ロランプフ（Wrollanppf）はかつて隻眼の腹裂き屋ヴォラント（One-Eyed Volant the Eviscerator）というリングネームを与えられていた、女性ウーキーの元グラディエーターである。奴隷闘士として鍛えられたロランプフは、ゾンティ・ブラザーズによって衛星ナー・シャダーの犯罪王グラッカス・ザ・ハットに売り飛ばされた。帝国時代、ハッタ・タウンにあるグラッカスの宮殿のアリーナでデス・マッチが企画された際、ロランプフは“ラサンの漂流者”ことラサットの闘士ザンダレオと対戦することになった。このイベントのために制作されたポスターのデザイン案は、グラッカスが所有していた日誌『スマグラーズ・ガイド』に収録された。[1]
グラッカス・アリーナで7,072回目のデス・マッチが開催された際、ロランプフは他の奴隷闘士や労働者、獣使い、掃除人たちに呼びかけ、アリーナ初となる奴隷の反乱を引き起こした。この反乱の結果、ロランプフを含む数名の闘士とグラディエーター・ドロイドが自由を勝ち取った。ロランプフは『スマグラーズ・ガイド』の新たな所有者となり、自由ドロイドのスタビネーターが“ミストレス・ロランプフ”によって起こされた奴隷蜂起に関する記録をこの日誌に書き留めた。ロランプフ以降、『スマグラーズ・ガイド』は複数のウーキー戦士たちの手を転々とし、最終的にウーキーの密輸業者チューバッカのもとへ流れ着いた。[1]
制作の舞台裏[]
ロランプフは2018年に発売された正史の設定資料集『スター・ウォーズ：スマグラーズ・ガイド』（ダニエル・ウォーレス著）で初めて紹介された。本書はスター・ウォーズ世界の住人たちによって書かれた日誌という設定であり、ロランプフ本人のものと思われるサインと手書きの自画像が収録されている。[1]