レジスタンス・トランスポート・ポッド（Resistance transport pod）はレジスタンスがBウイング・マークIIのコックピット部分を用いて作った改造モデルの2人乗り軽シャトルである。ポッド自体はもともとレジスタンス・トランスポートのコックピット部分として造られたものだが、乗客用モジュールを取り外してハイパードライブを取り付ければ、ポッドだけでも独立して機能することが可能できた。34 ABY、ファースト・オーダーがレジスタンス艦隊を攻撃した際、ローズ・ティコとフィンはトランスポート・ポッドに乗って惑星カントニカへ旅した。2人がカント・バイトのビーチに駐機したポッドは、のちにカント・バイト警察に破壊された。
特徴[]
機体後部
レジスタンス・トランスポート・ポッドはレジスタンスの技術者たちが非武装の2人乗り輸送船として利用するために作った改造型軽シャトルである。スレイン&コーピル社が製造したBウイング・マークIIスターファイターのコックピット部分から造られており、もともとレジスタンスはこのポッドを民間の乗客用モジュールと組み合わせて“レジスタンス・トランスポート”として利用していた。しかし乗客用モジュールを取り外せばポッド自体にもハイパードライブを搭載することができ、軽シャトルとして独立した運用が可能になった。レジスタンス・トランスポートから独立したポッドは全高5.72メートル、全長7.73メートル、横幅5.29メートルで、パイロットと乗客が1人ずつ乗り込むことができた。[1]
レジスタンス・トランスポート・ポッドはコックピットの左面にビューポートを備え、機体正面部にはセンサー・アレイ、機体上部に大気圏飛行用スタビライザー・フィンが配置されていた。エンジンは機体後部に収容されており、プラズマ流を方向づけるスラスト・ベクトラルが組み込まれていた。機体の左側の丸いドアはパイロットの脱出用ハッチとドッキング用ハッチの役割を兼ね備えた。輸送船の乗客用モジュールとの接続部は機体の右側にあった。[1] また、ポッドのコックピットはデュラスチールで装甲化されていた。[3]
歴史[]
カントニカへ向かうポッド
34 ABY、レジスタンスの一員であるローズ・ティコとフィンはMC85スター・クルーザー＜ラダス＞に収容されていたレジスタンス・トランスポート・ポッドを操縦し、惑星カントニカへ向かった。当時レジスタンス艦隊はファースト・オーダーによる激しい攻撃を受けており、追撃を阻止するにはカントニカにいる“マスター・コードブレイカー”の協力を仰ぐ必要があったのである。[2] 機体の小ささや、エンジン流動をセンサー検出値より低く保つローズの技術に助けられ、2人を乗せたポッドはファースト・オーダーに気づかれること無く戦闘区域から脱出することができた。[3] 2人はポッドをカジノ都市カント・バイトの近くのビーチに不時着させ、帰りもこのビークルを使おうとしたが、カント・バイト警察によって破壊されてしまった。そのため2人はBB-8とDJが手に入れた＜リバティーン＞を使ってカントニカから脱出した。[2]
制作の舞台裏[]
レジスタンス・トランスポート・ポッドは2017年12月15日公開の映画『スター・ウォーズ エピソード8/最後のジェダイ』に登場した宇宙船である。劇中で名称は明かされなかったが、映画公開日と同日に発売の設定資料集『スター・ウォーズ/最後のジェダイ クロス・セクション』（ジェイソン・フライ著）で名前や詳細なデータが紹介された。
登場作品[]
- スター・ウォーズ エピソード8/最後のジェダイ （初登場）
参考資料[]
- スター・ウォーズ 最後のジェダイ ビジュアル・ディクショナリー
- スター・ウォーズ/最後のジェダイ クロス・セクション
- 最後のジェダイ：ローズ・ティコ：レジスタンス・ファイター
- スター・ウォーズ ビークルのすべて
Resistance Transport Pod - 公式データバンク
