元老院人質事件(Senate hostage crisis)は、ハット大評議会にやとわれた賞金稼ぎのグループが惑星コルサントにある元老院オフィス・ビルで起こした事件である。彼らが銀河共和国の最高議長シーヴ・パルパティーンに突き付けた要求は、共和国司法局中央拘留センターに収監されている犯罪王、ズィロ・ザ・ハットを釈放することだった。ズィロは共和国の同盟者であるジャバ・ザ・ハットの息子、ロッタの誘拐を企てた罪で逮捕されていたが、ジャバと大評議会はズィロの口から犯罪シンジケートの情報が洩れることを恐れていた。デュロスのキャド・ベイン、暗殺者兼狙撃手のオーラ・シング、ウィークウェイのシャハン・アラマ、パトローリアンの技術者ロボニーノ、アサシン・ドロイド数体が任務に参加し、チームを組んで元老院オフィス・ビルに押し入った。
セネト・コマンドーの部隊を倒して施設内に侵入した後、ベインはパワー制御室をロボニーノにハッキングさせ、建物の中にいたパルパティーンや元老院議員たちの逃げ道を断った。賞金稼ぎグループはプライバシー侵害強化法案に関するミーティングのために集まっていた議員たちを人質に取り、最高議長にズィロの釈放許可ディスクを要求する。賞金稼ぎに反発したファイロ議員は見せしめとして殺された。事件発生時、ジェダイ・ナイトのアナキン・スカイウォーカーがオフィス・ビルに居合わせたが、彼は賞金稼ぎに敗れ、人質に加えられる。議長は仕方なくベインの要求に応じ、オーン・フリー・ター議員にディスクを持たせた。
ター議員はIG-86歩哨ドロイドの賞金稼ぎヘリオス3Dとともに勾留センターへ向かい、ズィロを釈放させた。賞金稼ぎは人質をレーザー・ウェブで拘束し、自分たちがコルサントを出る邪魔をすれば彼らを爆弾で殺すと脅しをかけた。クローン・コマンダーCC-1010率いるコルサント・ガードのクローン・トルーパーがオフィス・ビルにかけつけたが、彼らは建物から堂々と歩み去る賞金稼ぎを見逃すほかなかった。エアスピーダーに乗ってオフィス・ビルから逃げ去った後、ベインは議長との約束を破って爆弾を起動したが、スカイウォーカーがライトセーバーを使って床に穴を空け、議員たちを安全な階へ逃した。
登場作品[]
- クローン・ウォーズ – 奪われたライトセーバー (回想シーン)
- クローン・ウォーズ – 人質 (初登場)
- クローン・ウォーズ – ズィロを追え! (回想シーン)
- クローン・ウォーズ – 取引の果て (間接的に言及)
- レイア・オーガナ オルデラーンの王女 (言及のみ)
参考資料[]
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