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この記事のタイトルは正式名称ではありません。

正式名称が不明のため、記事名に仮のタイトルが使われています。

「教科書が教えてくれるのは物事の表面に過ぎない。本当に身になることは経験でしか学べない」
―アソーカ・タノに対し、アナキン・スカイウォーカー[出典]

クローン戦争序盤の22 BBYボサウイの戦いで行方不明となったアストロメク・ドロイドR2-D2を捜索していたジェダイ将軍アナキン・スカイウォーカーパダワンアソーカ・タノは、廃品回収宇宙船ヴァルチャーズ・クロー>でアサシン・ドロイドとの戦闘を強いられた。彼らの探しているアストロメクは、トランドーシャンの廃品回収業者ガー・ナクトによってボサウイ小惑星帯から持ち去られていた。貨物船トワイライト>でボサウイ小惑星帯の中を探し回っていた時、スカイウォーカーたちはナクトの宇宙船<ヴァルチャーズ・クロー>を見つけ、バイヤーのふりをして中へ乗り込んだ。ナクトの倉庫を見て回っていた時、R2-D2の代役としてスカイウォーカーのもとへ配属されていた分離主義者スパイR3-S6は、船内にあったIG-86歩哨ドロイド2体をわざと起動し、ジェダイを攻撃させた。ドロイドを倒した後、彼らはナクトがR2-D2を隠していることに気づかないまま、手ぶらで廃品回収船を後にした。

背景[]

オビ=ワン 「何だと? われわれの戦術や基地の位置もプログラムされたままか? 分離主義者に拾われでもしたら……どうしてドロイドのメモリーを消去しておかなかったんだ?」
アソーカ 「マスター・オビ=ワン、その方が何かと便利だったから」
オビ=ワン 「仕方ないな。ドロイドを見つけるんだ、アナキン。われわれの首がかかっている」
アナキン 「直ちに、マスター」
―R2-D2について相談するオビ=ワン・ケノービ、アソーカ・タノ、アナキン・スカイウォーカー[出典]

クローン戦争最初の年である22 BBY[3]ジェダイ将軍アナキン・スカイウォーカーは、グリーヴァス将軍率いる分離主義勢力に狙われた惑星ボサウイを防衛するため、銀河共和国宇宙艦隊の指揮を執った。連合艦隊[1] ボサウイの戦い[4] でスカイウォーカーの罠に嵌り、サイボーグの将軍は旗艦フリゲートを捨てて1人で敗走した。戦いは共和国の勝利で幕を閉じたが、スカイウォーカーのデルタ7Bインターセプターはグリーヴァスを追跡した際に深刻な損傷を負い、ボサウイの小惑星帯で航行不能状態に陥った。その後、クローン・キャプテンCT-7567(レックス)がスカイウォーカーを救い出したが、機体に乗り込んでいたはずのアストロメク・ドロイドR2-D2は見つからなかった。スカイウォーカーはR2-D2に愛着を抱いており、定期的なメモリー・ワイプを行っていなかったため、このドロイドのデータバンクには共和国軍の機密情報がぎっしり詰まっていた。[1]

Anakins Delta-7B wreckage

ボサウイの小惑星帯に漂うスカイウォーカーのデルタ7Bインターセプターの残骸

ボサウイから報告を受けたジェダイ・マスターオビ=ワン・ケノービは、スカイウォーカーとそのパダワンであるコマンダーアソーカ・タノに、共和国の重要機密が分離主義者の手に渡るのを阻止すべく、R2-D2を探し出すよう命令した。旗艦ヴェネター級スター・デストロイヤーレゾリュート>にて、G9リガー級軽貨物船トワイライト>の出発準備を整えていたとき、スカイウォーカーはR2-D2の代理アシスタントとして、R2ユニットより高性能と評判のR3シリーズ・アストロメク・ドロイドR3-S6を受け取った。[1] しかしジェダイは知らなかったが、R3-S6の正体は分離主義者のために働くエージェントであり、スカイウォーカーの妨害任務を与えられていた。[5] また、行方不明のR2-D2も、グリーヴァス将軍の息がかかったトランドーシャン廃品回収業者ガー・ナクトの手に落ちていた。ナクトは見返りの報酬欲しさに、戦場で手に入れたこのドロイドをグリーヴァスに引き渡そうと考えていた。ナクトはR2に制御ボルトを取り付け[1]GS-100廃品回収船[6]ヴァルチャーズ・クロー[7] のコンパートメントに隠した。[1]

ボサウイの小惑星帯で戦場デブリの中を捜索していた時、スカイウォーカーとタノはデルタ7Bインターセプターの残骸を発見する。この戦闘機アストロメク・ソケットは空になっていたが、スカイウォーカーはR2-D2が脱出したに違いないと信じた(しかしタノのスキャナーは付近にドロイドの存在を探知することができなかった)。その後、一行はトランドーシャンの廃品回収船を見つけ、R2-D2がさらわれていないか確認するため、バイヤーのふりをして船内に乗り込んだ。質素なローブを着て正体を隠したジェダイは、ナクトにR2ユニットの出物はないかと尋ねたが、この廃品回収業者は長いあいだRシリーズは手に入っていないと嘘をついた。しかしスカイウォーカーがクレジットをちらつかせると、強欲なナクトは倉庫のどこかにR2ユニットがあるかもしれないと語り、彼らを船内の奥へ案内した。彼はスカイウォーカー、タノ、R3-S6が倉庫を自由に歩き回るのを許可したが、収納されている“ユニークな商品”には注意するよう警告した。[1]

