大銀河戦争[1](Great Galactic War)は、戦時中や後世において大戦争(Great War)とも呼ばれていた、シス帝国と銀河共和国の戦争である。3681 BBYから3653 BBYまで、28年間に渡って繰り広げられた。共和国=シス戦争(Republic-Sith War)としても知られたこの戦争は、ハイパースペース大戦で敗北した旧シス帝国の残存勢力が、1,300年という長期間に及ぶ潜伏の末に引き起こした、共和国に対する復讐の戦いだった。
この戦争では数えきれない人々が命を落とし、コア・ワールドからアウター・リム・テリトリーに至るまでの無数の惑星が戦場となって荒れ果て、銀河系の情勢に大きな変化をもたらした。共和国の経済は崩壊し、銀河系の惑星のおよそ半分がシス勢力によって征服された。ジェダイ・オーダーは銀河の首都惑星コルサントから撤退し、古代の故郷であるタイソンに戻って新しい拠点を立ち上げた。
シスの策略によって銀河共和国は敗北したが、両陣営の関係が最終的な決着に至ることはなかった。大銀河戦争終結後、銀河系は冷戦の時代に突入し、共和国とシス帝国は数多くの惑星で覇権を争った。
背景
旧シス帝国の残党
ハイパースペース大戦で旧シス帝国を破った銀河共和国は、シスの残存勢力に対し、どういった対処を下すべきかの決断に迫られた。銀河元老院の最高議長、パルティモは、共和国軍にシスの残党を一人残らず抹殺するよう命じた。しかし、ある1名のシス卿と生存者のグループが共和国による掃討を免れた。未知領域へと逃れた後、このシス卿は再建シス帝国を興し、「シス皇帝」という称号を名乗った。また、彼は新国家を統治するためのシス卿による評議会、ダーク・カウンシルを創設した。シス皇帝は、ハイパースペース大戦が終結したも、フォースのダークサイドの力を使って何千年も生き続けた。その間、彼は帝国の勢力を立て直し、仲間たちに共和国やジェダイに対する復讐を約束した。
一方の共和国は、ハイパースペース大戦が終わった後も、数世紀の間に何度も大規模な戦争を経験した。シスの暗黒卿エグザ・キューンと共和国の紛争、シス大戦が終結した後、シス皇帝率いるシス帝国は、マンダロリアン戦士団を影から操ってマンダロリアン戦争を扇動した。ジェダイ・ナイトのレヴァン率いるグループがこの戦争に加わり、共和国を手助けした。古代のシス・アカデミーが存在する惑星、マラコアV(ここではマンダロリアン戦争の最後の戦いが行われた)を訪れたレヴァンは、未知領域に本物のシスがまだ生き残っていることを知った。レヴァンは、シス皇帝の脅威に備えるため、自らシス卿となってジェダイ内戦を引き起こし、ラカタンの遺産、スター・フォージを使って共和国やジェダイ・オーダーと争った。また、共和国は同時期にカンズーの乱にも悩まされていた。
戦争に備える帝国
3954 BBY、大銀河戦争が始まるほぼ3世紀も前から、シス皇帝は共和国への侵略に備えるよう命令を出していた。しかし4年後、シス皇帝の初期の計画は延期されることになった。ジェダイのレヴァン(彼は一度フォースのダークサイドに転向したが、再びライトサイドに帰還していた)が、皇帝の計画を妨害したのである。
しかし、その後もシス帝国は戦争への準備を怠らなかった。侵略開始のタイミングが先延ばしになっただけで、皇帝の臨戦態勢は崩れなかったのである。侵略戦争の直接的な準備を始める前に、2世紀半もかけて軍備の増強が行われた。これによって、シス帝国艦隊は莫大な数に膨れ上がった。帝国から放たれたエージェントたちは、共和国の内外で秘密の任務を遂行し、同盟者を集めた。
帝国の工作員は、チス・アセンダンシーとの同盟関係を結び、アウター・リム・テリトリーにある共和国の星系に傀儡政府を設置した。また、戦争が始まるよりはるか昔に、シス帝国はデロンビアン宙域の惑星ベルケイドンやルーリア、サーンピダルを支配下に置いていた。この活動のおかげで、シス帝国は大銀河戦争の序盤に大きな勝利を収めることに成功する。
侵略戦争が目前に迫ると、帝国宇宙軍の作戦机上演習は白熱し、毎日のように軍事演習が行われるようになった。戦争勃発の直前、帝国艦隊は、共和国領のすぐ外側にある重要な足掛かり地点に集結した。そして3681 BBY、シス皇帝は共和国への侵攻開始を命令した。
戦争
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登場作品
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参考資料
- スター・ウォーズ: ミレニアム・ファルコン メカニック・マニュアル
- スター・ウォーズ ジェダイの書 DXエディション
- スター・ウォーズ シスの書 DXエディション
Great_Galactic_War ‐ Wookieepedia
脚注
- ↑ 訳語は『スター・ウォーズ: ミレニアム・ファルコン メカニック・マニュアル』や『スター・ウォーズ シスの書 DXエディション』に基づく。
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