- 「ねえ、この先に何があるの?」
「無であり、全てでもある」 - ―エズラ・ブリッジャーとケイナン・ジャラス[出典]
ロザル・ジェダイ・テンプル(Lothal Jedi Temple)は帝国時代以前にアウター・リム・テリトリーの惑星ロザルに築かれたジェダイ・オーダーの寺院。銀河系のあちこちに散らばるジェダイ寺院のひとつで、銀河帝国による破壊を免れたごく少数の寺院のひとつでもあった。ロザルの寺院はジェダイ・マスターがパダワンの素質を見極める試練の場として利用されていた。ヤヴィンの戦いの数年前、オーダー66を生き延びたジェダイのケイナン・ジャラスは、弟子のエズラ・ブリッジャーをロザルのジェダイ寺院へ連れて行った。
概要[]
- 「前と違う入り口だ」
「前とは問題が違うからだろう」 - ―エズラ・ブリッジャーとケイナン・ジャラス[出典]
ロザルのジェダイ寺院は一見何の変哲もない岩山の中に築かれていた。建物の入り口は地中に隠れており、ジェダイの師匠と弟子が協力してフォースを使わないと現れない仕組みになっていた。フォースを使うと岩山が反時計回りの螺旋回転で持ち上がり、隠れていた門が露出した。
寺院に足を踏み入れた後、マスターは入り口のホールに留まり、パダワンは独りで先に進まなければならなかった。マスターはパダワンの帰還を待ち続け、もし弟子がテストに失格して戻らなかった場合、マスターも入り口で朽ち果てることになった。そのためマスターはテストに臨む弟子を信頼し、自分の運命をその手に託す必要があった。帝国時代、寺院のホールには弟子の帰りを待ち続けたマスターたちの死体が残っていた。弟子は寺院の中でフォースのヴィジョンを経験し、テストをクリアした際にカイバー・クリスタルを与えられた。
ロザルの寺院はパダワンの試練以外の目的で使われることもあった。寺院には複数の入り口があり、訪問者の目的に応じて別の門が姿を現した。ジェダイが寺院の中で瞑想すると、その人物に合わせてフォースのヴィジョンが始まった。ある者はコルサントのジェダイ・テンプル道場に送られてテンプル・ガードと戦い、ある者は宇宙のような空間で別のジェダイと対話した。
尋問官のようなダークサイドの使い手でも、力ずくでロザル・ジェダイ・テンプルの入り口を開くことができた。
歴史[]
銀河帝国創設以前、ジェダイ・オーダーはアウター・リム・テリトリーの惑星ロザルに寺院を築いた。ロザルの寺院は帝国による破壊を免れ、ヤヴィンの戦いの数年前まで無傷で残っていた。オーダー66を生き延びたジェダイのケイナン・ジャラスはエズラ・ブリッジャーを寺院へ連れて行き、ジェダイの素質を見極める試練を受けさせた。ブリッジャーはヴィジョンの中で大尋問官や仲間の反乱者たちの姿を目にした。恐怖を克服して幻影を見破ったブリッジャーは、ジェダイ・マスター・ヨーダの声に導かれて寺院の中を進んだ。ジェダイになりたい理由を尋ねられ、仲間を守るためだと答えたブリッジャーは、ライトセーバーの作成に必要なカイバー・クリスタルを与えられた。
1年後、ジャラスとブリッジャー、元ジェダイ・パダワンのアソーカ・タノは、マスター・ヨーダの助言を求めてロザルのジェダイ寺院を訪れた。ブリッジャーは実際にヨーダのヴィジョンと対面し、今後向かうべき場所を教えられた。ジャラスはヴィジョンの中でテンプル・ガード数名と対決し、正式にジェダイ・ナイトとして認められた。タノはかつての師匠アナキン・スカイウォーカーと対話し、彼がダークサイドに転向してシスの暗黒卿ダース・ヴェイダーになったことを知った。その後、尋問官フィフス・ブラザーとセヴンス・シスターがジェダイの生存者を追って寺院にやってきたが、2人はテンプル・ガードの幻影に手こずり、ジェダイを取り逃がした。ジャラス、ブリッジャー、タノがチョッパーの操縦する<ファントム>で逃げ去った後、尋問官の報告を受け取ったダース・ヴェイダーが寺院にやってきた。
登場作品[]
- 反乱者たち – ジェダイへの道 (初登場)
- 反乱者たち – 忍び寄る闇
- 反乱者たち – 同族 (言及のみ)
- 反乱者たち – ジェダイの夜 (言及のみ)
- 反乱者たち – デューム (言及のみ)
- 反乱者たち – 寺院の秘密
- 反乱者たち – 世界の狭間の世界
- 反乱者たち – 家族の再会 - そして別れ
参考資料[]
- きみは、知っているか!? スター・ウォーズ はやわかりデータブック
- スター・ウォーズ ギャラクティック アトラス
- きみは、知っているか!? スター・ウォーズ はやわかりデータブック 増補改訂版
- THE STAR WARS BOOK はるかなる銀河のサーガ 全記録
- スター・ウォーズ:反乱の夜明け ビジュアル・ガイド
- Lothal Jedi Temple - 公式データバンク