- 「本当に、ルーク・スカイウォーカーなのか?」
「おれたちは皆、ルーク・スカイウォーカーだ」 - ―帝国軍砲手とフードの男[出典]
この男性は、銀河内戦の時代に銀河帝国の宇宙軍で砲手を務めていた。彼は15 BBYに生まれ、反乱同盟の襲撃で両親を失い、反乱軍やジェダイに敵意を抱いていた。5 ABY、彼は帝国が劣勢であることを知りつつもスター・デストロイヤーの砲手としてジャクーの戦いに参加した。
経歴[]
ウリナという名の老婆が<ウェイワード・カレント>の乗組員たちに語った物語によれば、この砲手はジャクーの戦いのさなかに、ジェダイの“戦争犯罪人”であるルーク・スカイウォーカーが指先から閃光を放って帝国の軍艦を次々と撃沈する錯覚を見た。その後、砲手はジャクーの砂漠に不時着し、スカイウォーカーとおぼしきフードの男によって命を救われた。墜落船のリアクター・コアがメルトダウンし、溶岩流が一面に広がった際、フードの男は間に合せの装置を使って炎の湖の上を歩き、砲手とゴミ漁りたちの命を救った。はじめはジェダイに敵意を抱いていた砲手も、男の偉業にあっけにとられるばかりだった。[1]
フードの男はジャクーを去る前に、帝国のホーミング・ビーコンを砲手に渡した。別れ際、砲手が本物のルーク・スカイウォーカーかと尋ねると、男は「おれたちは皆、ルーク・スカイウォーカーだ」と答えて去っていった。のちに砲手はビーコンのおかげで帝国の残党に拾われたが、脱走兵の可能性ありとして尋問を受けることになり、ジャクーでの出来事を語っても信用してもらえなかった。結局、かろうじて帝国の尋問を生き延びた砲手はジャクーに舞い戻り、ゴミ漁りとして生きていくことになった。[1]
制作の舞台裏[]
このキャラクターは2017年発売の正史の小説『ルーク・スカイウォーカーの都市伝説』(ケン・リュウ著)で初登場を果たした。本書の第二章「船の墓場」は彼の一人称視点で語られている。また、本章全体が、<ウェイワード・カレント>の乗組員ウリナが仲間たちに語って聞かせた物語という設定になっている。[1] 2020年、「船の墓場」は深谷陽と樹崎聖によって漫画化され、このキャラクターも初めてビジュアル化された。[2]
登場作品[]
- ルーク・スカイウォーカーの都市伝説 (初登場)
- 船の墓場—The Legends of Luke Skywalker: The Manga (初ビジュアル化)