンテルを撤退先に選び、カストもシャドウ・コレクティヴの一員であるブラック・サンパイク・シンジケートの軍勢と現地で合流した。彼らは分離主義勢力をオード・マンテル・シティにおびき寄せ、地の利を生かして迎え撃つ作戦を立てた。モールやタルジンの故郷であるダソミアからヴィスカス率いるナイトブラザーの援軍が到着すると、モールは残りの作戦説明をカストに任せ、同胞を出迎えに行った。間もなく分離主義勢力宇宙軍が到着してオード・マンテルの戦いが始まると、カストはモールとともに<ナイトブラザー>に乗り込み、敵を罠にかけるタイミングを待った。[2]

サクソン率いるマンダロリアンとブラック・サン、パイクの部隊が地上で戦闘を開始すると、<ナイトブラザー>は他のガントレット・ファイターとともにグリーヴァスの旗艦であるプロヴィデンス級キャリアー/デストロイヤーに群がり、総攻撃を行った。カストは敵の激しい砲撃をかいくぐって敵艦に接近し、<ナイトブラザー>を船体にドッキングさせることに成功する。その後彼女はプロヴィデンス級艦のブリッジへ攻め入るモールの後に付き従った。モールはグリーヴァスを不意打ちで押さえつけ、オード・マンテルの地上で戦っているバトル・ドロイドの制御信号を停止させた。その結果、苦戦を強いられていたシャドウ・コレクティヴは一転して勝利を掴み、グリーヴァス、ドゥークー両名を捕虜にとることができた。[2]

Kast missile

アイラ・セキュラに向かってミサイルを放つカスト

シャドウ・コレクティヴは[2] フェルボスに位置するマンダロリアンの補給基地、ヴィズラ・キープ09[8] に捕虜を連れて行った。カストとサクソンが見守る中、モールはシディアスに連絡を取り、拘束したドゥークーとグリーヴァスを見せつけた。しかしシディアスはその2人は殺しても構わないと告げ、モールの話に応じようとしなかった。カストとサクソンがグリーヴァスを独房に運んだ後、ジェダイ・マスターオビ=ワン・ケノービティプリー率いる共和国グランド・アーミーが補給基地に襲撃を仕掛けた。カストがジェダイの到着を報告すると、モールとドゥークーは共通の敵と戦うために同盟関係を結ぶことに決めた。ジェダイの援軍、メイス・ウィンドゥアイラ・セキュラが戦場に到着した後、カストはセキュラを狙ってミサイルを放ち、モールが撤退するチャンスを作った。その後、モールとドゥークーはカストの操縦する<ナイトブラザー>で補給基地から脱出した。[2]

ダソミアでの敗北

「あんたは戦士。こっちは傭兵。この戦いに利益が見込めないなら手を引くしかないだろ」
「もし責任を放棄して逃げるなら、私の手で必ず探し出し、抹殺する」
ファイフとローク・カスト[出典]
Kast speaks with Moj and Pyke

モジやファイフと会話するカスト

ヴィズラ・キープ09から撤退した後、カストはモールが<ナイトブラザー>のコックピットでブラック・サンのリーダーであるジットン・モジや、パイク・シンジケートのファイフらとホログラムで会話するのを見守った。モールはマザー・タルジンを復活させる儀式を行うため針路を故郷ダソミアにとり、カストはドゥークー伯爵にブラスターを向けて彼がリーダーに反抗するのを阻止した。モールとドゥークーはダソミアに降りてヴィスカスと合流したが、カストは部下のスーパー・コマンドーとともに<ナイトブラザー>に留まり、儀式が終わるまで待機することになった。[2]

カストたちは知らなかったが、シスダース・シディアスとグリーヴァス将軍はクローキング装置を搭載した[2] スター・クーリエシミター[1] を使い、密かにダソミアの大気圏内に侵入していた。地上ですでに戦いが始まっていることを知らないカストは、<ナイトブラザー>の船内でモジやファイフから再び連絡を受けた。彼らは分離主義勢力の艦隊に包囲されたことを報告し、モールへの不満を述べた。カストは黙って命令通り動くよう命じたが、犯罪王たちはモールに協力したせいで大きな被害が出ていることを理由に、シャドウ・コレクティヴからの脱退を表明した。カストはもし責任を放棄して逃げるなら、自分の手で2人を見つけ出して殺すと脅迫したが、犯罪王たちの気が変わることはなかった。[2]

