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ロボト(Lobot)、愛称ロー(Lo)は惑星ベスピン出身の人間男性で、ランド・カルリジアンの主任補佐官。彼はもともと銀河帝国に所属し、頭部に移植したAJ^6サイボーグ・コンストラクト装置を戦場分析に役立てていた。しかし<ミレニアム・ファルコン>を所有する密輸業者カルリジアンと行動を共にするようになった後、数々の犯罪行為に手を染めるようになった。皇帝シーヴ・パルパティーン豪華船インペリアリス>を盗むという大仕事をやってのけた際、ロボトはインペリアル・ガードに襲われて重傷を負った。この時ロボトの自我は失われ、サイバネティックス装置がその代わりを務めることになった。

のちにカルリジアンはロボトの故郷ベスピンにあるクラウド・シティ執政官に就任し、ロボトはその主任補佐官を務めることになった。ロボトはコンピューターと接続して都市の中央ネットワークと通信することができ、連絡局員としての役割を担っていた。銀河帝国がクラウド・シティにやって来た際、カルリジアンはロボトに保安隊員を集めさせ、帝国軍ストームトルーパー部隊の不意を突いた。ロボトたちの働きのおかげで、カルリジアンは帝国の本格的な占領が始まる前にクラウド・シティの住民を避難させることができた。しかし、ロボトは帝国が街を制圧した際に捕えられてしまった。

反乱同盟軍エンドアの戦いに勝利した後、帝国のユーブリック・アデルハード総督がベスピンを包括するアノート宙域の取り締まりを強化し、鉄の封鎖を開始した。新共和国の援助のもと、ロボトは故郷を解放するための戦いに加わった。

経歴

生い立ち

人間男性、ロボトはアノート宙域惑星ベスピン出身だった。銀河帝国反乱同盟軍銀河内戦を繰り広げていた頃、ロボトは戦場の分析官として帝国軍に雇われていた。彼は脳に埋め込んだAJ^6サイボーグ・コンストラクトを帝国の仕事に役立てていたが、この装置は能率性の向上と引き換えに、彼の個性の一部を奪っていた。ロボトはやがて帝国を離れ、<ミレニアム・ファルコン>を所有する密輸業者ランド・カルリジアンや、賞金稼ぎチャナス・チャと親しくなった。3人は長年の友人で、ロボトとチャは恋愛関係にあった。しかし、カルリジアンとチャがそれぞれ別の道を歩むことになった際、ロボトは恋人ではなくカルリジアンと一緒に行動することに決めた。のちにカルリジアンは古い知り合いのハン・ソロサバックの賭けをして負け、<ミレニアム・ファルコン>を失った。

大仕事

借金返済

Lobot and Lando trinket

モフ・サリアの装飾品を手に入れた経緯をロボトに説明するカルリジアン

ホスの戦い以前、ロボトとカルリジアンは犯罪王パパ・トーレンに多額の借金を負い、銀河系コロニーズ領域にある帝国の植民惑星カステルで足止めを食らっていた。借金返済に充てる金をつくるため、カルリジアンは「カステルの鬼」や「炎のモフ」という通り名で知られる宙域総督モフサリアから金目の物を盗もうと考えた。しかし、カルリジアンはモフから泥棒を働くのではなく、彼女をベッドで説得して丸め込み、貴重な装飾品を頂戴してきた。カルリジアンはトーレンの酒場でロボトと合流し、装飾品を手に入れた経緯を説明した。ロボトは相棒が冒したリスクの大きさにショックを受け、サイボーグ装置の計算によれば成功確率は1万分の1しかない危険な行動だったと指摘した。カルリジアンは確率を知るのは好きではないと答え、モフに指名手配されるよりはマシだと思ったのだと釈明した。カルリジアンは装飾品を売れば借金も帳消しだと請け合い、犯罪王と話すために去っていった。しばらくして戻ってきたカルリジアンは、借金の10パーセントが返済され、さらに“チョロい仕事”が巡って来たと報告した。ロボトはわずか10パーセントしか帳消しにならなかったことに驚愕し、詳しい理由を問い詰めようとした。カルリジアンは計画が狂ったのだと弁解し、少なくとも新しい仕事が手に入って良かったじゃないかと主張した。ロボトはカルリジアンの楽観主義に取り合わず、トーレンと戦うべきだと考えた。するとカルリジアンは、ロボトの頭の装置は戦うための道具ではなく、遠くから戦場を分析するための物だったはずだと語り、相棒を言いくるめた。ロボトは止むを得ずカルリジアンの新しい仕事に付き合うことになった。

