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*[[アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科]]
 
*[[アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科]]
 
*[[アート・オブ・スター・ウォーズ/フォースの覚醒]]
 
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==脚注==
 
==脚注==

2016年8月9日 (火) 16:00時点における版

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「フォースは私の一族と共に。父がそうであり…私も…妹も…」
ルーク・スカイウォーカー[出典]

レイア・オーガナ(Leia Organa)はフォース感応能力を持つ人間女性で、ジェダイ・ナイトアナキン・スカイウォーカーナブー代表のパドメ・アミダラ元老院議員の娘。ルーク・スカイウォーカーの双子の妹。オーガナは帝国元老院政治家だったが、共和国再建のための同盟新共和国の英雄として、銀河帝国に対する反乱運動を率いた。銀河大戦が終結した後、オーガナはファースト・オーダーの脅威に対処するため私設軍隊レジスタンスを組織し、自らその将軍となった。

レイアが生まれる直前、アナキン・スカイウォーカーはダークサイドに転向してシス卿ダース・ヴェイダーとなり、アミダラは双子を出産した直後に命を落とした。その後、レイアは惑星オルデランベイル・オーガナ議員とクイーンブレハの養女になり、オーガナ家プリンセスとして育てられた。彼女はやがて最年少の帝国元老院議員となったが、同時に反乱同盟軍の重要メンバーとして活動していた。銀河大戦中、オーガナは反乱軍が奪取したデス・スター設計図を受け取ったが、タトゥイーン上空で帝国軍に捕えられる。しかし、彼女は設計図をアストロメク・ドロイドR2-D2に託し、ジェダイ・マスターオビ=ワン・ケノービのもとへ派遣していた。帝国のグランドモフウィルハフ・ターキンは反乱軍に加担したオーガナの故郷オルデランを見せしめに選び、デス・スターのスーパーレーザー破壊した。その後、ケノービとスカイウォーカー、ハン・ソロチューバッカ、R2-D2、C-3POがデス・スターに駆け付け、囚われのプリンセスを救出した。オーガナが持ち帰った設計図のおかげで、反乱軍はヤヴィンの戦いに勝利し、デス・スターの破壊に成功した。その後、オーガナはエヴァーン・ヴァーレーンやR2-D2の助けを借りてオルデラニアンの難民を帝国の手から救った。

その後もオーガナは数々の任務に参加し、反乱軍の活動に貢献した。ホスの戦いで、彼女はハン・ソロの宇宙船ミレニアム・ファルコン>に乗ってエコー基地から撤退した。彼女たちは<ファルコン>の修理のため惑星ベスピンクラウド・シティを訪れたが、ソロの友人ランド・カルリジアンの裏切りに遭い、ダース・ヴェイダーの罠に嵌まってしまった。ソロが賞金稼ぎボバ・フェットに引き渡される直前、オーガナはソロへの愛情を初めて口にする。オーガナは後にスカイウォーカーらと協力してジャバ・ザ・ハットからソロを救出した。その際、犯罪王の息の根を止めたオーガナは、“ハットスレイヤー”(Huttslayer)という綽名を頂戴することになる。ソロを解放した後、オーガナたちはエンドアの戦いに参加した。彼女はソロ、チューバッカと共にエンドアの地上攻撃部隊に参加し、第2デス・スターシールド発生装置を破壊することに成功した。戦いのさなか、オーガナはダース・ヴェイダーが実の父親で、スカイウォーカーが兄であることを知らされた。

エンドアの戦いで皇帝パルパティーンを失った帝国は混乱状態に陥り、反乱軍はオーガナの助力のもと新共和国を設立する。銀河協定によって戦争に終止符が打たれた後も、オーガナは帝国の残党が平和条約を無視する可能性を懸念し、新共和国の軍備縮小に反対し続けた。この頃、オーガナはハン・ソロと結婚し、ベン・ソロという名の息子を出産した。ベンがダークサイドの誘惑に晒されると、オーガナは新世代のジェダイを育成していた兄に息子を預けることにした。ところがベンは伯父の教えに背き、新世代のジェダイの虐殺に加担する。彼はダークサイドの戦士「カイロ・レン」となり、ファースト・オーダー最高指導者スノークに弟子入りした。オーガナはファースト・オーダーの脅威を真剣に受け止めるよう銀河元老院に訴えたが無視されてしまい、自らレジスタンスを組織した。レジスタンスはファースト・オーダーの超兵器スターキラー基地破壊したが、ハンはこの戦いで実の息子に殺された。その後、オーガナは消息不明のスカイウォーカーを見つけ出して力を借りるため、レジスタンスの勝利に貢献した若きフォース感応者レイを兄のもとへ送り出した。

経歴

誕生以前

クローン大戦中、ジェダイ・マスターヨーダ不死の秘密を探るための旅に出た。古代シス故郷モラバンドを訪れたヨーダは、そこで未来のヴィジョンを見た。旅の案内を務めたフォースの女官たちの“平静”は、ヨーダにアナキン・スカイウォーカーとは別の新しいスカイウォーカーの存在を教えた。これはルーク・スカイウォーカーとレイア・オーガナの誕生や運命をほのめかす出来事だった。

