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「彼は人間というより、邪悪に歪められた機械に近い」
―オビ=ワン・ケノービ[出典]

ヴェイダーのアーマー(Vader's armor)、別名ダーク・アーマー(Dark armor)はアナキン・スカイウォーカーフォースのダークサイドに転向してシスの暗黒卿になった際に身に着けたサイバネティックス装甲服のスーツ。ヴェイダーは惑星ムスタファージェダイ・マスターオビ=ワン・ケノービ対決した際に重傷を負い、生命維持機能を兼ねたこの装甲服の着用を余儀なくされた。

特徴

シス卿ダース・ヴェイダー装甲服のベルトや胸部プレートは生命維持装置のコントロール機能を持ち、着用者が充分な酸素、栄養、薬を得られるようになっていた。ヴェイダーはこのシステムのおかげで宇宙の真空状態を含めほとんどあらゆる環境を耐え抜くことができた。生命維持機能に加え、シス卿のヘルメットは相手を委縮させる役にも立った。通常の食事ができなかったヴェイダーは、個人的な瞑想室で栄養管を使う際にヘルメットを外した。ヴェイダーは声帯に損傷を負っており、地声は小さくか弱かったが、ヘルメットを通して脅迫的な低い声を出していた。また、彼の脳や脊髄には神経針が繋がっており、肉体と装甲服を相互接続していた。ヴェイダーはこの機能を使って義肢を操っていた。装甲服は10の保護層から成っており、手足は全て義肢だった。装着時の重量は120キログラムで、全長は2.03メートルだった。また、この装甲服にはヴェイダーの戦闘機の遠隔操作機能があった。

歴史

クローン戦争終結時、ジェダイ・ナイトのアナキン・スカイウォーカーはフォースダークサイドに転向し、シスの暗黒卿になった。彼はシス・アプレンティスになった直後に惑星ムスタファージェダイ・マスターオビ=ワン・ケノービに敗北し、手足を失い、全身に大やけどを負った。ダース・シディアスは弟子を救出してコルサントへ運び、医療センターでドロイドによる手術を受けさせた。生命維持用サイバネティックス装置を移植されたヴェイダーは、体のほとんどが機械でできたサイボーグとなった。その後、ヴェイダーは死ぬまでの20数年間にわたって黒いヘルメットとスーツを着用し続けた。

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ヴェイダーのヘルメットはエンドアの火葬場から回収された

ダース・ヴェイダーはエンドアの戦いで息子のルーク・スカイウォーカーを救うために我が身を犠牲にした。彼はフォースのライトサイドに再転向して再びアナキン・スカイウォーカーに戻り、息子と和解した後命を落とした。アナキンはフォースとひとつになったため肉体が消失し、装甲服だけが残された。ルークは衛星エンドアで父の葬儀を行い、装甲服を焼き払った。葬儀の後に残ったのは灰とプラストイド、わずかな金属片、そして歪んだヘルメットだけだった。ヘルメットはのちに火葬場から回収され、ヴェイダーの孫にあたるカイロ・レンの所有物になった。

登場エピソード

参考資料

他言語版
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