ふたりは仕事のために仲間を集め始めた。格闘戦に長けたクローンの“双子”アレクシンパヴォールを用心棒にした後、ロボトたちは古代の遺物に詳しいサヴァコリン・パースのオフィスへ出向いたが、パースは訪問者たちにブラスターを向けた。彼女はカルリジアンと一緒に行った最後の仕事で片目を失ったことを根に持っていた。しかしパースも結局大金につられて仕事に参加することになった。ロボトを含む5人組はカステルの軌道に浮かぶサイナー・フリート・システムズ社軌道造船所CC-24へ向かい、ステルス・スーツを着て施設に潜入した。彼らは素早く造船所の一区画を制圧し、帝国の豪華船インペリアリス>をハイジャックした。カルリジアンは船を手に入れたことに大喜びだったが、ロボトは相棒ほど楽観的ではなかった。彼らは<インペリアリス>が帝国の芸術品収集家の所有物だろうと思い込んでいたが、実際は皇帝シーヴ・パルパティーンの個人用ヨットだった。

カステルからの脱出

Lando and Lobot escape Castell

<インペリアリス>の操縦室にて、カルリジアンとロボト

ロボトの懸念は正しく、3隻のインペリアル級スター・デストロイヤーハイパースペースから出現し、<インペリアリス>の行く手を阻んだ。ロボトは“チョロい仕事”の雲行きが怪しくなってきたことにいらだちを募らせたが、カルリジアンはスター・デストロイヤーの出現を喜ぶべきだと主張した。彼は帝国が3隻も軍艦を派遣したという事は、ヨットに途方もない価値がある証拠だと考えたのである。スター・デストロイヤーは<インペリアリス>のハイパースペース・ジャンプを阻止するため重力機雷を展開したが、ヨットの全自動防衛機構が機雷を破壊した。シャン艦長やコンロー艦長のスター・デストロイヤーがトラクター・ビームを起動した際、カルリジアンは2隻が互いのビームに引かれあうような座標へと<インペリアリス>を移動させた。カルリジアンの目論み通り、スター・デストロイヤーはビームを解除する暇もなく衝突し、<インペリアリス>に脱出のチャンスが生まれた。無事にカステル星系を離れた後、船内を見て回ったサヴァ・コリン・パースは、このヨットに大量の宝物が積み込まれていることに気付いた。ロボトはサイバネティックス装置を使ってセキュリティが厳重な一室を開錠したが、次の瞬間、ドアの向こうに2名のインペリアル・ガードが現れ、ロボトの胸をフォース・パイクで突き刺した。

最悪の事態

Lando apologizes to Lobot

相棒に謝るランド・カルリジアン

インペリアル・ガードとの戦いをパヴォールやアレクシンに任せ、カルリジアンとパースは倒れたロボトに駆け寄った。 ロボトは重傷で意識が朦朧としており、精神を乗っ取ろうとするサイボーグ装置と戦っていた。パースはカルリジアンに医療ベイの場所を教え、共にロボトをバクタ・タンクへと運び入れた。カルリジアンはもはや意識がおぼつかないロボトに語りかけ、このような事態になってしまったことを詫びた。パースは<インペリアリス>が皇帝パルパティーンの船なのではないかと疑い始め、このままでは全員殺されることになると危惧した。カルリジアンは武器保管室にあったブラスターを手に、インペリアル・ガードと戦う双子のもとへ戻った。

予想に反し、アレクシンとパヴォールはガーズマンに勝利していた。パースはカルリジアンたちと共に部屋に入り、室内に飾られている蒐集品(古代シスの彫刻家、モーミンの作品と思われる)がどれも2個分ほどの価値があると値踏みした。カルリジアンとパースが議論している時、アレクシンはフォースダークサイドの力が染み込んだヘルメットに触発され、蒐集品のダブル=ブレード・ライトセーバーを使ってパヴォールを攻撃した。カルリジアンとパースは驚いて逃げ出し、部屋の外に出てドアを閉鎖した。パースは脱出ポッドに乗るべきだと主張したが、カルリジアンはロボトを置いて行くことはできないと答えた。この時、カルリジアンやロボトの旧友、チャナス・チャが船に潜入していた。チャは皇帝から<インペリアリス>の奪還を依頼されていた。チャは船内で泥棒を追い詰めたが、その正体がカルリジアンだったことに驚き、ブラスターを降ろした。チャは皇帝から与えられた任務をカルリジアンに明かした。彼女は泥棒を皆殺しにするか、船を破壊するよう命じられていた。

計画変更

Lobot Lando and Chanath

友人たちを救おうとするロボト

チャナス・チャは任務と友情の間を取り、カルリジアンやパースを脱出させた後に<インペリアリス>を破壊することに決めた。しかし、チャは負傷したロボトも<インペリアリス>に乗り込んでいることを知り、止むを得ずカルリジアン(彼は船を無傷で持ち帰りたいと考えていた)のプランに従うことした。その直後、ダークサイドの影響下にあるアレクシンとパヴォールが姿を現した。パースが殺された後、チャはドアを閉鎖して時間を稼ぎ、<インペリアリス>を破壊するしかないと判断して自爆装置を作動した。カルリジアンは医療デッキへ急ぎ、まだ治療が終わっていないロボトをタンクの外に出した。カルリジアン、チャはそれぞれアレクシン、パヴォールを倒して再び合流した。ロボトは朦朧とした意識の中で、辛うじて旧友を認識した。チャは皇帝から貸し与えられた改造型スター・クーリエシミター>を呼び戻そうとしたが、パイロット・ドロイドO-66は彼女に逆らい、もうすぐ自爆する<インペリアリス>に近づくことは出来ないと告げた。チャ、カルリジアン、ロボトは、自爆のカウントダウンが進む<インペリアリス>に釘付けとなった。

