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{{Quote|私達はオルデラニアン。怒りには叡智で応え…恐怖には想像力で応え…戦争には希望で応えます。私達一人一人が、等しく重要です|レイア・オーガナ|スター・ウォーズ:プリンセス・レイア}}
{{Quote|フォースは私の一族と共に。父がそうであり…私も…妹も…|[[ルーク・スカイウォーカー/正史|ルーク・スカイウォーカー]]|スター・ウォーズ エピソード7/フォースの覚醒}}
 
'''レイア・オーガナ'''(Leia Organa)は[[フォース/正史|フォース]][[フォース=センシティブ/正史|感応能力]]を持つ[[人間/正史|人間]]の[[性別/正史|女性]]で、[[ジェダイ・ナイト/正史|ジェダイ・ナイト]]・[[アナキン・スカイウォーカー/正史|アナキン・スカイウォーカー]]と[[ナブー/正史|ナブー]]代表の[[パドメ・アミダラ/正史|パドメ・アミダラ]][[元老院議員/正史|元老院議員]]の娘。[[ルーク・スカイウォーカー/正史|ルーク・スカイウォーカー]]の双子の妹。レイアが生まれ直前スカウォーカーは[[フースダークサイド/正史|
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'''レイア・オーガナ'''(Leia Organa)は[[フォース]][[フォース=センシティブ|感応能力]]を持つ[[人間]]の[[性別|女性]]で、[[ジェダイ・ナイト]]・[[アナキン・スカイウォーカー]]と[[ナブー]]代表の[[パドメ・アミダラ]][[元老院議員]]の娘。[[ルーク・スカイウォーカー]]の[[双子]]の妹。レイアは[[帝国元老院]]の[[政治|政治家]]だった、[[共和国再建のための同盟]]や[[新共和国]]の英雄として、[[銀河帝国]]に対す反乱運動を率いた。[[銀河内戦]]が終結した後は[[フースト・オーダー]]の脅威に対処するため私設軍隊[[レジスタンス]]を組織し、自らその[[将軍]]となった。
ダークサイド]]に転向して[[シス卿/正史|シス卿]][[ダース/正史|ダース]]・ヴェイダーとなり、アミダラは双子を出産した直後に命を落とした。その後、レイアは[[惑星/正史|惑星]][[オルデラン/正史|オルデラン]]の[[ベイル・オーガナ]]議員と[[女王/正史|クイーン]]・[[ブレハ・オーガナ/正史|ブレハ]]の養女になり、[[オーガナ家/正史|オーガナ家]]の[[王子/正史|プリンセス]]として育てられた。彼女はやがて最年少の[[帝国元老院/正史|帝国元老院]]議員となったが、同時に[[共和国再建のための同盟/正史|共和国再建のための同盟]]の重要メンバーとして活動していた。
 
   
[[銀河大戦/正史|銀河大戦]]、オーガナは反乱軍が[[・スター設計図奪取|奪取]]した[[デス・スター/正史|デス・スター]]の[[デス・スター設計図/正史|設計図]]を受け取ったが、[[タトゥイーン/正史|タトゥイーン]]上空で[[銀河帝国/正史|銀河帝国]]に捕えられ。しかし、彼女は設計図を[[アストロメク・ドロイド/正史|アストロメク・ドロイド]]の[[R2-D2/正史|R2-D2]]に託し、[[ジェダイ・マスター/正史|ジェダイ・マスター]]の[[オビ=ワン・ケノービ/正史|オビ=ワン・ケノービ]]のもとへ送りこんでいた。彼女はデス・スターへ連れて行かれ、[[グランドモフ/正史|グランドモフ]]・[[ウィルハフ・ターキン/正史|ウィルハフ・ターキン]]から反乱軍の[[マサッシのグート・テンプル|秘密基地]]の場所を尋ねられた。ターキンはオーガナの[[ホームワールド/正史|故郷]]であるオルデランを見せしめに選び、デス・スターの[[スーパーレーザー/正史|スーパーレーザー]]で[[災厄|破壊]]した。その後、ケノービとスカイウォーカー、[[ハン・ソロ/正史|ハン・ソロ]]、[[チューバッカ/正史|チューバッカ]]、R2-D2、[[C-3PO/正史|C-3PO]]がデス・スターに駆け付け、囚われのプリンセスを[[プリンセス・レイアの救出/正史|救出]]した。オーガナたちが持ち帰った設計図のおかげで、反乱軍は[[ヤヴィンの戦い/正史|ヤヴィンの戦い]]に勝利し、デス・スターの破壊に成功した。その後、オーガナは[[エヴァン・ヴァーレイン]]やR2-D2の助けを借りて[[オルデラニアン/正史|オルデラニアン]]の難民を帝国の手から救った。
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レイアが生まれる直前、アナキン・スカイウォーカーは[[フォースのダークサイド|ダークサイド]]に転向して[[シス卿]][[ダース]]・ヴェイダーとなりアミダラは双子を出産した直後に命を落とした。その後、レイアは[[惑星]][[オルデラン]]の[[ベイル・オーガナ]]議員と[[女王|クイーン]]・[[ブレア・オーガナ|ブレア]]の養女になり、[[オーガナ家]]の[[王子|プリンセス]]として育てられた。彼女はやがて最年少の帝国[[元老院議員]]となったが、同時に反乱同盟軍の重要メンバーとして活動していた。銀河内戦中、レイアは反乱軍が[[スカリフ戦い|奪取]]した[[デス・スター]]の[[デス・スター設計図|設計図]]を受け取ったが、[[タトゥイーン]]上空で[[帝国]]に捕えられ。しかし、彼女は設計図を[[アストロメク・ドロイド]]の[[R2-D2]]に託し、[[ジェダイ・マスター]]の[[オビ=ワン・ケノービ]]のもとへ派遣していた。帝国の[[グランドモフ]]・[[ウィルハフ・ターキン]]反乱軍に加担したイアの[[ホームワールド|故郷]]オルデランを見せしめに選び、デス・スターの[[スーパーレーザー]]で[[災厄|破壊]]した。その後、ケノービとスカイウォーカー、[[ハン・ソロ]]、[[チューバッカ]]、R2-D2、[[C-3PO]]がデス・スターに駆け付け、囚われのプリンセスを[[プリンセス・レイアの救出|救出]]した。レイアが持ち帰った設計図のおかげで、反乱軍は[[ヤヴィンの戦い]]に勝利し、デス・スターの破壊に成功した。その後、レイアは[[エヴァン・ヴァーレイン]]やR2-D2の助けを借りて[[オルデラニアン]]の難民を帝国の手から[[オルデラン難民救出任務|救った]]
   
その後もオーガナは数々の任務に参加し、反乱軍の活動に貢献した。[[ホスの戦い/正史|ホスの戦い]]で、彼女はハン・ソロの[[スターシップ/正史|宇宙船]]<[[ミレニアム・ファルコン/正史|ミレニアム・ファルコン]]>に乗って[[エコー基地/正史|エコー基地]]から撤退した。その後、彼女たちは<ファルコン>の修理のため惑星[[ベスピン/正史|ベスピン]]の[[クラウド・シティ/正史|クラウド・シティ]]を訪れたが、ソロの友人[[ランド・カルリジアン/正史|ランド・カルリジアン]]の裏切りに遭い、[[帝国軍/正史|帝国軍]]の罠にはまった。ヴェイダーに捕えられたソロに対し、オーガナは彼のことを愛しいたと告白した。その後、クラウド・シティから[[クラウド・シティからの脱出|脱出]]したオーガナは[[同盟軍艦隊/正史|反乱軍艦隊]]と合流した彼女は後にスカイウォーカーたちと協力して[[犯罪王/正史|犯罪王]][[ジャバ・デシリジク・ティウレ/正史|ジャバ]]・ザ・[[ハット/正史|ハット]]からソロを[[ハン・ソロの救出/正史|救出]]し、[[エンドア/正史|エンドアの戦い]]に参加した。オーガナはソロチューバッカと共に[[エンドア/正史|エンドア]]の地上攻撃部隊に参加し、[[第2デス・スター/正史|第2デス・スター]]の[[偏向シールド発生装置/正史|シールド発生装置]]を破壊することに成功した。戦いのさなか、オーガナはダース・ヴェイダーが彼女の実の父で、スカイウォーカーが兄であることを知らされた。エンドアの勝利の数か月後、オーガナは[[新共和国/正史|新共和国]]の誕生に立ち会った。
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その後もレイアは数々の任務に参加し、反乱軍の活動に貢献した。[[ホスの戦い]]で、彼女はハン・ソロの[[スターシップ|宇宙船]]<[[ミレニアム・ファルコン]]>に乗って[[エコー基地]]から撤退した。彼女たちは<ファルコン>の修理のため惑星[[ベスピン]]の[[クラウド・シティ]]を訪れたが、ソロの友人[[ランド・カルリジアン]]の裏切りに遭い、ダース・ヴェイダーの罠嵌まってしまった。ソロが[[賞金稼ぎ]][[ボバ・フェット]]に引き渡される直前、レイアはソロへの愛情を初めて口にするレイアは後にスカイウォーカーと協力して[[ジャバ・デシリジク・ティウレ|ジャバ]]・ザ・[[ハット]]からソロを[[ハン・ソロの救出|救出]]した。その際、[[犯罪王]]の息根を止めたレイアは、“'''ハットスレイヤー'''”(Huttslayer)とう綽名を頂戴することになる。ソロを解放した後、レイアたちは[[エンドアの戦い]]に参加した。彼女はソロチューバッカと共に[[エンドア]]の地上攻撃部隊に参加し、[[第2デス・スター]]の[[偏向シールド発生装置|シールド発生装置]]を破壊することに成功した。戦いのさなか、レイアはダース・ヴェイダーが実の父で、スカイウォーカーが兄であることを知らされた。
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エンドアの戦いで[[銀河皇帝|皇帝]][[シーヴ・パルパティーン|パルパティーン]]を失った帝国は混乱状態に陥り、反乱軍はレイアの助力のもと新共和国を設立する。この頃、レイアはハン・ソロと結婚し、[[カイロ・レン|ベン・ソロ]]という名の息子を出産した。[[銀河協定]]によって戦争に終止符が打たれた後も、レイアは帝国の残党が平和条約を無視する可能性を懸念し、新共和国の軍備縮小に反対し続けた。新共和国の元老院において、レイアは[[ポピュリスト]]という派閥に属していた。新共和国の発足からおよそ20年後、元老院において[[ポピュリスト]]と相対する[[セントリスト]]の派閥対立が頂点に達し、セントリストは“[[主席議員]]”と呼ばれる新たな役職の設置を提案した。これが独裁に繋がるのではないかという議論が紛糾する中で、帝国の残党勢力[[ファースト・オーダー]]の手による[[ナプキン爆破]]が発生。セントリストは対立するポピュリストのレイアがかつてのダース・ヴェイダーの娘であった事実を暴露し、レイアはこの一件で元老院に幻滅して、元老院議員の職を辞する事になる。彼女は、ファースト・オーダーの脅威に対抗するため自らレジスタンスを組織した。
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レイアがヴェイダーの娘であるという事実が公にされたことは、息子であるベンにも大きな影響を与えた。孤独感に苛まれたベンは、スカイウォーカーの血を引くベンに狙いを付けていたファースト・オーダーの最高指導者[[スノーク]]よりダークサイドの誘惑を受けた。レイアは新世代のジェダイを育成していた兄に息子を預けることにした。ところがベンは伯父の教えに背き、新世代のジェダイの[[ジェダイの大虐殺|虐殺]]に加担する。彼はダークサイドの戦士「カイロ・レン」となった。レジスタンスはファースト・オーダーの[[超兵器]][[スターキラー基地]]を[[スターキラー基地の戦い|破壊]]したが、ハンは自身の息子を説得しようとして、失敗し殺された。レイアはその瞬間、フォースの気配で夫の死を悟った。その後、レイアは消息不明のスカイウォーカーを見つけ出して力を借りるため、レジスタンスの勝利に貢献した若きフォース感応者[[レイ]]を兄のもとへ送り出した。
   
 
==経歴==
 
==経歴==
 
===誕生以前===
 
===誕生以前===
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{{Quote|悟り。魂。バランス。そして新しいスカイウォーカー|[[平静]]|犠牲}}
[[クローン大戦/正史|クローン大戦]]中、[[ジェダイ・マスター/正史|ジェダイ・マスター]]の[[ヨーダ/正史|ヨーダ]]は[[フォースの霊体|不死]]の秘密を探るための旅に出た。古代[[シス/正史|シス]]の[[ホームワールド/正史|故郷]][[モラバンド]]を訪れたヨーダは、そこで未来の[[フォース・ヴィジョン/正史|ヴィジョン]]を見た。旅の案内を務めた[[フォースの女司祭/正史|フォースの女司祭]]の“[[平静/正史|平静]]”は、ヨーダに[[アナキン・スカイウォーカー/正史|アナキン・スカイウォーカー]]とは別の新しいスカイウォーカーの存在を教えた。これは[[ルーク・スカイウォーカー/正史|ルーク・スカイウォーカー]]とレイア・オーガナの誕生や運命をほのめかす出来事だった。
 
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[[クローン戦争]]中の[[19 BBY]]、[[ジェダイ・マスター]]の[[ヨーダ]]は不死の秘密を探る[[モラバンドの任務|旅]]に出た。[[惑星]][[ダゴバ]]で[[フォース]]の[[フォース・ヴィジョン|ヴィジョン]]を経験し、[[ジェダイ]]が戦争に負けることを予知した後<ref name="声">{{TCW|声}}</ref>、ヨーダは[[フォースの女官たち]]に導かれて古代[[シス]]の[[ホームワールド|母星]]である惑星[[モラバンド]]を訪れる。女官の1人である“[[平静]]”は、モラバンドで試練を乗り越えたヨーダに[[フォースの霊体|霊体化]]の訓練を始めるよう告げ、忘れてはならない大切なことのひとつとして“新しいスカイウォーカー”の存在を挙げた。平静の言葉は[[ルーク・スカイウォーカー]]とその[[双子]]、レイアの誕生を示唆していた。<ref name="犠牲">{{TCW|犠牲}}</ref>
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===生い立ち===
 
===生い立ち===
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{{Quote|女の子だ」<br />「レイア|[[オビ=ワン・ケノービ]]と[[パドメ・アミダラ]]|スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐}}
====誕生====
 
 
[[File:Baby leia.png|thumb|250px|left|赤ん坊のレイア]]
 
[[File:Baby leia.png|thumb|250px|left|赤ん坊のレイア]]
クローン戦が終結し、[[銀河皇帝/正史|皇帝]][[ダース・シディアス|シーヴ・パルパティーン]]の[[銀河帝国/正史|銀河帝国]]が[[ニュー・オーダー宣言/正史|建国]]されてから2[[標準日/正史|日]]後、[[小惑星/正史|小惑星]][[ポリス・マサ/正史|ポリス・マサ]]で双子の[[ルーク・スカイウォーカー/正史|ルーク]]とレイアが誕生した。双子の母親は[[惑星/正史|惑星]][[ナブー/正史|ナブー]]を代表した[[パドメ・アミダラ/正史|パドメ・アミダラ]][[元老院議員/正史|元老院議員]]、父親は[[ジェダイ・ナイト/正史|ジェダイ・ナイト]]のアナキン・スカイウォーカーだった。が生まれる直前、スカイウォーカーは[[フォース/正史|フォース]][[フォースのダークサイド/正史|ダークサイド]]に転向し、[[シスの暗黒卿/正史|シスの暗黒卿]][[ダース/正史|ダース]]・ヴェイダーになった。妊娠中のパドメは、夫にフォースで首を絞められた後、ポリス・マサにある病院へ運ばれ、激しいパニックの中で子をすることになった。[[ジェダイ/正史|ジェダイ]]・マスターの[[オビ=ワン・ケノービ/正史|オビ=ワン・ケノービ]](彼は惑星[[ムスタファー/正史|ムスタファー]]でヴェイダーを倒し、パドメを救出した)と[[グランド・マスター/正史|グランド・マスター]]・ヨーダ、そして惑星[[オルデラン/正史|オルデラン]]代表の[[ベイル・オーガナ]]議員がパドメを病院に運び、出産を見守った。[[カリダイン/正史|ポリス・マサン]]の外科医は、死につつあるパドメから双子の赤ん坊を取り上げ。アミダラは双子に「ルーク」、「レイア」という名前を付けた後、息を引き取った。ポリス・マサンの医師はアミダラを救おうとしたが、どの試みも失敗に終わり、双子は生まれてすぐに孤児になった。
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19 BBYにクローン戦[[ムスタファーの任務|終結]]し、[[銀河皇帝|皇帝]][[シーヴ・パルパティーン]]の[[銀河帝国]]が[[ニュー・オーダー宣言|建国]]されてから2[[標準日|日]]後<ref name="Siege RR"/>、[[小惑星]][[ポリス・マサ]]で双子のルークとレイア・アミダラ・スカイウォーカー<ref name="事典">[[スタ・ウォーズ キャラター事典 完全保存版]]</ref> が誕生した。双子の母親は[[銀河共和国]]の[[銀河元老院|元老院]]で惑星[[ナブー]]を代表していた[[パドメ・アミダラ]][[元老院議員|議員]]、父親は[[ジェダイ・ナイト]]のアナキン・スカイウォーカーだった。アナキンはジェダの“[[選ばれし者]]”だとされていたが、双子が生まれる直前[[フォースのダークサイド]]に転向し、[[シスの暗黒卿]][[ダース]]・ヴェイダーになってしまった。お腹に双子を身ごもっていたパドメは、夫にフォースで首を絞められた後、ポリス・マサにある病院へ運ばれ、激しいパニック状態で子どもを産ことにな。[[ジェダイ]]・マスターの[[オビ=ワン・ケノービ]](彼は惑星[[ムスタファー]]でヴェイダーを倒し、パドメを救出した)と[[グランド・マスター]]・ヨーダ、そして惑星[[オルデラン]]代表の[[ベイル・オーガナ]]議員がパドメを病院に運び、出産を見守った。[[カリダイン|ポリス・マサン]]の外科医は、死につつあるパドメから双子の赤ん坊を取り上げ。アミダラは双子の男の子と女の子にそれぞれ「ルーク」、「レイア」という名前を付けた後、息を引き取った。ポリス・マサンの医師はアミダラを救おうとしたが、どの試みも失敗に終わり、双子は生まれてすぐに孤児になってしまった。<ref name="EP3" />
  +
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オビ=ワン・ケノービとヨーダは、フォースの強い双子を皇帝パルパティーンの手から守る必要があると考えた。すると、ベイル・オーガナが女の子のレイアを引き取りたいと申し出た。ベイルと彼の妻[[ブレア・オーガナ|ブレア]][[女王]]の間には子どもがおらず、ふたりは養女を欲しがっていたのである。ジェダイはこの提案に同意してレイアを[[オーガナ家]]に預けることに決め、ルークは惑星[[タトゥイーン]]に住むアナキンの義兄弟[[オーウェン・ラーズ|オーウェン]]と[[ベルー・ホワイトサン・ラーズ|ベルー・ラーズ]]夫妻の[[ラーズ家|家]]に送られることになった。その後ルークとレイアは、どちらも実の両親や双子の兄妹の存在について知らないまま成長することになる。また、[[ムスタファーの対決]]をかろうじて生き延びていたダース・ヴェイダーも、妻のパドメが死ぬ前に子どもを生んでいたことを知らなかった。<ref name="EP3" />
   
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===帝国時代===
オビ=ワン・ケノービとヨーダは、フォースの強い双子を皇帝パルパティーンの手から守る必要があると考えた。すると、ベイル・オーガナが女の子のレイアを引き取ると申し出た。オーガナと彼の妻[[女王/正史|クイーン]]・[[ブレハ・オーガナ/正史|ブレハ]]の間には子どもがおらず、ふたりは養女を欲しがっていたのである。ジェダイはこの提案に同意し、ルークは惑星[[タトゥイーン/正史|タトゥイーン]]に住むアナキンの義兄弟[[オーウェン・ラーズ/正史|オーウェン]]と[[ベルー・ホワイトサン・ラーズ/正史|ベルー・ラーズ]]夫妻の家に送られることになった。その後、ルークとレイアは実の両親や双子の兄妹の存在について知らないまま成長することになった。また、[[ムスタファーの対決/正史|ムスタファーの対決]]をかろうじて生き延びていたダース・ヴェイダーも、妻のパドメが死ぬ前に子どもを生んでいたことを知らなかった。
 
 
====オーガナ家の養女====
 
====オーガナ家の養女====
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{{Quote|女の子はわれわれ夫婦が引き取ります。いつも養女が欲しいと話していたのです。妻も喜ぶでしょう|[[ベイル・オーガナ]]|スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐}}
[[オーガナ家/正史|オルデラン王家]]の娘として育ったレイアは、オーガナというラストネームを与えられた。レイアが養女であることは周知の事実だったが、彼女は実の両親が誰なのかを知らされていなかった。しかし、生まれてすぐに母親を失ったにも関わらず、レイアはパドメ・アミダラの印象を大人になった後も覚えていた。のちに彼女は、母親の記憶が無いルークに対し、母親は「きれいで優しいが、悲しそうだった」と語った。
 
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[[file:Princely lessons.png|thumb|240px|幼い頃、レイアは戦闘法から語学に至るまで幅広いレッスンを受けた]]
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[[オーガナ家|オルデラン王家]]の娘として育ったレイアは、オーガナというラストネームを与えられた。<ref name="事典"/> レイアが養女であることは周知の事実で<ref name="DB-Leia-bio">{{SW|url=databank/princess-leia-organa-biography-gallery|text=Princess Leia Organa Biography Gallery}}</ref>、世間の誰もが、オーガナ家がクローン戦争の孤児を引き取ったのだろうと考えていたが<ref>Return of the Jedi: Beware the Power of the Dark Side!</ref>、レイア本人は実の両親が誰なのかを知らされていなかった。<ref name="EP3" /> しかし、生まれてすぐに母親を失ったにも関わらず、レイアは大人になった後もパドメ・アミダラの印象を覚えていた。[[4 ABY]]に自分の家系に関する真実を知った後、レイアは母親のことを覚えていない双子の兄ルーク・スカイウォーカーと会話し、パドメが「とても美しく優しいが、悲しげ」な女性だったと語った。<ref name="EP6" />
   
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幼い頃、レイアはベイルからオルデランに住む労働者たちの努力の尊さと、彼らを治める女王の職務の重要性を教わった。レイアの面倒を任されていた数名のおばたちは、若きプリンセスにエチケットを教え、貴族にふさわしい女性に育て上げようとした。レイアは彼女たちのことを愛していたが、適切な伴侶を見つけることだけを生きがいにした、甘やかされたプリンセスとして育つことに抵抗感を覚えていた。レイアはしばしば両親に同伴し、果てしなく続くオルデラン王室の式典に参加し、イベントが終わるのを無表情のまま待ち続けた。ある時レイアはおばのひとりに、プリンセスの務めは黙って義務を果たすことだけでは無いはずだと不満を言ったことがあった。ところがおばは、悲しい笑みを浮かべながら、それこそがプリンセスの最大の務めなのだと答えた。
[[file:Princely lessons.png|thumb|255px|幼い頃、オーガナは戦闘法から語学に至るまで幅広いレッスンを受けた]]
 
幼い頃、オーガナはベイルからオルデランに住む労働者たちの努力の尊さと、彼らを治める女王の職務の重要性を教わった。オーガナの面倒を任されていた数名のおばたちは、若きプリンセスにエチケットを教え、貴族にふさわしい女性に育て上げようとした。オーガナは彼女たちのことを愛していたが、適切な伴侶を見つけることだけを生きがいにした、甘やかされたプリンセスとして育つことに抵抗感を覚えていた。オーガナはしばしば両親に同伴し、果てしなく続くオルデラン王室の式典に参加し、イベントが終わるのを無表情のまま待ち続けた。ある時オーガナはおばのひとりに、プリンセスの務めは黙って義務を果たすことだけでは無いはずだと不満を言ったことがあった。ところがおばは、悲しい笑みを浮かべながら、それこそがプリンセスの最大の務めなのだと答えた。
 
