- 「こちらは共和国艦隊のポー・ダメロン中佐。ハグズ将軍に緊急声明あり」
「繋げ。こちらはファースト・オーダーのハックス将軍。共和国はもはや存在しない。おまえたち、反乱者のクズどもは戦争犯罪人だ」 - ―ポー・ダメロンとアーミテイジ・ハックス将軍[出典]
レジスタンス宇宙軍(Resistance navy)、レジスタンス艦隊(Resistance fleet)はレジスタンスの軍隊の宇宙部隊である。冷戦や、ファースト・オーダーとの戦争で活躍した。旧同盟軍の古参兵や、独立した惑星防衛軍出身の軍人、新共和国防衛軍からの転向者たちによって率いられたレジスタンス艦隊は、新旧さまざまなスターシップによって構成されていた。34 ABY、レジスタンス艦隊に属すスターファイター隊がタコダナの戦いやスターキラー基地の戦いで大きな戦果を挙げたが、ディカーの戦いの後、艦隊はファースト・オーダーの攻撃で旗艦<ラダス>をはじめとする主力艦を失い、大打撃を被った。しかしのちにレジスタンスはモン・カラマリの助けを借りて艦隊を再編し、35 ABYに発生したエクセゴルの戦いでは、民衆の艦隊と力を合わせてファイナル・オーダーを破った。
歴史[]
冷戦[]
レイア・オーガナ将軍によって組織されたレジスタンスの宇宙軍には、かつて反乱同盟で戦ったベテランのレジスタンス軍将校|将校]]や、新共和国防衛艦隊からの離反者、惑星防衛軍から徴募された若きパイロットなど、さまざまな世代が参加していた。[1] 彼らは新共和国の元老院から公式に認められた存在ではなかったため、ファースト・オーダーによる明確な侵略行為が発生しないかぎり、レジスタンスは元老院に隠れて行動しなければならなかった。[8] レイア・オーガナ将軍によって組織されたレジスタンスの宇宙軍には、かつて反乱同盟で戦ったベテランの将校や、新共和国防衛艦隊からの離反者、惑星防衛軍から徴募された若きパイロットなど、さまざまな世代が参加していた。[1] 彼らは新共和国の元老院から公式に認められた存在ではなかったため、ファースト・オーダーによる明確な侵略行為が発生しないかぎり、レジスタンスは元老院に隠れて行動しなければならなかった。[8] 33 ABY、レイアが自ら勧誘に出向き、新共和国防衛艦隊のポー・ダメロン中佐とレイピア中隊の隊員がレジスタンスのスターファイター隊に離反した。この年、ダメロンたちは“サーベルの一撃作戦”を実行し、ファースト・オーダーの協力者であるエルード・ロー=キンター元老院議員のスターシップ<ヘヴリオン・グレース>を拿捕することに成功した。この船から手に入れた情報をもとに、レジスタンスはロア・サン・テッカの捜索に乗り出した。[8]
ファースト・オーダーとの戦争[]
スターキラー基地の戦い[]
34 ABY、新共和国の首都惑星ホズニアン・プライムがファースト・オーダーの超兵器スターキラー基地によって破壊された。[6] 新共和国の本国艦隊は銀河元老院もろとも滅ぼされ、ファースト・オーダーに立ち向かうことができる勢力は、事実上レジスタンスのみとなった。[9] この事件の直後、T-70 Xウイング・スターファイターによって構成されるレジスタンス・ブルー中隊が惑星タコダナに駆けつけ、ファースト・オーダーの侵略部隊と交戦した。短い戦闘の末、ファースト・オーダーはタコダナから撤退し、レジスタンスはルーク・スカイウォーカーの地図を持つアストロメク・ドロイドBB-8を無事にディカーのレジスタンス基地に連れ帰ることができた。[6]
