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ヴァーシニアスの盗み”(The Varcinius job)は帝国時代ギャランドロ一味ガス巨星クレリオンヴァーシニアス・リポジトリで行った強奪作戦である。当時、ヴァーシニアス・アグロメレーション社が運営するこの保管施設にはコードリーチと呼ばれる財宝が保管されていた。ギャランドロ一味は盗みを成功させ、コードリーチのほかに、『スマグラーズ・ガイド』という呼び名で知られる海賊女王マズ・カナタの日誌も手に入れた。

背景[]

10 BBY以前、ボスギャランドロ率いる犯罪クルーは、財宝コードリーチに1,575,000クレジットを支払うというクライアントのために、ガス巨星クレリオンに浮かぶヴァーシニアス・アグロメレーション社の遺物保管施設ヴァーシニアス・リポジトリから盗みを働く計画を立てた。この盗みに参加したクルーとそれぞれの役割、分け前は以下の通り:[1]

作戦の実行に先立ち、プロコフは少量生産の香料ガスが犯罪者の収集家たちに高値で売れるという噂を流した。その後、ギャランドロがデヴァロニアンの略奪者たちを雇い、ヴァーシニアスの冷凍保管庫へ向かうガスの積荷を襲撃させた。その結果、さらなる略奪を警戒したヴァーシニアス・アグロメレーション社のアーキビストたちは、リポジトリのヘクスヴォールト(六角形保管庫)・リングCを回転させ、芸術用ガスの収蔵庫を高度セキュリティ区画に配置しなおした。そのおかげで、ギャランドロ一味の真の標的であるコードリーチは、セキュリティ・レベルが低い外縁部に移動した。[1]

略奪[]

VarciniusRepository

ヴァーシニアス・リポジトリ

ギャランドロ一味の貨物船はウィーラーの操縦でクレリオンの大気圏へ突入すると、バズ・ドロイドが入ったキャニスターを放出し、再び宇宙空間へUターンした。ドロイドは円盤型のリポジトリへと群がり、ドリルを使ってやみくもに穴を開けようとした。そのうち数体は捕らえられ、施設の中に持ち込まれた後、計画通り無害な爆発を起こした。爆発と同時にスペック=トラッカーが周囲に放たれ、ステーション内部の温度を記録した。ナーシトンはこのデータをもとに、双子のキリッツとクリングが装着するボディスーツがリポジトリの熱探知アラームに探知されないようプログラムした。双子は貨物船のエアロックから射出され、雲の層を通過したのち、ヴォールトに近づいてスターセーラーを展開した。[1]

双子は5かけて流入口の格子を切り開き、3分かけてヘクスヴォールトCに侵入した。双子はスターシェイパーが彼らの前に描いたダイアグラムに従いながらヘクスヴォールトを操作し、この収蔵庫そのものをステーションから切り離して眼下に広がる雲の海へと落下させた。ヘクスヴォールトCは10キロメートル落下したところでウィーラーが操縦する貨物船のトラクター・ビームに捕捉された。双子は仲間に回収するため同じ場所へ向かって自由落下したが、貨物船はすでにその場を離れていた。ギャランドロは双子が所属するマルカイトの毒手を嫌っており、彼らを見捨てていく判断を下したのだった。[1]

その後[]

ギャランドロのクルーはヴァーシニアスの仕事を成功させ、目当てのコードリーチに加え、思いがけず『スマグラーズ・ガイド』と名付けられた資料集を手に入れた。この海賊女王マズ・カナタの日誌に起源を持ち、複数の持ち主を転々とした後、ヴァーシニアス競売及び遺物収集組合の手にわたってリポジトリに保管されていたのである。ルーヌーはボス・ギャランドロの命令でヴァーシニアスの盗みの一部始終を記録に残すと、『スマグラーズ・ガイド』の新たなページに加えた。[1]

ヴァーシニアスの仕事が終わった時点で、ギャランドロはすでに次の仕事を決めていた。しかしそれが惑星サヴァリーンドライ・ガルチ村をベルウイング・ギャングから守る仕事だったため、仕事の取りまとめ役であるルーヌーは、少なくとも12人のガンスリンガーをクルーに加え、宇宙船も手に入れる必要があると計算した。ところがルーヌーはここまでの記録をつけた後、ボスから『スマグラーズ・ガイド』を盗んで姿をくらました。[1]

制作の舞台裏[]

ヴァーシニアスの盗みは2018年に発売された正史の設定資料集『スター・ウォーズ:スマグラーズ・ガイド』(ダニエル・ウォーレス著)で初めて言及された。[1]

参考資料[]

脚注[]

他言語版
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