   
王族の一員であるプリンセスは誘拐の標的となりやすく、オーガナ家の者たちは彼女に護身術の基本を学ばせる必要があると考えた。16歳になった後、オーガナは個人的なインストラクターから武術の訓練を受けた。彼女はこの訓練を楽しんだ。武術の訓練は自身の身体的なたくましさを体感できるだけでなく、エチケット教育の緊張感を忘れることが出来たのである。彼女はインストラクターのおかげで意識を明確に保ち目の前の状況に集中する術を学んだ。また、彼女は乗り物の操縦法も学び、[[スティープル=チェイス]]の[[オルデラニアン/正史|オルデラニアン]]・ジュニア・チャンピオンになった。
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王族の一員であるプリンセスは誘拐の標的となりやすく、オーガナ家の者たちは彼女に護身術の基本を学ばせる必要があると考えた。16歳になった後、レイアは個人的なインストラクターから武術の訓練を受けた。彼女はこの訓練を楽しんだ。武術の訓練は自身の身体的なたくましさを体感できるだけでなく、エチケット教育の緊張感を忘れることが出来たのである。彼女はインストラクターのおかげで意識を明確に保ち目の前の状況に集中する術を学んだ。また、彼女は乗り物の操縦法も学び、[[スティープル=チェイス]]の[[オルデラニアン]]・ジュニア・チャンピオンになった。
   
ある日、ベイル・オーガナ[[ヴァイスロイ/正史|総督]]がプリンセスを迎えに行った時、彼女は使用人のひとりと[[言語/正史|語学]]の勉強をする代わりにスパーリングを行っていた。移動中、プリンセスは母が彼女に押し付けようとする[[政治/正史|政治]]の分野に熱意を抱けないと語った。するとベイルは、オルデランの重要性や、いずれ彼女がクイーンになったときにすべきことを説明した。彼は、たとえ個人的な望みが犠牲になっても、誇りを持ってオルデランの調和的な文化の遺産を次世代に伝える必要があるのだと説いた。
+
ある日、ベイル・オーガナ[[ヴァイスロイ|総督]]がプリンセスを迎えに行った時、彼女は使用人のひとりと[[言語|語学]]の勉強をする代わりにスパーリングを行っていた。移動中、プリンセスは母が彼女に押し付けようとする[[政治]]の分野に熱意を抱けないと語った。するとベイルは、オルデランの重要性や、いずれ彼女がクイーンになったときにすべきことを説明した。彼は、たとえ個人的な望みが犠牲になっても、誇りを持ってオルデランの調和的な文化の遺産を次世代に伝える必要があるのだと説いた。
   
 
====帝国の元老院議員====
 
====帝国の元老院議員====
 
[[file:Princessleiaheadwithgun.jpg|thumb|left|160px|プリンセス・レイア]]
 
[[file:Princessleiaheadwithgun.jpg|thumb|left|160px|プリンセス・レイア]]
10代の後半で、オーガナは養父の後に続いて[[帝国元老院/正史|帝国元老院]]の最年少の議員に選出された。彼女のおばたちは、立派な夫を見つけることの方が大切だと主張し、彼女の進路に反対していた。選挙の直後、ベイルは新たに選出された他の官僚たちとともに、プリンセスを[[首都/正史|首都]]惑星[[コルサント/正史|コルサント]]の皇帝のもとへ連れて行くことになった。謁見の当日まで、オーガナは皇帝に直接訴えるための不満を準備していた。しかし、実際に帝国の統治者と対面したオルデランのプリンセスは、皇帝の放つ不穏な悪のオーラに圧倒されてたった一言しか発することが出来ず、ただ小さくお辞儀をするばかりだった。
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10代の後半で、レイアは養父の後に続いて[[帝国元老院]]の最年少の議員に選出された。彼女のおばたちは、立派な夫を見つけることの方が大切だと主張し、彼女の進路に反対していた。選挙の直後、ベイルは新たに選出された他の官僚たちとともに、プリンセスを[[首都]]惑星[[コルサント]]の皇帝のもとへ連れて行くことになった。謁見の当日まで、レイアは皇帝に直接訴えるための不満を準備していた。しかし、実際に帝国の統治者と対面したオルデランのプリンセスは、皇帝の放つ不穏な悪のオーラに圧倒されてたった一言しか発することが出来ず、ただ小さくお辞儀をするばかりだった。
   
オーガナは本物の変化と改革を求めて政治の世界に足を踏み入れたが、間もなく同じ理想を抱く議員が他に誰もいないことに気付いた。前身の[[銀河元老院/正史|共和国元老院]]とは違い、帝国元老院は皇帝の布告を全て承認するだけの儀礼的な機関でしかなかったのである。実際、反対の声を上げて皇帝の忍耐力を試そうとする代表議員などひとりもいなかった。オーガナは元老院に加わって間もないうちに、裏切りは常に最も好意的に接してくる人びとからもたらされることを学んだ。
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レイアは本物の変化と改革を求めて政治の世界に足を踏み入れたが、間もなく同じ理想を抱く議員が他に誰もいないことに気付いた。前身の[[銀河元老院|共和国元老院]]とは違い、帝国元老院は皇帝の布告を全て承認するだけの儀礼的な機関でしかなかったのである。実際、反対の声を上げて皇帝の忍耐力を試そうとする代表議員などひとりもいなかった。レイアは元老院に加わって間もないうちに、裏切りは常に最も好意的に接してくる人びとからもたらされることを学んだ。
   
オルデランのプリンセスは、帝国が[[アウター・リム・テリトリー/正史|アウター・リム・テリトリー]]で犯している犯罪行為を黙認する他の議員たちの気持ちを理解できず、[[銀河系/正史|銀河系]]各地の苦難を救済する活動に打ちこんだ。ある時、オーガナは[[帝国軍/正史|帝国軍]]が焼き払った村落の廃墟から、孤児になった[[ウーキー/正史|ウーキー]]の赤ん坊を救い出した。しかしオーガナにとって不快なことに、メディアは人道的な活動には一切の注意を払わず、彼女をただのプリンセスとしてしか扱わなかった。
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オルデランのプリンセスは、帝国が[[アウター・リム・テリトリー]]で犯している犯罪行為を黙認する他の議員たちの気持ちを理解できず、[[銀河系]]各地の苦難を救済する活動に打ちこんだ。ある時、レイアは[[帝国軍]]が焼き払った村落の廃墟から、孤児になった[[ウーキー]]の赤ん坊を救い出した。しかしレイアにとって不快なことに、メディアは人道的な活動には一切の注意を払わず、彼女をただのプリンセスとしてしか扱わなかった。
   
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===銀河内戦===
やがてレイア・オーガナは[[銀河大戦/正史|銀河大戦]]で帝国と争う[[共和国再建のための同盟/正史|共和国再建のための同盟]](通称反乱同盟)の存在を知った。銀河系を適切な手段で救う手段を探していたプリンセスは、同盟軍に参加した。
 
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====スカリフの任務====
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{{Quote|陛下、通信を受け取りました。中身は何なのですか?」<br>「希望です|レイマス・アンティリーズとレイア・オーガナ|ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー}}
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[[File:LeiaReceivesthePlans.png|thumb|left|250px|設計図を受け取るレイア]]
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[[0 BBY]]、反乱同盟軍は銀河帝国が[[デス・スター]]と呼ばれる深宇宙機動性[[バトル・ステーション]]を開発していることを突き止めた。デス・スターは惑星すら破壊できる[[スーパーレーザー]]を搭載していたが、設計に携わった[[科学者]][[ゲイレン・ウォルトン・アーソ|ゲイレン・アーソ]]の工作により、[[反応炉]]に致命的な弱点を抱えていた。ゲイレンのメッセージは帝国から離反した貨物パイロットの[[ボーディー・ルック]]、[[ジェダ]]の過激反乱分子[[ソウ・ゲレラ]]、そしてゲイレンの実娘[[ジン・アーソ]]を通じて[[衛星]][[ヤヴィン4]]の反乱軍秘密基地[[グレート・テンプル|ベース・ワン]]へもたらされる。ジンは父親が遺した情報を信じ、[[デス・スター設計図|設計図]]さえ手に入れれば勝利の希望はあると訴えたが、[[同盟市民政府]]は帝国の[[超兵器]]に恐れをなし、戦いを挑むのは無謀だと考えた。会議が終わった後、ベイル・オーガナは反乱軍の指導者モン・モスマと会話し、養女のレイアをタトゥイーンに派遣して隠遁中のオビ=ワン・ケノービ将軍に助けを求めるつもりだと語った。<ref name="R1">{{RO}}</ref>
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その後まもなく、ジンをはじめとする“[[ローグ・ワン]]”[[分隊]]が独断でヤヴィン4から出発し、設計図が保管されている惑星[[スカリフ]]に潜入する。[[スカリフの戦い]]が始まると、[[ラダス]][[提督]]率いる[[同盟軍艦隊]]もローグ・ワンを援護するため現地へ赴き、惑星地上と[[軌道]]で激しい戦闘が繰り広げられた。この時、レイアも[[レイマス・アンティリーズ]][[キャプテン|船長]]の[[CR90コルベット]]<[[タナヴィーIV]]>でスカリフに駆け付けていた。戦いの終盤、設計図が保管されていた[[帝国安全管理施設]]の[[シタデル・タワー]]はデス・スターの攻撃で破壊され、地上部隊も全滅したが、設計図のデータは間一髪のところでラダスの[[旗艦]]である[[MC75スター・クルーザー]]<[[プロファンディティ]]>に送信される。ダース・ヴェイダー率いる部隊が設計図を奪回するため<プロファンディティ>に攻め入ったにも関わらず、[[反乱軍トルーパー|反乱軍兵士]]たちは設計図を守り切り、最終的に艦内に収容されていた<タナヴィーIV>まで送り届けた。[[ブリッジ]]にいたレイアが設計図を受け取った直後、<タナヴィーIV>は<プロファンディティ>とのドッキングを解除し、ハイパースペースへ飛び込んだ。<ref name="R1" />
   
===銀河大戦===
 
 
====デス・スターの囚人====
 
====デス・スターの囚人====
{{Quote|わたしは外交任務でオルデランに向かう途中の、帝国元老院の議員――」<br />「いや、反乱同盟軍の仲間で、帝国の反逆者だ! 彼女を連れていけ!|レイア・オーガナと[[アナキン・スカイウォーカー/正史|ダース・ヴェイダー]]<ref name="訳文DS">訳文は小説『[[デス・スター(小説)|デス・スター]]』([[富永和子]]訳)による。</ref>|スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望}}
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{{Quote|わたしは外交任務でオルデランに向かう途中の、帝国元老院の議員――」<br />「いや、反乱同盟軍の仲間で、帝国の反逆者だ! 彼女を連れていけ!|レイア・オーガナと[[アナキン・スカイウォーカー|ダース・ヴェイダー]]|スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望}}
[[file:LeiaSupportsGunRights-ANH.png|thumb|260px|<タンティヴIV>でストームトルーパーとの戦いに備えるレイア・オーガナ]]
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[[file:LeiaSupportsGunRights-ANH.png|thumb|240px|<タィーIV>でストームトルーパーとの戦いに備えるレイア]]
反乱軍司令部が[[ダントゥイン/正史|ダントゥイン]]から[[ヤヴィン4/正史|ヤヴィン4]]へ移された頃反乱軍のチームが[[デス・スター/正史|デス・スター]]・[[バトル・ステーション]]の[[デス・スター設計図/正史|設計図]]の[[デス・スター設計図の奪取|奪取]]に成功した。ベル・オガナの望み反し、プリンセスは設計図運ぶ[[タトゥイーンの秘密任務|任務]]に自ら志願した。[[レイマス・アンティリーズ/正史|レマス・アンティリズ]][[船長/正史|船長]][[CR90コルベット/正史|CR90コルベット]]<[[タンティヴIV/正史|タンティヴIV]]>でオルデランへ移動中、オーガナは[[インペリアル級スター・デストロイヤー/正史|インペリアル・スター・デストロイヤー]]<[[デヴァステイター/正史|デヴァステイター]]>に追跡され、[[砂漠/正史|砂漠]]の惑星[[タトゥイーン/正史|タトゥイーン]]の上空で追い詰められ。帝国に捕まる前に、オーガナは[[アストロメク・ドロイド/正史|アストロメク・ドロイド]]の[[R2-D2/正史|R2-D2]]に設計図と[[ホログラム/正史|メッセージ]]を託し、タトーンに住むオビ=ワン・ケノービのもとへ向かわせた。その後、ダース・ヴェイダー率いる[[ストームトルーパー/正史|ストームトルーパー]]部隊が船内になだれ込み、反乱軍兵士アンティリーズ船長害し。オーガナは抵抗を試みたが、トルーパーの[[ブラスター/正史|ブラスター]]から放た[[スタン/正史|スタン・ビーム]]に倒ヴェイダーのもれてかれた。
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義父指示に従いアはケノビ将軍助け求めるため[[タトゥイーン星系]]を目指したが、惑星の上空でダース・ヴェーの[[インペリアルI級スター・デストロイヤー]]<[[デヴァステイター]]>に追い詰められてしまう。帝国に捕まる前に、レイアは[[アストロメク・ドロイド]]の[[R2-D2]]に設計図と[[ホログラム]]のメッセージを託し、タトゥイーンに住むケノービのもとへ向かわせた。船内反乱軍兵士たちが制圧され、アンティリーズ船長がヴェイダーによってされレイアもストームトルーパーに発見さ[[スタン|スタン・ビーム]]で捕らえらる。ヴェイダーは外交を遂行中だいうレイアの言葉を信じず、彼女を連行して設計図を徹底的に探し出すよう部下に命じた。<ref name="EP4" />
   
[[ドロイド/正史|ドロイド]]のR2-D2と[[C-3PO/正史|C-3PO]]はルーク・スカイウォーカー手に渡り、無事にケノービのもとにいた。彼らはオーガナのメッセージを再生し、彼女を救出するためにした。一方、オーガナはデス・スターで尋問を受け、反乱軍の秘密基地の場所を尋ねられた。彼女は[[マインド・プローブ/正史|マインド・プローブ]]を備えた[[尋問ドロイド/正史|尋問ドロイド]]にも抵抗し、反乱軍に不利益になる情報をひとつも漏らさなかった。デス・スターを指揮する[[グランドモフ/正史|グランドモフ]]・[[ウィルハフ・ターキン/正史|ウィルハフ・ターキン]]は、このバトル・ステーションを利用した強硬手段を執ることに決めた。彼は[[オルデラン星系/正史|オルデラン星系]]に針路をとり、もし反乱軍の基地を教えなければオーガナの故郷を破壊すると脅したのである。オーガナは基地はダントゥインにあると答えたが、初めからオルデランを破壊するつもりでいたターキンは、[[スーパーレーザー/正史|スーパーレーザー]]砲発射を命じた。惑星オルデランは、オーガナの家族もろとも一瞬で[[災厄|破壊]]されてしまった。
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その頃、[[ドロイド]]のR2-D2と[[C-3PO]]はレイアの双子の兄であるルーク運命的な出会いを経て、無事にケノービのもとに辿り着いた。彼らはレイアのメッセージを再生し、彼女を救出するために[[砂漠]]の惑星を。一方、レイアはデス・スターで尋問を受け、反乱軍の秘密基地の場所を尋ねられた。彼女は[[マインド・プローブ]]を備えた[[尋問ドロイド]]にも抵抗し、反乱軍に不利益になる情報をひとつも漏らさなかった。すると、デス・スターを指揮する[[グランドモフ]]・[[ウィルハフ・ターキン]]は、このバトル・ステーションを利用した強硬手段を使うことに決めた。彼は[[オルデラン星系]]に針路をとり、もし反乱軍の基地を教えなければレイアの故郷を破壊すると脅したのである。レイア[[ダントゥイン]]基地があると答えたが、初めからオルデランを破壊するつもりだったターキンは、砲手にスーパーレーザーの点火を命じた。レイアが成すすべもなく見守る中、オルデランは彼女の家族もろとも一瞬で[[災厄|破壊]]されてしまった。<ref name="EP4" />
   
[[File:Leiadeathstar.jpg|thumb|left|220px|デス・スターにて、オーガナとルーク・スカイウォーカー、ハン・ソロ]]
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[[File:Leiadeathstar.jpg|thumb|left|220px|デス・スターにて、レイアとルーク・スカイウォーカー、ハン・ソロ]]
その後、ケノービとスカイウォーカー、R2-D2、C-3PO、[[密輸業者/正史|密輸業者]]の[[ハン・ソロ/正史|ハン・ソロ]]と[[チューバッカ/正史|チューバッカ]]がプリンセスを[[プリンセス・レイアの救出/正史|救出]]するためにデス・スターにやって来た。スカイウォーカーはオーガナを(彼女が実の妹であるとは知らず)[[監房ブロックAA-23/正史|監房ブロックAA-23]]の[[独房2187/正史|独房2187]]から解放したスカイウォーカーとオーガナ、ソロ、チューバッカは、逃げ道を探してダスト・シュートの中に飛び込廃棄物圧縮機に潰されかけたが、R2-D2が機械を止めたおかげでなんとか生き延びた。[[宇宙ステーション/正史|宇宙ステーション]]内ストームトルーパーの追っ手から逃げ回っ後、彼女たちはソロの[[YT-1300軽貨物船/正史|YT-1300軽貨物船]]<[[ミレニアム・ファルコン/正史|ミレニアム・ファルコン]]>が格納されている[[ガー/正史|ハンガー・ベイ]]にたり着た。
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その後、オビ=ワン・ケノービと、R2-D2、C-3PO、[[密輸業者]]の[[ハン・ソロ]]と[[チューバッカ]]がプリンセスを[[プリンセス・レイアの救出|救出]]するためにデス・スターにやって来た。レイアを(彼女が実の妹であるとは知らず)[[監房ブロックAA-23]]の[[独房2187]]から解放する。逃げ道を求めてダスト・シュートに飛び込んだ後レイア、ルーク、ソロ、チューバッカは[[ゴミ圧縮機3263827|ゴミ圧縮機]]に潰されかけたが、R2-D2が装置を止めたおかげでなんとか生き延びることがソロの[[YT-1300軽貨物船]]<[[ミレニアム・ファルコン]]>が収容されている[[ドッキ・ベイ327]]を目指して二手分かれ後、レイアとルークは巨大な[[宇宙ステーション]]の中でストームトルーパーから逃げ回る。彼女たちは無事に格納庫に辿り着き、ストームトルーパーちがケノービとダース・ヴェイダーの[[ライトセーバー・デュエル|対決]]に気を取られている隙をついて<ファルコン>に乗り込んだ<ref name="EP4" />
   
ケノービはダース・ヴェイダーとの対決で命を落としたが、彼がデス・スターの[[トラクター・ビーム/正史|トラクター・ビーム]]を解除してくれたおかげで<ミレニアム・ファルコン>は脱出に成功した。[[TIE/LNスターファイター/正史|TIE/LNスターファイター]]の追撃をかわした後、<ファルコン>は反乱軍基地のあるヤヴィン4へ針路をとったが、オーガナは帝国軍が彼女たちをわざと逃がしたことに気付いていた。帝国軍はソロの[[貨物船/正史|貨物船]]に[[ホーミング・ビーコン/正史|ホーミング・ビーコン]]仕掛けており、逃亡した反乱分子を追跡して秘密基地の場所を割り出すつもりだったのである。しかし、設計図を解析してデス・スターの弱点を一刻も早く突き止めるため、彼女は仲間たちのもとへ戻った。
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ケノービはヴェイダーとの対決で命を落としたが、彼が[[トラクター・ビーム]]を解除したおかげで<ファルコン>はデス・スターから飛び立つことができた。[[TIE/ln制宙スターファイター|TIEファイター]]の追撃をかわした後、<ファルコン>は反乱軍基地のあるヤヴィン4へ針路をとったが、レイアは帝国軍が彼女たちをわざと逃がしたことに気付いていた。帝国軍はソロの[[貨物船]]に[[ホーミング・ビーコン]]仕掛けており、逃亡した反乱分子を追跡して秘密基地の場所を割り出すつもりだったのである。しかし、設計図を解析してデス・スターの弱点を一刻も早く突き止めるため、レイアは仲間たちのもとへ戻った。<ref name="EP4" />
   
====ヤヴィン4の勝利とその後====
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====ヤヴィンの勝利とその後====
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{{Quote|ベンが死んだ時、君が支えてくれただろ。有難かったよ」<br />「それがどうかした?」<br />「君にもいればいいなと思って…支える人が|ルーク・スカイウォーカーとレイア・オーガナ|スター・ウォーズ:プリンセス・レイア}}
[[File:Medals.png|thumb|260px|ヤヴィンの勝利を祝う式典]]
 
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[[File:Sw4-Leia2.png|thumb|180px|勝利の式典にて、レイア]]
反乱軍基地に到着したオーガナは、[[ウィラード/正史|ウィラード]][[将軍/正史|将軍]]に迎え入れられた。R2-D2が記録していた設計図を解析し、[[ジャン・ドドンナ/正史|ジャン・ドドンナ]][[将軍/正史|将軍]]は小型の[[スターファイター/正史|スターファイター]]を使ってデス・スターを破壊する作戦を立てた。オーガナやスカイウォーカーの期待に反し、ハン・ソロとチューバッカはプリンセスを救出して送り届けた分の報酬を受け取った後、ヤヴィン4から去っていった。その後、[[反乱軍パイロット/正史|反乱軍パイロット]]たちは[[ヤヴィン星系/正史|ヤヴィン星系]]にやって来たデス・スターと戦った。オーガナはドドンナ将軍たちと共に基地の司令センターから[[ヤヴィンの戦い/正史|戦い]]を見守った。反乱軍は多くの隊員を失ったが、[[レッド中隊/正史|レッド中隊]]の[[パイロット/正史|パイロット]]として出撃したスカイウォーカーと、結局戦場に戻ってきたソロの活躍のおかげで、デス・スターは破壊された。
 
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ヤヴィン4のベース・ワン基地に到着したレイアは、彼女の身を案じていた[[ウィラード]][[将軍]]に迎え入れられた。ヤヴィンの反乱軍はすぐさまレイアが持ち帰ったデス・スター設計図を解析し<ref name="EP4"/>、ゲイレン・アーソが遺した弱点を突き止めることに成功する。<ref name="EP4"/><ref name="R1"/> [[ジャン・ドドンナ]][[将軍]]の立案した攻撃作戦に従い、[[反乱軍パイロット]]たちがデス・スターとの戦いに備える中、ハン・ソロとチューバッカはレイアやルークの期待を裏切り、プリンセスを救出した分の報酬を受け取ってヤヴィン4から去ってしまう。その後、レイアや同盟軍の将校たちが基地の司令センターから戦況を見守る中、[[同盟軍スターファイター隊|反乱軍スターファイター隊]]は[[ヤヴィン星系]]に到着したデス・スターを迎え撃った。彼らはこの作戦で大多数のパイロットを失ったが、[[レッド中隊(反乱同盟)|レッド中隊]]の隊員として出撃したルークや、友人を救うため戦場に舞い戻ったハンとチューバッカの活躍により、デス・スターはグランドモフ・ターキンを含む大勢の乗員を道連れに破壊された。その後、ベース・ワンでは[[ロイヤル・アワード・セレモニー|祝勝の式典]]が催され、英雄たちの活躍が称えられた。純白のガウンを着て式典に参加したレイアは、ルークやソロに[[勇気記章]]を授与した。<ref name="EP4" />
   
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レイアは式典の最後に、参加者たちにオルデラン破壊の犠牲となった人々への黙祷を求めた。その後、ドドンナ将軍の指示ですぐにベース・ワンからの[[ヤヴィン4撤退|撤退活動]]が始まり、反乱軍艦隊の[[ギアル・アクバー]]提督も支援のためヤヴィン4に駆け付けた。式典が終わり、ルークやハンとしばし談笑した後、レイアは基地内に設置されたベイルとブレアの記念碑の前にたたずむ女性パイロット、[[エヴァン・ヴァーレイン]]の存在に気づく。<ref name="レイア">[[スター・ウォーズ:プリンセス・レイア]]</ref> ヤヴィンの戦いから生還した[[BTL-A4 Yウイング強襲用スターファイター/ボマー|Yウイング]]・パイロットであるエヴァンは<ref name="アトラス">[[スター・ウォーズ ギャラクティック アトラス]]</ref>、かつてブレア女王から教育を受けたこともあるオルデラニアンだった。<ref name="レイア" />
反乱軍の貴重な勝利の後、ヤヴィン4の基地では[[ロイヤル・アワード・セレモニー/正史|表彰式]]が行われ、英雄たちの活躍が称えられた。オーガナはオルデラニアンのガウンを着て式典に参加し、スカイウォーカーやソロにメダルを授与した。
 