False Saxon Maul Kast

モールを船内に引き込むカストとその部下

その直後、カストは分離主義勢力の大艦隊がダソミア軌道に到着したことを部下から知らされた。手遅れにならないうちに脱出するため、カストはナイトブラザーの村へ急行し、シディアスたちと戦っていたモールに撤退を呼びかけた。タルジンはモールを逃がすためシディアスとドゥークーのフォース・ライトニングを防御し、モールをカストたちの方へ放り投げた。タルジンはグリーヴァス将軍のライトセーバーで止めを刺され、カストと部下のスーパー・コマンドーは、母親の死に衝撃を受けて動揺するモールを力ずくで船内に引き込んだ。カストたちは無事にダソミアから脱出したものの、シャドウ・コレクティヴはこの戦いで手痛い損失を被ることになった。[2]

個性と特徴

「モール卿、ご無事でしたか」
「ここからすぐに脱出するぞ、カスト! まったく、見るに堪えん惨状だ」
―ローク・カストとダース・モール[出典]
Rook Kast

ローク・カスト

ローク・カストは白人種人間の女性で、は青、は茶色だった。他のマンダロリアン・スーパー・コマンドーと同じく、カストもシャドウ・コレクティヴとダース・モールに忠実で、このザブラクの指導者が戦場から脱出するのを幾度となく手助けした。コレクティヴがザンバーから撤退した際、彼女はモールの安全を気にかけ、ダソミアで敗走を強いられた際には、分離主義艦隊が到着する前にモールを逃がそうと、彼を無理やり宇宙船の中へ連れ込んだ。カストはモールの命令に背く者に厳しく対処し、ブラック・サンのジットン・モジとパイク・シンジケートのファイフがコレクティヴ脱退を表明した際には、もし戦いから逃げるなら自らの手で彼らを見つけ出し、始末すると脅迫した。[2]

ボ=カターン・クライズ率いるナイト・アウルを始めとする一部のマンダロリアンは、モールがデス・ウォッチの前指導者であるプレ・ヴィズラを正当な決闘で破ったにも関わらず、彼がよそ者であるという理由でリーダーシップに従うことを拒否していたが[6]、カストはこの点を問題にせず、モールの命令には忠実に従った。[2] しかし他のスーパー・コマンドーが指導者の特徴に寄せてマンダロリアン・アーマーを赤や黒に塗装したり、ヘルメットに角をつけていたのに対し、カストはスーパー・コマンドーのリーダーであるにも関わらず、自分の装備にそうした改造を施していなかった。[2]

力と能力

「あそこだ! 射程距離に入ったら、すかさず船に張り付け!」
―ローク・カストに対し、ダース・モール[出典]

ローク・カストはマンダロリアン戦士として2丁のブラスター・ピストルやミサイルなどの兵器を使いこなした。また彼女は格闘での戦闘にも長けており、BXシリーズ・ドロイド・コマンドーの背後に気づかれることなく忍びより、武器を使わずに破壊することができた。カストはパイロットとしても優秀で、オード・マンテルの戦いではガントレット・ファイター<ナイトブラザー>を巧みに操縦し、砲撃をかいくぐって敵の旗艦に着艦することに成功した。[2]

装備

「トワイレックを狙え!」
―ローク・カストに対し、ガー・サクソン[出典]
Rook Kast and Dooku

ドゥークーにブラスターを向けるカスト

他のマンダロリアン兵士と同じく、カストも黒いボディ・グローブの上にマンダロリアン・アーマーを身に着け、ミサイルを搭載することができるジェットパックを背中に装着していた。また彼女はケーブル発射装置を内蔵したマンダロリアン・ヴァンブレイスを前腕につけていた。他のマンダロリアン・スーパー・コマンドーがアーマーを赤や黒に塗装していたのに対し、カストのアーマーは茶色で、ヘルメットや腰に黒い模様が入っていた。また彼女のヘルメットは標準的なマンダロリアンの装備と違って頭頂部にふたつの突起があり、バイザーは黄色だった。カストは戦闘で2丁のブラスター・ピストルを使用した。[2]

制作の舞台裏

ルック・カスト2014年に発売されたコミック作品『スター・ウォーズ:ダース・モール ダソミアの息子』(ジェレミー・バーロウ作、フアン・フリゲリ作)に登場するキャラクターである。本作は、TVアニメ・シリーズ『スター・ウォーズ クローン・ウォーズ』で描き切れなかったダース・モールのその後の活躍に焦点を当てた物語となっている。翻訳版は2019年ヴィレッジブックスから発売された。[2] またコミックの発売に先立ち、2014年4月22日発売のスター・ウォーズ インサイダー誌第144号でカストの情報が解禁されていた。

設定資料集『アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科』の翻訳版ではルーク・カストローク・カストという2通りの表記が使われている。[1]

ルーカスフィルム ストーリー・グループパブロ・ヒダルゴは、TVシリーズ『スター・ウォーズ 反乱者たち』のキャラクターであるサビーヌ・レンのデザインにインスピレーションを与えた要素のひとつに、ルック・カストを挙げている。[9]

登場エピソード

参考資料

脚注

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