戦闘[]

「経験は教科書に勝るって本当ね。すごく勉強になったよ」
「ああ。でもまだ1体残ってるぞ」
―アソーカ・タノとアナキン・スカイウォーカー[出典]
Ahsoka dodges droids

倉庫でアサシン・ドロイドと戦うジェダイ

倉庫の中を見て回っていたとき、タノはナクトが言っていた“ユニークな商品”、停止状態にある2体の[1] IG-86歩哨ドロイド[8] を発見する。この危険なアサシン・ドロイドはケーブルを通じて船体システムと接続していた。スカイウォーカーはR2-D2の特徴と一致するドロイドの記録を調べようと、R3-S6に船の積荷目録にアクセスするよう命じたが、次の瞬間、R2-D2のトレードマークであるホイッスル音を耳にする。タノは音の主が本当にR2-D2かどうか懐疑的だったが、スカイウォーカーはブラスト・ドアの向こうに友人のアストロメク・ドロイドがいるはずだと主張した。スカイウォーカーはR3-S6にドアを開けるよう指示したが、このドロイドはドアを操作する代わりに倉庫の照明を点灯させた。R3-S6が全く役に立たないことに苛立ったスカイウォーカーは、ライトセーバーを起動して自らブラスト・ドアを切り開けようとした。[1]

するとR3-S6はミスのふりをしてIG-86歩哨ドロイドのスイッチを入れた。そのうちの1体が背後からタノに掴みかかると、スカイウォーカーは弟子を救うためドアの切断を中断し、アサシン・ドロイドの腕をライトセーバーで切り落とす。マスターがアサシン・ドロイドをフォーステレキネシスで後方の貨物箱へ押し飛ばした後、タノはR3-S6に敵のスイッチを切るよう命じたが、彼が行動に移る前にドロイドは船との接続ケーブルを切ってしまった。スカイウォーカーとタノがE-5ブラスター・ライフルの銃撃をライトセーバーで防御すると、アサシン・ドロイドたちは倉庫の戸棚を登りながらアクロバティックな動きで攻撃を展開した。ブラスター弾を偏向しながら、スカイウォーカーは両腕のある1体をフォースで床に叩き落すことに成功する。一方、床に降りた片腕の1体は、貨物箱を蹴り飛ばしてタノを遠くへ追いやり、スカイウォーカーを背後から撃ち殺そうとした。しかし、タノはすぐに体勢を立て直してそのドロイドを後ろから一刀両断し、スカイウォーカーも起き上がった残りの1体をライトセーバーで破壊した。[1]

その後[]

「俺の船に押し入ったことを後悔させてやる。見てるがいい、ジェダイ」
―ガー・ナクト[出典]
Anakins Delta-7B hyperdrive ring

デルタ7Bで次の任務に発つスカイウォーカー

アサシン・ドロイドを撃退した後、スカイウォーカーは自分たちを危うく殺しかけたR3-S6を叱りつける。このアストロメク・ドロイドはようやくブラスト・ドアを開いたが、扉の向こうにいたのはガー・ナクトだった。スカイウォーカーはライトセーバーを起動してこの廃品回収業者を脅しつけ、R2-D2の居場所を聞き出そうとしたが、タノに説得されてしぶしぶ怒りを収めた。倉庫のアサシン・ドロイドを破壊されたことに文句を言うナクトを尻目に、スカイウォーカー、タノ、R3-S6は<ヴァルチャーズ・クロー>を後にする。その後まもなく、ナクトはホログラム通信でグリーヴァスに連絡を取り、R2-D2を彼のもとへ運搬中だと報告した。ジェダイがわざわざドロイドを探しに来たことから、このR2ユニットが非常に価値のあるものだと気づいたナクトは、サイボーグの将軍を相手に値上げ交渉を始めようとしたが、冷たく拒否されてしまった。[1]

一方、捜索任務が失敗に終わったことを知らされたオビ=ワン・ケノービは、R2-D2がデルタ7Bの爆発で一緒に破壊されたのだろうと結論付け、スカイウォーカーに新しい任務を与えた。スカイウォーカーとタノは、共和国の情報部によってその存在が確認された分離主義勢力の情報収集拠点を捜索することになる。スカイウォーカーは修理されたデルタ7Bに乗って1人で目標領域の偵察に向かおうとしたが、タノの助言に従い、R3-S6も連れていくことになった。しかし、彼は次の任務でもR3-S6の妨害によって危うく命を落としかけた。[1]

制作の舞台裏[]

Ahsoka vs sentinel

ドロイドと戦うアソーカ・タノ

宇宙船<ヴァルチャーズ・クロー>を舞台にした戦いは、2008年11月7日に放送されたTVシリーズ『スター・ウォーズ クローン・ウォーズシーズン1のエピソード『消えたドロイド』で描かれた。[1] 作中ではこの事件の名称は特に語られていないが、ハスブロから Ambush on the Vulture's Claw (ヴァルチャーズ・クローの待ち伏せ)と題されたフィギュア・セットが発売されている。[9]

登場作品[]

参考資料[]

脚注[]

他言語版
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