   
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ヤヴィン4撤退活動のさなか、レイアは“[[シュライクス]]”と呼ばれる反乱軍の特別偵察チームが惑星[[タナブ]]で[[帝国保安局]]の奇襲に遭い、リーダーである[[カルアン・イーマット]][[中尉]]を除き全滅したという情報を受け取った。保安局よりも先にイーマットを保護し、同盟軍の移動先や合流地点の情報を守り抜くため、レイアはハンとチューバッカに中尉の救出[[シーアコンの救出任務|任務]]を依頼する。ソロはこれ以上戦争に関わることに乗り気ではなかったが、最後にはレイアの頼みを引き受け、[[ハット・スペース]]のはずれの惑星[[シーアコン]]からイーマットを救い出した。<ref name="おれたち">[[おれたちの船って最高だぜ! ハン・ソロとチューバッカの冒険]]</ref>
しかし、祝賀の時間はすぐに終わってしまった。オーガナはオルデランを失った苦しみを思い出し、故郷が破壊された際に命を落とした全ての人びとのためにしばらく黙祷するよう反乱軍兵士たちに頼んだ。彼らの沈黙は、ドドンナ将軍のアナウンスによって破られた。彼は、帝国に場所を突き止められたヤヴィン4基地からの撤退を開始する必要があると告げた。ソロやスカイウォーカーとしばらく談笑した後、オーガナはひとり取り残された。その時、オーガナはベイルとブレハの記念碑の前にたたずむ女性[[パイロット/正史|パイロット]]、[[エヴァン・ヴァーレイン]]の存在に気付いた。
 
====帝国の賞金首====
 
[[file:Leia and evaan.jpg|thumb|left|260px|オーガナと[[エヴァン・ヴァーレイン]]]]
 
その後、あまり目立たない服装に着替えたオーガナは、[[ギアル・アクバー/正史|ギアル・アクバー]][[提督/正史|提督]]に話しかけ、ドドンナ将軍との対面を求めた。[[モン・カラマリ/正史|モン・カラマリ]]の提督が示した部屋では、ドドンナ将軍が新しい反乱軍基地を設置するための候補地を検討していた。オーガナは候補地の偵察任務に自ら志願したが、将軍は彼女の申し出を断った。ドドンナは、いまはオルデランの犠牲者たちを弔うべきだと主張し、帝国がオーガナの首に10,000,000[[クレジット]]もの[[バウンティ/正史|賞金]]を懸けている状況で、護衛部隊もつけずにプリンセスをヤヴィン4から離れさせるわけにはいかないのだと説明した。
 
   
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====ナブーへの旅====
その後、オーガナはアクバー提督と短い会話を交わした後、反乱軍パイロットのエヴァン・ヴァーレインと顔を合わせた。彼女もまた故郷を失ったオルデラニアンだった。会話中、ヴァーレインは故郷のプリンセスであるオーガナに形式ばった態度を取り、彼女に対して忠誠を誓った。オーガナはプリンセスとして扱われることを拒否したが、ヴァーレインは彼女にオルデラニアン難民がいま危険にさらされていることを教えた。オルデラン破壊後も、銀河帝国はこの惑星の出身者を執拗に狩り出していたのである。同胞の窮状を知ったオーガナは、ヴァーレインとR2-D2に協力を求めた。ヤヴィン4を離れるにはドドンナ将軍を騙す必要があった。R2-D2はオーガナの囮のホログラムを録画し、彼女が夜も部屋の中にいるように見せかけた。
 
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{{Quote|王族は、断固として絶望に立ち向かわなければ|ドドンナ将軍に対し、レイア・オーガナ|スター・ウォーズ:プリンセス・レイア}}
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[[File:Leia and evaan.jpg|thumb|left|260px|レイアと[[エヴァン・ヴァーレイン]]]]
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ヤヴィン4撤退活動中、レイアはアクバー提督にドドンナ将軍との対面を求めた。彼女は新しい秘密基地の設置場所を検討していたドドンナに話しかけ、新基地の偵察任務は自分に任せてほしいと頼み込んだ。しかしドドンナは、今はオルデラニアンの犠牲者を弔うべきだと答え、帝国にとって重要人物となったプリンセスを危険な任務に送り出すことはできないと主張した。実際、帝国はレイアの首に10,000,000[[クレジット]]もの[[賞金]]をかけたばかりだったのである。失望してドドンナの部屋を去った後、レイアは同郷のエヴァン・ヴァーレインが自分の悪口を言っているのを耳にした。エヴァンは、故郷と育ての親を失ったにも関わらず涙の一粒も見せないレイアを冷血な薄情者と見なしていたのである。エヴァンとの会話で帝国がオルデランの難民狩りを始めたことを知ったレイアは、彼女を連れて同胞の[[オルデラン難民救出任務|救出]]に向かうことこそ今の自分のなすべき役目だと思い至った。ドドンナに釈明のメッセージを残した後、レイアはエヴァンとR2-D2を伴い、[[T-1シャトル]]で基地から飛び立った。ルークと[[ウェッジ・アンティリーズ]]がレイアを連れ戻すため派遣されたが、T-1シャトルはエヴァンの巧みな操縦技術のおかげで追跡を振り切り、ハイパースペースにジャンプした。<ref name="レイア" />
   
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レイア、エヴァン、R2-D2の乗るシャトルは、オルデランの古い修道会がある惑星、[[ナブー]]を訪れた。[[首都]][[シード]]に到着後、レイアは“一級公使ソロ”という偽名を名乗り、燃料補給などの雑費をすべて[[皇帝の顧問|帝国顧問]]部に回した。離着陸ベイから市街地に向かった際、彼女は[[パドメ・アミダラ]][[女王]]の壁画を目にする。レイアはアミダラが自分の実の母親であることを知らなかったが、壁画が自分を見つめているような奇妙な感覚を覚えた。その後、一行はレイアの旧友である[[ジュン]][[卿]]の[[ジュンの宮殿|宮殿]]へ招かれた。プリンセスの要求に応じ、ジュンは[[ケレン]]の[[マリーナ地区]]にある[[クラブ・ディージャ]]の経営者、[[ムル・サナカ]]との面会を手配する。サナカは、レイアたちが探していたオルデラニアンの[[ミュージシャン]]・グループ、[[音楽教団]]の雇い主だったのである。<ref name="レイア" />
[[file:Escaping Yavin Leia Evaan.png|thumb|180px|ヤヴィン4からの脱出]]
 
オーガナ、ヴァーレイン、R2-D2は、オルデラン出身者を帝国から救うため、[[T-1シャトル]]に乗って[[オルデラン難民救出任務|任務]]に出発した。しかしヴァーレインは、2機の[[T-65B Xウイング・スターファイター/正史|Xウイング・スターファイター]]が彼女たちの後を付けていることに気付いた。プリンセスを連れ戻すため、ドドンナがスカイウォーカーと[[ウェッジ・アンティリーズ/正史|ウェッジ・アンティリーズ]]を派遣していたのである。彼らは[[シャトル/正史|シャトル]]を取り囲もうとしたが、ヴァーレインはシャトルの[[アルヴィアル・ダンパー/正史|アルヴィアル・ダンパー]]が故障したと見せかけ、[[Xウイング・スターファイター/正史|Xウイング]]を出し抜いて[[ナブー/正史|ナブー]]へのハイパースペース・ジャンプを成功させた。ナブーに到着したオーガナたちは、帝国の監査官のふりをして[[首都/正史|首都]][[シード/正史|シード]]に着陸した。オーガナは“ソロ第1大臣”という偽名を名乗って宇宙船の燃料補給を行い、その代金の支払いを[[帝国顧問のオフィス]]に回した。
 
   
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[[File:Leia confronts Junn.jpg|thumb|220px|ジュン卿にブラスターを向けるレイア]]
ヴァーレインやR2-D2と共に都市の内部に進んだオーガナは、故[[パドメ・アミダラ/正史|パドメ・アミダラ]]の壁画を目にした。オーガナはそれが実の母親であることを知らなかったが、この壁画に興奮を覚えた。その後、オーガナの旧友である[[ジュン]][[卿/正史|卿]]が彼女たちを歓迎し、[[ジュンの宮殿|別荘]]の食事に招待した。プリンセスの要求に応じ、ジュンは[[マリーナ地区/正史|マリーナ地区]]にある[[クラブ・ディージャ]]の経営者[[マル・サナカ]]との面会を手配した。サナカは、オーガナたちが探していたオルデラニアンの[[ミュージシャン/正史|ミュージシャン]]・グループ、[[メロディック・オーダー]]の雇い主だったのである。オーガナたちはT-1シャトルでマリーナ地区に移動し、サナカに会うためクラブに赴いた。
 
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しかし、ジュンからレイアの正体を知らされていたサナカは、[[スネス]]という名の[[ベサリスク]]の用心棒に命じ、帝国の賞金首を捕まえようとした。彼女たちが抵抗したため、サナカはプリンセスを背後から撃とうとしたが、音楽教団のリーダーである[[ウーワ・パリース]]がレイアの命を救う。オルデランが破壊されたことを仲間たちに隠し続け、罪の意識に苛まれていたパリースは、故郷のプリンセスの前でひざまずき懺悔した。しかしレイアはパリースを慰め、同郷のミュージシャンたちに事情を説明し、母星の芸術を守るため自分の旅に加わってほしいと頼んだ。音楽教団のメンバーを味方につけた後、レイアはジュン卿の宮殿に戻り、自分をサナカに売った理由を尋ねた。ジュンは帝国支持者ではなかったが、自分の立場を守るため旧友を裏切るという行動に出たのだった。レイアはジュンにブラスター・ピストルを向け、音楽教団のメンバーを乗せるのに十分な広さがある宇宙船を要求し、豪華[[ヨット]]<[[ロード・ジュン]]>を脅し取る。その後、レイアと仲間たちはナブーを離れ、[[オルデラン居留地]]のある惑星[[サラスト]]を目指した。<ref name="レイア" />
   
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====オルデランの生存者====
[[file:Leia confronts Junn.jpg|thumb|left|220px|ジュン卿にブラスターを向けるオーガナ]]
 
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{{Quote|私は、何があっても同胞の皆さんと未来を信じています|レイア・オーガナ|スター・ウォーズ:プリンセス・レイア}}
オーガナはオルデラニアンの身柄に関する交渉を試みた。しかし、オーガナの正体に気付いていたサナカは、[[ベサリスク/正史|ベサリスク]]の警備兵を使って彼女を捕まえようとした。オーガナたちが抵抗したため、サナカはプリンセスを殺害しようとしたが、メロディック・オーダーのリーダーである[[ユワ・パリース]]の介入によって彼女の命は救われた。同じくオーガナの正体に気付いていたパリースは、故郷のプリンセスの後を付けてきていたのだった。オルデランの悲劇を他の者たちから隠していたパリースは、自分の行為は死に値すると考えていた。しかしオーガナは他のミュージシャンを集め、故郷のための聖戦に加わらないかと持ちかけた。
 
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[[file:Star Wars Princess Leia 3.png|thumb|left|180px|サラストのオルデラン居留地を訪れたレイアとエヴァン、R2-D2]]
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宇宙船は間もなく[[アウター・リム・テリトリー]]の[[サラスト星系]]に到着し、レイアとエヴァン、R2-D2はオルデラン居留地への案内人である[[サラスタン]]の[[ティヴィー]]と対面した。移動中、[[ライフル]]を構えたオルデラニアンの部隊が一行に近づいてきたが、レイアとエヴァンはすぐに彼らを武装解除させ、居留地の責任者である[[ジョラ・アステイン]]管理官との面会を求めた。しかし、アステインはプリンセス・レイアが故郷オルデランを裏切った反逆者だと思い込んでいた。タイミングが悪いことに、帝国軍がレイアを追ってサラストにやってきたせいで、アステインたちは彼女が居留地の場所を帝国に漏らしたのだと誤解してしまう。音楽教団のメンバーである[[テイス]]が、帝国軍人の姉妹[[テュラ]]に連絡を取ったことがきっかけで、彼女の上官である[[ドリード]][[中佐]]がレイアの居場所に感づいたのである。<ref name="レイア" />
   
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ドリードのスター・デストロイヤーがサラストの軌道に現れたことを知ると、アステイン管理官はレイアとエヴァンを殺すよう部下に命じた。ふたりは止むを得ず[[アイウェル]]の地下の汚染された水路へと逃亡する。帝国軍の襲撃が始まると、R2-D2はストームトルーパーを倒すためサラストの洞窟に棲む[[ロックレンダー]]をおびき寄せた。肉ではなく鉱物を喰らうロックレンダーは、R2-D2の計画通り、[[ストームトルーパー・アーマー|装甲服]]を身に着けたストームトルーパーを一網打尽にする。戦闘が終わり、帝国軍の部隊が制圧されると、アステインは自らの過ちを認めてレイアに忠誠を誓った。<ref name="レイア" />
彼らが仲間に加わることに同意した後、オーガナはジュン卿の宮殿に戻り、なぜ自分を裏切ってサナカに売ったのかと尋ねた。オーガナはジュンに[[ブラスター/正史|ブラスター]]を向け、メロディック・オーダーのメンバーを乗せることが出来る[[ヨット/正史|ヨット]]を差し出すよう命じた。ジュン卿は止むを得ずオーガナに<[[ロード・ジュン]]>を与えた。それから間もなく、プリンセスとオルデラニアンの生存者たちはアウター・リムの惑星[[サラスト/正史|サラスト]]へと旅立った。
 
   
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居留地メンバーのサラスト脱出には、エヴァンの旧友である密輸業者[[ナイン・ナン]]が一役買った。亡き義母の首飾りをお礼のしるしとしてナンに与えた後、レイアはテイスを呼んで詳しい事情を聴く。今回の帝国軍の襲撃に関しテイスに罪はないと考えていたレイアは、帝国軍で働く彼女の姉妹テュラも救い出したいと考えていた。テュラの一件に自ら対処するため、レイアは惑星[[エスピリオン]]にいるオルデラン混血種([[オルダー=エスピリオン]])との交渉役をパリースとアステインに任せた。ドリード中佐がテュラの解放と引き換えにプリンセスの身柄を要求すると、レイアは人質として砂漠の惑星[[スカラドーシュ]]へ出向いた。しかし、人質交換の直後に、エヴァンやナンをはじめとするレイアの仲間たちがドリードの部隊を襲撃し、[[ヴェンク]][[キャプテン|艦長]]のスター・デストロイヤーの鼻先からレイアを救い出した。彼女たちはナンの<[[メルクローラー]]>で星系外へ脱出し、オルデラン難民の集合地点となっていたエスピリオンへ向かった。<ref name="レイア" />
====オルデランの生存者====
 
[[file:Leia arrives alderaan enclave.jpg|thumb|230px|サラストのオルデラン・エンクレイヴを訪れたオーガナとヴァーレイン]]
 
宇宙船は間もなく[[サラスト星系/正史|サラスト星系]]に到着し、オーガナとヴァーレイン、R2-D2は[[オルデラン・エンクレイヴ]]への案内人である[[サラスタン/正史|サラスタン]]の[[ティヴィ]]と対面した。移動中、ライフルを構えたオルデラニアンの部隊が近づいてきたが、オーガナとヴァーレインはすぐに彼らを武装解除させ、生存者チームのリーダーである[[プリザーヴァー]]・[[ジョラ・アステイン]]との面会を求めた。しかし、アステインはプリンセス・オーガナが故郷オルデランを裏切った反逆者だと思っていた。タイミングが悪いことに、オルデランの生存者の居場所が帝国に発覚してしまった。生存者のひとりである[[テイス]]が、悪気なく帝国軍人の姉妹[[トゥラ]]に連絡を取った際、彼女の上官[[ドリード]]に見つかってしまったのである。
 
   
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[[File:Leia addresses the Alderaanians.jpg|thumb|250px|エスピリオンで同胞に連絡を取るレイア]]
ドリードの帝国軍[[クルーザー/正史|クルーザー]]がサラストの軌道に現れたことを知ると、アステインはオーガナとヴァーレインを殺すよう部下に命じた。ふたりは止むを得ず[[アイウェル]]の地下の汚染された水路へと逃亡した。彼女たちはストームトルーパーを襲撃するため[[ロックレンダー]]を集め、エンクレイヴの防衛に貢献した。戦闘が終わり、帝国が敗北すると、アステインは自らの過ちを認めてオーガナに忠誠を誓った。
 
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エスピリオンの軌道は、レイアのメッセージを受け取った難民の船団でいっぱいになっていた。テイスとテュラ姉妹の再会を見守った後、レイアはパリースやアステインと再会する。レイアは帝国軍のスター・デストロイヤーと戦うためエスピリオンの軍隊に力を借りるつもりでいたが、アステインの混血種嫌いが原因で、交渉は失敗に終わっていた。勝てる見込みのない戦いが迫る中、人質交換の件でレイアの評価を改めたエヴァンが彼女を勇気づけ、なにをすべきか分かっているはずだと励ました。レイアは難民艦隊にメッセージを送り、故郷の伝統を守るための戦いに協力を求めた。すると、混血種の[[ベオン・ベオネル]]首長が彼女の言葉に心を動かされ、大型船<[[エスピリオン・マルチ]]>が軌道の戦いに駆け付けた。<ref name="レイア" />
   
  +
帝国軍を撃退し、オルデラニアンの難民と共に勝利を祝った後、レイアとエヴァンは今後の活動について話し合った。帝国が存在する限り同胞たちの安全が保障されることは無いと考えていたレイアは、いつまでも反乱軍から離れているわけにはいかないと考えていたのである。しかしエヴァンは、オルデランの難民にはプリンセスが必要だと主張した。するとレイアは新しいリーダーを選べばいいと答え、エヴァンを次のプリンセスに推薦する。その後、レイアとR2-D2はヤヴィン4の反乱軍基地に戻り、スカイウォーカーやソロ、チューバッカ、C-3POと再会した。<ref name="レイア" />
オーガナの要請に従い、[[ナイン・ナン/正史|ナイン・ナン]]はオルデラニアンの生存者をサラストから無事に脱出させた。オーガナは亡き母の首飾り[[カルシドニ・ウェーブ]]を報奨代わりにナンに与え、アステインと[[コヴィス]]にテイスを呼んでこさせた。オーガナは今回の帝国軍の襲撃に関しテイスに罪は無いと考えており、彼女の姉妹であるトゥラに会いたいと考えていた。また、オーガナは[[エスピリオン]]にいるオルデラニアン難民と交渉する任務をパリースとアステインに任せた。その後、オーガナの計画が裏目に出て、帝国軍のドリードがトゥラを殺すと脅迫してきた。オーガナは自分とトゥラの身柄を惑星[[スカラドーシュ]]で交換しようと持ちかけ、ドリードはこれに応じた。しかし、ヴァーレインやナンを始めとするオーガナの仲間たちが帝国軍を襲撃し、ドリードのシャトルを奪うことに成功した。ナンは<[[メルクローラー]]>を操縦して仲間たちを星系外へ脱出させ、スター・デストロイヤーよりも先にエスピリオンに到着した。
 
   
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====スジミス宙域にて====
[[file:Leia addresses the Alderaanians.jpg|thumb|left|250px|エスピリオンで同胞に連絡を取るオーガナ]]
 
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{{Quote|裏切り者は親しげな顔をして近づいてくる。これは銀河元老院で私が最初に学んだことよ|ルーク・スカイウォーカーに対し、レイア・オーガナ|ジェダイの継承者}}
エスピリオンの軌道は、オーガナのメッセージを受け取ったオルデラニアン難民の宇宙船団でいっぱいになっていた。テイスとトゥラ姉妹の再会を見守った後、オーガナはパリースやアステインと再会した。オーガナは帝国軍のスター・デストロイヤーと戦うためエスピリオンの軍隊に力を借りるつもりでいたが、アステインは交渉に失敗したと報告した。ヴァーレインの励ましを受け、オーガナは難民の艦隊に協力を求めるメッセージを送信した。R2-D2によってエスピリオンへと中継されたこのメッセージに促され、[[ビオン・ビオネル]]はスター・デストロイヤーを破壊するために<[[エスピリオン・マルチ]]>を派遣した。
 
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[[0 ABY]]、ヤヴィン星系を離れた同盟軍艦隊は、[[スジミス宙域]]の惑星[[オルトー・プルトニア]]付近に潜伏した。レイアはC-3POとともに[[同盟軍最高司令部]]の仕事に力を貸し、極秘の補給ライン確保に向けてアイデアを出した。[[EF76ネビュロンBエスコート・フリゲート|ネビュロンBフリゲート]]<[[リデンプション]]>で活動していた時、オーガナはアクバー提督と[[モン・モスマ]][[議長(反乱同盟)|議長]]に、惑星[[ローディア]]の[[ベトゥ]]大陸に住む[[チェクー氏族]]なら同盟軍に協力してくれるかもしれないと提案する。この[[ローディアの任務(ルーク・スカイウォーカー)|任務]]の交渉役に選ばれたルーク・スカイウォーカーは、[[ローディアン]]との取り引きを平和的に終え、無事に同盟軍本部へ戻った。<ref name="ジェダイの継承者">[[ジェダイの継承者]]</ref>
   
  +
ルークの乗る<[[デザート・ジュエル]]>が<[[プロミス]]>にドッキングすると、レイアとアクバーは任務の報告を聞くため直接彼のもとへ出向いた。しかし、2人が気になっていたのはローディアでの交渉よりも、ルークが任務中に立ち寄った[[ラニク星系]]でのできごとだった。彼は[[ラニク]]上空で偶然帝国軍と[[ラニク上空の戦闘|遭遇]]し、[[クポハン]]の船を救出したのである。ルークは予定外の行動に出たことを謝ったが、彼が救ったクポハンの[[スパイ]]によって、同盟軍は貴重な機密情報を手に入れることができた。ほぼあらゆる暗号を解読することができる[[ギヴィン]]の天才数学者[[ドルーシル・ベフォリン]]が、[[デノン]]で同盟軍への亡命を望んでいたのである。その後、ルークは同盟軍に加わって間もない女性[[ナカリ・ケレン]]とともにベフォリンの[[デノンの任務|救出作戦]]に向かうことになった。出発直前、レイアはケレンに対して盲目的になっているルークに警告を送る。また、ルークとケレンが任務に備えて<ジュエル>を[[フェックスの任務|改造]]した後、レイアはベフォリンの信頼を得るために必要なギヴィンの礼儀作法をルークにアドバイスした。<ref name="ジェダイの継承者"/>
帝国軍を撃退し、オルデラニアンの難民と共に勝利を祝った後、オーガナとヴァーレインは反乱同盟軍のもとへ戻るかどうかを話し合った。帝国が存在する限り同胞たちの安全が保障されることは無いと考えていたオーガナは、いつまでも反乱軍から離れているわけにはいかないと考えていた。しかしヴァーレインは生存者たちにはプリンセスが必要だと主張した。オーガナは同胞のためにリーダーを選ぶ必要があると考え、その役目をヴァーレインに任せた。その後、オーガナとR2-D2はヤヴィン4の反乱軍基地に戻り、スカイウォーカーやソロ、チューバッカ、C-3POと再会した。
 
   
 
====ホスからの撤退====
 
====ホスからの撤退====
 
[[file:Leiaboh.jpg|thumb|180px|left|ホスの戦い当時のレイア]]
 
[[file:Leiaboh.jpg|thumb|180px|left|ホスの戦い当時のレイア]]
ヤヴィンの勝利から3年後、オーガナは氷の惑星[[ホス/正史|ホス]]に設置された[[エコー基地/正史|エコー基地]]に配属されていた。当時、[[オード・マンテル/正史|オード・マンテル]]でジャバが雇った[[バウンティ・ハンター/正史|バウンティ・ハンター]]と遭遇したハン・ソロは、オーガナや[[カーリスト・ライカン/正史|カーリスト・ライカン]]将軍の頼みを断り、反乱軍から離れる決意を固めていた。しかし、ソロがホスを離れる前に、エコー基地の存在が帝国軍艦隊に知られてしまった。ホスの雪原で遭難したスカイウォーカー[[中佐/正史|中佐]]が救出された後、ソロとチューバッカが帝国によって派遣された[[プローブ・ドロイド/正史|プローブ・ドロイド]]を発見したのである。ライカン将軍はエコー基地からの撤退開始を命じた。
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ヤヴィンの勝利から3年後、オーガナは氷の惑星[[ホス]]に設置された[[エコー基地]]に配属されていた。当時、[[オード・マンテル]]でジャバが雇った[[賞金稼ぎ]]と遭遇したハン・ソロは、オーガナや[[カーリスト・ライカン]]将軍の頼みを断り、反乱軍から離れる決意を固めていた。しかし、ソロがホスを離れる前に、エコー基地の存在が帝国軍艦隊に知られてしまった。ホスの雪原で遭難したスカイウォーカー[[中佐]]が救出された後、ソロとチューバッカが帝国によって派遣された[[プローブ・ドロイド]]を発見したのである。ライカン将軍はエコー基地からの撤退開始を命じた。
   
