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ヴィザム(Vizam)は惑星タトゥイーン犯罪王ジャバ・ザ・ハットに仕えたカジェインサニクト男性で、ウェポン・マスターヤヴィンの戦い4年後反乱同盟軍プリンセスレイア・オーガナカーボン凍結されたハン・ソロを救うためタトゥイーンにあるジャバの宮殿にやって来た時、ヴィザムも謁見室に居合わせた。また、ヴィザムは遅れて宮殿に現れたジェダイ・ナイトルーク・スカイウォーカーと犯罪王の交渉を見守った。

ジャバに捕まった反乱軍のメンバーがサルラックの棲むカークーンの大穴へ運ばれた時、ヴィザムはジャバが所有するラグジュアリー・セール・バージケタンナ>に乗り込んでいた。スカイウォーカーたちがスキッフ・ガードに抵抗し、大穴の上で乱闘が始まると、ヴィザムは<ケタンナ>に備え付けられたブラスター砲を操作してスキッフを攻撃した。乱闘中、スカイウォーカーはセール・バージに飛び移り、ライトセーバーでヴィザムを切り殺した。

経歴[]

宮殿にて[]

Luke-DL18

ルーク・スカイウォーカーが宮殿を訪問した時、ヴィザムもその場に居合わせた

カジェインサニクト種族男性であるヴィザムは[3]共和国再建のための同盟銀河帝国銀河内戦を繰り広げていた時代に、ハット犯罪王ジャバ・デシリジク・ティウレ犯罪帝国に仕え[2]ウェポン・マスターを務めていた。[4] 4 ABY[1]、ヴィザムは惑星タトゥイーンにあるジャバの宮殿マックス・レボ・バンドによる音楽演奏を鑑賞した。このバンドの演奏は、ウーラという名のトワイレックの踊り子がジャバの不興を買った時に突然中断された。ウーラは謁見の間に仕掛けられた落とし穴に放り込まれ、ジャバのペットのランコア[2]パティーサ[5] の餌食になった。ヴィザムと取り巻きは覗き窓に集まり、哀れな踊り子の最期を見守った。[2]

残酷な余興の興奮が収まった後、賞金稼ぎブーシに変装した反乱同盟軍プリンセスレイア・オーガナが謁見の間にやって来た。彼女はカーボン凍結された密輸業者ハン・ソロをジャバから取り戻すため、反乱軍の仲間たちとともに周到な救出作戦を立てていた。オーガナはジャバが賞金を懸けていたウーキーチューバッカを引き渡し、犯罪王に高額な賞金を要求した。チューバッカが収監された後、オーガナはソロを救出するため宮殿に残ったが、彼女の変装を見破っていたジャバは、取り巻きと共に謁見の間で待ち伏せしていた。[2]

ヴィザムはジャバや他の取り巻きと一緒に身を隠し、オーガナがソロを解凍する様子を見守った。ジャバはソロが解放された時を見計らって姿を現し、2人を拘束した。その後、ジェダイ・ナイトルーク・スカイウォーカーがジャバの宮殿に到着した。ヴィザムたちが見守る中、スカイウォーカーはジャバに仲間たちの解放を求めたが、交渉は失敗に終わった。スカイウォーカーはランコアを殺したためジャバの逆鱗に触れ、ソロやチューバッカと共にカークーンの大穴で処刑されることになった。[2]

大穴の悲劇[]

Vizam2

ブラスター砲を操作するヴィザム

処刑の進行を見守るため、ジャバはヴィザムを含む大勢の取り巻きを従えて[2] ラグジュアリー・セール・バージケタンナ[6] に乗り込んだ。囚人たちは[2] バンサIIカーゴ・スキッフ[6] に乗せられ、肉食獣サルラックが棲息する大穴へ運ばれた。処刑が始まった直後、スカイウォーカーはアストロメク・ドロイドR2-D2に預けていたライトセーバーを受け取り、スキッフの上で犯罪王の手下たちと乱闘を繰り広げた。[2] ヴィザムは戦闘を目撃すると、急いでセール・バージの手すりにブラスター砲を備え付けた。[7]

ヴィザムは囚人たちの乗るスキッフを砲撃し、ジャバの手下に変装していた反乱軍の一味ランド・カルリジアンをスキッフから落とすことに成功したが、同時にジャバの部下のニクト[2]ヴェデイン[8] も巻き添えになってしまった。結果的にカルリジアンはなんとかスキッフに捕まって難を逃れたが、ヴェデインのほうはサルラックの餌食となった。ヴィザムは銃撃を続けたが、スカイウォーカーは砲台から放たれたビームのうち1発をライトセーバー賞金稼ぎボバ・フェットに向けて偏向し、彼を衝撃でスキッフの床に倒れさせた。ヴィザムの銃撃でソロとチューバッカが乗っているスキッフが傾くと、スカイウォーカーはセール・バージに飛び乗り、甲板の上にいたヴィザムをライトセーバーで斬り殺した。[2]

人物[]

ヴィザムはオレンジの肌のカジェインサニクトである。奴隷の踊り子ウーラがランコアの餌食にされた時、ヴィザムは余興を楽しむためランコアの穴に近づいた。

装備[]

ジャバのセール・バージに乗り込んだ時、ヴィザムは甲板に設置されたレーザー砲を操作した。彼は灰色の帽子に白いパンツ、手甲を装着し、ネイビーブルーの肌着の上に茶色や黄色の衣類を身に着けていた。

制作の舞台裏[]

ヴィザムは1983年の映画『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』に登場するキャラクターである。演者は無名のエキストラ。このキャラはフィル・ティペットのクリーチャー・デザイン・チームと、ニーロ・ローディス=ジャメロの共同作業によって生み出された。このキャラは製作段階では「ニクト#4」と呼ばれ、他のスキッフ・ガードと似たデザインのコスチューム(ネイビーブルーの肌着、茶色の着物、黄色のキルト風の上着、白いパンツ、灰色の手甲、茶色と灰色の布でできた被り物)を着せられた。手甲はプラスチック製で、肌着に使われたコットンのシャツはネイビーブルーに染色され、腕にたるみを持たせるため刺繍でひだが付けられていた。

このキャラクターの名前は1998年にデサイファー社から発売されたスター・ウォーズ カスタマイザブル カード ゲームの『Jabba's Palace Limited』セットで初めて明かされた。正史設定では、2014年に発売された『スター・ウォーズ 100シーン』にて初めて紹介された。

登場作品[]

参考資料[]

脚注[]

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