その後、レジスタンスはファースト・オーダーからの離反者フィンが提供した情報と、テミン・ウェクスリー大尉が偵察で手に入れたデータをもとに、スターキラー基地の攻撃作戦を立てた。ハン・ソロとチューバッカ、フィンが<ミレニアム・ファルコン>でスターキラー基地に侵入し、惑星シールドを解除すると、ブラック・リーダー・ポー・ダメロン率いるブルー中隊およびレッド中隊が攻撃を開始した。レジスタンスは基地の弱点であるサーマル・オシレーターを外から爆撃したが効果は見られず、スターキラー空中防衛部隊や固定砲台の抵抗で多数のXウイングが撃墜された。しかしチューバッカがパイロ・デントン爆弾を使って施設に亀裂を作ってくれたおかげで、ダメロンの<ブラック・ワン>が内部構造に突入し、オシレーターに致命的な打撃を与えることに成功した。スターキラー基地は爆発して小新星となり、戦いを生き残ったXウイングは<ファルコン>と一緒にディカーへ帰還した。[6]
ディカー撤退戦[]
- 「あれは艦隊の脅威です! 逃すわけにはいきません!」
- ―<フルミナトリックス>について、ポー・ダメロン[出典]
スターキラー基地における勝利の後、レイア・オーガナの旗艦であるMC85スター・クルーザー<ラダス>、フリー・ヴァージリア級バンカーバスター<ニンカ>、ネビュロンCエスコート・フリゲート<アノダイン>、そしてヴァクビオア級貨物フリゲート<ヴィジル>がディカー上空に駆けつけ、レジスタンス基地の人員の移送が始まった。撤退活動が終わりかけていた時、アーミテイジ・ハックス将軍率いるファースト・オーダー宇宙軍がイリーニウム星系に出現し、レジスタンスは時間稼ぎを迫られる。ダメロン中佐はハックス将軍との会話を引き伸ばしながら<ブラック・ワン>でマンデイターIV級シージ・ドレッドノート<フルミナトリックス>に接近し、この巨大軍艦の局所防衛砲台を単機ですべて破壊した。[2]
ダメロンの指示の下、爆撃機のMG-100スターフォートレスSF-17からなるクリムゾンおよびコバルト中隊が<フルミナトリックス>を破壊するために出撃し、T-70 XウイングやRZ-2 Aウイング・インターセプターに護衛されながら目標へ接近した。レジスタンス基地は<フルミナトリックス>の軌道爆撃で破壊されたものの、レジスタンスは間一髪で撤退を完了していた。ダメロンはレイアの制止を聞かずに<フルミナトリックス>への攻撃を続行し、MG-100スターフォートレスをすべて失うという多大な犠牲を払いつつも、このドレッドノートを沈めることに成功した。その後、レジスタンス艦隊は戦闘機を収容し、ただちにハイパースペースへジャンプした。[2]
亜光速での逃亡[]
組織[]
司令部[]
レジスタンス宇宙軍は最高司令部の指揮下にあり、独自の艦隊司令部を持っていた。司令部のメンバーは、ギアル・アクバー提督をはじめとする旧同盟軍のベテランや、マイカポ星系惑星防衛軍出身のイドローゼン・ガワット大尉のような独立防衛軍の指導者、新共和国から転向してきた兵士など、レイア・オーガナ将軍と個人的なつながりを持つ者だけで形成されていた。また司令系統も、反乱同盟時代に学んだ教訓を生かして、極めて柔軟にできていた。レイア・オーガナ将軍とアクバー提督がともに旗艦の<ラダス>で指揮を執る際には、レイアがレジスタンス全体の最高司令官、アクバーが<ラダス>の指揮官および艦隊全体の司令官を務めた。[4] 34 ABYに<ラダス>のブリッジがファースト・オーダーの直接攻撃を受けた時、それまでの司令部メンバーはレイアを除いてほぼ全滅した。[2]
人員[]
レジスタンスは人手不足だったため、宇宙軍の主力艦も、通常は最小限の乗組員だけで操業されていた。ディカー撤退時、主力艦に収容されたレジスタンス基地の人員は、通信技術者が撤退用シャトルのパイロット、医療スタッフが整備士、火器責任者が砲手とった具合に、必要に応じてそれまでと異なる新たな役割を担うことになった。この時ばかりは、基地の人員を収容したため、主力艦の乗組員は最小限必要な数を超えることになった。[4]