[[GR-75中型輸送船/正史|反乱軍輸送船]]が脱出する時間を稼ぐため、反乱軍地上兵や[[T-47エアスピーダー/正史|スノースピーダー]]部隊が[[全地形対応装甲トランスポート/正史|AT-ATウォーカー]]率いる[[帝国地上軍/正史|帝国地上軍]]を食い止めた。ダース・ヴェイダーや帝国軍[[スートルーパー/正史|スノートルーパー]]部隊がエコー基地に侵入した頃、最後まで基地に残っていたオーガナは[[輸送船/正史|輸送船]]に乗り込むことが出来ず、ソロやチューバッカ、C-3POらと共に修理中の<ミレニアム・ファルコン>でホスから脱出することになった。反乱軍の敗北に終わった[[ホスの戦い/正史|ホスの戦い]]の戦場を離れた後、[[ハイパードライブ/正史|ハイパードライブ]]が故障していた<ファルコン>は[[ハイパースペース/正史|ハイパースペース]]に突入することが出来ず、[[ホス小惑星帯/正史|小惑星帯]]で帝国軍の追っ手を振り切らなければならなかった。ハイパードライブを修理するため、ソロは<ファルコン>を小惑星の洞窟に停泊させた。宇宙船の修理作業中、オーガナとソロは回路室でふたりきりになり、そこでファーストキスを交わした。しかし、ふたりのキスは、修理が終わったというC-3POの報告によって邪魔された。
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[[GR-75中型輸送船|反乱軍輸送船]]が脱出する時間を稼ぐため、反乱軍地上兵や[[T-47エアスピーダー|スノースピーダー]]部隊が[[全地形対応装甲トランスポート|AT-ATウォーカー]]率いる[[帝国地上軍]]を食い止めた。ダース・ヴェイダーや帝国軍[[寒冷気候強襲トルーパー|スノートルーパー]]部隊がエコー基地に侵入した頃、最後まで基地に残っていたオーガナは[[輸送船]]に乗り込むことが出来ず、ソロやチューバッカ、C-3POらと共に修理中の<ミレニアム・ファルコン>でホスから脱出することになった。反乱軍の敗北に終わった[[ホスの戦い]]の戦場を離れた後、[[ハイパードライブ]]が故障していた<ファルコン>は[[ハイパースペース]]に突入することが出来ず、[[ホス小惑星帯|小惑星帯]]で帝国軍の追っ手を振り切らなければならなかった。ハイパードライブを修理するため、ソロは<ファルコン>を小惑星の洞窟に停泊させた。宇宙船の修理作業中、オーガナとソロは回路室でふたりきりになり、そこでファーストキスを交わした。しかし、ふたりのキスは、修理が終わったというC-3POの報告によって邪魔された。
   
 
[[file:Hanleiafalcon.png|thumb|250px|ソロとレイアのファーストキス]]
 
[[file:Hanleiafalcon.png|thumb|250px|ソロとレイアのファーストキス]]
船体に貼りついていた[[マイノック/正史|マイノック]]を退治した後、ソロは自分たちのいるところがクレーターではなく[[宇宙ナメクジ]]の口の中であることに気付いた。彼は急いで船を出発させ、宇宙ナメクジの口内から飛び出した。その後、<ファルコン>は再び帝国軍艦隊に追撃されることになったが、インペリアル級[[スター・デストロイヤー/正史|スター・デストロイヤー]]のブリッジの背後にぴたりと隠れ、艦が投棄するゴミに混じって逃亡するというソロのアイデアのおかげで、彼女たちはついに帝国軍の追っ手をまくことに成功した。オーガナとソロは、宇宙船を修理できる安全な港について話し合った。[[アノート星系/正史|アノート星系]]の近くの港を検討した結果、ソロは友人の[[ランド・カルリジアン/正史|ランド・カルリジアン]]が運営する惑星[[ベスピン/正史|ベスピン]]の採鉱植民地[[クラウド・シティ/正史|クラウド・シティ]]に向かうことに決めた。しかし、彼女たちは気づいていなかったが、<ファルコン>はダース・ヴェイダーに雇われた[[傭兵/正史|傭兵]][[ボバ・フェット/正史|ボバ・フェット]]の宇宙船<[[スレーヴI/正史|スレーヴI]]>に後を付けられていた。
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船体に貼りついていた[[マイノック]]を退治した後、ソロは自分たちのいるところがクレーターではなく[[宇宙ナメクジ]]の口の中であることに気付いた。彼は急いで船を出発させ、宇宙ナメクジの口内から飛び出した。その後、<ファルコン>は再び帝国軍艦隊に追撃されることになったが、インペリアル級[[スター・デストロイヤー]]のブリッジの背後にぴたりと隠れ、艦が投棄するゴミに混じって逃亡するというソロのアイデアのおかげで、彼女たちはついに帝国軍の追っ手をまくことに成功した。オーガナとソロは、宇宙船を修理できる安全な港について話し合った。[[アノート星系]]の近くの港を検討した結果、ソロは友人の[[ランド・カルリジアン]]が運営する惑星[[ベスピン]]の採鉱植民地[[クラウド・シティ]]に向かうことに決めた。しかし、彼女たちは気づいていなかったが、<ファルコン>はダース・ヴェイダーに雇われた[[傭兵]][[ボバ・フェット]]の宇宙船<[[スレーヴI]]>に後を付けられていた。
   
 
====クラウド・シティの罠====
 
====クラウド・シティの罠====
カルリジアンはベスピンに到着したソロやオーガナ、チューバッカたちを歓迎した。<ミレニアム・ファルコン>が修理されるまで、彼女たちはしばらくクラウド・シティに滞在することになった。しかし、C-3POが姿を消すなど、オーガナはこの街に不穏な何かを感じていた。彼女の予感は的中し、カルリジアンは友人のソロを裏切って帝国軍に差し出した。ダース・ヴェイダーはソロたちよりも先にカルリジアンに接触し、クラウド・シティの安全を保障する代わりに、ソロを罠にかけるよう要求していたのである。ヴェイダーはソロを拷問にかけた後、反乱分子を[[カーボン凍結/正史|カーボン凍結]][[カーボン凍結室|施設]]に集めた。ソロの身柄はボバ・フェットに引き渡され、[[タトゥイーン/正史|タトゥイーン]]の[[犯罪王/正史|犯罪王]][[ジャバ・デシリジク・ティウレ/正史|ジャバ]]・ザ・[[ハット/正史|ハット]]に届けられることになっていた。スカイウォーカーをカーボン凍結にかけようと考えていたヴェイダーは、ソロを使って装置のテストをすることに決めた。オーガナは凍結装置に入れられたソロに愛を告白し、ソロは彼女の気持ちに気付いていたと答えた。
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カルリジアンはベスピンに到着したソロやオーガナ、チューバッカたちを歓迎した。<ミレニアム・ファルコン>が修理されるまで、彼女たちはしばらくクラウド・シティに滞在することになった。しかし、C-3POが姿を消すなど、オーガナはこの街に不穏な何かを感じていた。彼女の予感は的中し、カルリジアンは友人のソロを裏切って帝国軍に差し出した。ダース・ヴェイダーはソロたちよりも先にカルリジアンに接触し、クラウド・シティの安全を保障する代わりに、ソロを罠にかけるよう要求していたのである。ヴェイダーはソロを拷問にかけた後、反乱分子を[[カーボン凍結]][[カーボン凍結室|施設]]に集めた。ソロの身柄はボバ・フェットに引き渡され、[[タトゥイーン]]の[[犯罪王]][[ジャバ・デシリジク・ティウレ|ジャバ]]・ザ・[[ハット]]に届けられることになっていた。スカイウォーカーをカーボン凍結にかけようと考えていたヴェイダーは、ソロを使って装置のテストをすることに決めた。オーガナは凍結装置に入れられたソロに愛を告白し、ソロは彼女の気持ちに気付いていたと答えた。
   
 
[[file:Leia19.jpg|thumb|left|230px|スカイウォーカーからの呼びかけに気付いたオーガナ]]
 
[[file:Leia19.jpg|thumb|left|230px|スカイウォーカーからの呼びかけに気付いたオーガナ]]
ソロの凍結が成功した後、ヴェイダーはオーガナとチューバッカを自分の宇宙船に運ぶよう命じた。しかし、差し出すのはソロだけという約束が破られたことに不満を抱いたカルリジアンは、帝国を裏切ることに決めた。彼は部下の[[ロボト/正史|ロボト]]たちの助けを借りて帝国軍の将校を包囲し、オーガナとチューバッカの拘束を解いた。チューバッカは激怒のあまりカルリジアンの首を絞めたが、まだソロを助けるチャンスが残っていることが判ると、彼女たちは急いでフェットの<スレーヴI>が泊めてあるプラットフォームへ向かった。しかし彼女たちの到着は一足遅く、フェットは凍結されたソロを船内に積み込んで離陸してしまった。一方、[[フォース/正史|フォース]]を通して友人たちの危険を[[フォース・ヴィジョン/正史|察知]]したルーク・スカイウォーカーは、ジェダイ・マスター・[[ヨーダ/正史|ヨーダ]]のもとでの[[ジェダイ・トレーニング/正史|修行]]を打ち切り、[[ダゴバ/正史|ダゴバ]]からクラウド・シティへ駆け付けた。彼は師匠や友人たちの警告を無視し、ダース・ヴェイダーとの[[クラウド・シティの対決/正史|対決]]に臨んだ。
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ソロの凍結が成功した後、ヴェイダーはオーガナとチューバッカを自分の宇宙船に運ぶよう命じた。しかし、差し出すのはソロだけという約束が破られたことに不満を抱いたカルリジアンは、帝国を裏切ることに決めた。彼は部下の[[ロボト]]たちの助けを借りて帝国軍の将校を包囲し、オーガナとチューバッカの拘束を解いた。チューバッカは激怒のあまりカルリジアンの首を絞めたが、まだソロを助けるチャンスが残っていることが判ると、彼女たちは急いでフェットの<スレーヴI>が泊めてあるプラットフォームへ向かった。しかし彼女たちの到着は一足遅く、フェットは凍結されたソロを船内に積み込んで離陸してしまった。一方、[[フォース]]を通して友人たちの危険を[[フォース・ヴィジョン|察知]]したルーク・スカイウォーカーは、ジェダイ・マスター・[[ヨーダ]]のもとでの[[ジェダイ・トレーニング|修行]]を打ち切り、[[ダゴバ]]からクラウド・シティへ駆け付けた。彼は師匠や友人たちの警告を無視し、ダース・ヴェイダーとの[[クラウド・シティの対決|対決]]に臨んだ。
   
オーガナとチューバッカ、カルリジアン、C-3PO、R2-D2は、<ミレニアム・ファルコン>に乗ってクラウド・シティから飛翔した。しかし、まだベスピンを離れないうちに、オーガナはスカイウォーカーからの呼びかけに気付いた。ヴェイダーとの戦いに敗れたスカイウォーカーは、クラウド・シティの底部で助けを求めていたのである。都市に引き返してスカイウォーカーを回収した後、<ファルコン>は[[TIE/LNスターファイター/正史|TIE/LNスターファイター]]や[[エグゼクター級スター・ドレッドノート/正史|スーパー・スター・デストロイヤー]]<[[エグゼクター/正史|エグゼクター]]>に追われることになった。R2-D2のおかげで何とか[[ハイパードライブ/正史|ハイパードライブ]]が起動し、彼女たちは帝国軍から逃げ切ることが出来た。その後、<ファルコン>は[[同盟軍艦隊/正史|同盟軍艦隊]]と合流した。[[シス卿/正史|シス卿]]との戦いで右腕を失ったスカイウォーカーは、[[EF76ネビュロンBエスコート・フリゲート/正史|ネビュロンBフリゲート]]艦<[[リデンプション/正史|リデンプション]]>で治療を受けた。カルリジアンとチューバッカは一足先にソロの捜索に出発し、オーガナとスカイウォーカーは<リデンプション>を離れる<ファルコン>を見守った。
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オーガナとチューバッカ、カルリジアン、C-3PO、R2-D2は、<ミレニアム・ファルコン>に乗ってクラウド・シティから飛翔した。しかし、まだベスピンを離れないうちに、オーガナはスカイウォーカーからの呼びかけに気付いた。ヴェイダーとの戦いに敗れたスカイウォーカーは、クラウド・シティの底部で助けを求めていたのである。都市に引き返してスカイウォーカーを回収した後、<ファルコン>は[[TIE/ln制宙スターファイター]]や[[エグゼクター級スター・ドレッドノート|スーパー・スター・デストロイヤー]]<[[エグゼクター]]>に追われることになった。R2-D2のおかげで何とか[[ハイパードライブ]]が起動し、彼女たちは帝国軍から逃げ切ることが出来た。その後、<ファルコン>は[[同盟軍艦隊]]と合流した。[[シス卿]]との戦いで右腕を失ったスカイウォーカーは、[[EF76ネビュロンBエスコート・フリゲート|ネビュロンBフリゲート]]艦<[[リデンプション]]>で治療を受けた。カルリジアンとチューバッカは一足先にソロの捜索に出発し、オーガナとスカイウォーカーは<リデンプション>を離れる<ファルコン>を見守った。
   
 
====イエロー・ムーン作戦====
 
====イエロー・ムーン作戦====
モン・モスマたち指導部が反乱軍艦隊に分散を命じた後、オーガナとC-3POが乗り込んでいた[[ォルク・アイメリク]]艦長のネビュロンB[[フリゲート/正史|フリゲート]]艦<[[リメンランス]]>は、TIEファイターによる攻撃を受けた。味方の<[[ラルフォ]]>は危機的状況にあったが、アイメリク艦長はオーガナの保護を優先して彼らを見捨てるという非情な決断を迫られた。何とか襲撃を凌いだ後、オーガナは惑星[[ザスティガ]]で他の同盟軍指導部と合流することになった。ナイン・ナンと[[カルアン・イーマット]]中尉がオーガナの移送を担当した。<メルクローラー>で目的地に到着した後、一足先に着いていたスカイウォーカーとR2-D2が彼女たちを迎え入れた。最高司令官たちが集まる会議に向かう途中、スカイウォーカーはランド・カルリジアンがソロの居場所の手掛かりを求めて[[ジャバの宮殿/正史|ジャバの宮殿]]に潜入しようとしていることをオーガナに教えた。
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モン・モスマたち指導部が反乱軍艦隊に分散を命じた後、オーガナとC-3POが乗り込んでいた[[ォルク・アイメリク]]艦長のネビュロンB[[フリゲート]]艦<[[リメンランス]]>は、TIEファイターによる攻撃を受けた。味方の<[[ラルフォ]]>は危機的状況にあったが、アイメリク艦長はオーガナの保護を優先して彼らを見捨てるという非情な決断を迫られた。何とか襲撃を凌いだ後、オーガナは惑星[[ザスティガ]]で他の同盟軍指導部と合流することになった。ナイン・ナンと[[カルアン・イーマット]]中尉がオーガナの移送を担当した。<メルクローラー>で目的地に到着した後、一足先に着いていたスカイウォーカーとR2-D2が彼女たちを迎え入れた。最高司令官たちが集まる会議に向かう途中、スカイウォーカーはランド・カルリジアンがソロの居場所の手掛かりを求めて[[ジャバの宮殿]]に潜入しようとしていることをオーガナに教えた。
   
 
[[file:Death Star II revealed.png|thumb|220px|最高司令部との会議]]
 
[[file:Death Star II revealed.png|thumb|220px|最高司令部との会議]]
会議の最中、プリンセス・オーガナと将軍たちは、銀河帝国が衛星[[エンドア/正史|エンドア]]の上空で[[第2デス・スター/正史|第2デス・スター]]の建設を進めているとの報告を受けた。デス・スターの完成を許せば、オルデランの悲劇を再び繰り返してしまうことになるだろうと考えた反乱同盟軍の指導者たちは、バトル・ステーションを叩き潰す作戦を立てた。この新情報を口外しないと約束した後、オーガナはスカイウォーカーに付き添われて部屋に戻り、翌日のミーティングで発表するための戦略、[[イエロー・ムーン作戦]]を考案した。これは、差し迫ったエンドアの任務のために、帝国軍の注意をオーガナに引きつけるためのプランだった。モン・モスマとの秘密のやり取りの後、オーガナ本人がこの任務への参加を許され、ナイン・ナンと[[キディ・アレリ]]、[[アントロット]]、[[ロクマーチャ]]がチームに加わることになった。
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会議の最中、プリンセス・オーガナと将軍たちは、銀河帝国が衛星[[エンドア]]の上空で[[第2デス・スター]]の建設を進めているとの報告を受けた。デス・スターの完成を許せば、オルデランの悲劇を再び繰り返してしまうことになるだろうと考えた反乱同盟軍の指導者たちは、バトル・ステーションを叩き潰す作戦を立てた。この新情報を口外しないと約束した後、オーガナはスカイウォーカーに付き添われて部屋に戻り、翌日のミーティングで発表するための戦略、[[イエロー・ムーン作戦]]を考案した。これは、差し迫ったエンドアの任務のために、帝国軍の注意をオーガナに引きつけるためのプランだった。モン・モスマとの秘密のやり取りの後、オーガナ本人がこの任務への参加を許され、ナイン・ナンと[[キディ・アレリ]]、[[アントロット]]、[[ロクマルカ]]がチームに加わることになった。
   
オーガナのチームは間もなく[[バステール]]の首都[[エラドロ・シティ]]に到着した。彼女はそこで、[[ハイパー=トランシーバー]]の設置場所について[[ボン・ヨス]]と話し合った。彼女たちは[[キオ]]のスター・デストロイヤー<シールドメイデン>に尾行されながらも作戦を続行し、[[セシッド星系/正史|セシッド星系]]に到着後、別のトランシーバーを火山の島に設置した。反乱軍チームは帝国軍の追撃を受けたが、[[オーレラン]]率いる<[[ダガドル]]>の[[ドレダン]][[海賊/正史|海賊団]]が彼女たちの争いに介入した。オーレラントのおかげで[[セシッド/正史|セシッド]]からの脱出に成功した後、オーガナのチームは[[ジャレッシュ/正史|ジャレッシュ]]へ向かった。
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オーガナのチームは間もなく[[バステール]]の首都[[エラドロ・シティ]]に到着した。彼女はそこで、[[ハイパー=トランシーバー]]の設置場所について[[ボン・ヨス]]と話し合った。彼女たちは[[キオネー]]艦長のスター・デストロイヤー<[[シールドメイデン]]>に尾行されながらも作戦を続行し、[[セシ星系]]に到着後、別のトランシーバーを火山の島に設置した。反乱軍チームは帝国軍の追撃を受けたが、[[オーレラン]]率いる<[[ダガドル]]>の[[ドレダン]][[海賊|海賊団]]が彼女たちの争いに介入した。オーレラントのおかげで[[セシ]]からの脱出に成功した後、オーガナのチームは[[ジャレシュ]]へ向かった。
   
 
[[file:Leia on the Shieldmaiden.jpg|thumb|left|230px|<シールドメイデン>の捕虜]]
 
[[file:Leia on the Shieldmaiden.jpg|thumb|left|230px|<シールドメイデン>の捕虜]]
[[ナイエッサ]]と対面し、最後のハイパー=トランシーバーを設置した後、オーガナたちは[[ジャレシュの暴動]]に参加した。彼女たちの乗る<メルクローラー>は、またしても<シールドメイデン>の追撃を振り切った。その後、オーガナは作戦の変更を決意し、集合予定だった反乱軍のスターシップに撤退を勧告した。彼女たちは集合地点である[[ガラーン/正史|ガラーン]]の軌道で<[[サファイア・ローグ]]>や他の反乱軍宇宙船に警告を発し続けたが、ついに<シールドメイデン>のトラクター・ビームに捕捉されてしまった。オーガナを始めとする反乱軍チームは、スター・デストロイヤーに連行されて捕虜になった。しかし、チームメンバーのアントロットとロクマーチャが自らを犠牲にして仲間たちを逃がし、オーガナ一行は[[ラムダ級T-4aシャトル/正史|ラムダ級T-4aシャトル]]<[[タイディリアム/正史|タイディリアム]]>でスター・デストロイヤーから脱出した。時を同じくして、反乱軍の宇宙船が集合地点から現れてオーガナたちに加勢し、<シールドメイデン>を破壊した。
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[[エッサ]]と対面し、最後のハイパー=トランシーバーを設置した後、オーガナたちはジャレシュの暴動に参加した。彼女たちの乗る<メルクローラー>は、またしても<シールドメイデン>の追撃を振り切った。その後、オーガナは作戦の変更を決意し、集合予定だった反乱軍のスターシップに撤退を勧告した。彼女たちは集合地点である[[ガラーン]]の軌道で<[[サファイア・ローグ]]>や他の反乱軍宇宙船に警告を発し続けたが、ついに<シールドメイデン>のトラクター・ビームに捕捉されてしまった。オーガナを始めとする反乱軍チームは、スター・デストロイヤーに連行されて捕虜になった。しかし、チームメンバーのアントロットとロクマルカが自らを犠牲にして仲間たちを逃がし、オーガナ一行は[[ラムダ級T-4aシャトル]]<[[タイディリアム]]>でスター・デストロイヤーから脱出した。時を同じくして、反乱軍の宇宙船が集合地点から現れてオーガナたちに加勢し、<シールドメイデン>を破壊した。
   
その後、スカイウォーカーと連絡を取ったオーガナは、エンドア攻撃艦隊が集まりかかっていることと、ソロはまだジャバの宮殿に捕えられたままであることを知らされた。ふたりは[[コスリス/正史|コスリス]]で落ち合い、ソロ救出のための作戦を話し合った。
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その後、スカイウォーカーと連絡を取ったオーガナは、エンドア攻撃艦隊が集まりかかっていることと、ソロはまだジャバの宮殿に捕えられたままであることを知らされた。ふたりは[[コスリス]]で落ち合い、ソロ救出のための作戦を話し合った。
   
 
====ソロの救出====
 
====ソロの救出====
 
[[file:Luke the hutt.png|thumb|250px|ジャバの奴隷にされたオーガナと、宮殿にやって来たルーク・スカイウォーカー]]
 
[[file:Luke the hutt.png|thumb|250px|ジャバの奴隷にされたオーガナと、宮殿にやって来たルーク・スカイウォーカー]]
ソロの[[ハン・ソロの救出/正史|救出作戦]]が始まった時点で、ホスの戦いから1年が過ぎていた。ランド・カルリジアンは既にジャバの宮殿に潜入しており、続いてスカイウォーカーのメッセージを携えたR2-D2とC-3POが派遣された。その後、バウンティ・ハンターの[[ブーシ/正史|ブーシ]]に変装したオーガナが、“捕虜”のチューバッカを連れてジャバのもとを訪れた。彼女は[[サーマル・デトネーター/正史|サーマル・デトネーター]]を使ってジャバを脅迫し、本物のバウンティ・ハンターらしく報酬の取り引きを成功させた。その夜、オーガナは凍らされたソロが飾られている広間に忍び込み、カーボン凍結を解除した。しかし、ふたりはすぐにジャバとその手下たちに発見され、捕えられてしまった。ソロはチューバッカと同じ牢屋に入れられ、オーガナは奴隷の衣装を着せられてジャバの近くに鎖で繋がれることになった。オーガナはジャバにきっと後悔することになるだろうと告げたが、ハットの犯罪王は彼女の言葉に取り合わなかった。
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ソロの[[ハン・ソロの救出|救出作戦]]が始まった時点で、ホスの戦いから年が過ぎていた。ランド・カルリジアンは既にジャバの宮殿に潜入しており、続いてスカイウォーカーのメッセージを携えたR2-D2とC-3POが派遣された。その後、賞金稼ぎの[[ブーシ]]に変装したオーガナが、“捕虜”のチューバッカを連れてジャバのもとを訪れた。彼女は[[サーマル・デトネーター]]を使ってジャバを脅迫し、本物の賞金稼ぎらしく報酬の取り引きを成功させた。その夜、オーガナは凍らされたソロが飾られている広間に忍び込み、カーボン凍結を解除した。しかし、ふたりはすぐにジャバとその手下たちに発見され、捕えられてしまった。ソロはチューバッカと同じ牢屋に入れられ、オーガナは奴隷の衣装を着せられてジャバの近くに鎖で繋がれることになった。オーガナはジャバにきっと後悔することになるだろうと告げたが、ハットの犯罪王は彼女の言葉に取り合わなかった。
   