生い立ち

誕生

Baby leia

赤ん坊のレイア

クローン大戦が終結し、皇帝シーヴ・パルパティーン銀河帝国建国されてから2後、小惑星ポリス・マサで双子のルークとレイアが誕生した。双子の母親は惑星ナブーを代表したパドメ・アミダラ元老院議員で、父親はジェダイ・ナイトのアナキン・スカイウォーカーだった。レイアが生まれる直前、スカイウォーカーはフォースダークサイドに転向し、シスの暗黒卿ダース・ヴェイダーになった。妊娠中のパドメは、夫にフォースで首を絞められた後、ポリス・マサにある病院へ運ばれ、激しいパニックの中で子を出産することになった。ジェダイ・マスターのオビ=ワン・ケノービ(彼は惑星ムスタファーでヴェイダーを倒し、パドメを救出した)とグランド・マスター・ヨーダ、そして惑星オルデラン代表のベイル・オーガナ議員がパドメを病院に運び、出産を見守った。ポリス・マサンの外科医は、死につつあるパドメから双子の赤ん坊を取り上げた。アミダラは双子に「ルーク」、「レイア」という名前を付けた後、息を引き取った。ポリス・マサンの医師はアミダラを救おうとしたが、どの試みも失敗に終わり、双子は生まれてすぐに孤児になった。

オビ=ワン・ケノービとヨーダは、フォースの強い双子を皇帝パルパティーンの手から守る必要があると考えた。すると、ベイル・オーガナが女の子のレイアを引き取ると申し出た。オーガナと彼の妻クイーンブレハの間には子どもがおらず、ふたりは養女を欲しがっていたのである。ジェダイはこの提案に同意し、ルークは惑星タトゥイーンに住むアナキンの義兄弟オーウェンベルー・ラーズ夫妻の家に送られることになった。その後、ルークとレイアは実の両親や双子の兄妹の存在について知らないまま成長することになった。また、ムスタファーの対決をかろうじて生き延びていたダース・ヴェイダーも、妻のパドメが死ぬ前に子どもを生んでいたことを知らなかった。

オーガナ家の養女

オルデラン王家の娘として育ったレイアは、オーガナというラストネームを与えられた。レイアが養女であることは周知の事実だったが、彼女は実の両親が誰なのかを知らされていなかった。しかし、生まれてすぐに母親を失ったにも関わらず、レイアはパドメ・アミダラの印象を大人になった後も覚えていた。のちに彼女は、母親の記憶が無いルークに対し、母親は「きれいで優しいが、悲しそうだった」と語った。

Princely lessons

幼い頃、オーガナは戦闘法から語学に至るまで幅広いレッスンを受けた

幼い頃、オーガナはベイルからオルデランに住む労働者たちの努力の尊さと、彼らを治める女王の職務の重要性を教わった。オーガナの面倒を任されていた数名のおばたちは、若きプリンセスにエチケットを教え、貴族にふさわしい女性に育て上げようとした。オーガナは彼女たちのことを愛していたが、適切な伴侶を見つけることだけを生きがいにした、甘やかされたプリンセスとして育つことに抵抗感を覚えていた。オーガナはしばしば両親に同伴し、果てしなく続くオルデラン王室の式典に参加し、イベントが終わるのを無表情のまま待ち続けた。ある時オーガナはおばのひとりに、プリンセスの務めは黙って義務を果たすことだけでは無いはずだと不満を言ったことがあった。ところがおばは、悲しい笑みを浮かべながら、それこそがプリンセスの最大の務めなのだと答えた。

王族の一員であるプリンセスは誘拐の標的となりやすく、オーガナ家の者たちは彼女に護身術の基本を学ばせる必要があると考えた。16歳になった後、オーガナは個人的なインストラクターから武術の訓練を受けた。彼女はこの訓練を楽しんだ。武術の訓練は自身の身体的なたくましさを体感できるだけでなく、エチケット教育の緊張感を忘れることが出来たのである。彼女はインストラクターのおかげで意識を明確に保ち目の前の状況に集中する術を学んだ。また、彼女は乗り物の操縦法も学び、スティープル=チェイスオルデラニアン・ジュニア・チャンピオンになった。

ある日、ベイル・オーガナ総督がプリンセスを迎えに行った時、彼女は使用人のひとりと語学の勉強をする代わりにスパーリングを行っていた。移動中、プリンセスは母が彼女に押し付けようとする政治の分野に熱意を抱けないと語った。するとベイルは、オルデランの重要性や、いずれ彼女がクイーンになったときにすべきことを説明した。彼は、たとえ個人的な望みが犠牲になっても、誇りを持ってオルデランの調和的な文化の遺産を次世代に伝える必要があるのだと説いた。

帝国の元老院議員

Princessleiaheadwithgun

プリンセス・レイア

10代の後半で、オーガナは養父の後に続いて帝国元老院の最年少の議員に選出された。彼女のおばたちは、立派な夫を見つけることの方が大切だと主張し、彼女の進路に反対していた。選挙の直後、ベイルは新たに選出された他の官僚たちとともに、プリンセスを首都惑星コルサントの皇帝のもとへ連れて行くことになった。謁見の当日まで、オーガナは皇帝に直接訴えるための不満を準備していた。しかし、実際に帝国の統治者と対面したオルデランのプリンセスは、皇帝の放つ不穏な悪のオーラに圧倒されてたった一言しか発することが出来ず、ただ小さくお辞儀をするばかりだった。

オーガナは本物の変化と改革を求めて政治の世界に足を踏み入れたが、間もなく同じ理想を抱く議員が他に誰もいないことに気付いた。前身の共和国元老院とは違い、帝国元老院は皇帝の布告を全て承認するだけの儀礼的な機関でしかなかったのである。実際、反対の声を上げて皇帝の忍耐力を試そうとする代表議員などひとりもいなかった。オーガナは元老院に加わって間もないうちに、裏切りは常に最も好意的に接してくる人びとからもたらされることを学んだ。

オルデランのプリンセスは、帝国がアウター・リム・テリトリーで犯している犯罪行為を黙認する他の議員たちの気持ちを理解できず、銀河系各地の苦難を救済する活動に打ちこんだ。ある時、オーガナは帝国軍が焼き払った村落の廃墟から、孤児になったウーキーの赤ん坊を救い出した。しかしオーガナにとって不快なことに、メディアは人道的な活動には一切の注意を払わず、彼女をただのプリンセスとしてしか扱わなかった。

