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この記事は『スター・ウォーズ:ビジョンズ』関連メディアに登場するテーマを扱っています。

ルーカスフィルムは、『ビジョンズ』および関連メディアのストーリーは『スター・ウォーズ』全体の年表に必ずしも結びつけられる必要はないとコメントしています。そのため本記事の内容と、他の正史メディアとの整合性は不明瞭です。

この記事のタイトルはニックネームやコールサイン、別名、偽名です。

公式設定で正式名称が明らかになっていない事柄を扱っています。

「何者だ?」
「ただの通りすがりだ」
―野盗のボスとローニン[出典]

ローニン(Ronin)はRシリーズアストロメク・ドロイドR5-D56を連れて銀河系を放浪していた元シスの通称である。人間男性[1][2]

シスの反乱が失敗に終わってから約20後、ローニンは忠実なドロイドと、非文明的な時代の名残を身に着けてアウター・リムの辺境を渡り歩いた。彼はライトセーバーを所有していたが、ジェダイ一族の血を引いているわけではなく、忠誠を誓う主君もいなかった。彼は自分の過去や後悔を決して語ろうとせず、名前も含めて彼について知られていることはほとんど無かった。[2]

ある時、惑星ゲンバラを訪れたローニンは、野盗の襲撃に遭遇した。村の少年村長は用心棒たちを雇って抵抗を試みたが、シスの暗黒卿を名乗る野盗のボスが彼らを圧倒した。ローニンは野盗のボスとライトセーバーの対決を繰り広げ、一進一退の攻防の末、この暗黒卿を破って村を救った。[1]

制作の舞台裏[]

「わたしはなぜ彼が社会的役割を拒否したのか(あるいは拒否されたのか)、なぜそれに固執しているのか問いかける必要がありました。彼はなぜ過去を暗示する赤い刃を今も持ち歩いているのでしょうか? なぜ彼は自らを狩るのでしょうか?」
エマ・ミエコ・キャンドン StarWars.comから翻訳)[出典]

ローニンはルーカスフィルムと日本のアニメ・スタジオによって制作された短編アニメ・アンソロジー・シリーズ『スター・ウォーズ:ビジョンズ』のために制作されたキャラクターである。2021年7月8日、このキャラクターを主人公にした小説『浪人:ビジョンズ・ノベル』(エマ・ミエコ・キャンドン著)が10月12日に発売されることが発表された。合わせて本作のあらすじや、ローニンに関する設定の一部が明かされた。[2] 同年9月22日、ローニンは神風動画制作による『ビジョンズ』のエピソード『The Duel』(監督:水野貴信)の主人公として初登場を果たした。日本語版の声優をてらそままさき、英語版の声優をブライアン・ティーが担当。[3]

岡崎能士が手がけたローニンとドロイドのデザインは、『ビジョンズ』のために制作された最初期のデザインのひとつである。エグゼクティブ・プロデューサーのジョシュ・ライムスは、赤いライトセーバーが映える白黒のデザインを見て非常に感銘を受けたという。ライムスはローニンを「三船敏郎や『用心棒』などの黒澤映画から直接影響を受けた、放浪者であり、アンチヒーローであり、謎多き戦士」と表現している。またプロデューサーの Kanako Shirasaki は、ローニンは自らの素性を一切語らないため、視聴者には(『ビジョンズ』の他の短編と同じく)主人公に関して限られた情報しか与えられていない、と語っている。[2]

ルーカスフィルム ストーリー・グループのスタッフで、『ビジョンズ』のエグゼクティブ・プロデューサーであるジェームズ・ウォーによると、クリエイティブ・プロデューサーの水崎淳平が描いた『The Duel』の構想には、ひとつの物語で終わらせるには惜しい更なる探求の余地が残されていたという。そのため『The Duel』の世界観は短編アニメだけでなく小説でも描かれることになった。小説の作者であるキャンドンは、時代劇の主人公として侍が好まれるのは、人々が社会階級としての侍に疑惑を持っているからこそで、ローニンもその例に当てはまると語っている。[2]

登場作品[]

参考資料[]

脚注[]

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