2日後、ルーク・スカイウォーカーがジャバの宮殿を訪れ、ソロと友人たちを解放するよう交渉した。しかし、怒ったジャバは彼を[[ランコア/正史|ランコア]]のいる地下室へ放り込んだ。彼はこの猛獣を倒したが、ジャバの手下たちに捕えられ、ソロやチューバッカと共に[[デューン・シー/正史|デューン・シー]]にある[[カークーンの大穴/正史|カークーンの大穴]]で[[サルラック/正史|サルラック]]の餌食にされることになった。オーガナはジャバの[[セール・バージ/正史|セール・バージ]]<[[ケタンナ/正史|ケタンナ]]>に乗せられ、処刑を見守ることになった。
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2日後、ルーク・スカイウォーカーがジャバの宮殿を訪れ、ソロと友人たちを解放するよう交渉した。しかし、怒ったジャバは彼を[[ランコア]]のいる地下室へ放り込んだ。彼はこの猛獣を倒したが、ジャバの手下たちに捕えられ、ソロやチューバッカと共に[[デューン・シー]]にある[[カークーンの大穴]]で[[サルラック]]の餌食にされることになった。オーガナはジャバの[[セール・バージ]]<[[ケタンナ]]>に乗せられ、処刑を見守ることになった。
   
 
[[file:Jabbachoke.jpg|thumb|left|220px|ジャバを殺すオーガナ]]
 
[[file:Jabbachoke.jpg|thumb|left|220px|ジャバを殺すオーガナ]]
処刑が始まると、スカイウォーカーはR2-D2に預けてあった[[ライトセーバー/正史|ライトセーバー]]を受け取り、[[スキッフ/正史|スキッフ]]の上でジャバの手下たちを切り倒していった。変装していたカルリジアンも戦闘に加わり、倒れた手下たちは眼下の穴に落ちてサルラックの口の中に飲み込まれた。混乱のさなか、オーガナは彼女を拘束するために使われていた鎖をジャバに巻きつけ、彼の首を絞めた。ハットの犯罪王が窒息死した後、R2-D2がオーガナの拘束を解いた。オーガナはセール・バージの甲板でスカイウォーカーと合流し、設置されていた[[レーザー砲/正史|レーザー砲]]を使って船体を破壊した後、カルリジアンやソロ、チューバッカの乗るスキッフでカークーンの大穴を後にした。ソロの救出が成功に終わった後、オーガナたちは<ミレニアム・ファルコン>に乗って[[サラスト/正史|サラスト]]に向かった(スカイウォーカーとR2-D2は、一旦[[ダゴバ星系/正史|ダゴバ星系]]に立ち寄るためオーガナたちとは別行動をとった)。サラストでは、エンドアで建造中の第2デス・スターを破壊するため、同盟軍艦隊が集結しつつあった。彼らはこの戦いで新型バトル・ステーションもろとも銀河皇帝[[ダース・シディアス|シーヴ・パルパティーン]]を葬るつもりだった。
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処刑が始まると、スカイウォーカーはR2-D2に預けてあった[[ライトセーバー]]を受け取り、[[スキッフ]]の上でジャバの手下たちを切り倒していった。変装していたカルリジアンも戦闘に加わり、倒れた手下たちは眼下の穴に落ちてサルラックの口の中に飲み込まれた。混乱のさなか、オーガナは彼女を拘束するために使われていた鎖をジャバに巻きつけ、彼の首を絞めた。ハットの犯罪王が窒息死した後、R2-D2がオーガナの拘束を解いた。オーガナはセール・バージの甲板でスカイウォーカーと合流し、設置されていた[[レーザー砲]]を使って船体を破壊した後、カルリジアンやソロ、チューバッカの乗るスキッフでカークーンの大穴を後にした。ソロの救出が成功に終わった後、オーガナたちは<ミレニアム・ファルコン>に乗って[[サラスト]]に向かった(スカイウォーカーとR2-D2は、一旦[[ダゴバ星系]]に立ち寄るためオーガナたちとは別行動をとった)。サラストでは、エンドアで建造中の第2デス・スターを破壊するため、同盟軍艦隊が集結しつつあった。彼らはこの戦いで新型バトル・ステーションもろとも銀河皇帝[[シーヴ・パルパティーン]]を葬るつもりだった。
   
 
====エンドアの戦い====
 
====エンドアの戦い====
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{{Quote|違うよ、レイア。君にもこの力があるんだ。いつか僕のように使い方を学ぶといい。フォースの強い家系なんだよ。父も持っている。僕も持っている。そして、僕の妹も持ってるんだ。そうだよ。君なんだよ、レイア|ルーク・スカイウォーカー|スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還}}
[[MC80スター・クルーザー/正史|モン・カラマリ・スター・クルーザー]]<[[ホーム・ワン/正史|ホーム・ワン]]>で開かれたブリーフィングで、[[モン・モスマ/正史|モン・モスマ]]と[[ギアル・アクバー/正史|ギアル・アクバー]][[提督/正史|提督]]、[[クリックス・メイディン/正史|クリックス・メイディン]][[将軍/正史|将軍]]が第2デス・スター破壊作戦を説明した。ステーションを攻撃するためには、森の月エンドアの地上にある[[デス・スターのシールド発生装置|シールド発生装置]]を破壊する必要があった。オーガナとチューバッカはハン・ソロ将軍が率いる地上攻撃部隊に志願し、遅れてやって来たスカイウォーカーもそこに加わった。オーガナたちは帝国軍から盗んだ[[シャトル/正史|シャトル]]<タイディリアム>でエンドアに向かった。
 
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[[MC80スター・クルーザー|モン・カラマリ・スター・クルーザー]]<[[ホーム・ワン]]>で開かれたブリーフィングで、[[モン・モスマ]]と[[ギアル・アクバー]][[提督]]、[[クリックス・メイディン]][[将軍]]が第2デス・スター破壊作戦を説明した。ステーションを攻撃するためには、森の月エンドアの地上にある[[デス・スターのシールド発生施設|シールド発生装置]]を破壊する必要があった。オーガナとチューバッカはハン・ソロ将軍が率いる地上攻撃部隊に志願し、遅れてやって来たスカイウォーカーもそこに加わった。オーガナたちは帝国軍から盗んだ[[シャトル]]<タイディリアム>でエンドアに向かった。
   
 
[[file:Ewok70.jpg|thumb|220px|ウィケットとの出会い]]
 
[[file:Ewok70.jpg|thumb|220px|ウィケットとの出会い]]
着陸して間もなく、帝国の[[スカウト・トルーパー/正史|スカウト・トルーパー]]の偵察隊が反乱軍地上部隊の存在に気付いた。オーガナとスカイウォーカーは[[74-Zスピーダー・バイク/正史|74-Zスピーダー・バイク]]でエンドアの森林を走り回り、スカウト・トルーパーを倒した。その途中、オーガナは仲間たちからはぐれてしまい、森の中で[[ウィケット・W・ウォリック]]という名の原住民の[[イウォーク/正史|イウォーク]]と出会った。当初ウィケットは見知らぬ余所者を警戒していたが、オーガナはすぐに彼と親しくなった。その後、彼女たちはさらにふたりのスカウト・トルーパーを倒した。ウィケットはオーガナをイウォークの[[ブライト・ツリー・ヴィレッジ/正史|ブライト・ツリー・ヴィレッジ]]へ案内した。
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着陸して間もなく、帝国の[[スカウト・トルーパー]]の偵察隊が反乱軍地上部隊の存在に気付いた。オーガナとスカイウォーカーは[[74-Zスピーダー・バイク]]でエンドアの森林を走り回り、スカウト・トルーパーを倒した。その途中、オーガナは仲間たちからはぐれてしまい、森の中で[[ウィケット・W・ウォリック]]という名の原住民の[[イウォーク]]と出会った。当初ウィケットは見知らぬ余所者を警戒していたが、オーガナはすぐに彼と親しくなった。その後、彼女たちはさらにふたりのスカウト・トルーパーを倒した。ウィケットはオーガナをイウォークの[[ブライト・ツリー]]へ案内した。
   
一方、スカイウォーカーとソロ、チューバッカ、R2-D2はブライト・ツリー・ヴィレッジの部族によって捕えられていた。C-3POだけは一種の神のような存在と勘違いされ、原住民たちに崇められた。スカイウォーカーはフォースの技でC-3POが魔法を使っているように見せかけ、自分たちを解放するよう言い聞かせた。その後、C-3POの通訳を介した説明により、イウォークは反乱同盟軍に協力することになった。[[チャーパ/正史|チャーパ]][[酋長/正史|酋長]]は、反乱軍を部族の一員として迎え入れると宣言した。
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一方、スカイウォーカーとソロ、チューバッカ、R2-D2はブライト・ツリーの部族によって捕えられていた。C-3POだけは一種の神のような存在と勘違いされ、原住民たちに崇められた。スカイウォーカーはフォースの技でC-3POが魔法を使っているように見せかけ、自分たちを解放するよう言い聞かせた。その後、C-3POの通訳を介した説明により、イウォークは反乱同盟軍に協力することになった。[[チャーパ]][[酋長]]は、反乱軍を部族の一員として迎え入れると宣言した。
   
 
[[file:Leia truth.png|thumb|left|250px|スカイウォーカーとの関係を知ったオーガナ]]
 
[[file:Leia truth.png|thumb|left|250px|スカイウォーカーとの関係を知ったオーガナ]]
 
その夜、スカイウォーカーはオーガナに母親のことを覚えているかと尋ねた。スカイウォーカーは、ダース・ヴェイダーが彼の実の父親であること、そしてレイアが双子の妹であることを明かした。スカイウォーカーは父親にまだ善の心が残っていると信じており、彼を救うつもりだと語った。その後、ひとりでいるオーガナのもとへハン・ソロがやって来た。オーガナはしばらくひとりにして欲しいと頼んだが、ソロはオーガナとスカイウォーカーにとって自分が邪魔者になっているのではないかと勘違いした。
 
その夜、スカイウォーカーはオーガナに母親のことを覚えているかと尋ねた。スカイウォーカーは、ダース・ヴェイダーが彼の実の父親であること、そしてレイアが双子の妹であることを明かした。スカイウォーカーは父親にまだ善の心が残っていると信じており、彼を救うつもりだと語った。その後、ひとりでいるオーガナのもとへハン・ソロがやって来た。オーガナはしばらくひとりにして欲しいと頼んだが、ソロはオーガナとスカイウォーカーにとって自分が邪魔者になっているのではないかと勘違いした。
   
翌日、スカイウォーカーは父親と対決するため、ひとりで帝国軍に投降した。オーガナとソロ、チューバッカたちは、イウォークの部族に案内されてシールド発生装置にたどり着いた。イウォークは反乱軍が発生装置のドアを開けるまで時間を稼いだが、オーガナはブラスターの攻撃で負傷した。しかし、チューバッカとイウォークが奪った[[全地形対応偵察トランスポート/正史|全地形対応偵察トランスポート]]がふたりを救った。その後、ソロの作戦のおかげで、反乱軍部隊はシールド発生装置に配備されていた帝国軍の兵士を降伏に追い込むことに成功した。地上部隊はシールド発生装置を爆破し、第2デス・スターはスターファイターの攻撃に対して無防備になった。
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翌日、スカイウォーカーは父親と対決するため、ひとりで帝国軍に投降した。オーガナとソロ、チューバッカたちは、イウォークの部族に案内されてシールド発生装置にたどり着いた。イウォークは反乱軍が発生装置のドアを開けるまで時間を稼いだが、オーガナはブラスターの攻撃で負傷した。しかし、チューバッカとイウォークが奪った[[全地形対応偵察トランスポート]]がふたりを救った。その後、ソロの作戦のおかげで、反乱軍部隊はシールド発生装置に配備されていた帝国軍の兵士を降伏に追い込むことに成功した。地上部隊はシールド発生装置を爆破し、第2デス・スターはスターファイターの攻撃に対して無防備になった。
   
オーガナとソロは、第2デス・スターの爆発をエンドアの地上から見守った。ソロはスカイウォーカーも巻き添えになったのではないかと心配したが、オーガナはフォースで兄の存在を感じ取った。ソロは、今後オーガナとスカイウォーカーの関係に干渉するつもりは無いと語った。しかし、オーガナはスカイウォーカーとの関係を明かし、ソロにキスをした。その後、オーガナたちはブライト・ツリー・ヴィレッジで勝利を祝い、スカイウォーカーもそこに加わった。
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オーガナとソロは、第2デス・スターの爆発をエンドアの地上から見守った。ソロはスカイウォーカーも巻き添えになったのではないかと心配したが、オーガナはフォースで兄の存在を感じ取った。ソロは、今後オーガナとスカイウォーカーの関係に干渉するつもりは無いと語った。しかし、オーガナはスカイウォーカーとの関係を明かし、ソロにキスをした。その後、オーガナたちはブライト・ツリーで勝利を祝い、スカイウォーカーもそこに加わった。
   
 
===新共和国===
 
===新共和国===
  +
==== 新共和国の誕生 ====
エンドアの戦いの数か月後、オーガナは第2デス・スターの破壊と皇帝パルパティーンの死、そして[[新共和国/正史|新共和国]]の誕生を伝えるプロパガンダ・ホロビデオを収録した。彼女は銀河系の人びとに帝国打倒への助力を求めた。
 
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エンドアの戦いの数か月後、オーガナは第2デス・スターの破壊と皇帝パルパティーンの死、そして[[新共和国]]の誕生を伝えるプロパガンダ・ホロビデオを収録した。彼女は銀河系の人びとに帝国打倒への助力を求めた。エンドアの戦いにより大きな打撃を受けた銀河帝国は[[ジャクーの戦い]]の敗北により[[銀河協定]]への署名を余儀なくされた。
   
===30年後===
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==== 息子の誕生 ====
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[[File:Han Leia and Ben.jpg|thumb|250px|息子の誕生を喜ぶオーガナとソロ]]
エンドアの戦いからおよそ30年後、レイア・オーガナは[[レジスタンス]]の将軍および指導者を務め、帝国の残存勢力[[ファースト・オーダー]]と戦っていた。
 
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銀河協定が結ばれた後オーガナはソロと結婚し、初めての子供を出産した。[[カイロ・レン|ベン]]と名付けられたその子はオーガナのようにフォースが強く、フォースのダークサイドと常に戦っていた。オーガナは兄であるスカイウォーカーがジェダイ騎士団を再建しようとしている事を知り、そこであれば息子はダークサイドの誘惑に勝てると考え、ベンを彼の元へ送った。
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==== 新共和国からの脱退 ====
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[[28 ABY]]、オーガナは新共和国の[[銀河元老院(新共和国)|銀河元老院]]で帝国元老院のときと同じく[[オルデラン星系]]の代表を務めていた。この頃、中央政府に強い権力を与えるべきだと主張する[[セントリスト]]と権力を分散させるべきだと主張する[[ポピュリスト]]の対立により元老院は泥沼化していた。その中でオーガナはポピュリストの中心的人物として動いていた。
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父であるベイル・オーガナの像の建造式の後、オーガナは惑星[[ライロス]]の大使である[[イェンダー]]から話を持ちかけられる。彼は故郷の惑星で[[ニクト]]の[[リンリヴィン・ダイのカルテル|カルテル]]が脅威となっており、助けを求めていた。そのカルテルは惑星[[バスタサ]]の[[リンリヴィン・ダイ]]によって運営されており、このようなことが起きたのには政府の一員である自分のせいでもあると考えたオーガナは、その人物について調査することに決めた。
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そしてセントリストに所属し政治的意見でオーガナと対立する[[ランソム・カスタルフォ]]と共にカルテルの調査を行うことになったが、カスタルフォはまだ若く、戦争の時代をよく知らないためオーガナの反感を買う発言をすることもあった。しかし帝国を嫌悪し、元老院の現状に満足していないなど、より良い銀河を作りたいという点ではオーガナと意見が一致していたため、次第に対立することはなくなり、良い仲間となっていった。
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カルテルの調査を進めると、その裏では様々な巨大な組織が関係することが分かっていく。その中には再興した[[アマクシン戦士団]]や、帝国の残党から生まれた[[ファースト・オーダー]]などがあった。それらの組織は色々と嗅ぎ回るオーガナを邪魔者だと感じており、貶める方法を模索していた。そんな中オーガナの政敵である[[カリース・シンディアン]]が、本来は娘に渡るはずだったベイル・オーガナのメッセージを見つける。そこでは出生の秘密、すなわちオーガナの生みの親があのダース・ヴェイダーであることが語られていた。シンディアンはこのメッセージを内緒でカスタルフォへと渡す。ヴェイダーを嫌悪するカスタルフォはオーガナに裏切られたと思い、シンディアンの思い通りオーガナを元老院の場で告発した。
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告発が原因でオーガナは主席議員選挙から降りることとなり、代わりに[[タイ=リン・ガー]]議員が立候補する。しかし彼はアマクシン戦士団によって暗殺され、カスタルフォが濡れ衣を着せられた。この一連の事件を通してオーガナは今の元老院に絶望し、政界から離れることを決める。その際にオーガナは旧家と手を結び、黒幕の一人であったシンディアンの地位を剥奪する。そしてオーガナは新たに[[レジスタンス]]を設立することに決めた。<ref name="ブラッドライン">[[ブラッドライン]]</ref>
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=== レジスタンス ===
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レジスタンス設立後、オーガナは将軍を務めるようになる。そして彼女の実の父の正体が明らかになると、スカイウォーカーの元で修行を積む息子のベン・ソロは次第にヴェイダーに傾倒するようになり、[[ファースト・オーダー]]の[[最高指導者]]である[[スノーク]]の影響を強く受けるようになる。そしてある出来事から師匠に裏切られたと感じたベンはスカイウォーカーの元で訓練をされていた新世代のジェダイを[[ジェダイの大虐殺|虐殺]]し、[[レン騎士団]]の長としてカイロ・レンと名乗るようになる。この事件をきっかけにオーガナとソロは自身を責めた事により別々に暮らすようになり、オーガナはレジスタンスの務めを果たし、ソロは元の密輸業者に戻ることで子を失った悲しみを忘れようとした。そして責任を感じたスカイウォーカーは姿を消して[[最初のジェダイ・テンプル]]を探す旅へと向かった。
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==== スカイウォーカーへの地図 ====
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オーガナの予想通り、帝国の残党から生まれた[[ファースト・オーダー]]は勢力をどんどんと広げ、新共和国やレジスタンスと[[冷戦]]状態となっていった。そんな中、消えた最後のジェダイであるルーク・スカイウォーカーの居場所をレジスタンスとファースト・オーダーが見つけようとしていた。そしてオーガナは、[[ロア・サン・テッカ]]が居場所についての手がかりを持っていると考え、[[ロア・サン・テッカの捜索|捜索]]を命じた。
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ついにテッカを見つけると、オーガナは地図の一部を受け取るためパイロットの[[ポー・ダメロン]]を単独で惑星[[ジャクー]]に送る。ダメロンは地図を受け取ったが、それに気づいたカイロ・レンらファースト・オーダーが村を襲い、テッカを含む住人を皆殺しにし、ダメロンを捕らえた。しかし地図はダメロンが彼のドロイドである[[BB-8]]に渡し、現場から消えたためファースト・オーダーの手には渡らなかった。
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[[File:Han and Leia TFA.png|right|thumb|300px|オーガナとソロの再会]]
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BB-8はジャクーに住む[[レイ]]とストームトルーパーであった[[フィン]]の力を借りてジャクーを脱出し、ハン・ソロとチューバッカの案内で惑星[[タコダナ]]の[[マズ・カナタの城]]にたどり着く。その城でBB-8はレジスタンスとファースト・オーダー両方に発見され、それぞれが回収に向かったため[[タコダナの戦い]]が勃発した。戦いが終わった後、タコダナに着いたオーガナはそこで彼女の夫であるソロと久々に再会する。そこでソロは、二人の息子であるカイロ・レンの姿を見たと話した。
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==== スターキラー基地の戦い ====
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オーガナらは惑星[[ディカー]]にある[[レジスタンス基地]]へと戻り、ファースト・オーダーの新兵器である[[スターキラー基地]]について会議を開いた。つい先ほど[[ホズニアン星系]]が[[ホズニアン事変|破壊]]され、次の目標はこの基地だと察したレジスタンスは、兵器の破壊作戦へと向かう。そこでソロ、フィン、チューバッカがシールドを解除するために先に向かうことになり、オーガナはソロに対して離れていながらも愛情は消えていないと互いに確認し、息子を連れ戻して来てほしいと頼んだ。
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ソロたちは侵入に成功し、無事シールドを解除したためダメロンら戦闘機部隊が弱点である[[サーマル・オシレーター]]の破壊に向かった。しかし装甲は厚く空からの攻撃が効かなかったため、ソロとチューバッカは手持ちの爆弾を使って中から攻撃しようとする。するとそこでソロは息子のカイロ・レンと遭遇する。ソロは息子に対し優しい言葉を投げ、帰ってくるよう話したがレンはそれを拒否し、ソロの腹にライトセーバーを突き刺した。ソロの死はフォースを通じてオーガナにすぐに伝わり、絶望から椅子に崩れ落ちた。
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チューバッカが爆弾を起動したため戦闘機が内部に入れるようになり、ダメロンがサーマル・オシレーターの破壊に成功したため、スターキラー基地は破壊された。オーガナは、生き残った部隊に対しすぐに基地に戻るよう呼びかけた。
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[[File:LeiaMTFBWY.jpg|left|thumb|300px|スカイウォーカーを探しに出るレイを励ますオーガナ]]
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彼らが基地へ帰還すると皆は勝利の喜びを分かち合ったが、オーガナは静かにレイを抱きしめた。そしてBB-8がスカイウォーカーの地図を映し出すと、スリープ状態になっていたR2-D2が再び起動し残りの地図を映し出したため、地図が完成した。レイ、チューバッカ、R2-D2はスカイウォーカーを探すため地図が示す地、惑星[[オク=トー]]へ向かって旅立っていき、オーガナは静かにその旅立ちを見送った。<ref name="EP7"/>
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==== ディカーからの撤退 ====
  +
スターキラー基地の破壊後、ファースト・オーダーの報復を恐れたレジスタンスは直ちに基地からの撤退準備を始める。そして予想通りファースト・オーダーの艦隊がやって来て、基地からの撤退が完了した直後に基地は破壊され、その場は[[ディカー撤退戦|戦争状態]]に突入する。しかしレジスタンス艦隊の全てがハイパースペースへの突入が完了するまで時間がかかるためダメロンが囮となる陽動作戦を実行する。この作戦は成功し、準備が完了した後<ラダス>に乗るオーガナはダメロンに対して帰還するよう命じる。しかしダメロンはこの直接の命令に応じず<[[フルミナトリックス]]>を破壊しようとする。結果として破壊には成功したがレジスタンスが多くの犠牲を払うこととなってしまった。
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[[File:LeiaExitingHyperspace.jpg|thumb|300px|right|<ラダス>でのオーガナ]]
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レジスタンス艦隊がハイパースペースに入った後、オーガナは命令に従わなかったダメロンを激しく叱り、降格処分とした。そしてハイパースペースから抜けると、何故かスノークの旗艦<[[スプレマシー]]>に居場所を特定されて攻撃を受ける。カイロ・レンも攻撃に参加するが、撃とうとした時に母であるオーガナを互いに感じ取ったため攻撃を躊躇する。しかし横にいたTIEファイターが攻撃したため壁が一部破壊され、オーガナらレジスタンスの乗組員は宇宙空間に放り投げられた。しかしオーガナはフォースを使って自身の体を守り、船へと戻った。オーガナはこれにより一時的に昏睡状態に陥る。
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==== クレイトの戦い ====
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[[File:Leia on Crait.png|thumb|left|300px|クレイトの戦い直前のオーガナ]]
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オーガナが目覚めると、将軍の代理を務める[[アミリン・ホルド]]の方針にダメロンらが激しく反発し、立てこもっている事を知る。オーガナは自らその部屋に向かい、ダメロンに向かってブラスターを撃ち彼を気絶させる。そして予定通り<ラダス>からの秘密裏の脱出を進めるが、その際にホルドは船に残ることを申し出る。オーガナはそれを承諾し、反乱同盟の基地があった惑星[[クレイト]]へと向かう。しかしその事に気づいたファースト・オーダーが攻撃をする。それを見たホルドは<ラダス>をハイパースピードで<スプレマシー>に衝突させることで敵艦を破壊した。
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クレイトの基地跡にたどり着いた頃にはレジスタンスの人員は数えるほどにまで減っていた。しかしそこへもファースト・オーダーの追っ手がやって来て基地跡の壁を破壊しようとする。ダメロンやフィン、[[ローズ・ティコ]]らはそれを防ぐために[[クレイトの戦い|戦う]]が、敵の兵器を破壊することは出来なかった。
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するとそこへオーガナの兄、スカイウォーカーが[[フォースの投影]]を利用して現れる。彼はオーガナと短い会話をし、<ミレニアム・ファルコン>にあった[[ハン・ソロのダイス]]を手渡した。そしてファースト・オーダーの軍隊の目の前へ一人で歩み、カイロ・レンとも直接対決をした。投影を終えるとスカイウォーカーは疲れ果てた様子でオク=トーの夕日を眺め、死んでフォースと一つになった。
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その頃、オーガナたちレジスタンスの生き残りは<ミレニアム・ファルコン>に退避し、クレイトを脱出し、そこでレイ、チューバッカと再会する。絶望するような状況ではあったが、オーガナは決してレジスタンスへの希望を失ってはいなかった。<ref name="EP8">{{EP8}}</ref>
   