やがてレイア・オーガナは銀河大戦で帝国と争う共和国再建のための同盟(通称反乱同盟)の存在を知った。銀河系を適切な手段で救う手段を探していたプリンセスは、同盟軍に参加した。

銀河大戦

デス・スターの囚人

「わたしは外交任務でオルデランに向かう途中の、帝国元老院の議員――」
「いや、反乱同盟軍の仲間で、帝国の反逆者だ! 彼女を連れていけ!」
―レイア・オーガナとダース・ヴェイダー[1][出典]
LeiaSupportsGunRights-ANH

<タンティヴIV>でストームトルーパーとの戦いに備えるレイア・オーガナ

反乱軍の司令部がダントゥインからヤヴィン4へ移された頃、反乱軍のチームがデス・スターバトル・ステーション設計図奪取に成功した。ベイル・オーガナの望みに反し、プリンセスは設計図を運ぶ任務に自ら志願した。レイマス・アンティリーズ船長CR90コルベットタンティヴIV>でオルデランへ移動中、オーガナはインペリアル・スター・デストロイヤーデヴァステイター>に追跡され、砂漠の惑星タトゥイーンの上空で追い詰められた。帝国に捕まる前に、オーガナはアストロメク・ドロイドR2-D2に設計図とメッセージを託し、タトィーンに住むオビ=ワン・ケノービのもとへ向かわせた。その後、ダース・ヴェイダー率いるストームトルーパー部隊が船内になだれ込み、反乱軍兵士やアンティリーズ船長を殺害した。オーガナは抵抗を試みたが、トルーパーのブラスターから放たれたスタン・ビームに倒れ、ヴェイダーのもとへ連れて行かれた。

ドロイドのR2-D2とC-3POはルーク・スカイウォーカーの手に渡り、無事にケノービのもとに届いた。彼らはオーガナのメッセージを再生し、彼女を救出するために出発した。一方、オーガナはデス・スターで尋問を受け、反乱軍の秘密基地の場所を尋ねられた。彼女はマインド・プローブを備えた尋問ドロイドにも抵抗し、反乱軍に不利益になる情報をひとつも漏らさなかった。デス・スターを指揮するグランドモフウィルハフ・ターキンは、このバトル・ステーションを利用した強硬手段を執ることに決めた。彼はオルデラン星系に針路をとり、もし反乱軍の基地を教えなければオーガナの故郷を破壊すると脅したのである。オーガナは基地はダントゥインにあると答えたが、初めからオルデランを破壊するつもりでいたターキンは、スーパーレーザー砲の発射を命じた。惑星オルデランは、オーガナの家族もろとも一瞬で破壊されてしまった。

Leiadeathstar

デス・スターにて、オーガナとルーク・スカイウォーカー、ハン・ソロ

その後、ケノービとスカイウォーカー、R2-D2、C-3PO、密輸業者ハン・ソロチューバッカがプリンセスを救出するためにデス・スターにやって来た。スカイウォーカーはオーガナを(彼女が実の妹であるとは知らず)監房ブロックAA-23独房2187から解放した。スカイウォーカーとオーガナ、ソロ、チューバッカは、逃げ道を探してダスト・シュートの中に飛び込み、廃棄物圧縮機に潰されかけたが、R2-D2が機械を止めたおかげでなんとか生き延びた。宇宙ステーション内でストームトルーパーの追っ手から逃げ回った後、彼女たちはソロのYT-1300軽貨物船ミレニアム・ファルコン>が格納されているハンガー・ベイにたどり着いた。

ケノービはダース・ヴェイダーとの対決で命を落としたが、彼がデス・スターのトラクター・ビームを解除してくれたおかげで<ミレニアム・ファルコン>は脱出に成功した。TIE/LNスターファイターの追撃をかわした後、<ファルコン>は反乱軍基地のあるヤヴィン4へ針路をとったが、オーガナは帝国軍が彼女たちをわざと逃がしたことに気付いていた。帝国軍はソロの貨物船ホーミング・ビーコンが仕掛けており、逃亡した反乱分子を追跡して秘密基地の場所を割り出すつもりだったのである。しかし、設計図を解析してデス・スターの弱点を一刻も早く突き止めるため、彼女は仲間たちのもとへ戻った。

ヤヴィン4の勝利とその後

Medals

ヤヴィンの勝利を祝う式典

反乱軍基地に到着したオーガナは、ウィラード将軍に迎え入れられた。R2-D2が記録していた設計図を解析し、ジャン・ドドンナ将軍は小型のスターファイターを使ってデス・スターを破壊する作戦を立てた。オーガナやスカイウォーカーの期待に反し、ハン・ソロとチューバッカはプリンセスを救出して送り届けた分の報酬を受け取った後、ヤヴィン4から去っていった。その後、反乱軍パイロットたちはヤヴィン星系にやって来たデス・スターと戦った。オーガナはドドンナ将軍たちと共に基地の司令センターから戦いを見守った。反乱軍は多くの隊員を失ったが、レッド中隊パイロットとして出撃したスカイウォーカーと、結局戦場に戻ってきたソロの活躍のおかげで、デス・スターは破壊された。

反乱軍の貴重な勝利の後、ヤヴィン4の基地では表彰式が行われ、英雄たちの活躍が称えられた。オーガナはオルデラニアンのガウンを着て式典に参加し、スカイウォーカーやソロにメダルを授与した。

