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「残念ながら議論はまだ終わりではない」
ベイル・オーガナ元老院議員[出典]

ロイヤリスト・コミッティー(Loyalist Committee)は銀河共和国シーヴ・パルパティーン最高議長分離主義危機に対処すべく立ち上げた、銀河元老院の委員会。様々な星の元老院議員たちによって構成されるパルパティーンの支援団体であり、ライロスオーン・フリー・ター議員やシャンドリラモン・モスマ議員はそのリーダーと目されていた。皮肉にも、モスマやベイル・オーガナといった一部のロイヤリストは、これまで自分たちが支えてきたパルパティーン議長の権力拡大志向に疑問を抱き、やがて立場を転向することになった。

歴史[]

分離主義危機[]

《議論は終わりだ。我々にはクローン軍団が必要だ》
アスク・アーク議員[出典]

24 BBY銀河共和国シーヴ・パルパティーン最高議長[5] 自政権への支持増進や[2] 分離主義危機に関する助言を得るといった目的のためロイヤリスト・コミッティー(忠誠派委員会)を設立した。[5] コミッティーにはナブー代表のパドメ・アミダラをはじめとする道義的な元老院議員も所属していたが、自分たちの利権の確保が目的の腐敗した議員たちも集まっていた。[2] コミッティーのリーダーのひとりとされていた[1] ライロス代表のオーン・フリー・ター議員もそうした腐敗議員のひとりで、自国民であるトワイレックの民の利権よりも己の富を優先しており、分離主義者が主張する銀河元老院の汚点のすべてを体現するような存在だった。[2]

シャンドリラモン・モスマ議員はコミッティーの精力的なメンバーで[6]、リーダーのひとりとされていた。[3] 彼女はロイヤリストでありながら、パルパティーンが堕落させた民主主義の維持に務めた。分離主義危機のさなか、何千という星系ドゥークー伯爵に忠誠を誓って共和国から離脱した際、ロイヤリスト・コミッティーは平和的な解決策を模索した。[6] しかしコミッティーの議員は必ずしも意見が一致しておらず[4]アスク・アークのように共和国が積極的な軍事行動を取るべきと主張する議員もいれば[7]、アミダラのように銀河系の緊張を高めるべきではないと軍隊創設法案に声高に反対する議員もいた。[6]

Strength and Unity

ロイヤリスト・コミッティーが発行したプロパガンダ・ポスター『力と団結』

分離主義危機の時代、ロイヤリスト・コミッティーは共和国民の愛国的団結感を促進すべく、ポスターを用いたプロパガンダ活動を行った。マス・アミダ副議長の提案のもと、コミッティーはアーティストアンギラー・ボッシュが手がけたポスター『力と団結』を発行した。共和国がコア・ワールド人間たちによって動かされているというイメージを払拭すべく、このポスターには多様なエイリアン種族が描かれていた。しかしポスターにシャグリアンのアミダ本人も登場していたため、彼のエゴやナルシズムばかりが話題になってしまった。また同じ時代、オルデランの宮廷で働く彫刻家・画家のダシラ・ドベックも、ベイル・オーガナの頼みを受けてその才能をロイヤリスト・コミッティーのために役立てていた。[8]

開戦とその後[]

「こんなとき、アミダラ議員さえいたら…」
マス・アミダ[出典]

22 BBY[5]、軍隊創設法案の投票が迫っていた時、アミダラ議員の暗殺未遂事件が発生した。アミダラは安全のためコルサントから離れることを余儀なくされ、母星ナブーへ避難した。その後、ジェダイ・ナイトオビ=ワン・ケノービ調査により、惑星カミーノで共和国のためのクローン軍団が製造されていたことが明らかになると同時に、ドゥークー率いる独立星系連合が開戦に備えていることが判明した。ロイヤリスト・コミッティーのメンバーは議長の執務室でこの報告を受けとった。アスク・アークはもはや議論は不要と語り、クローン軍団を採用するよう訴えたが、オーガナは元老院の許可を得ることができないだろうと指摘した。しかしその後、ナブーの下級代議員であるジャー・ジャー・ビンクスがパルパティーン議長に非常時大権を与えるべきと元老院で提案し、これが可決されたことにより、共和国グランド・アーミーの設立がその場で決定された。[4]

クローン戦争中、パルパティーンは任期を延長し、次第にその権力を拡大していった。[9] ロイヤリスト派閥のリーダー的存在だったモン・モスマは共和国末期の最高議長の政策に反対の立場を取り[3]、ロイヤリストの主導的メンバーのひとりであるベイル・オーガナもまた、議長の権力増大に不安を抱いた。[10] 皮肉にも、オーガナやモスマ、アミダラをはじめとする一部のロイヤリストは、自分たちが支援してきた議長の権力拡大を止めるために密かに行動を起こし始めた。[11] やがて彼らは“2,000人の議員”を形成し、議長に非常時大権の放棄を求めるため嘆願書を作成した。[12]

メンバー[]

登場作品[]

参考資料[]

脚注[]