人形、ドール(Doll)とは主に子どもの玩具として使われる、生き物の形を模したものである。子どもはしばしば人形を用いておままごとやごっこ遊びを行った。可愛くて柔らかい遊び道具のトゥーカ人形は、ライロスをはじめとする星々で人気のおもちゃだった。またナイトシスターのヴードゥー人形のように、儀式の道具として用いられる人形もあった。
人形の種類[]
銀河系の多くの惑星で愛玩動物として親しまれていたネコ科クリーチャーのトゥーカは、あまりにもありふれた存在だったため、しばしば人形のモチーフとなった。こうした“トゥーカ人形”は、クリーチャーの陽気な側面、もしくは捕食動物としての面を強調して表現されたものが多かった。[1] 銀河共和国のクローン・トルーパーや[2] 銀河帝国のストームトルーパーなど、兵士を象った人形が子どもたちの玩具として遊ばれることもあった。[3] こうした人形は、戦争や苦難の時代においてさえ、若者たちの生活に大いに必要とされる楽しみを提供した。[4]
人形は魔術の道具として使われることもあった。惑星ダソミアのナイトシスター、マザー・タルジンはヴードゥーの魔法を行う際に、攻撃対象の姿を模したヴードゥー人形を創り出し、それに木製の針を刺すことで相手を痛めつけた。[5]
歴史[]
クローン戦争の時代、惑星ライロスに住むトワイレックの少女ヌーマは紫色のトゥーカ人形を所有していた。[6] のちに銀河帝国と戦うライロス解放運動の一員となったヌーマは、左胸にトゥーカ人形のイラストが描かれたチュニックを身に着けた。[7] ザブラクの賞金稼ぎスギのSS-54アサルト・シップ<ヘイロー>の船体にも、ナイフを手にした紫色のトゥーカ人形のノーズ・アートが描かれていた。[8]
バッド・バッチのクローン・コマンドー・“レッカー”は並外れた怪力で敵を吹っ飛ばすことで有名だったが、静かな時には、寝台にトゥーカ人形を置いていることでも知られた。彼はこの人形をルーラと呼んでいた。[9] 帝国時代が始まって間もない頃、バッド・バッチの隊員たちと行動を共にすることになったクローンの少女オメガも、しばしばレッカーのトゥーカ人形を手にした。[2] またオメガは他にも、クローン・トルーパーの人形を所持していた。若きオメガにとってこの人形は過去とのつながりであり、未来への約束であり、怖い時の慰めだった。[10]
幼い頃、惑星ラムーの農場に住んでいたジン・アーソは、トゥーカ人形の“スターリー”や“クーディー”、ストームトルーパー人形の“ストーミー”など、複数の人形を所有していた。[11]
惑星ジャクーのゴミ漁りだった頃、レイは新共和国の貨物コンテナから回収したオレンジ色の宇宙服を使い、同盟軍パイロットの人形を作った。[12] 彼女はこの人形を我が家であるAT-ATウォーカー<ヘルハウンド2>の中に置いていた。[13]
登場作品[]
参考資料[]
- スター・ウォーズ/フォースの覚醒 ビジュアル・ディクショナリー
- スター・ウォーズ フォースの覚醒 レイのサバイバル日記
- スター・ウォーズ ビジュアル・エンサイクロペディア
- スター・ウォーズ ローグ・ワン アルティメット・ビジュアル・ガイド
- "Aftermath" Episode Guide - StarWars.com (バックアップ - Archive.org)
- "Rampage" Episode Guide - StarWars.com (バックアップ - Archive.org)
- Clone trooper doll - 公式データバンク
- Kaz's talisman - 公式データバンク
- Omega's Room - 公式データバンク (ビジュアルのみ)
- Tooka - 公式データバンク
- Tooka doll - 公式データバンク
脚注[]
- ↑ Tooka - 公式データバンク
- ↑ 2.0 2.1 バッド・バッチ – 追いつめられて
- ↑ ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー
- ↑ スター・ウォーズ ビジュアル・エンサイクロペディア
- ↑ クローン・ウォーズ – 魔女狩り
- ↑ クローン・ウォーズ – ライロスの罪なき人々
- ↑ 反乱者たち – 父と娘
- ↑ Wookiee Hunt Episode Featurette - StarWars.com (バックアップ - Archive.org)
- ↑ Tooka doll - 公式データバンク
- ↑ Clone trooper doll - 公式データバンク
- ↑ スター・ウォーズ ローグ・ワン アルティメット・ビジュアル・ガイド
- ↑ スター・ウォーズ フォースの覚醒 レイのサバイバル日記
- ↑ スター・ウォーズ エピソード7/フォースの覚醒