しかし、祝賀の時間はすぐに終わってしまった。オーガナはオルデランを失った苦しみを思い出し、故郷が破壊された際に命を落とした全ての人びとのためにしばらく黙祷するよう反乱軍兵士たちに頼んだ。彼らの沈黙は、ドドンナ将軍のアナウンスによって破られた。彼は、帝国に場所を突き止められたヤヴィン4基地からの撤退を開始する必要があると告げた。ソロやスカイウォーカーとしばらく談笑した後、オーガナはひとり取り残された。その時、オーガナはベイルとブレハの記念碑の前にたたずむ女性パイロットエヴァーン・ヴァーレーンの存在に気付いた。

帝国の賞金首

Leia and evaan

オーガナとエヴァーン・ヴァーレーン

その後、あまり目立たない服装に着替えたオーガナは、ギアル・アクバー提督に話しかけ、ドドンナ将軍との対面を求めた。モン・カラマリの提督が示した部屋では、ドドンナ将軍が新しい反乱軍基地を設置するための候補地を検討していた。オーガナは候補地の偵察任務に自ら志願したが、将軍は彼女の申し出を断った。ドドンナは、いまはオルデランの犠牲者たちを弔うべきだと主張し、帝国がオーガナの首に10,000,000クレジットもの賞金を懸けている状況で、護衛部隊もつけずにプリンセスをヤヴィン4から離れさせるわけにはいかないのだと説明した。

その後、オーガナはアクバー提督と短い会話を交わした後、反乱軍パイロットのエヴァーン・ヴァーレーンと顔を合わせた。彼女もまた故郷を失ったオルデラニアンだった。会話中、ヴァーレーンは故郷のプリンセスであるオーガナに形式ばった態度を取り、彼女に対して忠誠を誓った。オーガナはプリンセスとして扱われることを拒否したが、ヴァーレーンは彼女にオルデラニアン難民がいま危険にさらされていることを教えた。オルデラン破壊後も、銀河帝国はこの惑星の出身者を執拗に狩り出していたのである。同胞の窮状を知ったオーガナは、ヴァーレーンとR2-D2に協力を求めた。ヤヴィン4を離れるにはドドンナ将軍を騙す必要があった。R2-D2はオーガナの囮のホログラムを録画し、彼女が夜も部屋の中にいるように見せかけた。

Escaping Yavin Leia Evaan

ヤヴィン4からの脱出

オーガナ、ヴァーレーン、R2-D2は、オルデラン出身者を帝国から救うため、T-1シャトルに乗って任務に出発した。しかしヴァーレーンは、2機のXウイング・スターファイターが彼女たちの後を付けていることに気付いた。プリンセスを連れ戻すため、ドドンナがスカイウォーカーとウェッジ・アンティリーズを派遣していたのである。彼らはシャトルを取り囲もうとしたが、ヴァーレーンはシャトルのアルヴィアル・ダンパーが故障したと見せかけ、Xウイングを出し抜いてナブーへのハイパースペース・ジャンプを成功させた。ナブーに到着したオーガナたちは、帝国の監査官のふりをして首都シードに着陸した。オーガナは“ソロ第1大臣”という偽名を名乗って宇宙船の燃料補給を行い、その代金の支払いを帝国顧問のオフィスに回した。

ヴァーレーンやR2-D2と共に都市の内部に進んだオーガナは、故パドメ・アミダラの壁画を目にした。オーガナはそれが実の母親であることを知らなかったが、この壁画に興奮を覚えた。その後、オーガナの旧友であるジュンが彼女たちを歓迎し、別荘の食事に招待した。プリンセスの要求に応じ、ジュンはマリーナ地区にあるクラブ・ディージャの経営者ムル・サナカとの面会を手配した。サナカは、オーガナたちが探していたオルデラニアンのミュージシャン・グループ、音楽教団の雇い主だったのである。オーガナたちはT-1シャトルでマリーナ地区に移動し、サナカに会うためクラブに赴いた。

Leia confronts Junn

ジュン卿にブラスターを向けるオーガナ

オーガナはオルデラニアンの身柄に関する交渉を試みた。しかし、オーガナの正体に気付いていたサナカは、ベサリスクの警備兵を使って彼女を捕まえようとした。オーガナたちが抵抗したため、サナカはプリンセスを殺害しようとしたが、音楽教団のリーダーであるウーワ・パリースの介入によって彼女の命は救われた。同じくオーガナの正体に気付いていたパリースは、故郷のプリンセスの後を付けてきていたのだった。オルデランの悲劇を他の者たちから隠していたパリースは、自分の行為は死に値すると考えていた。しかしオーガナは他のミュージシャンを集め、故郷のための聖戦に加わらないかと持ちかけた。

彼らが仲間に加わることに同意した後、オーガナはジュン卿の宮殿に戻り、なぜ自分を裏切ってサナカに売ったのかと尋ねた。オーガナはジュンにブラスターを向け、音楽教団のメンバーを乗せることが出来るヨットを差し出すよう命じた。ジュン卿は止むを得ずオーガナに<ロード・ジュン>を与えた。それから間もなく、プリンセスとオルデラニアンの生存者たちはアウター・リムの惑星サラストへと旅立った。

オルデランの生存者

ファイル:Leia arrives alderaan enclave.jpg

サラストのオルデラン居留地を訪れたオーガナとヴァーレーン

宇宙船は間もなくサラスト星系に到着し、オーガナとヴァーレーン、R2-D2はオルデラン居留地への案内人であるサラスタンティヴィと対面した。移動中、ライフルを構えたオルデラニアンの部隊が近づいてきたが、オーガナとヴァーレーンはすぐに彼らを武装解除させ、生存者チームのリーダーであるプリザーヴァージョラ・アステインとの面会を求めた。しかし、アステインはプリンセス・オーガナが故郷オルデランを裏切った反逆者だと思っていた。タイミングが悪いことに、オルデランの生存者の居場所が帝国に発覚してしまった。生存者のひとりであるテイスが、悪気なく帝国軍人の姉妹テュラに連絡を取った際、彼女の上官ドリードに見つかってしまったのである。

