帝国輸送船(Imperial transport)は銀河帝国が使用した輸送船の船種。帝国軍がストームトルーパー部隊を地上へ配備したり、囚人を移送する際に使用した。また新共和国時代にはモフ・ギデオン率いる帝国軍残存勢力がこの輸送船を使用していた。
特徴[]
銀河帝国の輸送船はくさび型の灰色の船体を特徴とし、前方下部に搭乗用ランプを備えていた。船尾に2基の亜光速エンジンが配置され、両側面に2連レーザー砲が搭載されていた。[1] この宇宙船は兵員輸送船として用いられることがあり、最低でも36名のストームトルーパーを立った状態で運べる他[3]、向かい合わせに配置された船内の座席に最低でも20名の囚人を乗せることができた。[2]
歴史[]
9 BBY当時、衛星ナーにある尋問官の要塞に帝国輸送船が駐機されていた。[4] また帝国軍が惑星ジャビームにあるヒドゥン・パスのアジトを襲撃した際、2隻の帝国輸送船がパージ・トルーパーとストームトルーパーからなる部隊を地上へ降ろした。[3]
5 BBY当時、改装された帝国輸送船が囚人護送船として活用されていた。このバージョンには2連レーザー砲が無く、窓には格子が嵌められ、座席には手かせを固定できる専用の装置が設けられていた。この年、惑星ニアモスの裁判所で有罪判決を受けた囚人たちが輸送船に載せられ、銀河系各地の刑務所へ送り出された。キャシアン・アンドーも輸送船に乗せられ、ナーキーナ5にある帝国刑務所施設へ運ばれた。[2]
9 ABY頃、モフ・ギデオン率いる帝国軍残存勢力が帝国輸送船を使用していた。ギデオンがフォース感応能力を持つ幼児グローグーを誘拐するため惑星タイソンにストームトルーパー部隊を送り込んだ際、2隻の輸送船が地表へ降下した。しかし輸送船から展開された歩兵やアーティレリー・ストームトルーパーたちは、ディン・ジャリンやボバ・フェット、フェネック・シャンドらによって返り討ちにされた。戦いの終盤、2隻の輸送船は撤退命令を受けて引き揚げたが、片方がフェットのZ-6ジェットパックから放たれたミサイルに被弾し、もう片方を巻き添えにして落下し、爆発した。[1]
制作の舞台裏[]
帝国輸送船は2020年12月4日に動画配信サービス Disney+ で公開されたTVシリーズ『マンダロリアン』シーズン2第6話『チャプター14:悲劇』で初めて登場した。[1]
登場作品[]
- オビ=ワン・ケノービ – パート3
- オビ=ワン・ケノービ – パート4
- オビ=ワン・ケノービ – パート5
- キャシアン・アンドー – ナーキーナ・ファイブ
- マンダロリアン – チャプター14:悲劇 (初登場)