 
==個性と特徴==
 
==個性と特徴==
{{Quote|最後までチャーミングな人だ|[[ウィルハフ・ターキン/正史|ウィルハフ・ターキン]]<ref name="訳文DS" />|スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望}}
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{{Quote|最後までチャーミングな人だ|[[ウィルハフ・ターキン]]|スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望}}
 
レイア・オーガナは、ダース・ヴェイダーやウィルハフ・ターキンを前にしても怯むことなく意見を口にすることが出来た、頭の切れる外交官だった。情熱的かつ率直で頑固な性格だったオーガナは、個人的な願望よりも義務を優先するよう努め、自らに課したあらゆる任務をこなしていった。さらにまた、彼女は苦しんでいる人びとに助けの手を差し伸べる際に、自らの王族としての地位に気を払わなかった。
 
レイア・オーガナは、ダース・ヴェイダーやウィルハフ・ターキンを前にしても怯むことなく意見を口にすることが出来た、頭の切れる外交官だった。情熱的かつ率直で頑固な性格だったオーガナは、個人的な願望よりも義務を優先するよう努め、自らに課したあらゆる任務をこなしていった。さらにまた、彼女は苦しんでいる人びとに助けの手を差し伸べる際に、自らの王族としての地位に気を払わなかった。
   
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==力と能力==
 
==力と能力==
“[[選ばれし者/正史|選ばれし者]]”の娘だったオーガナは、双子の兄のルーク・スカイウォーカーと同様、[[フォース/正史|フォース]][[フォース=センシティブ/正史|感応者]]として生まれついた。オーガナは生まれてすぐに死に別れた母、パドメ・アミダラの印象を大人になった後まで覚えていた。ルーク・スカイウォーカーがベスピンのクラウド・シティで危機に瀕していた際、オーガナはフォースを通して兄の呼びかけに気付いた。彼女はスカイウォーカーの居場所を察知し、<ミレニアム・ファルコン>で助けに駆け付けた。
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“[[選ばれし者]]”の娘だったオーガナは、双子の兄のルーク・スカイウォーカーと同様、[[フォース]][[フォース=センシティブ|感応者]]として生まれついた。オーガナは生まれてすぐに死に別れた母、パドメ・アミダラの印象を大人になった後まで覚えていた。ルーク・スカイウォーカーがベスピンのクラウド・シティで危機に瀕していた際、オーガナはフォースを通して兄の呼びかけに気付いた。彼女はスカイウォーカーの居場所を察知し、<ミレニアム・ファルコン>で助けに駆け付けた。
   
 
エンドアでスカイウォーカーが実の兄であることを知った際、オーガナは衝撃を受けたものの、以前からなんとなくその事実に気づいていた。スカイウォーカーは、自分と同じくオーガナにも強いフォースが備わっており、使い方を学ぶことも可能だと妹に告げた。第2デス・スターが破壊された際、ハン・ソロはスカイウォーカーも巻き添えになったのではないかと心配したが、オーガナはフォースを通して兄が無事に生存していることを感じ取った。
 
エンドアでスカイウォーカーが実の兄であることを知った際、オーガナは衝撃を受けたものの、以前からなんとなくその事実に気づいていた。スカイウォーカーは、自分と同じくオーガナにも強いフォースが備わっており、使い方を学ぶことも可能だと妹に告げた。第2デス・スターが破壊された際、ハン・ソロはスカイウォーカーも巻き添えになったのではないかと心配したが、オーガナはフォースを通して兄が無事に生存していることを感じ取った。
   
オーガナは外交手腕だけでなく武器の扱いにも長けており、極めて正確に[[ブラスター・ピストル/正史|ブラスター・ピストル]]を使用していた。若い頃、彼女は故郷オルデランで乗り物の操縦法を学び、スティープル=チェイスのオルデラニアン・ジュニア・チャンピオンになった。
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オーガナは外交手腕だけでなく武器の扱いにも長けており、極めて正確に[[ブラスター・ピストル]]を使用していた。若い頃、彼女は故郷オルデランで乗り物の操縦法を学び、スティープル=チェイスのオルデラニアン・ジュニア・チャンピオンになった。
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==登場エピソード==
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{{Scroll_box|content=
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*[[Star Wars バトルフロント II]]
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*{{TCW|Sacrifice}} {{Imo}}
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*{{EP3}}
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*[[ロスト・スターズ]]
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*[[ロスト・スターズ(ウェブコミック)|ロスト・スターズ ウェブコミック版]]
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*{{Rebels|A Princess on Lothal}}
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*{{FOD|Bounty of Trouble}}
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*{{Rebels|Through Imperial Eyes}} {{Imo}}
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*{{Rebels|A World Between Worlds}} {{Voice}}
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*{{RO}}
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*{{RO|小説}}
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*{{RO|ジュニアノベル}}
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*{{RO|コミック}}
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*{{EP4}} {{1st}}
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*[[Star Wars バトルフロント]]
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*{{MC|PL}}
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*[[おれたちの船って最高だぜ! ハン・ソロとチューバッカの冒険]]
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*[[ジェダイの継承者]]
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*[[ジェダイの剣術を磨け! ルーク・スカイウォーカーの冒険]] {{Mo}}
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*[[スター・ウォーズ コマンダー]]
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*[[スター・ウォーズ/フォース・オブ・ディスティニー レイア]]
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*{{FOD|Beasts of Echo Base}}
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*{{EP5}}
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*{{FOD|Bounty Hunted}}
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*[[反乱軍の危機を救え! レイア姫の冒険]]
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*{{EP6}}
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*{{FOD|Ewok Escape}}
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*{{FOD|Traps and Tribulations}}
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*{{MC|SE}}
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*[[アフターマス]] {{Holo}}
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*[[スター・ウォーズ・アップライジング]] {{Holo}}
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*[[アフターマス:命の借り]]
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*[[アフターマス:帝国の終焉]]
  +
*[[ラスト・ショット]]
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*[[ルーク・スカイウォーカーの都市伝説]]
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*[[ブラッドライン]]
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*[[ファズマ(小説)|ファズマ]] {{Vo}}
  +
*[[スター・ウォーズ/フォース・オブ・ディスティニー ローズ&ペイジ]]
  +
*{{EP7|前夜}}
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*[[スター・ウォーズ/フォース・オブ・ディスティニー レイ]] {{C|想像上に登場}}
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*{{MC|CP}} {{C|オープニング・クロールで言及}}
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*{{EP8}}
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*{{EP8|コミック}}
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*{{MC|PD5}}
  +
*{{EP9}}
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}}
   
==登場作品==
 
*[[スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐]]
 
*[[スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望]] {{1st}}
 
*[[スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲]]
 
*[[スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還]]
 
*[[スター・ウォーズ エピソード7/フォースの覚醒]]
 
 
==参考資料==
 
==参考資料==
  +
{{Scroll box|
  +
*[http://starwars.ea.com/ja_JP/starwars/battlefront/features/characters-jp Star Wars バトルフロント - スペシャルキャラクター - EA公式サイト]
  +
*[[スター・ウォーズ 100シーン]]
  +
*[[アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科]]
  +
*{{EP7|アート}}
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*{{EP7|CS}}
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*[[きみは、知っているか!? スター・ウォーズ はやわかりデータブック]]
  +
*{{EP7|VD}}
  +
*{{EP7|ヘッド}}
  +
*[[スター・ウォーズ:銀河系のエイリアン]]
  +
*[[スター・ウォーズ ギャラクティック アトラス]]
  +
*[[スター・ウォーズ キャラクター事典 完全保存版]]
  +
*[[スター・ウォーズ プロパガンダ:銀河系における扇動絵画の歴史]]
  +
*[[スター・ウォーズ:オン・ザ・フロントライン]]
  +
*[[スター・ウォーズ フォースの覚醒のなかまたち100]]
  +
*[[きみは、知っているか!? スター・ウォーズ はやわかりデータブック 増補改訂版]]
  +
*{{EP7|CG}}
  +
*{{EP8|VD}}
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*{{EP8|CS}}
  +
*{{EP8|BC}}
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*{{EP8|RF}}
  +
*[[スター・ウォーズ:レベル・ファイルズ]]
 
*{{SWE|characters|princessleia|Princess Leia Organa}}
 
*{{SWE|characters|princessleia|Princess Leia Organa}}
 
*{{Databank|princess-leia-organa|Princess Leia Organa}}
 
*{{Databank|princess-leia-organa|Princess Leia Organa}}
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}}
*[[スター・ウォーズ 100シーン]]
 
   
 
==脚注==
 
==脚注==
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*{{BFwiki|レイア・オーガナ}}
   
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[[カテゴリ:レジスタンスの人物]]

2019年8月8日 (木) 14:43時点における版

正史版の内容を紹介しています。  レジェンズ版の内容はこちらをクリック。 

「私達はオルデラニアン。怒りには叡智で応え…恐怖には想像力で応え…戦争には希望で応えます。私達一人一人が、等しく重要です」
―レイア・オーガナ[出典]

レイア・オーガナ(Leia Organa)はフォース感応能力を持つ人間女性で、ジェダイ・ナイトアナキン・スカイウォーカーナブー代表のパドメ・アミダラ元老院議員の娘。ルーク・スカイウォーカー双子の妹。レイアは帝国元老院政治家だったが、共和国再建のための同盟新共和国の英雄として、銀河帝国に対する反乱運動を率いた。銀河内戦が終結した後、レイアはファースト・オーダーの脅威に対処するため私設軍隊レジスタンスを組織し、自らその将軍となった。

レイアが生まれる直前、アナキン・スカイウォーカーはダークサイドに転向してシス卿ダース・ヴェイダーとなり、アミダラは双子を出産した直後に命を落とした。その後、レイアは惑星オルデランベイル・オーガナ議員とクイーンブレアの養女になり、オーガナ家プリンセスとして育てられた。彼女はやがて最年少の帝国元老院議員となったが、同時に反乱同盟軍の重要メンバーとして活動していた。銀河内戦中、レイアは反乱軍が奪取したデス・スター設計図を受け取ったが、タトゥイーン上空で帝国軍に捕えられる。しかし、彼女は設計図をアストロメク・ドロイドR2-D2に託し、ジェダイ・マスターオビ=ワン・ケノービのもとへ派遣していた。帝国のグランドモフウィルハフ・ターキンは反乱軍に加担したレイアの故郷オルデランを見せしめに選び、デス・スターのスーパーレーザー破壊した。その後、ケノービとスカイウォーカー、ハン・ソロチューバッカ、R2-D2、C-3POがデス・スターに駆け付け、囚われのプリンセスを救出した。レイアが持ち帰った設計図のおかげで、反乱軍はヤヴィンの戦いに勝利し、デス・スターの破壊に成功した。その後、レイアはエヴァン・ヴァーレインやR2-D2の助けを借りてオルデラニアンの難民を帝国の手から救った

その後もレイアは数々の任務に参加し、反乱軍の活動に貢献した。ホスの戦いで、彼女はハン・ソロの宇宙船ミレニアム・ファルコン>に乗ってエコー基地から撤退した。彼女たちは<ファルコン>の修理のため惑星ベスピンクラウド・シティを訪れたが、ソロの友人ランド・カルリジアンの裏切りに遭い、ダース・ヴェイダーの罠に嵌まってしまった。ソロが賞金稼ぎボバ・フェットに引き渡される直前、レイアはソロへの愛情を初めて口にする。レイアは後にスカイウォーカーらと協力してジャバ・ザ・ハットからソロを救出した。その際、犯罪王の息の根を止めたレイアは、“ハットスレイヤー”(Huttslayer)という綽名を頂戴することになる。ソロを解放した後、レイアたちはエンドアの戦いに参加した。彼女はソロ、チューバッカと共にエンドアの地上攻撃部隊に参加し、第2デス・スターシールド発生装置を破壊することに成功した。戦いのさなか、レイアはダース・ヴェイダーが実の父親で、スカイウォーカーが兄であることを知らされた。

エンドアの戦いで皇帝パルパティーンを失った帝国は混乱状態に陥り、反乱軍はレイアの助力のもと新共和国を設立する。この頃、レイアはハン・ソロと結婚し、ベン・ソロという名の息子を出産した。銀河協定によって戦争に終止符が打たれた後も、レイアは帝国の残党が平和条約を無視する可能性を懸念し、新共和国の軍備縮小に反対し続けた。新共和国の元老院において、レイアはポピュリストという派閥に属していた。新共和国の発足からおよそ20年後、元老院においてポピュリストと相対するセントリストの派閥対立が頂点に達し、セントリストは“主席議員”と呼ばれる新たな役職の設置を提案した。これが独裁に繋がるのではないかという議論が紛糾する中で、帝国の残党勢力ファースト・オーダーの手によるナプキン爆破が発生。セントリストは対立するポピュリストのレイアがかつてのダース・ヴェイダーの娘であった事実を暴露し、レイアはこの一件で元老院に幻滅して、元老院議員の職を辞する事になる。彼女は、ファースト・オーダーの脅威に対抗するため自らレジスタンスを組織した。

レイアがヴェイダーの娘であるという事実が公にされたことは、息子であるベンにも大きな影響を与えた。孤独感に苛まれたベンは、スカイウォーカーの血を引くベンに狙いを付けていたファースト・オーダーの最高指導者スノークよりダークサイドの誘惑を受けた。レイアは新世代のジェダイを育成していた兄に息子を預けることにした。ところがベンは伯父の教えに背き、新世代のジェダイの虐殺に加担する。彼はダークサイドの戦士「カイロ・レン」となった。レジスタンスはファースト・オーダーの超兵器スターキラー基地破壊したが、ハンは自身の息子を説得しようとして、失敗し殺された。レイアはその瞬間、フォースの気配で夫の死を悟った。その後、レイアは消息不明のスカイウォーカーを見つけ出して力を借りるため、レジスタンスの勝利に貢献した若きフォース感応者レイを兄のもとへ送り出した。

経歴

誕生以前

「悟り。魂。バランス。そして新しいスカイウォーカー」
平静[出典]

クローン戦争中の19 BBYジェダイ・マスターヨーダは不死の秘密を探るに出た。惑星ダゴバフォースヴィジョンを経験し、ジェダイが戦争に負けることを予知した後[13]、ヨーダはフォースの女官たちに導かれて古代シス母星である惑星モラバンドを訪れる。女官の1人である“平静”は、モラバンドで試練を乗り越えたヨーダに霊体化の訓練を始めるよう告げ、忘れてはならない大切なことのひとつとして“新しいスカイウォーカー”の存在を挙げた。平静の言葉はルーク・スカイウォーカーとその双子、レイアの誕生を示唆していた。[14]

生い立ち

Baby leia

赤ん坊のレイア

19 BBYにクローン戦争が終結し、皇帝シーヴ・パルパティーン銀河帝国建国されてから2[2]小惑星ポリス・マサで双子のルークとレイア・アミダラ・スカイウォーカー[15] が誕生した。双子の母親は銀河共和国元老院で惑星ナブーを代表していたパドメ・アミダラ議員、父親はジェダイ・ナイトのアナキン・スカイウォーカーだった。アナキンはジェダイの“選ばれし者”だとされていたが、双子が生まれる直前にフォースのダークサイドに転向し、シスの暗黒卿ダース・ヴェイダー”になってしまった。お腹に双子を身ごもっていたパドメは、夫にフォースで首を絞められた後、ポリス・マサにある病院へ運ばれ、激しいパニック状態で子どもを産むことになる。ジェダイ・マスターのオビ=ワン・ケノービ(彼は惑星ムスタファーでヴェイダーを倒し、パドメを救出した)とグランド・マスター・ヨーダ、そして惑星オルデラン代表のベイル・オーガナ議員がパドメを病院に運び、出産を見守った。ポリス・マサンの外科医は、死につつあるパドメから双子の赤ん坊を取り上げる。アミダラは双子の男の子と女の子にそれぞれ「ルーク」、「レイア」という名前を付けた後、息を引き取った。ポリス・マサンの医師はアミダラを救おうとしたが、どの試みも失敗に終わり、双子は生まれてすぐに孤児になってしまった。[3]

オビ=ワン・ケノービとヨーダは、フォースの強い双子を皇帝パルパティーンの手から守る必要があると考えた。すると、ベイル・オーガナが女の子のレイアを引き取りたいと申し出た。ベイルと彼の妻ブレア女王の間には子どもがおらず、ふたりは養女を欲しがっていたのである。ジェダイはこの提案に同意してレイアをオーガナ家に預けることに決め、ルークは惑星タトゥイーンに住むアナキンの義兄弟オーウェンベルー・ラーズ夫妻のに送られることになった。その後ルークとレイアは、どちらも実の両親や双子の兄妹の存在について知らないまま成長することになる。また、ムスタファーの対決をかろうじて生き延びていたダース・ヴェイダーも、妻のパドメが死ぬ前に子どもを生んでいたことを知らなかった。[3]

帝国時代

オーガナ家の養女

「女の子はわれわれ夫婦が引き取ります。いつも養女が欲しいと話していたのです。妻も喜ぶでしょう」
ベイル・オーガナ[出典]
Princely lessons

幼い頃、レイアは戦闘法から語学に至るまで幅広いレッスンを受けた

オルデラン王家の娘として育ったレイアは、オーガナというラストネームを与えられた。[15] レイアが養女であることは周知の事実で[16]、世間の誰もが、オーガナ家がクローン戦争の孤児を引き取ったのだろうと考えていたが[17]、レイア本人は実の両親が誰なのかを知らされていなかった。[3] しかし、生まれてすぐに母親を失ったにも関わらず、レイアは大人になった後もパドメ・アミダラの印象を覚えていた。4 ABYに自分の家系に関する真実を知った後、レイアは母親のことを覚えていない双子の兄ルーク・スカイウォーカーと会話し、パドメが「とても美しく優しいが、悲しげ」な女性だったと語った。[8]

幼い頃、レイアはベイルからオルデランに住む労働者たちの努力の尊さと、彼らを治める女王の職務の重要性を教わった。レイアの面倒を任されていた数名のおばたちは、若きプリンセスにエチケットを教え、貴族にふさわしい女性に育て上げようとした。レイアは彼女たちのことを愛していたが、適切な伴侶を見つけることだけを生きがいにした、甘やかされたプリンセスとして育つことに抵抗感を覚えていた。レイアはしばしば両親に同伴し、果てしなく続くオルデラン王室の式典に参加し、イベントが終わるのを無表情のまま待ち続けた。ある時レイアはおばのひとりに、プリンセスの務めは黙って義務を果たすことだけでは無いはずだと不満を言ったことがあった。ところがおばは、悲しい笑みを浮かべながら、それこそがプリンセスの最大の務めなのだと答えた。

王族の一員であるプリンセスは誘拐の標的となりやすく、オーガナ家の者たちは彼女に護身術の基本を学ばせる必要があると考えた。16歳になった後、レイアは個人的なインストラクターから武術の訓練を受けた。彼女はこの訓練を楽しんだ。武術の訓練は自身の身体的なたくましさを体感できるだけでなく、エチケット教育の緊張感を忘れることが出来たのである。彼女はインストラクターのおかげで意識を明確に保ち目の前の状況に集中する術を学んだ。また、彼女は乗り物の操縦法も学び、スティープル=チェイスオルデラニアン・ジュニア・チャンピオンになった。

ある日、ベイル・オーガナ総督がプリンセスを迎えに行った時、彼女は使用人のひとりと語学の勉強をする代わりにスパーリングを行っていた。移動中、プリンセスは母が彼女に押し付けようとする政治の分野に熱意を抱けないと語った。するとベイルは、オルデランの重要性や、いずれ彼女がクイーンになったときにすべきことを説明した。彼は、たとえ個人的な望みが犠牲になっても、誇りを持ってオルデランの調和的な文化の遺産を次世代に伝える必要があるのだと説いた。

帝国の元老院議員

Princessleiaheadwithgun

プリンセス・レイア

10代の後半で、レイアは養父の後に続いて帝国元老院の最年少の議員に選出された。彼女のおばたちは、立派な夫を見つけることの方が大切だと主張し、彼女の進路に反対していた。選挙の直後、ベイルは新たに選出された他の官僚たちとともに、プリンセスを首都惑星コルサントの皇帝のもとへ連れて行くことになった。謁見の当日まで、レイアは皇帝に直接訴えるための不満を準備していた。しかし、実際に帝国の統治者と対面したオルデランのプリンセスは、皇帝の放つ不穏な悪のオーラに圧倒されてたった一言しか発することが出来ず、ただ小さくお辞儀をするばかりだった。

レイアは本物の変化と改革を求めて政治の世界に足を踏み入れたが、間もなく同じ理想を抱く議員が他に誰もいないことに気付いた。前身の共和国元老院とは違い、帝国元老院は皇帝の布告を全て承認するだけの儀礼的な機関でしかなかったのである。実際、反対の声を上げて皇帝の忍耐力を試そうとする代表議員などひとりもいなかった。レイアは元老院に加わって間もないうちに、裏切りは常に最も好意的に接してくる人びとからもたらされることを学んだ。

オルデランのプリンセスは、帝国がアウター・リム・テリトリーで犯している犯罪行為を黙認する他の議員たちの気持ちを理解できず、銀河系各地の苦難を救済する活動に打ちこんだ。ある時、レイアは帝国軍が焼き払った村落の廃墟から、孤児になったウーキーの赤ん坊を救い出した。しかしレイアにとって不快なことに、メディアは人道的な活動には一切の注意を払わず、彼女をただのプリンセスとしてしか扱わなかった。

銀河内戦

スカリフの任務

「陛下、通信を受け取りました。中身は何なのですか?」
「希望です」
―レイマス・アンティリーズとレイア・オーガナ[出典]
LeiaReceivesthePlans

設計図を受け取るレイア

0 BBY、反乱同盟軍は銀河帝国がデス・スターと呼ばれる深宇宙機動性バトル・ステーションを開発していることを突き止めた。デス・スターは惑星すら破壊できるスーパーレーザーを搭載していたが、設計に携わった科学者ゲイレン・アーソの工作により、反応炉に致命的な弱点を抱えていた。ゲイレンのメッセージは帝国から離反した貨物パイロットのボーディー・ルックジェダの過激反乱分子ソウ・ゲレラ、そしてゲイレンの実娘ジン・アーソを通じて衛星ヤヴィン4の反乱軍秘密基地ベース・ワンへもたらされる。ジンは父親が遺した情報を信じ、設計図さえ手に入れれば勝利の希望はあると訴えたが、同盟市民政府は帝国の超兵器に恐れをなし、戦いを挑むのは無謀だと考えた。会議が終わった後、ベイル・オーガナは反乱軍の指導者モン・モスマと会話し、養女のレイアをタトゥイーンに派遣して隠遁中のオビ=ワン・ケノービ将軍に助けを求めるつもりだと語った。[18]