ドリードの帝国軍クルーザーがサラストの軌道に現れたことを知ると、アステインはオーガナとヴァーレーンを殺すよう部下に命じた。ふたりは止むを得ずアイウェルの地下の汚染された水路へと逃亡した。彼女たちはストームトルーパーを襲撃するためロックレンダーを集め、居留地の防衛に貢献した。戦闘が終わり、帝国が敗北すると、アステインは自らの過ちを認めてオーガナに忠誠を誓った。

オーガナの要請に従い、ナイン・ナンはオルデラニアンの生存者をサラストから無事に脱出させた。オーガナは亡き母の首飾りカルシドニ・ウェーブを報奨代わりにナンに与え、アステインとコーヴィスにテイスを呼んでこさせた。オーガナは今回の帝国軍の襲撃に関しテイスに罪は無いと考えており、彼女の姉妹であるテュラに会いたいと考えていた。また、オーガナはエスピリオンにいるオルデラニアン難民と交渉する任務をパリースとアステインに任せた。その後、オーガナの計画が裏目に出て、帝国軍のドリードがテュラを殺すと脅迫してきた。オーガナは自分とテュラの身柄を惑星スカラドーシュで交換しようと持ちかけ、ドリードはこれに応じた。しかし、ヴァーレーンやナンを始めとするオーガナの仲間たちが帝国軍を襲撃し、ドリードのシャトルを奪うことに成功した。ナンは<メルクローラー>を操縦して仲間たちを星系外へ脱出させ、スター・デストロイヤーよりも先にエスピリオンに到着した。

Leia addresses the Alderaanians

エスピリオンで同胞に連絡を取るオーガナ

エスピリオンの軌道は、オーガナのメッセージを受け取ったオルデラニアン難民の宇宙船団でいっぱいになっていた。テイスとテュラ姉妹の再会を見守った後、オーガナはパリースやアステインと再会した。オーガナは帝国軍のスター・デストロイヤーと戦うためエスピリオンの軍隊に力を借りるつもりでいたが、アステインは交渉に失敗したと報告した。ヴァーレーンの励ましを受け、オーガナは難民の艦隊に協力を求めるメッセージを送信した。R2-D2によってエスピリオンへと中継されたこのメッセージに促され、ベオン・ベオネルはスター・デストロイヤーを破壊するために<エスピリオン・マルチ>を派遣した。

帝国軍を撃退し、オルデラニアンの難民と共に勝利を祝った後、オーガナとヴァーレーンは反乱同盟軍のもとへ戻るかどうかを話し合った。帝国が存在する限り同胞たちの安全が保障されることは無いと考えていたオーガナは、いつまでも反乱軍から離れているわけにはいかないと考えていた。しかしヴァーレーンは生存者たちにはプリンセスが必要だと主張した。オーガナは同胞のためにリーダーを選ぶ必要があると考え、その役目をヴァーレーンに任せた。その後、オーガナとR2-D2はヤヴィン4の反乱軍基地に戻り、スカイウォーカーやソロ、チューバッカ、C-3POと再会した。

ホスからの撤退

Leiaboh

ホスの戦い当時のレイア

ヤヴィンの勝利から3年後、オーガナは氷の惑星ホスに設置されたエコー基地に配属されていた。当時、オード・マンテルでジャバが雇った賞金稼ぎと遭遇したハン・ソロは、オーガナやカーリスト・ライカン将軍の頼みを断り、反乱軍から離れる決意を固めていた。しかし、ソロがホスを離れる前に、エコー基地の存在が帝国軍艦隊に知られてしまった。ホスの雪原で遭難したスカイウォーカー中佐が救出された後、ソロとチューバッカが帝国によって派遣されたプローブ・ドロイドを発見したのである。ライカン将軍はエコー基地からの撤退開始を命じた。

反乱軍輸送船が脱出する時間を稼ぐため、反乱軍地上兵やスノースピーダー部隊がAT-ATウォーカー率いる帝国地上軍を食い止めた。ダース・ヴェイダーや帝国軍スノートルーパー部隊がエコー基地に侵入した頃、最後まで基地に残っていたオーガナは輸送船に乗り込むことが出来ず、ソロやチューバッカ、C-3POらと共に修理中の<ミレニアム・ファルコン>でホスから脱出することになった。反乱軍の敗北に終わったホスの戦いの戦場を離れた後、ハイパードライブが故障していた<ファルコン>はハイパースペースに突入することが出来ず、小惑星帯で帝国軍の追っ手を振り切らなければならなかった。ハイパードライブを修理するため、ソロは<ファルコン>を小惑星の洞窟に停泊させた。宇宙船の修理作業中、オーガナとソロは回路室でふたりきりになり、そこでファーストキスを交わした。しかし、ふたりのキスは、修理が終わったというC-3POの報告によって邪魔された。

Hanleiafalcon

ソロとレイアのファーストキス

船体に貼りついていたマイノックを退治した後、ソロは自分たちのいるところがクレーターではなく宇宙ナメクジの口の中であることに気付いた。彼は急いで船を出発させ、宇宙ナメクジの口内から飛び出した。その後、<ファルコン>は再び帝国軍艦隊に追撃されることになったが、インペリアル級スター・デストロイヤーのブリッジの背後にぴたりと隠れ、艦が投棄するゴミに混じって逃亡するというソロのアイデアのおかげで、彼女たちはついに帝国軍の追っ手をまくことに成功した。オーガナとソロは、宇宙船を修理できる安全な港について話し合った。アノート星系の近くの港を検討した結果、ソロは友人のランド・カルリジアンが運営する惑星ベスピンの採鉱植民地クラウド・シティに向かうことに決めた。しかし、彼女たちは気づいていなかったが、<ファルコン>はダース・ヴェイダーに雇われた傭兵ボバ・フェットの宇宙船<スレーヴI>に後を付けられていた。

