ローランド・デュランド

「この店とオード・マンテルは今じゃ俺の縄張りだ」

―ローランド・デュランド^[出典]

ローランド・デュランド（Roland Durand）はデヴァロニアンの男性で、帝国時代に活動した犯罪者である。犯罪王イサ・デュランドの息子であるローランドは、銀河帝国が設立されて間もない頃に、複数のハイパースペース・ルートが通る惑星オード・マンテルで勢力拡大を図った。彼はもともとシドという名の情報屋のクライアントで^[1]、彼女に依頼してペットのルビーを手に入れてもらったこともあった。^[2] しかしローランドはオード・マンテル・シティにあるシドの店を乗っ取り、自分の新しい拠点にしてしまった。^[1]

ローランドがパイク・シンジケートとスパイス取引をしようとした際、シドは店を取り戻すためにバッド・バッチの通称で知られるクローンの傭兵たちに協力を仰ぎ、ローランドがパイクに売ろうとしていたスパイスを盗み出した。しかしパイクはオメガを人質に取り、盗んだスパイスを返すようシドとバッド・バッチに迫った。彼らが戻るまでの間、ローランドはオメガと一緒に拘束されることになり、このクローンの少女といくつか会話を交わした。スパイスが戻った後、パイクはローランドの角を一本切り落としたが、命は見逃した。ローランドはこれくらいの罰で済んでよかったと呟き、オメガやシドたちの前から姿を消した。^[1]

制作の舞台裏[]

ローランド・デュランドの存在は、2021年 6月11日に公開された『スター・ウォーズ：バッド・バッチ』第7話『戦いの傷痕‎』にて、ルビー強奪任務のクライアントとして初めて言及された。^[2] 同年7月23日、ローランドは同シリーズ第13話『群れ』で初登場を果たし、本作で初めて名前が明らかになった。声優はトム・テイラーソン。^[1]