その後まもなく、ジンをはじめとする“ローグ・ワン分隊が独断でヤヴィン4から出発し、設計図が保管されている惑星スカリフに潜入する。スカリフの戦いが始まると、ラダス提督率いる同盟軍艦隊もローグ・ワンを援護するため現地へ赴き、惑星地上と軌道で激しい戦闘が繰り広げられた。この時、レイアもレイマス・アンティリーズ船長CR90コルベットタナヴィーIV>でスカリフに駆け付けていた。戦いの終盤、設計図が保管されていた帝国安全管理施設シタデル・タワーはデス・スターの攻撃で破壊され、地上部隊も全滅したが、設計図のデータは間一髪のところでラダスの旗艦であるMC75スター・クルーザープロファンディティ>に送信される。ダース・ヴェイダー率いる部隊が設計図を奪回するため<プロファンディティ>に攻め入ったにも関わらず、反乱軍兵士たちは設計図を守り切り、最終的に艦内に収容されていた<タナヴィーIV>まで送り届けた。ブリッジにいたレイアが設計図を受け取った直後、<タナヴィーIV>は<プロファンディティ>とのドッキングを解除し、ハイパースペースへ飛び込んだ。[18]

デス・スターの囚人

「わたしは外交任務でオルデランに向かう途中の、帝国元老院の議員――」
「いや、反乱同盟軍の仲間で、帝国の反逆者だ! 彼女を連れていけ!」
―レイア・オーガナとダース・ヴェイダー[出典]
LeiaSupportsGunRights-ANH

<タナヴィーIV>でストームトルーパーとの戦いに備えるレイア

義父の指示に従い、レイアはケノービ将軍に助けを求めるためタトゥイーン星系を目指したが、惑星の上空でダース・ヴェイダーのインペリアルI級スター・デストロイヤーデヴァステイター>に追い詰められてしまう。帝国に捕まる前に、レイアはアストロメク・ドロイドR2-D2に設計図とホログラムのメッセージを託し、タトゥイーンに住むケノービのもとへ向かわせた。船内の反乱軍兵士たちが制圧され、アンティリーズ船長がヴェイダーによって殺された後、レイアもストームトルーパーに発見され、スタン・ビームで捕らえられる。ヴェイダーは外交を遂行中だというレイアの言葉を信じず、彼女を連行して設計図を徹底的に探し出すよう部下に命じた。[5]

その頃、ドロイドのR2-D2とC-3POはレイアの双子の兄であるルークとの運命的な出会いを経て、無事にケノービのもとに辿り着いた。彼らはレイアのメッセージを再生し、彼女を救出するために砂漠の惑星を発つ。一方、レイアはデス・スター内で尋問を受け、反乱軍の秘密基地の場所を尋ねられた。彼女はマインド・プローブを備えた尋問ドロイドにも抵抗し、反乱軍に不利益になる情報をひとつも漏らさなかった。すると、デス・スターを指揮するグランドモフウィルハフ・ターキンは、このバトル・ステーションを利用した強硬手段を使うことに決めた。彼はオルデラン星系に針路をとり、もし反乱軍の基地を教えなければレイアの故郷を破壊すると脅したのである。レイアはダントゥインに基地があると答えたが、初めからオルデランを破壊するつもりだったターキンは、砲手にスーパーレーザーの点火を命じた。レイアが成すすべもなく見守る中、オルデランは彼女の家族もろとも一瞬で破壊されてしまった。[5]

Leiadeathstar

デス・スターにて、レイアとルーク・スカイウォーカー、ハン・ソロ

その後、オビ=ワン・ケノービとルーク、R2-D2、C-3PO、密輸業者ハン・ソロチューバッカがプリンセスを救出するためにデス・スターにやって来た。ルークはレイアを(彼女が実の妹であるとは知らず)監房ブロックAA-23独房2187から解放する。逃げ道を求めてダスト・シュートに飛び込んだ後、レイア、ルーク、ソロ、チューバッカはゴミ圧縮機に潰されかけたが、R2-D2が装置を止めたおかげでなんとか生き延びることができた。ソロのYT-1300軽貨物船ミレニアム・ファルコン>が収容されているドッキング・ベイ327を目指して二手に分かれた後、レイアとルークは巨大な宇宙ステーションの中でストームトルーパーから逃げ回る。彼女たちは無事に格納庫に辿り着き、ストームトルーパーたちがケノービとダース・ヴェイダーの対決に気を取られている隙をついて<ファルコン>に乗り込んだ。[5]

ケノービはヴェイダーとの対決で命を落としたが、彼がトラクター・ビームを解除したおかげで<ファルコン>はデス・スターから飛び立つことができた。TIEファイターの追撃をかわした後、<ファルコン>は反乱軍基地のあるヤヴィン4へ針路をとったが、レイアは帝国軍が彼女たちをわざと逃がしたことに気付いていた。帝国軍はソロの貨物船ホーミング・ビーコンを仕掛けており、逃亡した反乱分子を追跡して秘密基地の場所を割り出すつもりだったのである。しかし、設計図を解析してデス・スターの弱点を一刻も早く突き止めるため、レイアは仲間たちのもとへ戻った。[5]

ヤヴィンの勝利とその後

「ベンが死んだ時、君が支えてくれただろ。有難かったよ」
「それがどうかした?」
「君にもいればいいなと思って…支える人が」
―ルーク・スカイウォーカーとレイア・オーガナ[出典]
Sw4-Leia2

勝利の式典にて、レイア

ヤヴィン4のベース・ワン基地に到着したレイアは、彼女の身を案じていたウィラード将軍に迎え入れられた。ヤヴィンの反乱軍はすぐさまレイアが持ち帰ったデス・スター設計図を解析し[5]、ゲイレン・アーソが遺した弱点を突き止めることに成功する。[5][18] ジャン・ドドンナ将軍の立案した攻撃作戦に従い、反乱軍パイロットたちがデス・スターとの戦いに備える中、ハン・ソロとチューバッカはレイアやルークの期待を裏切り、プリンセスを救出した分の報酬を受け取ってヤヴィン4から去ってしまう。その後、レイアや同盟軍の将校たちが基地の司令センターから戦況を見守る中、反乱軍スターファイター隊ヤヴィン星系に到着したデス・スターを迎え撃った。彼らはこの作戦で大多数のパイロットを失ったが、レッド中隊の隊員として出撃したルークや、友人を救うため戦場に舞い戻ったハンとチューバッカの活躍により、デス・スターはグランドモフ・ターキンを含む大勢の乗員を道連れに破壊された。その後、ベース・ワンでは祝勝の式典が催され、英雄たちの活躍が称えられた。純白のガウンを着て式典に参加したレイアは、ルークやソロに勇気記章を授与した。[5]

レイアは式典の最後に、参加者たちにオルデラン破壊の犠牲となった人々への黙祷を求めた。その後、ドドンナ将軍の指示ですぐにベース・ワンからの撤退活動が始まり、反乱軍艦隊のギアル・アクバー提督も支援のためヤヴィン4に駆け付けた。式典が終わり、ルークやハンとしばし談笑した後、レイアは基地内に設置されたベイルとブレアの記念碑の前にたたずむ女性パイロット、エヴァン・ヴァーレインの存在に気づく。[19] ヤヴィンの戦いから生還したYウイング・パイロットであるエヴァンは[20]、かつてブレア女王から教育を受けたこともあるオルデラニアンだった。[19]

ヤヴィン4撤退活動のさなか、レイアは“シュライクス”と呼ばれる反乱軍の特別偵察チームが惑星タナブ帝国保安局の奇襲に遭い、リーダーであるカルアン・イーマット中尉を除き全滅したという情報を受け取った。保安局よりも先にイーマットを保護し、同盟軍の移動先や合流地点の情報を守り抜くため、レイアはハンとチューバッカに中尉の救出任務を依頼する。ソロはこれ以上戦争に関わることに乗り気ではなかったが、最後にはレイアの頼みを引き受け、ハット・スペースのはずれの惑星シーアコンからイーマットを救い出した。[21]

ナブーへの旅

「王族は、断固として絶望に立ち向かわなければ」
―ドドンナ将軍に対し、レイア・オーガナ[出典]
Leia and evaan

レイアとエヴァン・ヴァーレイン

ヤヴィン4撤退活動中、レイアはアクバー提督にドドンナ将軍との対面を求めた。彼女は新しい秘密基地の設置場所を検討していたドドンナに話しかけ、新基地の偵察任務は自分に任せてほしいと頼み込んだ。しかしドドンナは、今はオルデラニアンの犠牲者を弔うべきだと答え、帝国にとって重要人物となったプリンセスを危険な任務に送り出すことはできないと主張した。実際、帝国はレイアの首に10,000,000クレジットもの賞金をかけたばかりだったのである。失望してドドンナの部屋を去った後、レイアは同郷のエヴァン・ヴァーレインが自分の悪口を言っているのを耳にした。エヴァンは、故郷と育ての親を失ったにも関わらず涙の一粒も見せないレイアを冷血な薄情者と見なしていたのである。エヴァンとの会話で帝国がオルデランの難民狩りを始めたことを知ったレイアは、彼女を連れて同胞の救出に向かうことこそ今の自分のなすべき役目だと思い至った。ドドンナに釈明のメッセージを残した後、レイアはエヴァンとR2-D2を伴い、T-1シャトルで基地から飛び立った。ルークとウェッジ・アンティリーズがレイアを連れ戻すため派遣されたが、T-1シャトルはエヴァンの巧みな操縦技術のおかげで追跡を振り切り、ハイパースペースにジャンプした。[19]

レイア、エヴァン、R2-D2の乗るシャトルは、オルデランの古い修道会がある惑星、ナブーを訪れた。首都シードに到着後、レイアは“一級公使ソロ”という偽名を名乗り、燃料補給などの雑費をすべて帝国顧問部に回した。離着陸ベイから市街地に向かった際、彼女はパドメ・アミダラ女王の壁画を目にする。レイアはアミダラが自分の実の母親であることを知らなかったが、壁画が自分を見つめているような奇妙な感覚を覚えた。その後、一行はレイアの旧友であるジュン宮殿へ招かれた。プリンセスの要求に応じ、ジュンはケレンマリーナ地区にあるクラブ・ディージャの経営者、ムル・サナカとの面会を手配する。サナカは、レイアたちが探していたオルデラニアンのミュージシャン・グループ、音楽教団の雇い主だったのである。[19]

Leia confronts Junn

ジュン卿にブラスターを向けるレイア

しかし、ジュンからレイアの正体を知らされていたサナカは、スネスという名のベサリスクの用心棒に命じ、帝国の賞金首を捕まえようとした。彼女たちが抵抗したため、サナカはプリンセスを背後から撃とうとしたが、音楽教団のリーダーであるウーワ・パリースがレイアの命を救う。オルデランが破壊されたことを仲間たちに隠し続け、罪の意識に苛まれていたパリースは、故郷のプリンセスの前でひざまずき懺悔した。しかしレイアはパリースを慰め、同郷のミュージシャンたちに事情を説明し、母星の芸術を守るため自分の旅に加わってほしいと頼んだ。音楽教団のメンバーを味方につけた後、レイアはジュン卿の宮殿に戻り、自分をサナカに売った理由を尋ねた。ジュンは帝国支持者ではなかったが、自分の立場を守るため旧友を裏切るという行動に出たのだった。レイアはジュンにブラスター・ピストルを向け、音楽教団のメンバーを乗せるのに十分な広さがある宇宙船を要求し、豪華ヨットロード・ジュン>を脅し取る。その後、レイアと仲間たちはナブーを離れ、オルデラン居留地のある惑星サラストを目指した。[19]

オルデランの生存者

「私は、何があっても同胞の皆さんと未来を信じています」
―レイア・オーガナ[出典]
Star Wars Princess Leia 3

サラストのオルデラン居留地を訪れたレイアとエヴァン、R2-D2

宇宙船は間もなくアウター・リム・テリトリーサラスト星系に到着し、レイアとエヴァン、R2-D2はオルデラン居留地への案内人であるサラスタンティヴィーと対面した。移動中、ライフルを構えたオルデラニアンの部隊が一行に近づいてきたが、レイアとエヴァンはすぐに彼らを武装解除させ、居留地の責任者であるジョラ・アステイン管理官との面会を求めた。しかし、アステインはプリンセス・レイアが故郷オルデランを裏切った反逆者だと思い込んでいた。タイミングが悪いことに、帝国軍がレイアを追ってサラストにやってきたせいで、アステインたちは彼女が居留地の場所を帝国に漏らしたのだと誤解してしまう。音楽教団のメンバーであるテイスが、帝国軍人の姉妹テュラに連絡を取ったことがきっかけで、彼女の上官であるドリード中佐がレイアの居場所に感づいたのである。[19]

ドリードのスター・デストロイヤーがサラストの軌道に現れたことを知ると、アステイン管理官はレイアとエヴァンを殺すよう部下に命じた。ふたりは止むを得ずアイウェルの地下の汚染された水路へと逃亡する。帝国軍の襲撃が始まると、R2-D2はストームトルーパーを倒すためサラストの洞窟に棲むロックレンダーをおびき寄せた。肉ではなく鉱物を喰らうロックレンダーは、R2-D2の計画通り、装甲服を身に着けたストームトルーパーを一網打尽にする。戦闘が終わり、帝国軍の部隊が制圧されると、アステインは自らの過ちを認めてレイアに忠誠を誓った。[19]

居留地メンバーのサラスト脱出には、エヴァンの旧友である密輸業者ナイン・ナンが一役買った。亡き義母の首飾りをお礼のしるしとしてナンに与えた後、レイアはテイスを呼んで詳しい事情を聴く。今回の帝国軍の襲撃に関しテイスに罪はないと考えていたレイアは、帝国軍で働く彼女の姉妹テュラも救い出したいと考えていた。テュラの一件に自ら対処するため、レイアは惑星エスピリオンにいるオルデラン混血種(オルダー=エスピリオン)との交渉役をパリースとアステインに任せた。ドリード中佐がテュラの解放と引き換えにプリンセスの身柄を要求すると、レイアは人質として砂漠の惑星スカラドーシュへ出向いた。しかし、人質交換の直後に、エヴァンやナンをはじめとするレイアの仲間たちがドリードの部隊を襲撃し、ヴェンク艦長のスター・デストロイヤーの鼻先からレイアを救い出した。彼女たちはナンの<メルクローラー>で星系外へ脱出し、オルデラン難民の集合地点となっていたエスピリオンへ向かった。[19]

Leia addresses the Alderaanians

エスピリオンで同胞に連絡を取るレイア

エスピリオンの軌道は、レイアのメッセージを受け取った難民の船団でいっぱいになっていた。テイスとテュラ姉妹の再会を見守った後、レイアはパリースやアステインと再会する。レイアは帝国軍のスター・デストロイヤーと戦うためエスピリオンの軍隊に力を借りるつもりでいたが、アステインの混血種嫌いが原因で、交渉は失敗に終わっていた。勝てる見込みのない戦いが迫る中、人質交換の件でレイアの評価を改めたエヴァンが彼女を勇気づけ、なにをすべきか分かっているはずだと励ました。レイアは難民艦隊にメッセージを送り、故郷の伝統を守るための戦いに協力を求めた。すると、混血種のベオン・ベオネル首長が彼女の言葉に心を動かされ、大型船<エスピリオン・マルチ>が軌道の戦いに駆け付けた。[19]

帝国軍を撃退し、オルデラニアンの難民と共に勝利を祝った後、レイアとエヴァンは今後の活動について話し合った。帝国が存在する限り同胞たちの安全が保障されることは無いと考えていたレイアは、いつまでも反乱軍から離れているわけにはいかないと考えていたのである。しかしエヴァンは、オルデランの難民にはプリンセスが必要だと主張した。するとレイアは新しいリーダーを選べばいいと答え、エヴァンを次のプリンセスに推薦する。その後、レイアとR2-D2はヤヴィン4の反乱軍基地に戻り、スカイウォーカーやソロ、チューバッカ、C-3POと再会した。[19]

スジミス宙域にて

「裏切り者は親しげな顔をして近づいてくる。これは銀河元老院で私が最初に学んだことよ」
―ルーク・スカイウォーカーに対し、レイア・オーガナ[出典]

0 ABY、ヤヴィン星系を離れた同盟軍艦隊は、スジミス宙域の惑星オルトー・プルトニア付近に潜伏した。レイアはC-3POとともに同盟軍最高司令部の仕事に力を貸し、極秘の補給ライン確保に向けてアイデアを出した。ネビュロンBフリゲートリデンプション>で活動していた時、オーガナはアクバー提督とモン・モスマ議長に、惑星ローディアベトゥ大陸に住むチェクー氏族なら同盟軍に協力してくれるかもしれないと提案する。この任務の交渉役に選ばれたルーク・スカイウォーカーは、ローディアンとの取り引きを平和的に終え、無事に同盟軍本部へ戻った。[22]

ルークの乗る<デザート・ジュエル>が<プロミス>にドッキングすると、レイアとアクバーは任務の報告を聞くため直接彼のもとへ出向いた。しかし、2人が気になっていたのはローディアでの交渉よりも、ルークが任務中に立ち寄ったラニク星系でのできごとだった。彼はラニク上空で偶然帝国軍と遭遇し、クポハンの船を救出したのである。ルークは予定外の行動に出たことを謝ったが、彼が救ったクポハンのスパイによって、同盟軍は貴重な機密情報を手に入れることができた。ほぼあらゆる暗号を解読することができるギヴィンの天才数学者ドルーシル・ベフォリンが、デノンで同盟軍への亡命を望んでいたのである。その後、ルークは同盟軍に加わって間もない女性ナカリ・ケレンとともにベフォリンの救出作戦に向かうことになった。出発直前、レイアはケレンに対して盲目的になっているルークに警告を送る。また、ルークとケレンが任務に備えて<ジュエル>を改造した後、レイアはベフォリンの信頼を得るために必要なギヴィンの礼儀作法をルークにアドバイスした。[22]

ホスからの撤退

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ホスの戦い当時のレイア

ヤヴィンの勝利から3年後、オーガナは氷の惑星ホスに設置されたエコー基地に配属されていた。当時、オード・マンテルでジャバが雇った賞金稼ぎと遭遇したハン・ソロは、オーガナやカーリスト・ライカン将軍の頼みを断り、反乱軍から離れる決意を固めていた。しかし、ソロがホスを離れる前に、エコー基地の存在が帝国軍艦隊に知られてしまった。ホスの雪原で遭難したスカイウォーカー中佐が救出された後、ソロとチューバッカが帝国によって派遣されたプローブ・ドロイドを発見したのである。ライカン将軍はエコー基地からの撤退開始を命じた。

反乱軍輸送船が脱出する時間を稼ぐため、反乱軍地上兵やスノースピーダー部隊がAT-ATウォーカー率いる帝国地上軍を食い止めた。ダース・ヴェイダーや帝国軍スノートルーパー部隊がエコー基地に侵入した頃、最後まで基地に残っていたオーガナは輸送船に乗り込むことが出来ず、ソロやチューバッカ、C-3POらと共に修理中の<ミレニアム・ファルコン>でホスから脱出することになった。反乱軍の敗北に終わったホスの戦いの戦場を離れた後、ハイパードライブが故障していた<ファルコン>はハイパースペースに突入することが出来ず、小惑星帯で帝国軍の追っ手を振り切らなければならなかった。ハイパードライブを修理するため、ソロは<ファルコン>を小惑星の洞窟に停泊させた。宇宙船の修理作業中、オーガナとソロは回路室でふたりきりになり、そこでファーストキスを交わした。しかし、ふたりのキスは、修理が終わったというC-3POの報告によって邪魔された。

Hanleiafalcon

ソロとレイアのファーストキス

船体に貼りついていたマイノックを退治した後、ソロは自分たちのいるところがクレーターではなく宇宙ナメクジの口の中であることに気付いた。彼は急いで船を出発させ、宇宙ナメクジの口内から飛び出した。その後、<ファルコン>は再び帝国軍艦隊に追撃されることになったが、インペリアル級スター・デストロイヤーのブリッジの背後にぴたりと隠れ、艦が投棄するゴミに混じって逃亡するというソロのアイデアのおかげで、彼女たちはついに帝国軍の追っ手をまくことに成功した。オーガナとソロは、宇宙船を修理できる安全な港について話し合った。アノート星系の近くの港を検討した結果、ソロは友人のランド・カルリジアンが運営する惑星ベスピンの採鉱植民地クラウド・シティに向かうことに決めた。しかし、彼女たちは気づいていなかったが、<ファルコン>はダース・ヴェイダーに雇われた傭兵ボバ・フェットの宇宙船<スレーヴI>に後を付けられていた。

クラウド・シティの罠

カルリジアンはベスピンに到着したソロやオーガナ、チューバッカたちを歓迎した。<ミレニアム・ファルコン>が修理されるまで、彼女たちはしばらくクラウド・シティに滞在することになった。しかし、C-3POが姿を消すなど、オーガナはこの街に不穏な何かを感じていた。彼女の予感は的中し、カルリジアンは友人のソロを裏切って帝国軍に差し出した。ダース・ヴェイダーはソロたちよりも先にカルリジアンに接触し、クラウド・シティの安全を保障する代わりに、ソロを罠にかけるよう要求していたのである。ヴェイダーはソロを拷問にかけた後、反乱分子をカーボン凍結施設に集めた。ソロの身柄はボバ・フェットに引き渡され、タトゥイーン犯罪王ジャバ・ザ・ハットに届けられることになっていた。スカイウォーカーをカーボン凍結にかけようと考えていたヴェイダーは、ソロを使って装置のテストをすることに決めた。オーガナは凍結装置に入れられたソロに愛を告白し、ソロは彼女の気持ちに気付いていたと答えた。

Leia19

スカイウォーカーからの呼びかけに気付いたオーガナ

ソロの凍結が成功した後、ヴェイダーはオーガナとチューバッカを自分の宇宙船に運ぶよう命じた。しかし、差し出すのはソロだけという約束が破られたことに不満を抱いたカルリジアンは、帝国を裏切ることに決めた。彼は部下のロボトたちの助けを借りて帝国軍の将校を包囲し、オーガナとチューバッカの拘束を解いた。チューバッカは激怒のあまりカルリジアンの首を絞めたが、まだソロを助けるチャンスが残っていることが判ると、彼女たちは急いでフェットの<スレーヴI>が泊めてあるプラットフォームへ向かった。しかし彼女たちの到着は一足遅く、フェットは凍結されたソロを船内に積み込んで離陸してしまった。一方、フォースを通して友人たちの危険を察知したルーク・スカイウォーカーは、ジェダイ・マスター・ヨーダのもとでの修行を打ち切り、ダゴバからクラウド・シティへ駆け付けた。彼は師匠や友人たちの警告を無視し、ダース・ヴェイダーとの対決に臨んだ。

オーガナとチューバッカ、カルリジアン、C-3PO、R2-D2は、<ミレニアム・ファルコン>に乗ってクラウド・シティから飛翔した。しかし、まだベスピンを離れないうちに、オーガナはスカイウォーカーからの呼びかけに気付いた。ヴェイダーとの戦いに敗れたスカイウォーカーは、クラウド・シティの底部で助けを求めていたのである。都市に引き返してスカイウォーカーを回収した後、<ファルコン>はTIE/ln制宙スターファイタースーパー・スター・デストロイヤーエグゼクター>に追われることになった。R2-D2のおかげで何とかハイパードライブが起動し、彼女たちは帝国軍から逃げ切ることが出来た。その後、<ファルコン>は同盟軍艦隊と合流した。シス卿との戦いで右腕を失ったスカイウォーカーは、ネビュロンBフリゲート艦<リデンプション>で治療を受けた。カルリジアンとチューバッカは一足先にソロの捜索に出発し、オーガナとスカイウォーカーは<リデンプション>を離れる<ファルコン>を見守った。

イエロー・ムーン作戦

モン・モスマたち指導部が反乱軍艦隊に分散を命じた後、オーガナとC-3POが乗り込んでいたフォルク・アイメリク艦長のネビュロンBフリゲート艦<リメンブランス>は、TIEファイターによる攻撃を受けた。味方の<ラノルフォ>は危機的状況にあったが、アイメリク艦長はオーガナの保護を優先して彼らを見捨てるという非情な決断を迫られた。何とか襲撃を凌いだ後、オーガナは惑星ザスティガで他の同盟軍指導部と合流することになった。ナイン・ナンとカルアン・イーマット中尉がオーガナの移送を担当した。<メルクローラー>で目的地に到着した後、一足先に着いていたスカイウォーカーとR2-D2が彼女たちを迎え入れた。最高司令官たちが集まる会議に向かう途中、スカイウォーカーはランド・カルリジアンがソロの居場所の手掛かりを求めてジャバの宮殿に潜入しようとしていることをオーガナに教えた。