ロボトは頭部のサイボーグ装置を船のコンピューターに接続するようカルリジアンに頼んだ。彼は船の自爆装置を止めようとしたが失敗し、代わりに脱出ポッドを再起動させることに決めたが、自我を保つためサイボーグ装置と戦っている状態では困難だった。ロボトは旧友たちを救うため自我を犠牲にし、ポッドが起動された際にロボトの精神はサイボーグ装置に取って代わられた。ポッドへ乗り込む際、カルリジアンはチャに一緒に来ないかと持ちかけた。彼は元恋人チャがそばにいれば、ロボトも本来の自分を取り戻すのではないかと期待していた。しかしチャはロボトが選んだのは自分でなくカルリジアンだと告げ、さよならを言って別のポッドに乗り込んだ。無事に<インペリアス>から脱出した後、ロボトのサイボーグ装置は、ロボトが自我を失う前に録音しておいたメッセージを再生した。ロボトは例え二度と自我が戻らなくても恨みはしないと語り、カルリジアンには人々を導く力があるので、その力を使って何か良いことをすべきだと助言した。

執政官の補佐

Lando13

ハン・ソロを迎えるランドとロボト

のちにロボトはカルリジアンと共に故郷のベスピンに戻った。カルリジアンは惑星の大気高層に浮かぶティバナ・ガス採鉱植民地クラウド・シティ執政官になり、ロボトは日常業務をこなす主任補佐官を務めた。また、ロボトは都市のコンピューターと通信する連絡局員としての役目も果たしていた。

ホスの戦いの直後、プリンセスレイア・オーガナウーキーチューバッカプロトコル・ドロイドC-3POと共に帝国軍から逃げ回っていたハン・ソロが、安全な寄港地を求めてランド・カルリジアンと連絡を取った。ソロは知らなかったが、シス卿ダース・ヴェイダーが一足先にカルリジアンに接触し、ソロがクラウド・シティにやって来たら帝国に差し出すよう求めていた。カルリジアンは銀河帝国からクラウド・シティを守るためヴェイダーの取り引きに応じ、ソロはボバ・フェットジャバ・ザ・ハットが雇った賞金稼ぎ)に引き渡すが、他の者たちは自分に委ねるという条件で合意に達した。

ソロたちの乗る<ミレニアム・ファルコン>がクラウド・シティにやって来た時、ロボトは執政官と共に訪問者を出迎えた。その後、ヴェイダー、フェット、ストームトルーパー部隊がソロの前に姿を現した際、ロボトもその場に居合わせた。ヴェイダーはカーボン凍結されたソロをフェットに渡し、カルリジアンとの取り引きを破ってオーガナ、チューバッカ、C-3POを拘束した。帝国の一方的なやり方に不満を持ったカルリジアンは、ロボトやクラウド・シティ保安兵士に命じてストームトルーパーの不意を突いた。オーガナ、チューバッカ、C-3POを解放した後、ロボトはカルリジアンの指示でストームトルーパーを目だたない場所に監禁した。クラウド・シティの住民は本格的な侵略が始まる前に避難したが、間もなく街は帝国の手に落ち、ロボトも捕えられてしまった。

鉄の封鎖

帝国によるベスピン占領から1年後、反乱同盟軍はエンドアの戦いで大勝利を収め、皇帝パルパティーンも死亡した。反乱軍はそれから数か月の間に新共和国を組織し、帝国軍残存勢力との戦いを続けた。ベスピンはいまだ帝国の支配下にあり、惑星が属すアノート宙域ではユーブリック・アデルハード総督による鉄の封鎖が敷かれた。ベスピンに留まっていたロボトは、新共和国の将軍になっていたカルリジアンに連絡を取った。鉄の封鎖のさなか、ロボトは帝国支持者の大富豪ボーギン・カーを捕まえるため海賊カーズ・タル=コーラを雇い、アデルハードの私室に繋がるコントロール・パネルを開くための暗号を手に入れた。アデルハードは拘束を逃れて逃亡したが、ベスピンはアップライジングの活躍で帝国から解放された。

個性と特徴

ロボトは人間の男性で、身長1.75メートル、肌のは白く、目は青かった。彼は髪の無い頭にAJ^6サイボーグ・コンストラクト装置を移植していた。サイボーグ装置は個性の一部と引き換えに高い計算能力を提供し、ロボトはしばしば相棒ランド・カルリジアンの無謀な行動の危険性を算出した。ロボトはチャナス・チャと恋愛関係にあったが、彼女よりもカルリジアンと行動を共にする道を選んだ。ロボトはカルリジアンを信頼しており、彼の危険な仕事のせいで自我を失うことになった際も、これはあくまで自分の責任だと友人を慰めた。友人を救うために自らを犠牲にした後、ロボトの本来の個性や会話能力は失われた。

登場エピソード

参考資料

脚注

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