- 「前に道がなければ、自らの手で切り開け」
- ―冒頭の教訓
『夢見るトレース』(Gone with a Trace)はTVアニメ・シリーズ『クローン・ウォーズ』シーズン7の第5話。2020年3月20日にアメリカの Disney+ で配信開始。日本語版 Disney+ では2020年7月10日に配信が始まった。
本作から始まる4部作、制作番号6.05~6.08はジェダイ・オーダーを離れる決断をしたアソーカ・タノのその後を描いており、「アソーカの放浪」(Ahsoka's Walkabout)と名付けられている。もともとクローン・ウォーズ シーズン6のエピソードとなる予定で、2012年に制作が始まった。当初はニックス・オカミというキャラクターが本作に登場し、アソーカと親しくなる予定だった。『クローン・ウォーズ』シリーズがいったん打ち切りになった後、2016年に開催されたセレブレーション・ヨーロッパのイベントで、本4部作の内容やオカミの登場シーンの未完成アニメーションが紹介された。
2019年4月14日、セレブレーション・シカゴにて、『クローン・ウォーズ』のシーズン7が“ファイナル・シーズン”としてリバイバルされることが発表された。制作番号6.05も『夢見るトレース』として改めて完成版が作られた。しかしニックス・オカミはカットされ、彼の代わりにラファとトレース・マルテス姉妹が登場することになった。
公式による作品紹介[]
アソーカはとあるパイロットと友人になり、ジェダイだった過去を隠しながら、危険なドロイドを止めようとする。[1]
トリビア[]
- 『夢見るトレース』をはじめとする4部作の製作が始まったのは2012年であり、当初はシーズン6のエピソードとなる予定だった。Disney+ で配信されるファイナル・シーズンのエピソードとしてリバイバルされることになった際、これらのストーリーには大きな改変が加えられた。そのひとつがマルテス姉妹の登場である。[2]
- ラファ・マルテスのデザインは、もともとアーティストのJP・バルメがデイヴ・フィローニに提案したトレースのデザイン案のひとつだった。本案はトレースではなく、ラファのデザインを仕上げるためのベースとして採用された。[2]
- 大都市惑星コルサントは幾重もの階層からなっており、特権階級は最高層のレベルに住み、下層レベルは犯罪者の裏社会によって運営される危険なスラムとなっている。[2]
- マルテス姉妹が住んでいるレベル1313は、かつてアソーカ・タノがジェダイ・テンプル爆破事件の濡れ衣を着せられた際に姿を隠した場所でもある。[2]
- ピントゥ・ソン=エルは『スター・ウォーズ 反乱者たち』に登場したマイニング・ギルドのボス、ユーシンと同じ[2] モイン[3] 種族である。この種族はラルフ・マクォーリーが『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』のために描いた賞金稼ぎのデザイン案をもとに制作された。[2]
- ピントゥの声優は『スター・ウォーズ レジスタンス』や『サタデー・ナイト・ライブ』で知られるボビー・モイニハンである。[2]
- ラファ・マルテスは悪だくみを行うための表看板としてランドリーを経営している。この店の内装には、現実世界のランドリーでみられるマシーンや看板・標識のスター・ウォーズ・バージョンが設置されている。[2]
- アソーカがコルサントの路地で暴走ロードリフター・ドロイドと対決するのは本作が最初ではない。アソーカは本作よりも若い頃、アニメ『スター・ウォーズ/フォース・オブ・デスティニー』のエピソード『パダワンの道』で似た状況に置かれた。[2]
登場人物・用語[]
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人物 |
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動物
ドロイドの機種
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出来事
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地名
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組織と称号
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種族
乗物
技術と武器
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その他
脚注[]
- ↑ 原文:Ahsoka befriends a pilot but must hide her Jedi past while trying to stop a dangerous droid.
- ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 2.5 2.6 2.7 2.8 "Gone with a Trace" Episode Guide - StarWars.com (バックアップ - Archive.org)
- ↑ スター・ウォーズ クローン・ウォーズ キャラクター事典