Death Star II revealed

最高司令部との会議

会議の最中、プリンセス・オーガナと将軍たちは、銀河帝国が衛星エンドアの上空で第2デス・スターの建設を進めているとの報告を受けた。デス・スターの完成を許せば、オルデランの悲劇を再び繰り返してしまうことになるだろうと考えた反乱同盟軍の指導者たちは、バトル・ステーションを叩き潰す作戦を立てた。この新情報を口外しないと約束した後、オーガナはスカイウォーカーに付き添われて部屋に戻り、翌日のミーティングで発表するための戦略、イエロー・ムーン作戦を考案した。これは、差し迫ったエンドアの任務のために、帝国軍の注意をオーガナに引きつけるためのプランだった。モン・モスマとの秘密のやり取りの後、オーガナ本人がこの任務への参加を許され、ナイン・ナンとキディ・アレリアントロットロクマルカがチームに加わることになった。

オーガナのチームは間もなくバステールの首都エラドロ・シティに到着した。彼女はそこで、ハイパー=トランシーバーの設置場所についてボン・ヨスと話し合った。彼女たちはキオネー艦長のスター・デストロイヤー<シールドメイデン>に尾行されながらも作戦を続行し、セシ星系に到着後、別のトランシーバーを火山の島に設置した。反乱軍チームは帝国軍の追撃を受けたが、オーレラン率いる<ダガドール>のドレーダン海賊団が彼女たちの争いに介入した。オーレラントのおかげでセシからの脱出に成功した後、オーガナのチームはジャレシュへ向かった。

ファイル:Leia on the Shieldmaiden.jpg

<シールドメイデン>の捕虜

ニエッサと対面し、最後のハイパー=トランシーバーを設置した後、オーガナたちはジャレシュの暴動に参加した。彼女たちの乗る<メルクローラー>は、またしても<シールドメイデン>の追撃を振り切った。その後、オーガナは作戦の変更を決意し、集合予定だった反乱軍のスターシップに撤退を勧告した。彼女たちは集合地点であるガラーンの軌道で<サファイア・ローグ>や他の反乱軍宇宙船に警告を発し続けたが、ついに<シールドメイデン>のトラクター・ビームに捕捉されてしまった。オーガナを始めとする反乱軍チームは、スター・デストロイヤーに連行されて捕虜になった。しかし、チームメンバーのアントロットとロクマルカが自らを犠牲にして仲間たちを逃がし、オーガナ一行はラムダ級T-4aシャトルタイディリアム>でスター・デストロイヤーから脱出した。時を同じくして、反乱軍の宇宙船が集合地点から現れてオーガナたちに加勢し、<シールドメイデン>を破壊した。

その後、スカイウォーカーと連絡を取ったオーガナは、エンドア攻撃艦隊が集まりかかっていることと、ソロはまだジャバの宮殿に捕えられたままであることを知らされた。ふたりはコスリスで落ち合い、ソロ救出のための作戦を話し合った。

ソロの救出

Luke the hutt

ジャバの奴隷にされたオーガナと、宮殿にやって来たルーク・スカイウォーカー

ソロの救出作戦が始まった時点で、ホスの戦いから半年が過ぎていた。ランド・カルリジアンは既にジャバの宮殿に潜入しており、続いてスカイウォーカーのメッセージを携えたR2-D2とC-3POが派遣された。その後、賞金稼ぎのブーシに変装したオーガナが、“捕虜”のチューバッカを連れてジャバのもとを訪れた。彼女はサーマル・デトネーターを使ってジャバを脅迫し、本物の賞金稼ぎらしく報酬の取り引きを成功させた。その夜、オーガナは凍らされたソロが飾られている広間に忍び込み、カーボン凍結を解除した。しかし、ふたりはすぐにジャバとその手下たちに発見され、捕えられてしまった。ソロはチューバッカと同じ牢屋に入れられ、オーガナは奴隷の衣装を着せられてジャバの近くに鎖で繋がれることになった。オーガナはジャバにきっと後悔することになるだろうと告げたが、ハットの犯罪王は彼女の言葉に取り合わなかった。

2日後、ルーク・スカイウォーカーがジャバの宮殿を訪れ、ソロと友人たちを解放するよう交渉した。しかし、怒ったジャバは彼をランコアのいる地下室へ放り込んだ。彼はこの猛獣を倒したが、ジャバの手下たちに捕えられ、ソロやチューバッカと共にデューン・シーにあるカークーンの大穴サルラックの餌食にされることになった。オーガナはジャバのセール・バージケタンナ>に乗せられ、処刑を見守ることになった。

Jabbachoke

ジャバを殺すオーガナ

処刑が始まると、スカイウォーカーはR2-D2に預けてあったライトセーバーを受け取り、スキッフの上でジャバの手下たちを切り倒していった。変装していたカルリジアンも戦闘に加わり、倒れた手下たちは眼下の穴に落ちてサルラックの口の中に飲み込まれた。混乱のさなか、オーガナは彼女を拘束するために使われていた鎖をジャバに巻きつけ、彼の首を絞めた。ハットの犯罪王が窒息死した後、R2-D2がオーガナの拘束を解いた。オーガナはセール・バージの甲板でスカイウォーカーと合流し、設置されていたレーザー砲を使って船体を破壊した後、カルリジアンやソロ、チューバッカの乗るスキッフでカークーンの大穴を後にした。ソロの救出が成功に終わった後、オーガナたちは<ミレニアム・ファルコン>に乗ってサラストに向かった(スカイウォーカーとR2-D2は、一旦ダゴバ星系に立ち寄るためオーガナたちとは別行動をとった)。サラストでは、エンドアで建造中の第2デス・スターを破壊するため、同盟軍艦隊が集結しつつあった。彼らはこの戦いで新型バトル・ステーションもろとも銀河皇帝シーヴ・パルパティーンを葬るつもりだった。

エンドアの戦い

「違うよ、レイア。君にもこの力があるんだ。いつか僕のように使い方を学ぶといい。フォースの強い家系なんだよ。父も持っている。僕も持っている。そして、僕の妹も持ってるんだ。そうだよ。君なんだよ、レイア」
―ルーク・スカイウォーカー[出典]

モン・カラマリ・スター・クルーザーホーム・ワン>で開かれたブリーフィングで、モン・モスマギアル・アクバー提督クリックス・メイディン将軍が第2デス・スター破壊作戦を説明した。ステーションを攻撃するためには、森の月エンドアの地上にあるシールド発生装置を破壊する必要があった。オーガナとチューバッカはハン・ソロ将軍が率いる地上攻撃部隊に志願し、遅れてやって来たスカイウォーカーもそこに加わった。オーガナたちは帝国軍から盗んだシャトル<タイディリアム>でエンドアに向かった。

Ewok70

ウィケットとの出会い

着陸して間もなく、帝国のスカウト・トルーパーの偵察隊が反乱軍地上部隊の存在に気付いた。オーガナとスカイウォーカーは74-Zスピーダー・バイクでエンドアの森林を走り回り、スカウト・トルーパーを倒した。その途中、オーガナは仲間たちからはぐれてしまい、森の中でウィケット・W・ウォリックという名の原住民のイウォークと出会った。当初ウィケットは見知らぬ余所者を警戒していたが、オーガナはすぐに彼と親しくなった。その後、彼女たちはさらにふたりのスカウト・トルーパーを倒した。ウィケットはオーガナをイウォークのブライト・ツリー村へ案内した。

一方、スカイウォーカーとソロ、チューバッカ、R2-D2はブライト・ツリー村の部族によって捕えられていた。C-3POだけは一種の神のような存在と勘違いされ、原住民たちに崇められた。スカイウォーカーはフォースの技でC-3POが魔法を使っているように見せかけ、自分たちを解放するよう言い聞かせた。その後、C-3POの通訳を介した説明により、イウォークは反乱同盟軍に協力することになった。チャーパ酋長は、反乱軍を部族の一員として迎え入れると宣言した。

Leia truth

スカイウォーカーとの関係を知ったオーガナ

その夜、スカイウォーカーはオーガナに母親のことを覚えているかと尋ねた。スカイウォーカーは、ダース・ヴェイダーが彼の実の父親であること、そしてレイアが双子の妹であることを明かした。スカイウォーカーは父親にまだ善の心が残っていると信じており、彼を救うつもりだと語った。その後、ひとりでいるオーガナのもとへハン・ソロがやって来た。オーガナはしばらくひとりにして欲しいと頼んだが、ソロはオーガナとスカイウォーカーにとって自分が邪魔者になっているのではないかと勘違いした。

翌日、スカイウォーカーは父親と対決するため、ひとりで帝国軍に投降した。オーガナとソロ、チューバッカたちは、イウォークの部族に案内されてシールド発生装置にたどり着いた。イウォークは反乱軍が発生装置のドアを開けるまで時間を稼いだが、オーガナはブラスターの攻撃で負傷した。しかし、チューバッカとイウォークが奪った全地形対応偵察トランスポートがふたりを救った。その後、ソロの作戦のおかげで、反乱軍部隊はシールド発生装置に配備されていた帝国軍の兵士を降伏に追い込むことに成功した。地上部隊はシールド発生装置を爆破し、第2デス・スターはスターファイターの攻撃に対して無防備になった。

オーガナとソロは、第2デス・スターの爆発をエンドアの地上から見守った。ソロはスカイウォーカーも巻き添えになったのではないかと心配したが、オーガナはフォースで兄の存在を感じ取った。ソロは、今後オーガナとスカイウォーカーの関係に干渉するつもりは無いと語った。しかし、オーガナはスカイウォーカーとの関係を明かし、ソロにキスをした。その後、オーガナたちはブライト・ツリー村で勝利を祝い、スカイウォーカーもそこに加わった。

新共和国

新共和国の誕生

エンドアの戦いの数か月後、オーガナは第2デス・スターの破壊と皇帝パルパティーンの死、そして新共和国の誕生を伝えるプロパガンダ・ホロビデオを収録した。彼女は銀河系の人びとに帝国打倒への助力を求めた。エンドアの戦いにより大きな打撃を受けた銀河帝国はジャクーの戦いの敗北により銀河協定への署名を余儀なくされた。

息子の誕生

Han Leia and Ben

息子の誕生を喜ぶオーガナとソロ

銀河協定が結ばれた後オーガナはソロと結婚し、初めての子供を出産した。ベンと名付けられたその子はオーガナのようにフォースが強く、フォースのダークサイドと常に戦っていた。オーガナは兄であるスカイウォーカーがジェダイ騎士団を再建しようとしている事を知り、そこであれば息子はダークサイドの誘惑に勝てると考え、ベンを彼の元へ送った。

新共和国からの脱退

28 ABY、オーガナは新共和国の銀河元老院で帝国元老院のときと同じくオルデラン星系の代表を務めていた。この頃、中央政府に強い権力を与えるべきだと主張するセントリストと権力を分散させるべきだと主張するポピュリストの対立により元老院は泥沼化していた。その中でオーガナはポピュリストの中心的人物として動いていた。

父であるベイル・オーガナの像の建造式の後、オーガナは惑星ライロスの大使であるイェンダーから話を持ちかけられる。彼は故郷の惑星でニクトカルテルが脅威となっており、助けを求めていた。そのカルテルは惑星バスタサリンリヴィン・ダイによって運営されており、このようなことが起きたのには政府の一員である自分のせいでもあると考えたオーガナは、その人物について調査することに決めた。

そしてセントリストに所属し政治的意見でオーガナと対立するランソム・カスタルフォと共にカルテルの調査を行うことになったが、カスタルフォはまだ若く、戦争の時代をよく知らないためオーガナの反感を買う発言をすることもあった。しかし帝国を嫌悪し、元老院の現状に満足していないなど、より良い銀河を作りたいという点ではオーガナと意見が一致していたため、次第に対立することはなくなり、良い仲間となっていった。

カルテルの調査を進めると、その裏では様々な巨大な組織が関係することが分かっていく。その中には再興したアマクシン戦士団や、帝国の残党から生まれたファースト・オーダーなどがあった。それらの組織は色々と嗅ぎ回るオーガナを邪魔者だと感じており、貶める方法を模索していた。そんな中オーガナの政敵であるカリース・シンディアンが、本来は娘に渡るはずだったベイル・オーガナのメッセージを見つける。そこでは出生の秘密、すなわちオーガナの生みの親があのダース・ヴェイダーであることが語られていた。シンディアンはこのメッセージを内緒でカスタルフォへと渡す。ヴェイダーを嫌悪するカスタルフォはオーガナに裏切られたと思い、シンディアンの思い通りオーガナを元老院の場で告発した。

告発が原因でオーガナは主席議員選挙から降りることとなり、代わりにタイ=リン・ガー議員が立候補する。しかし彼はアマクシン戦士団によって暗殺され、カスタルフォが濡れ衣を着せられた。この一連の事件を通してオーガナは今の元老院に絶望し、政界から離れることを決める。その際にオーガナは旧家と手を結び、黒幕の一人であったシンディアンの地位を剥奪する。そしてオーガナは新たにレジスタンスを設立することに決めた。[7]

レジスタンス

レジスタンス設立後、オーガナは将軍を務めるようになる。そして彼女の実の父の正体が明らかになると、スカイウォーカーの元で修行を積む息子のベン・ソロは次第にヴェイダーに傾倒するようになり、ファースト・オーダー最高指導者であるスノークの影響を強く受けるようになる。そしてある出来事から師匠に裏切られたと感じたベンはスカイウォーカーの元で訓練をされていた新世代のジェダイを虐殺し、レン騎士団の長としてカイロ・レンと名乗るようになる。この事件をきっかけにオーガナとソロは自身を責めた事により別々に暮らすようになり、オーガナはレジスタンスの務めを果たし、ソロは元の密輸業者に戻ることで子を失った悲しみを忘れようとした。そして責任を感じたスカイウォーカーは姿を消して最初のジェダイ・テンプルを探す旅へと向かった。

スカイウォーカーへの地図

オーガナの予想通り、帝国の残党から生まれたファースト・オーダーは勢力をどんどんと広げ、新共和国やレジスタンスと冷戦状態となっていった。そんな中、消えた最後のジェダイであるルーク・スカイウォーカーの居場所をレジスタンスとファースト・オーダーが見つけようとしていた。そしてオーガナは、ロア・サン・テッカが居場所についての手がかりを持っていると考え、捜索を命じた。

ついにテッカを見つけると、オーガナは地図の一部を受け取るためパイロットのポー・ダメロンを単独で惑星ジャクーに送る。ダメロンは地図を受け取ったが、それに気づいたカイロ・レンらファースト・オーダーが村を襲い、テッカを含む住人を皆殺しにし、ダメロンを捕らえた。しかし地図はダメロンが彼のドロイドであるBB-8に渡し、現場から消えたためファースト・オーダーの手には渡らなかった。

Han and Leia TFA

オーガナとソロの再会

BB-8はジャクーに住むレイとストームトルーパーであったフィンの力を借りてジャクーを脱出し、ハン・ソロとチューバッカの案内で惑星タコダナマズ・カナタの城にたどり着く。その城でBB-8はレジスタンスとファースト・オーダー両方に発見され、それぞれが回収に向かったためタコダナの戦いが勃発した。戦いが終わった後、タコダナに着いたオーガナはそこで彼女の夫であるソロと久々に再会する。そこでソロは、二人の息子であるカイロ・レンの姿を見たと話した。

スターキラー基地の戦い

オーガナらは惑星ディカーにあるレジスタンス基地へと戻り、ファースト・オーダーの新兵器であるスターキラー基地について会議を開いた。つい先ほどホズニアン星系破壊され、次の目標はこの基地だと察したレジスタンスは、兵器の破壊作戦へと向かう。そこでソロ、フィン、チューバッカがシールドを解除するために先に向かうことになり、オーガナはソロに対して離れていながらも愛情は消えていないと互いに確認し、息子を連れ戻して来てほしいと頼んだ。

ソロたちは侵入に成功し、無事シールドを解除したためダメロンら戦闘機部隊が弱点であるサーマル・オシレーターの破壊に向かった。しかし装甲は厚く空からの攻撃が効かなかったため、ソロとチューバッカは手持ちの爆弾を使って中から攻撃しようとする。するとそこでソロは息子のカイロ・レンと遭遇する。ソロは息子に対し優しい言葉を投げ、帰ってくるよう話したがレンはそれを拒否し、ソロの腹にライトセーバーを突き刺した。ソロの死はフォースを通じてオーガナにすぐに伝わり、絶望から椅子に崩れ落ちた。

チューバッカが爆弾を起動したため戦闘機が内部に入れるようになり、ダメロンがサーマル・オシレーターの破壊に成功したため、スターキラー基地は破壊された。オーガナは、生き残った部隊に対しすぐに基地に戻るよう呼びかけた。

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スカイウォーカーを探しに出るレイを励ますオーガナ

彼らが基地へ帰還すると皆は勝利の喜びを分かち合ったが、オーガナは静かにレイを抱きしめた。そしてBB-8がスカイウォーカーの地図を映し出すと、スリープ状態になっていたR2-D2が再び起動し残りの地図を映し出したため、地図が完成した。レイ、チューバッカ、R2-D2はスカイウォーカーを探すため地図が示す地、惑星オク=トーへ向かって旅立っていき、オーガナは静かにその旅立ちを見送った。[6]

ディカーからの撤退

スターキラー基地の破壊後、ファースト・オーダーの報復を恐れたレジスタンスは直ちに基地からの撤退準備を始める。そして予想通りファースト・オーダーの艦隊がやって来て、基地からの撤退が完了した直後に基地は破壊され、その場は戦争状態に突入する。しかしレジスタンス艦隊の全てがハイパースペースへの突入が完了するまで時間がかかるためダメロンが囮となる陽動作戦を実行する。この作戦は成功し、準備が完了した後<ラダス>に乗るオーガナはダメロンに対して帰還するよう命じる。しかしダメロンはこの直接の命令に応じず<フルミナトリックス>を破壊しようとする。結果として破壊には成功したがレジスタンスが多くの犠牲を払うこととなってしまった。

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<ラダス>でのオーガナ

レジスタンス艦隊がハイパースペースに入った後、オーガナは命令に従わなかったダメロンを激しく叱り、降格処分とした。そしてハイパースペースから抜けると、何故かスノークの旗艦<スプレマシー>に居場所を特定されて攻撃を受ける。カイロ・レンも攻撃に参加するが、撃とうとした時に母であるオーガナを互いに感じ取ったため攻撃を躊躇する。しかし横にいたTIEファイターが攻撃したため壁が一部破壊され、オーガナらレジスタンスの乗組員は宇宙空間に放り投げられた。しかしオーガナはフォースを使って自身の体を守り、船へと戻った。オーガナはこれにより一時的に昏睡状態に陥る。

クレイトの戦い

Leia on Crait

クレイトの戦い直前のオーガナ

オーガナが目覚めると、将軍の代理を務めるアミリン・ホルドの方針にダメロンらが激しく反発し、立てこもっている事を知る。オーガナは自らその部屋に向かい、ダメロンに向かってブラスターを撃ち彼を気絶させる。そして予定通り<ラダス>からの秘密裏の脱出を進めるが、その際にホルドは船に残ることを申し出る。オーガナはそれを承諾し、反乱同盟の基地があった惑星クレイトへと向かう。しかしその事に気づいたファースト・オーダーが攻撃をする。それを見たホルドは<ラダス>をハイパースピードで<スプレマシー>に衝突させることで敵艦を破壊した。

クレイトの基地跡にたどり着いた頃にはレジスタンスの人員は数えるほどにまで減っていた。しかしそこへもファースト・オーダーの追っ手がやって来て基地跡の壁を破壊しようとする。ダメロンやフィン、ローズ・ティコらはそれを防ぐために戦うが、敵の兵器を破壊することは出来なかった。

するとそこへオーガナの兄、スカイウォーカーがフォースの投影を利用して現れる。彼はオーガナと短い会話をし、<ミレニアム・ファルコン>にあったハン・ソロのダイスを手渡した。そしてファースト・オーダーの軍隊の目の前へ一人で歩み、カイロ・レンとも直接対決をした。投影を終えるとスカイウォーカーは疲れ果てた様子でオク=トーの夕日を眺め、死んでフォースと一つになった。

その頃、オーガナたちレジスタンスの生き残りは<ミレニアム・ファルコン>に退避し、クレイトを脱出し、そこでレイ、チューバッカと再会する。絶望するような状況ではあったが、オーガナは決してレジスタンスへの希望を失ってはいなかった。[23]

個性と特徴

「最後までチャーミングな人だ」
ウィルハフ・ターキン[出典]

レイア・オーガナは、ダース・ヴェイダーやウィルハフ・ターキンを前にしても怯むことなく意見を口にすることが出来た、頭の切れる外交官だった。情熱的かつ率直で頑固な性格だったオーガナは、個人的な願望よりも義務を優先するよう努め、自らに課したあらゆる任務をこなしていった。さらにまた、彼女は苦しんでいる人びとに助けの手を差し伸べる際に、自らの王族としての地位に気を払わなかった。

オーガナは平和主義の惑星オルデランの出身だったが、自衛や銀河系の自由のためであれば激しく戦う必要があると信じていた。素晴らしい統率力を備えていたオーガナは、デス・スターのダスト・シュートに飛び込んだり、悪名高いジャバ・ザ・ハットを絞殺した時のように、屈辱的な状況の中でも落ち着きを保ち、大胆な決断を下す能力を持っていた。行動派の女性だった彼女は銀河系に前向きな変化をもたらしたいと願っていた。また、彼女は兄のルークと同様、大人しく待つことの出来ない気短な一面があった。

力と能力

選ばれし者”の娘だったオーガナは、双子の兄のルーク・スカイウォーカーと同様、フォース感応者として生まれついた。オーガナは生まれてすぐに死に別れた母、パドメ・アミダラの印象を大人になった後まで覚えていた。ルーク・スカイウォーカーがベスピンのクラウド・シティで危機に瀕していた際、オーガナはフォースを通して兄の呼びかけに気付いた。彼女はスカイウォーカーの居場所を察知し、<ミレニアム・ファルコン>で助けに駆け付けた。

エンドアでスカイウォーカーが実の兄であることを知った際、オーガナは衝撃を受けたものの、以前からなんとなくその事実に気づいていた。スカイウォーカーは、自分と同じくオーガナにも強いフォースが備わっており、使い方を学ぶことも可能だと妹に告げた。第2デス・スターが破壊された際、ハン・ソロはスカイウォーカーも巻き添えになったのではないかと心配したが、オーガナはフォースを通して兄が無事に生存していることを感じ取った。

オーガナは外交手腕だけでなく武器の扱いにも長けており、極めて正確にブラスター・ピストルを使用していた。若い頃、彼女は故郷オルデランで乗り物の操縦法を学び、スティープル=チェイスのオルデラニアン・ジュニア・チャンピオンになった。

登場エピソード

参考資料

脚注

  1. 1.0 1.1 1.2 1.3 StarWars Princess Leia Organa - エンサイクロペディア (バックアップ・リンク - Archive.org)
  2. 2.0 2.1 StarWars Rebels Recon: Inside "The Siege of Lothal" - StarWars.com (バックアップ - Archive.org)
  3. 3.0 3.1 3.2 3.3 3.4 スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
  4. スター・ウォーズ フォースの覚醒:ヘッド=トゥ=ヘッド
  5. 5.00 5.01 5.02 5.03 5.04 5.05 5.06 5.07 5.08 5.09 5.10 5.11 5.12 スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望
  6. 6.0 6.1 6.2 スター・ウォーズ エピソード7/フォースの覚醒
  7. 7.0 7.1 7.2 7.3 ブラッドライン
  8. 8.0 8.1 8.2 8.3 スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還
  9. スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲
  10. 反乱軍の危機を救え! レイア姫の冒険
  11. スター・ウォーズ/フォースの覚醒 ビジュアル・ディクショナリー
  12. スター・ウォーズ 最後のジェダイ ビジュアル・ディクショナリー
  13. TCW mini logo クローン・ウォーズ
  14. TCW mini logo クローン・ウォーズ犠牲
  15. 15.0 15.1 スター・ウォーズ キャラクター事典 完全保存版
  16. StarWars Princess Leia Organa Biography Gallery - StarWars.com (バックアップ - Archive.org)
  17. Return of the Jedi: Beware the Power of the Dark Side!
  18. 18.0 18.1 18.2 ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー
  19. 19.0 19.1 19.2 19.3 19.4 19.5 19.6 19.7 19.8 19.9 スター・ウォーズ:プリンセス・レイア
  20. スター・ウォーズ ギャラクティック アトラス
  21. おれたちの船って最高だぜ! ハン・ソロとチューバッカの冒険
  22. 22.0 22.1 ジェダイの継承者
  23. スター・ウォーズ エピソード8/最後のジェダイ

外部リンク

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