クラウド・シティの罠

カルリジアンはベスピンに到着したソロやオーガナ、チューバッカたちを歓迎した。<ミレニアム・ファルコン>が修理されるまで、彼女たちはしばらくクラウド・シティに滞在することになった。しかし、C-3POが姿を消すなど、オーガナはこの街に不穏な何かを感じていた。彼女の予感は的中し、カルリジアンは友人のソロを裏切って帝国軍に差し出した。ダース・ヴェイダーはソロたちよりも先にカルリジアンに接触し、クラウド・シティの安全を保障する代わりに、ソロを罠にかけるよう要求していたのである。ヴェイダーはソロを拷問にかけた後、反乱分子をカーボン凍結施設に集めた。ソロの身柄はボバ・フェットに引き渡され、タトゥイーン犯罪王ジャバ・ザ・ハットに届けられることになっていた。スカイウォーカーをカーボン凍結にかけようと考えていたヴェイダーは、ソロを使って装置のテストをすることに決めた。オーガナは凍結装置に入れられたソロに愛を告白し、ソロは彼女の気持ちに気付いていたと答えた。

Leia19

スカイウォーカーからの呼びかけに気付いたオーガナ

ソロの凍結が成功した後、ヴェイダーはオーガナとチューバッカを自分の宇宙船に運ぶよう命じた。しかし、差し出すのはソロだけという約束が破られたことに不満を抱いたカルリジアンは、帝国を裏切ることに決めた。彼は部下のロボトたちの助けを借りて帝国軍の将校を包囲し、オーガナとチューバッカの拘束を解いた。チューバッカは激怒のあまりカルリジアンの首を絞めたが、まだソロを助けるチャンスが残っていることが判ると、彼女たちは急いでフェットの<スレーヴI>が泊めてあるプラットフォームへ向かった。しかし彼女たちの到着は一足遅く、フェットは凍結されたソロを船内に積み込んで離陸してしまった。一方、フォースを通して友人たちの危険を察知したルーク・スカイウォーカーは、ジェダイ・マスター・ヨーダのもとでの修行を打ち切り、ダゴバからクラウド・シティへ駆け付けた。彼は師匠や友人たちの警告を無視し、ダース・ヴェイダーとの対決に臨んだ。

オーガナとチューバッカ、カルリジアン、C-3PO、R2-D2は、<ミレニアム・ファルコン>に乗ってクラウド・シティから飛翔した。しかし、まだベスピンを離れないうちに、オーガナはスカイウォーカーからの呼びかけに気付いた。ヴェイダーとの戦いに敗れたスカイウォーカーは、クラウド・シティの底部で助けを求めていたのである。都市に引き返してスカイウォーカーを回収した後、<ファルコン>はTIE/LNスターファイタースーパー・スター・デストロイヤーエグゼクター>に追われることになった。R2-D2のおかげで何とかハイパードライブが起動し、彼女たちは帝国軍から逃げ切ることが出来た。その後、<ファルコン>は同盟軍艦隊と合流した。シス卿との戦いで右腕を失ったスカイウォーカーは、ネビュロンBフリゲート艦<リデンプション>で治療を受けた。カルリジアンとチューバッカは一足先にソロの捜索に出発し、オーガナとスカイウォーカーは<リデンプション>を離れる<ファルコン>を見守った。

イエロー・ムーン作戦

モン・モスマたち指導部が反乱軍艦隊に分散を命じた後、オーガナとC-3POが乗り込んでいたフォルク・アイメリク艦長のネビュロンBフリゲート艦<リメンブランス>は、TIEファイターによる攻撃を受けた。味方の<ラノルフォ>は危機的状況にあったが、アイメリク艦長はオーガナの保護を優先して彼らを見捨てるという非情な決断を迫られた。何とか襲撃を凌いだ後、オーガナは惑星ザスティガで他の同盟軍指導部と合流することになった。ナイン・ナンとカルアン・イーマット中尉がオーガナの移送を担当した。<メルクローラー>で目的地に到着した後、一足先に着いていたスカイウォーカーとR2-D2が彼女たちを迎え入れた。最高司令官たちが集まる会議に向かう途中、スカイウォーカーはランド・カルリジアンがソロの居場所の手掛かりを求めてジャバの宮殿に潜入しようとしていることをオーガナに教えた。

Death Star II revealed

最高司令部との会議

会議の最中、プリンセス・オーガナと将軍たちは、銀河帝国が衛星エンドアの上空で第2デス・スターの建設を進めているとの報告を受けた。デス・スターの完成を許せば、オルデランの悲劇を再び繰り返してしまうことになるだろうと考えた反乱同盟軍の指導者たちは、バトル・ステーションを叩き潰す作戦を立てた。この新情報を口外しないと約束した後、オーガナはスカイウォーカーに付き添われて部屋に戻り、翌日のミーティングで発表するための戦略、イエロー・ムーン作戦を考案した。これは、差し迫ったエンドアの任務のために、帝国軍の注意をオーガナに引きつけるためのプランだった。モン・モスマとの秘密のやり取りの後、オーガナ本人がこの任務への参加を許され、ナイン・ナンとキディ・アレリアントロットロクマルカがチームに加わることになった。

