同盟軍(Alliance Military)、別名反乱軍(Rebel military)は、共和国再建のための同盟の軍事勢力である。同盟地上軍と同盟宇宙軍によって構成され、同盟軍最高司令部が全体の指揮を執った。銀河内戦と呼ばれる紛争のさなか、同盟軍は銀河帝国の大規模な軍隊と戦いを繰り広げた。4 ABYのエンドアの戦いに勝利を収めた後、反乱同盟は新共和国へと生まれ変わり、同盟軍も新共和国防衛軍として再編成された。
概要[]
- 「同盟軍は資金不足なのだ。われわれは手持ちの船の維持にも苦労している。ましてや改造など問題外だ」
- ―ギアル・アクバー提督[出典]
共和国再建のための同盟の軍事部門、“同盟軍”はさまざまな種族の兵士と乗り物、装備によって成り立っていた。同盟軍は常に資金不足に悩まされ、初期反乱軍の時代から使われ続けているAウイング・インターセプターや、クローン戦争期からの使い回しであるYウイング・ボマーなど、戦力は新旧入り混じった寄せ集めになっていた。銀河内戦中、同盟軍はダントゥイン基地、ヤヴィン4のベース・ワン、スジミス宙域、ホスのエコー基地、ザスティガなど、本拠地や暫定的な根城を転々としながら活動を続けた。
司令部[]
反乱同盟全体の指導者であるモン・モスマ議長や最高司令部が同盟軍の指揮を執った。また、艦隊司令部やスターファイター司令部といった各部門ごとの司令部も設けられていた。
1 BBY当時、同盟軍は同盟市民政府(同盟評議会)の許可を得なければ銀河帝国と交戦することができなかったが、ローグ・ワン分隊の独断行動によってスカリフの戦いが勃発した結果、帝国との全面的な戦争が始まった。
戦力[]
同盟軍は独自の宇宙軍と地上軍を持っており、最高司令部の命令に従って作戦を遂行した。
宇宙軍[]
同盟軍の艦隊は大小さまざまな軍艦とスターファイターによって構成されていた。宇宙船の種類は帝国宇宙軍よりもバラエティに富んでおり、スフィルナ級ハンマーヘッド・コルベットといった旧式の船も現役で活躍していた。銀河内戦中、同盟軍艦隊は拠点を転々としながら帝国艦隊との戦いを続け、スカリフの戦いやエンドアの戦い、ジャクーの戦いといった重要な会戦で勝利に貢献する。ラダスやギアル・アクバー提督が艦隊の指揮官を務めた。エンドアの戦い当時の旗艦はMC80スター・クルーザー<ホーム・ワン>。
スターファイター隊[]
スターファイター隊は反乱軍パイロットと各種戦闘機によって構成された。反乱軍にはレッド中隊、グリーン中隊、ゴールド中隊といった数多くのスターファイター中隊が存在し、大型の母艦や地上の基地などに配備されていた。また、スターファイター隊のパイロットは必要に応じてT-47エアスピーダー等の大気圏内用ビークルに乗り込むこともあった。ヤヴィンの戦いやエンドアの戦いでは、スターファイター隊の活躍が勝利のカギとなった。
地上軍[]
反乱同盟の地上軍は歩兵とさまざまな地上用ビークルによって構成された。艦隊と同様、地上軍のビークルもクローン戦争期に使用された乗り物を改造・流用したものが多かった。歩兵には各惑星の環境に適した装備が支給され、シャープシューターや重装兵士といった専門部隊も複数存在した。
特殊部隊[]
特殊作戦遂行ユニットである同盟軍特殊部隊は、通常の兵士よりも厳しい訓練を積み、専門的な任務に従事した。スカリフの戦いでは、一部の特殊部隊兵士たちがローグ・ワン分隊に参加し、スカリフ沿岸部における戦いで活躍した。また、エンドアの戦いでは特殊部隊のパスファインダーズたちが第2デス・スターのシールド発生装置破壊任務を成功させた。