同盟市民政府(Alliance Civil Government)は共和国再建のための同盟の統治評議会である。反乱同盟のヒエラルキーは、主に市民政府と軍部という二本柱で成り立っていた。反乱同盟の国家元首であるモン・モスマ議長が市民政府を率い、政府の執行機関である同盟内閣はそれぞれ異なる分野を担当する6名の大臣によって構成された。市民政府の目標は銀河共和国と銀河元老院を再建することであり、政府の組織も元老院をモデルにしていた。
特徴[]
同盟市民政府は共和国再建のための同盟(反乱同盟)の政治的指導部としての機能を果たし、軍部とともに反乱同盟の組織系統の中核を成していた。民主主義の理念のもとに成り立っていた市民政府は、銀河帝国によって排斥された銀河共和国を再建して真に民主的な銀河元老院をつくり直すことを目標に掲げていた。
反乱同盟の国家元首であるモン・モスマ議長が市民政府の長を兼任し、その下に軍人や文民の代表者たちから成る同盟内閣が設置されていた。同盟内閣は異なる分野を受け持つ6人のメンバーによって構成された。民主的モデルを取り入れた政府の中では、各人が異なる見地から持論を述べて議論を活発化させ、意見の相違を浮き彫りにすることが奨励されていた。しかし、この方針はしばしば市民政府内に膠着状態をもたらした。そのためモスマは、銀河帝国と同じ過ちを犯さないよう細心の注意を払いながら、きっぱりとした態度で議論に決着をつけなければならなかった。
1 BBY当時、ウイター代表のノワー・ジェベル元老院議員が財務大臣を務めた。また、タルドット宙域のヴァスプ・ヴァスパー議員は産業大臣を、タリスのティンラ・パムロ議員は教育大臣を務めた。かつてオルデラン代表の議員を務め、帝国に対する直接的な反乱運動に最初期から関わっていたベイル・オーガナも内閣に参加していた。
歴史[]
同盟市民政府はスカリフの戦い以前に組織され、反乱同盟の政治的一面を担う指導機関として活動した。1 BBY、銀河帝国が開発した超兵器デス・スターの破壊力が証明された後、市民政府のメンバーは衛星ヤヴィン4のベース・ワン基地に集まり、今後の対応について話し合った。市民政府は戦いに及び腰だったが、ローグ・ワン分隊の独断行動がきっかけでスカリフの戦いが始まると、ラダス提督率いる同盟宇宙軍も現地へ向かい、大規模な戦闘が始まった。
銀河内戦の末期、反乱同盟は新共和国を設立して新しい銀河元老院を設置し、市民政府の目標だった民主主義政府の再建が実現する。
登場作品[]
- ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー (初登場)
- ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー 小説版
- ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー ジュニアノベル版
- ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー コミック版