オーガナのチームは間もなくバステールの首都エラドロ・シティに到着した。彼女はそこで、ハイパー=トランシーバーの設置場所についてボン・ヨスと話し合った。彼女たちはキオネー艦長のスター・デストロイヤー<シールドメイデン>に尾行されながらも作戦を続行し、セシ星系に到着後、別のトランシーバーを火山の島に設置した。反乱軍チームは帝国軍の追撃を受けたが、オーレラン率いる<ダガドール>のドレーダン海賊団が彼女たちの争いに介入した。オーレラントのおかげでセシからの脱出に成功した後、オーガナのチームはジャレシュへ向かった。

ファイル:Leia on the Shieldmaiden.jpg

<シールドメイデン>の捕虜

ニエッサと対面し、最後のハイパー=トランシーバーを設置した後、オーガナたちはジャレシュの暴動に参加した。彼女たちの乗る<メルクローラー>は、またしても<シールドメイデン>の追撃を振り切った。その後、オーガナは作戦の変更を決意し、集合予定だった反乱軍のスターシップに撤退を勧告した。彼女たちは集合地点であるガラーンの軌道で<サファイア・ローグ>や他の反乱軍宇宙船に警告を発し続けたが、ついに<シールドメイデン>のトラクター・ビームに捕捉されてしまった。オーガナを始めとする反乱軍チームは、スター・デストロイヤーに連行されて捕虜になった。しかし、チームメンバーのアントロットとロクマルカが自らを犠牲にして仲間たちを逃がし、オーガナ一行はラムダ級T-4aシャトルタイディリアム>でスター・デストロイヤーから脱出した。時を同じくして、反乱軍の宇宙船が集合地点から現れてオーガナたちに加勢し、<シールドメイデン>を破壊した。

その後、スカイウォーカーと連絡を取ったオーガナは、エンドア攻撃艦隊が集まりかかっていることと、ソロはまだジャバの宮殿に捕えられたままであることを知らされた。ふたりはコスリスで落ち合い、ソロ救出のための作戦を話し合った。

ソロの救出

Luke the hutt

ジャバの奴隷にされたオーガナと、宮殿にやって来たルーク・スカイウォーカー

ソロの救出作戦が始まった時点で、ホスの戦いから半年が過ぎていた。ランド・カルリジアンは既にジャバの宮殿に潜入しており、続いてスカイウォーカーのメッセージを携えたR2-D2とC-3POが派遣された。その後、賞金稼ぎのブーシに変装したオーガナが、“捕虜”のチューバッカを連れてジャバのもとを訪れた。彼女はサーマル・デトネーターを使ってジャバを脅迫し、本物の賞金稼ぎらしく報酬の取り引きを成功させた。その夜、オーガナは凍らされたソロが飾られている広間に忍び込み、カーボン凍結を解除した。しかし、ふたりはすぐにジャバとその手下たちに発見され、捕えられてしまった。ソロはチューバッカと同じ牢屋に入れられ、オーガナは奴隷の衣装を着せられてジャバの近くに鎖で繋がれることになった。オーガナはジャバにきっと後悔することになるだろうと告げたが、ハットの犯罪王は彼女の言葉に取り合わなかった。

2日後、ルーク・スカイウォーカーがジャバの宮殿を訪れ、ソロと友人たちを解放するよう交渉した。しかし、怒ったジャバは彼をランコアのいる地下室へ放り込んだ。彼はこの猛獣を倒したが、ジャバの手下たちに捕えられ、ソロやチューバッカと共にデューン・シーにあるカークーンの大穴サルラックの餌食にされることになった。オーガナはジャバのセール・バージケタンナ>に乗せられ、処刑を見守ることになった。

Jabbachoke

ジャバを殺すオーガナ

処刑が始まると、スカイウォーカーはR2-D2に預けてあったライトセーバーを受け取り、スキッフの上でジャバの手下たちを切り倒していった。変装していたカルリジアンも戦闘に加わり、倒れた手下たちは眼下の穴に落ちてサルラックの口の中に飲み込まれた。混乱のさなか、オーガナは彼女を拘束するために使われていた鎖をジャバに巻きつけ、彼の首を絞めた。ハットの犯罪王が窒息死した後、R2-D2がオーガナの拘束を解いた。オーガナはセール・バージの甲板でスカイウォーカーと合流し、設置されていたレーザー砲を使って船体を破壊した後、カルリジアンやソロ、チューバッカの乗るスキッフでカークーンの大穴を後にした。ソロの救出が成功に終わった後、オーガナたちは<ミレニアム・ファルコン>に乗ってサラストに向かった(スカイウォーカーとR2-D2は、一旦ダゴバ星系に立ち寄るためオーガナたちとは別行動をとった)。サラストでは、エンドアで建造中の第2デス・スターを破壊するため、同盟軍艦隊が集結しつつあった。彼らはこの戦いで新型バトル・ステーションもろとも銀河皇帝シーヴ・パルパティーンを葬るつもりだった。

エンドアの戦い

モン・カラマリ・スター・クルーザーホーム・ワン>で開かれたブリーフィングで、モン・モスマギアル・アクバー提督クリックス・メイディン将軍が第2デス・スター破壊作戦を説明した。ステーションを攻撃するためには、森の月エンドアの地上にあるシールド発生装置を破壊する必要があった。オーガナとチューバッカはハン・ソロ将軍が率いる地上攻撃部隊に志願し、遅れてやって来たスカイウォーカーもそこに加わった。オーガナたちは帝国軍から盗んだシャトル<タイディリアム>でエンドアに向かった。

Ewok70

ウィケットとの出会い

着陸して間もなく、帝国のスカウト・トルーパーの偵察隊が反乱軍地上部隊の存在に気付いた。オーガナとスカイウォーカーは74-Zスピーダー・バイクでエンドアの森林を走り回り、スカウト・トルーパーを倒した。その途中、オーガナは仲間たちからはぐれてしまい、森の中でウィケット・W・ウォリックという名の原住民のイウォークと出会った。当初ウィケットは見知らぬ余所者を警戒していたが、オーガナはすぐに彼と親しくなった。その後、彼女たちはさらにふたりのスカウト・トルーパーを倒した。ウィケットはオーガナをイウォークのブライト・ツリー村へ案内した。

