『内通者』(原題:An Inside Man)はテレビ・アニメ・シリーズ『スター・ウォーズ 反乱者たち』シーズン3の第10話。
あらすじ[]
フルクラムより帝国軍の新兵器の報告を受けたフェニックス反乱分子は、エズラ・ブリッジャーとケイナン・ジャラス、チョッパーを惑星ロザルへ派遣する。彼らは元総督のライダーと落ち合い、帝国軍AT-DPやスピーダー・バイクの追跡を振り切って秘密基地へ向かった。そこでエズラは友人のモラド、マリダ・スマール夫妻と再会する。
翌日、モラド、エズラ、ケイナンは工場労働者として、チョッパーは帝国軍のドロイドとして工場に潜入する。この日、スローン大提督はエージェント・アレクザンダー・カラス、アリンダ・プライス総督、リステ大尉の出席のもと、工場労働者の前で演説を行い、ロザルの工場で製造された兵器は故障が多く、帝国軍の活動の妨げになっていると語った。スローンはモラドに、組み立てたスピーダー・バイクを自分自身でテストして見せるよう命じ、彼を意図的に爆死させた。
スローンがリステに労働者の身分証確認を命じ、カラスやプライスを連れて立ち去ると、チョッパーはスピーダーの1機を暴走させ、ケイナンとエズラが逃げ出すチャンスを作った。セクションA2(スローンが新兵器のデータを保管している部屋)へ向かう途中、2人はストームトルーパー、スカウト・トルーパーのアーマーを手に入れて扮装し、帝国のアストロメク・ドロイドを上手く騙し通過証を手に入れて、チョッパーにデータを盗ませた。
潜入目的が帝国軍の工場の破壊ではなく、新兵器のデータを盗むつもりだったことがスローンに勘付かれ、エズラたちは危うく捕まりかけたが、“フルクラム”ことカラスに窮地を救われる。カラスはジオノーシスの衛星で反乱者のゼブに助けられて恩を感じ、フルクラムとして情報を提供していたのだった。当初はエズラたちに疑われ、合言葉まで言ってやっと信じてもらえたカラスは、反乱者達に襲われているふりを彼らを指揮所に連れ込み、ケイナンとライダーがコムリンクで通信できるように計らった。カラスはエズラたちに逃げ道を教えたが、エズラはカラスが内通者であることが帝国に悟られないよう、彼を強力なフォースの一撃で吹っ飛ばした。ケイナンは「自分がやりたかったのに」と言ったが、エズラは「味方だからまたチャンスはある」と一笑に付した。
ライダーのチームが東ゲートを攻撃すると、スローンはリステ大尉にAT-AT2機で応戦を命じた。ケイナンたちは小さいAT-DPで脱出したために、規模で勝るAT-ATに潰されるもライトセーバーでAT-ATに穴を開けて乗り込み、危機一発助かった。ウォーカー2機を倒した後、反乱者たちは夫の死を知り悲しむマリダと共に退却した。
彼らが盗み出したデータの内容は、防御シールドを持った新型TIE戦闘機の図面だった。ヘラがスローンの防御線から逃げだせた理由を尋ねると、ケイナンはカラスが反乱組織の内通者だったことを明かす。サビーヌは衝撃を受けたが、心当たりのあったゼブは、ひょっとしたらジオノーシスの月の一件で、自分が意図せずして彼を仲間に引き込んだのかもしれないと語った。
一方、スローン大提督は反乱者たちの脱出を検証し、彼らが内部から支援を受けていたに違いないと断定した。プライスはスパイを見つけ出して尋問すると息巻いたが、スローンは感情に任せては結果は出ないと助言した。
登場人物・用語[]
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人物 |
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動物
ドロイドの機種
出来事
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地名
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組織と称号
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種族
乗物
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技術と武器
その他
脚注[]
- ↑ 『スター・ウォーズ タイムライン』によればスター・ウォーズ 反乱者たち シーズン3の時系列は2 BBYである。