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「コーディ、タンクを降ろせ。聞こえるか、コーディ!」
コマンダーコーディとの連絡を試みるジェット[出典]

低空強襲トランスポート/貨物用(Low Altitude Assault Transport/carrier)、略称LAAT/cロザナ・ヘビー・エンジニアリング社によって製造された低空強襲トランスポート・シリーズの1機種である。通称タンク・リフター(Tank Lifter)。クローン戦争中、共和国グランド・アーミーAT-TEウォーカー運搬機として独立星系連合との戦いに参加した。外見は兵員輸送モデルの低空強襲トランスポート/兵員用と似ているが、機体の中心部が機体積載スペースになっており、磁気クランプを使ってビークルを空輸することができた。クローン戦争終結後、銀河帝国はLAAT/cガンシップを帝国軍兵員輸送機の運搬機として利用した。

特徴[]

LAATc TCW

AT-TEを積んだLAAT/c

ロザナ・ヘビー・エンジニアリング社によって製造された低空強襲トランスポート/貨物用は、全長28.8メートル(96フィート4インチ)の[2] リパルサーリフトガンシップである。[1] 低空強襲トランスポート・シリーズの貨物運搬モデルで、兵員輸送モデルである低空強襲トランスポート/兵員用(LAAT/c)と同じく、機体後部に長い2枚の翼を備え、機首に2門の旋回式レーザー砲を搭載していた。[2] このガンシップの広い翼面は、リパルサーリフト・ベーンの分散配置によってより高い反重力をもたらし、重量物の運搬に貢献していた。[5] クローン・トルーパー・パイロット1名が機首の上にあるコックピットに乗り込み、レーザー砲もここから操作した。LAAT/cは機体上部に設置された円筒形のツイン・エンジンによって最高速620キロメートルで飛行することができた。銀河共和国のLAAT/cは、LAAT/iガンシップと同様、クローン・トルーパーたちによって機首に鮮やかなノーズ・アートのペイントを施されることがあった。[1] 銀河帝国のLAAT/cは機体全体が灰に塗装されていた。[4]

役割[]

LAAT/cガンシップは全地形対応戦術攻撃兵器(AT-TEウォーカー)を戦闘地域に輸送するために特化して設計されていた。LAAT/cは強力な磁気クランプを備えており、一度に1機のAT-TEを掴んで指定されたドロップ・ゾーンへ降下させた。降下中は敵の攻撃を受けやすいため、パイロットは機首のレーザー砲を使って機体を防衛した。[1] また、LAAT/cはAT-TEのほかにも携帯用パワー・ジェネレーターシールド発生装置、観測ポスト、野戦医療センター、補給物資、野砲などを空輸することができた。[5] また、銀河帝国のLAAT/cは帝国軍兵員輸送機の空輸に用いられた。[4]

歴史[]

LAATc Geonosis 1

戦場にAT-TEを降ろすLAAT/c

低空強襲トランスポート/貨物用はロザナ・ヘビー・エンジニアリング社によって製造され、共和国グランド・アーミーの戦力としてクローン戦争で活躍した。[1] 22 BBY、戦争の初戦である第一次ジオノーシスの戦いでは、400機のLAAT/cガンシップが戦場に展開され、独立星系連合ドロイド軍と交戦した。LAAT/cは自走式重ターボレーザー砲(SPHA-T)の防衛を担うAT-TEウォーカーをジオノーシス砂漠に空輸し、これらのビークルを防衛するクローン・トルーパー歩兵の支援も担当した。[5]

22 BBY、惑星テス戦闘が発生した際には、2機のLAAT/cガンシップがAT-TEウォーカーを戦場へ運搬した。そのうちの1機は、機体にワンパの顔がペイントされていた。[6] また第二次ジオノーシスの戦いでも、多数のLAAT/cがジオノーシスの地表にAT-TEウォーカーを運んだ。ヴェネター級スター・デストロイヤーから出発したLAAT部隊はジオノージアン・スターファイターや対空砲の砲火にさらされ、多数の機体が撃墜されたが、クローン・コマンダーCC-2224(コーディ)の部隊に属す複数のAT-TEが着陸に成功した。[7] 戦闘の終盤、共和国軍が主要ドロイド工場の爆破に成功した後、ジェダイパダワンアソーカ・タノバリス・オフィーが瓦礫の下に生き埋めになった際、複数のLAAT/cが瓦礫の撤去作業を行った。[8]

18 BBY帝国軍は惑星モン・カラ占領時にLAAT/cガンシップを使用した。帝国のテルヴァー大使が暗殺され、帝国とモン・カラマリ王国の交渉が決裂した後、LAAT/cは軌道上のインペリアルI級スター・デストロイヤーから帝国軍兵員輸送機をダック・シティ戦場へ空輸した。[4]

登場作品[]

参考資料[]

脚注[]

他言語版
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