一方、スカイウォーカーとソロ、チューバッカ、R2-D2はブライト・ツリー村の部族によって捕えられていた。C-3POだけは一種の神のような存在と勘違いされ、原住民たちに崇められた。スカイウォーカーはフォースの技でC-3POが魔法を使っているように見せかけ、自分たちを解放するよう言い聞かせた。その後、C-3POの通訳を介した説明により、イウォークは反乱同盟軍に協力することになった。チャーパ酋長は、反乱軍を部族の一員として迎え入れると宣言した。

Leia truth

スカイウォーカーとの関係を知ったオーガナ

その夜、スカイウォーカーはオーガナに母親のことを覚えているかと尋ねた。スカイウォーカーは、ダース・ヴェイダーが彼の実の父親であること、そしてレイアが双子の妹であることを明かした。スカイウォーカーは父親にまだ善の心が残っていると信じており、彼を救うつもりだと語った。その後、ひとりでいるオーガナのもとへハン・ソロがやって来た。オーガナはしばらくひとりにして欲しいと頼んだが、ソロはオーガナとスカイウォーカーにとって自分が邪魔者になっているのではないかと勘違いした。

翌日、スカイウォーカーは父親と対決するため、ひとりで帝国軍に投降した。オーガナとソロ、チューバッカたちは、イウォークの部族に案内されてシールド発生装置にたどり着いた。イウォークは反乱軍が発生装置のドアを開けるまで時間を稼いだが、オーガナはブラスターの攻撃で負傷した。しかし、チューバッカとイウォークが奪った全地形対応偵察トランスポートがふたりを救った。その後、ソロの作戦のおかげで、反乱軍部隊はシールド発生装置に配備されていた帝国軍の兵士を降伏に追い込むことに成功した。地上部隊はシールド発生装置を爆破し、第2デス・スターはスターファイターの攻撃に対して無防備になった。

オーガナとソロは、第2デス・スターの爆発をエンドアの地上から見守った。ソロはスカイウォーカーも巻き添えになったのではないかと心配したが、オーガナはフォースで兄の存在を感じ取った。ソロは、今後オーガナとスカイウォーカーの関係に干渉するつもりは無いと語った。しかし、オーガナはスカイウォーカーとの関係を明かし、ソロにキスをした。その後、オーガナたちはブライト・ツリー村で勝利を祝い、スカイウォーカーもそこに加わった。

新共和国

エンドアの戦いの数か月後、オーガナは第2デス・スターの破壊と皇帝パルパティーンの死、そして新共和国の誕生を伝えるプロパガンダ・ホロビデオを収録した。彼女は銀河系の人びとに帝国打倒への助力を求めた。

30年後

エンドアの戦いからおよそ30年後、レイア・オーガナはレジスタンスの将軍および指導者を務め、帝国の残存勢力ファースト・オーダーと戦っていた。

個性と特徴

「最後までチャーミングな人だ」
ウィルハフ・ターキン[1][出典]

レイア・オーガナは、ダース・ヴェイダーやウィルハフ・ターキンを前にしても怯むことなく意見を口にすることが出来た、頭の切れる外交官だった。情熱的かつ率直で頑固な性格だったオーガナは、個人的な願望よりも義務を優先するよう努め、自らに課したあらゆる任務をこなしていった。さらにまた、彼女は苦しんでいる人びとに助けの手を差し伸べる際に、自らの王族としての地位に気を払わなかった。

オーガナは平和主義の惑星オルデランの出身だったが、自衛や銀河系の自由のためであれば激しく戦う必要があると信じていた。素晴らしい統率力を備えていたオーガナは、デス・スターのダスト・シュートに飛び込んだり、悪名高いジャバ・ザ・ハットを絞殺した時のように、屈辱的な状況の中でも落ち着きを保ち、大胆な決断を下す能力を持っていた。行動派の女性だった彼女は銀河系に前向きな変化をもたらしたいと願っていた。また、彼女は兄のルークと同様、大人しく待つことの出来ない気短な一面があった。

力と能力

選ばれし者”の娘だったオーガナは、双子の兄のルーク・スカイウォーカーと同様、フォース感応者として生まれついた。オーガナは生まれてすぐに死に別れた母、パドメ・アミダラの印象を大人になった後まで覚えていた。ルーク・スカイウォーカーがベスピンのクラウド・シティで危機に瀕していた際、オーガナはフォースを通して兄の呼びかけに気付いた。彼女はスカイウォーカーの居場所を察知し、<ミレニアム・ファルコン>で助けに駆け付けた。

エンドアでスカイウォーカーが実の兄であることを知った際、オーガナは衝撃を受けたものの、以前からなんとなくその事実に気づいていた。スカイウォーカーは、自分と同じくオーガナにも強いフォースが備わっており、使い方を学ぶことも可能だと妹に告げた。第2デス・スターが破壊された際、ハン・ソロはスカイウォーカーも巻き添えになったのではないかと心配したが、オーガナはフォースを通して兄が無事に生存していることを感じ取った。

オーガナは外交手腕だけでなく武器の扱いにも長けており、極めて正確にブラスター・ピストルを使用していた。若い頃、彼女は故郷オルデランで乗り物の操縦法を学び、スティープル=チェイスのオルデラニアン・ジュニア・チャンピオンになった。

登場作品

参考資料

脚注

  1. 1.0 1.1 訳文は小説『デス・スター』(富永和子訳)による。
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