- 「これは危険なウォーカーだ。足も早い。使えるぞ!」
- ―シュリヴ・スールガヴ[出典]
全地形対応索敵トランスポート(All Terrain Recon Transport)はAT-RTという略称で知られたクワット・ドライブ・ヤード社製の2脚オープン・コックピット式ウォーカー兵器である。クローン戦争で銀河共和国のグランド・アーミーが使用した。後継機として、帝国地上軍のAT-DPやAT-STウォーカー等がある。
特徴[]
クワット・ドライブ・ヤード社が製造した全地形対応索敵トランスポート(AT-RT)は、2脚で歩行するオープン・コックピット式のウォーカーである。[1] 全高3.5メートルで、偵察用ビークルとして設計されていたが、機動力が高く重装備だったためバトル・ドロイドの敵の中を容易に突き進むことができた。[2]スピーダー・バイクにも通じる簡単な操作性と、脚のジャイロスコピック・システムに支えられた安定した歩行性能を誇ったが、露出したパイロット(AT-RTドライバー)を守る能力は低かった。顎部分に搭載されたレーザー砲はバトル・ドロイドには効果的だったが、重ビークルには通用しなかった。また、戦況を友軍に伝えるための通信アンテナを備えていた。[1]
歴史[]
AT-RTは銀河共和国のグランド・アーミーによって使用された。さまざまな惑星の地形に対応できるAT-RTは、共和国のクローン・トルーパーにとって理想的な兵器となった。クローン戦争中、ライロスの戦いやキャッシークの戦い等に投入された。[1][5]
銀河帝国の地上部隊が使用した全地形対応防衛ポッド(AT-DP)はAT-RTの改良型で[1]、同じく帝国の全地形対応偵察トランスポート(AT-ST)も後継機のひとつだった[2]。
登場作品[]
- クローン・ウォーズ – 内なる敵
- スター・ウォーズ クローン・ウォーズ
- クローン・ウォーズ – ライロスの解放
- クローン・ウォーズ – アリーン支援作戦
- クローン・ウォーズ – アンバラの暗雲
- クローン・ウォーズ – クレル将軍
- クローン・ウォーズ – 作戦への反抗
- クローン・ウォーズ – クレルの正体
- クローン・ウォーズ – 消えた植民者
- クローン・ウォーズ – 求められる絆
- スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐 (初登場)
- Star Wars ジェダイ:フォールン・オーダー
参考資料[]
- スター・ウォーズ 反乱者たち:ビジュアル・ガイド
- アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科
- きみは、知っているか!? スター・ウォーズ はやわかりデータブック (訳語は全地形用偵察兵器)
- きみは、知っているか!? スター・ウォーズ はやわかりデータブック 増補改訂版
- スター・ウォーズ ビークルのすべて
- THE STAR WARS BOOK はるかなる銀河のサーガ 全記録
- AT-RT walker - エンサイクロペディア (バックアップ・リンク - Archive.org)
- AT-RT Walker - 公式データバンク