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「ここからつばを吐いたら、地面に落ちる前に凍ると思うか?」
ハン・ソロ[出典]

ヴァンドア(Vandor)、別名ヴァンドア1(Vandor-1)、ID 53-80ミッド・リムに属す寒冷惑星である。1435のほとんどが寒い冬であり、地表には雪を頂く鋭く切り立った々と平原が広がっていた。ヴァンドアは銀河政治と関わりを持たない美しい自然の惑星として知られ、スリルを愛する者たちが冒険の旅をするために集まった。しかし帝国時代になると、銀河帝国の秘密の保管施設がヴァンドアのイリディウム山脈に置かれ、コンヴェイエクス列車を使って貴重なコアクシウムが運び込まれた。

特徴[]

「あとどれくらいかかる? 凍えそうなんだけど」
―ハン・ソロ[出典]
Vandor kod'yok

惑星の平原とコドヨクの群れ

ヴァンドアは銀河系ミッド・リムスルー宙域に属す[2] 美しい寒冷惑星で、鋭く切り立った雪と瑞々しい雪原が広がっていた。公転周期は435で、1のほとんどが寒い冬の季節だった。ヴァンドアへ至る航路はおおまかにしか星図に記載されていなかったため、少なくとも銀河帝国が急速に拡大する以前までは、この惑星は銀河政治と全く関わりを持っていなかった。[1] ヴァンドアは標準銀河グリッド上でP-14に位置し[4]、主要ハイパースペース・ルートは通っていなかったが、ガモア・ランから比較的近い場所にあった。しかしヴァンドア周辺には第3級の航行障害である重力陥没ロラーンズ空洞や、第4級の航行障害であるレッサー・スルー・ガス雲などの危険地帯があり、航行には注意が必要だった。[2]

ヴァンドアはインフラ設備が最小限しか存在せず、テクノロジー機器がほとんど使われていなかったため、空気は大気汚染の影響を99%受けておらず澄み切っていた。ヴァンドアには標高2,990メートルレドラヴァ山をはじめ多くの山があり、イリディウム山脈には荒くれ者のたまり場である交易地フォート・イプソがあった。フォート・イプソはまた、ヴァンドアを訪れる無謀な探検者たちの拠点にもなっていた。ヴァンドアは近代的な品物やサービスを惑星外からの輸入に頼っており、いくつか存在する砦や交易キャンプでサバイバル用品を購入することもできたが、高価なうえに品不足だった。[1]

ヴァンドアにはコドヨクと呼ばれるむくじゃらの4歩行クリーチャーが棲息した。コドヨクの肉や毛皮、、糞は未開の惑星の住民にとって貴重な資源だったが、帝国時代、古くからヴァンドアに住む者たちはコドヨクの頭数が減少しつつあることに警鐘を鳴らしていた。[7] またヴァンドアで狩りをするビッグ・ゲーム・ハンターの中には、この惑星の山岳地帯にヴァスタドンと呼ばれる伝説のクリーチャーが棲息していると信じる者もいた。[1]

歴史[]

測量と入植[]

ヴァンドアは帝国時代の数百年以上前に初めて入植された。その際、最初の訪問者である測量技師たちによって、探検に関する古い詩に敬意を表してヴァンドアという名前がつけられた。[1] ヴァンドアで最初の測量を行ったのは、共和国スカウト・サービス探索員アーハル・コルバルニである。コルバルニはこの惑星の資源については追加調査の余地があるとし、豊富な鉱物が眠っているかもしれないと報告した。またコルバルニは広大な山々や流れの早い河川といった未踏の自然に観光地としての付加価値がつく可能性を示唆し、よく似た特徴を持つ惑星としてファーハヴァ・ベータガメロングエディスVIIを挙げた。コルバルニはこの調査ログを共和国測量団データバンクに記録した。[2]

イプソベイ貿易会社はヴァンドアで野心的な移住プロジェクトを展開し、イリディウム山脈にフォート・イプソと呼ばれる拠点を築いた。[1] しかしヴァンドアは主要航路からあまりにも離れているため繁盛せず、入植者の大半が数世代のうちに荷物をまとめて新たな家を探す旅に出てしまった。[2] イプソベイ貿易会社も移住プロジェクトで拡張しすぎたために倒産し[1]、彼らの拠点だったフォート・イプソは取り残された。[2]

再発見[]

クローン戦争以前、コマース・ギルドの探索員であるティブス・オスペは、価値のある新惑星を見つけるためヴァンガード・パスファインダーで旅をしていた時、古代の探索員の報告書をもとにヴァンドアを再発見した。ヴァンドアは数世紀前の入植が失敗して以来忘れ去られていたが、オスペは昔と今とでは周辺領域の状況も変わっていると考え、デネバやマンダを目指す貿易商の寄港地としてヴァンドアに新たな価値を見出した。オスペは探索員仲間たちから変人と思われながらも、イプソベイ貿易会社が残した拠点の残骸を修復し、フォート・イプソを整備した。[2]

イリディウム山脈の奥にある人里離れた場所には、銀河帝国の秘密の保管施設が存在した。この施設はもともとインターギャラクティック銀行グループが所有していたが、帝国によって引き継がれた後は、この辺境惑星における彼らの基盤となった。[1]

住民[]

Vandor databank

ヴァンドアの地形

帝国時代、ヴァンドアの住民はまばらだったが、美しい自然やサバイバルを求める旅人たちや[1]、銀河文明の喧騒から逃れたい者たちがこの惑星に集まっていた。[5] ヴァンドアの厳しい自然環境を愛する人々は、自らのサバイバル・スキルを試すためあえて最小限の近代テクノロジー装備で探検に出向いた。コルバルニ峠の近くを通るスピンネイカー・トレイルには、旅行者を安全な道へ導く道標が各所に建てられており、またトレイルを切り開いた際に命を落とした者たちへの記念碑にもなっていた。ヴァンドアの探検家たちの間には、出発地に布を目印として残し、無事に戻ってきたらそれを回収する文化があった。[1]

制作の舞台裏[]

ヴァンドアは2018年公開のアンソロジー映画『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』のために制作された惑星である。2018年2月4日、スーパーボウルTVスポットで初めてヴァンドアの風景が公開された。

登場作品[]

参考資料[]

脚注[]

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