階級[]
レジスタンス宇宙軍には提督や[1] 中将[4]、少将[6]、大佐、中佐、少佐、大尉、中尉などの階級が存在した。レジスタンス地上軍が赤い階級バッジを使うのに対し、宇宙軍のメンバーは青いバッジを着用した。[1] もともと新共和国防衛艦隊の中佐だったポー・ダメロンは、レジスタンスに加わった際にその階級を引き継いだ。[8] ディカー撤退時、命令違反を起こしたダメロンは、レイア・オーガナ将軍によって中佐から大尉に降格させられた。[2]
レジスタンス宇宙軍の艦船[]
主力艦[]
- MC80Aスター・クルーザー
- MC85スター・クルーザー[4]
- ネビュロンCエスコート・フリゲート[10]
- ヴァクビオア級貨物フリゲート[10]
小型艦船[]
- CR90コルベット[11]
- MG-100スターフォートレスSF-17[10]
- YT-1300軽貨物船<ミレニアム・ファルコン>[6]
- クサイ級軽シャトル (鹵獲)[2]
- フリー・ヴァージリア級バンカーバスター[10]
輸送船[]
スターファイター[]
- 攻撃型偵察機170スターファイター[12]
- Aウイング・スターファイター
- Bウイング・スターファイター
- レジスタンスBウイング[3]
- イータ2アクティス級軽インターセプター[12]
- HH-87スターホッパー[15]
- TIE/sf制宙戦闘機 (鹵獲)[14]
- V-19トレント・スターファイター[12]
- Xウイング・スターファイター
- Yウイング・スターファイター
- Z-95ヘッドハンター[8]
登場作品[]
|
参考資料[]
脚注[]
- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 1.6 1.7 1.8 1.9 スター・ウォーズ/フォースの覚醒 ビジュアル・ディクショナリー
- ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 2.5 2.6 2.7 2.8 2.9 スター・ウォーズ エピソード8/最後のジェダイ
- ↑ 3.0 3.1 3.2 3.3 3.4 3.5 スター・ウォーズ エピソード9/スカイウォーカーの夜明け
- ↑ 4.0 4.1 4.2 4.3 4.4 スター・ウォーズ 最後のジェダイ ビジュアル・ディクショナリー
- ↑ 5.0 5.1 スター・ウォーズ:去りし日の希望
- ↑ 6.0 6.1 6.2 6.3 6.4 6.5 6.6 6.7 スター・ウォーズ エピソード7/フォースの覚醒
- ↑ 『ブラッドライン』によればレジスタンスが組織されたのが28 ABYであるため、レジスタンス宇宙軍の創設もそれ以降となる。
- ↑ 8.0 8.1 8.2 8.3 8.4 8.5 フォースの覚醒前夜 ~ポー・レイ・フィン~
- ↑ スター・ウォーズ 最後のジェダイ 小説版
- ↑ 10.0 10.1 10.2 10.3 10.4 10.5 10.6 スター・ウォーズ/最後のジェダイ クロス・セクション
- ↑ レジスタンス – スカウト
- ↑ 12.0 12.1 12.2 12.3 ポー・ダメロン アニュアル 2
- ↑ スター・ウォーズ:ポー・ダメロン ブラックスコードロン
- ↑ 14.0 14.1 Star Wars バトルフロント II
- ↑ ファズマ(小説)
- ↑ スター・ウォーズ:ポー・ダメロン レジェンド・ロスト
- ↑ アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科 ニュー・エディション